276 ─五月、薔薇の木の下で。
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[ 薔薇と、紫陽花とは違う。
雨に濡れながらも、寄り添い咲くのが紫陽花とすれば
蔓を絡ませ棘で傷付けながら、一人咲くのが薔薇。
中庭にあるただの花(おれ)に
誰が愛を囁くというのか。
棘で傷付くだけの薔薇(おれ)に
誰が寄りそうというのか。
咲こうとしていた蕾をもぎ取り
迷いも無く握り潰した。
溺れるような花の中――― ]
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2018/05/20(Sun) 22時頃
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― 自室 ―
[眠りに落ちる寸前の記憶は、何かにぶつけた、という小さな痛み。 あれ、と思った。 痛いのは、右腕じゃなくて口元で、 そんなとこをぶつける、って それって―――]
ピ、 スティ …… ?
[目が覚めたら聞こうと思っていた。 寝落ちる前、何を話したっけ、って。 傍にいると思ったのだ]
(288) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[静かな部屋がかえってきていた。 欠伸をして、そのまま口元に添えた左手が唇に触れる。 微かな痛みで知れていたこと、乾いた唇が切れていた。 水を飲めばぴり、と響くだろうそれをなぞって、部屋を見渡した。 片付けた洗濯物の代わりに散らばる色鉛筆。 その一本を拾い上げようとして、取り落した]
あ、
[左手じゃ上手くいかない。 ゆっくり拾い集めて、それらは机の上にまとめた。 部屋を出る時手にしていたのは、スケッチブックだけだった]
(293) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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ヒューは、フェルゼの姿を見かけたかもしれない
2018/05/20(Sun) 22時半頃
ヒューは、ユージンのことを思い出す、薔薇の香りで。
2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[香りの元を探ろうと思っていた。 だから、中庭目指して階段を下る。
この一ヶ月でようやく無意識にたどれるようになった道のりの間、眠りに落ちる前のことを考えていた。 手にしたスケッチブックのことを考えていた。 切れた唇の意味を、]
………いや、まさか
[夢、かもしれない。 でも、夢だとしたら。 その意味はなんだろう。 ―――願望、だろうか]
(302) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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[階段を降りきてそのまま座り込んだ。 眩暈と耳鳴りの向こう、いつか聞いたヴァイオリンの音色を思い出す。 窓を開いて、その音を遠くに聞いて。 止んだ後に東屋からフェルゼが出てきたのを見たことがあったっけ。ああ、あそこで弾いているんだ。そうわかっても、訪ねていく勇気は出なかった。
皆、既に長い時を共に過ごしてきている]
俺には、まだ……
[伸ばした左手が手すりを見つけてくれた。 何もない、とは言えない。言えないけれど……]
(316) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
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