199 Halloween † rose
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……ええ、ハッピー?ハロウィン。
[ハロウィンではあるが、これは本当にハロウィンなのか。
冠詞の方へ疑問符をのせて。
まあ、二回祭りを楽しめるならそれに越したことは無い。
友人や、異質な彼らと一日多く過ごせるのだから。
一種の喪失感は、胸に残ったままではあるが]
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ミー、……あの黒猫の子かしら? そうねぇ、もし気づいてても「もう一回お菓子貰える!」って喜んでるかも?
[昨日のはしゃいだ様子を思い浮かべながら笑って。 半端に「視える」せいで深刻にとらえてしまうのは自分のよくない所かもしれない]
あぁそうだ、露蝶さんにわけてもらったお茶、朝見たらなくなってたのよ。 私も聞きにいくついでに買いにいきたいわ。
……へぇ、雑貨屋。ここから近いの?興味あるわ。
[この街に来てから、その類の店には行っていなかった。 どうせなら行きそびれた場所を観光するのもいいかもしれない]
アタシは……、そうね、とびっきりお菓子好きの悪魔さん。 彼も単純に「もう一回」を喜んでるかもしれないけど。 たぶんそのうち広場にいけば会えるんじゃないかしら。
[彼が今日もショーをするという保証はないけれど]
(@10) 2014/10/22(Wed) 22時半頃
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それならリーに、カボチャが消えてないか聞いてみるのも良さそうね。
[>>82 グレッグの言葉に小さく唸る。リーがもし気づいている側だったら。そのまま楽しんでいるならいいが、もし不安がっていたらと心配になってくる。 悪魔についての提案には、ふむ、と手を口元に当て]
なるほど、お菓子責めにするわけね。ナイスアイディアかも。
[彼が原因じゃないにしても、手土産つきならいい話が聞けるかもしれない。 連れ立って露蝶の店に赴き、店主の姿を探すけれど]
あら、お留守なの。行き先とか、心当たりないかしら。
[店番の少女に尋ねつつ、ちらちらと店の外を伺う。昨日はここに、黒猫と露蝶、そしてリーが訪れたはずなのだけど]
(@11) 2014/10/22(Wed) 23時頃
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アタシたちが行動変えると、どれだけ周りに影響が出るものなんでしょうね?
[>>89 グレッグの呟きに、ふと思いを馳せる。ドミノ倒しのように影響が広がるのか、それとも何らかの代替機能が働いて、既定路線に戻って行くのか]
そうね……忘れられるのは寂しい。 でも私たちは覚えてるんだから、なかったことにはならない。……そうよね?
[確信を持って言えるわけではないけれど。 昨日が今日に上書きされるとしても、あの楽しかった時間をなかったことにはしたくなかった]
さーて、さっそく襲撃する?
(@15) 2014/10/22(Wed) 23時半頃
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そうね、アタシもグレッグのおかげでずいぶん気が楽よー。
[同じ状況の相手にすぐ会えたのは僥倖だった。 深刻にもなりすぎず逃避をしているわけでもないグレッグのバランス感覚は、自分を冷静にさせてくれる]
悪魔狩りよー、討ち入りよー!
[なんだか楽しくなってきて、雑踏の中、手をつないで意気揚々と歩いて、すぐ、]
(@17) 2014/10/23(Thu) 00時頃
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[ふ、と思い出す。
”昨日”の使いの前の事]
ニコール、聞こえるか?
荷物届けた婆さんに聞いてみたけどよ、この辺にゃ
”約束の鐘”とかいう鐘があるらしいぜ。
どこかは詳しく解らないらしいんだが、どっかにはあるだろ。
[吸血鬼の方が昨日のことを覚えているかどうかは分からないが、一応伝えておこうと]
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噂をすればなんとやらねぇ。
[紹介するまでもなくグレッグが月餅を投げつけていた。 なんのためらいもなく大喜びで頬張る姿に、小さく肩を竦めてから]
露蝶さん、まだお出かけから戻ってないらしいわ。 アタシと遭遇しなかったせいなのか、別の理由かはわからないけど。
[グレッグの言葉を継いで答える]
……シーシャ、今回の件、なんか心当たりないの?
[彼が繰り返しに気づいていると、確認せずとも確信した状態で。 シーシャが月餅をしっかり飲み込んだところで尋ねた]
(@18) 2014/10/23(Thu) 00時頃
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[届いた声に耳を傾ける
それに礼を告げる前に、まず謝罪が先な気がする。]
あぁ…言いにくいのですが、シーシャ。
君の大事な菓子が消えてしまったよ
泥棒の仕業ではなく、街の異変が原因だと言い訳をしても?
[と、一応の弁明も付け加えて。]
約束の鐘…モニュメントですかね。
分かりました、是非行ってみたいと思います。
探せば見つかる、のかな。
知ってる。
オレの手元にあったのも消えてたからな。
……胸糞悪ィぜ。チッ。
[吸血鬼が食べ尽くしたわけでもないのも知っている。
渋々ながらも諦めに至っているのは返答で伝わるだろう]
さぁな。時計の上にあるかも知れねぇし、ホテルの入り口で客にボーイ呼び出し用で使われてるかも?
考える時間は店番中にたっぷりあるだろ。
見つけたら教えろよ。
あと、ナタリア婆の菓子はうまいぜ。
じゃな。
[自分も暇あらば探してみようとは思うが。
ついでに場所が明確になっているこの街気に入りの菓子店も告げてみて、悪魔の名所案内その1は杜撰に終わった*]
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……なるほど。そう言われると納得できるわね。 それで今日はその場で食べてるわけだ。
[>>109 シーシャの答えにすんなり納得した様子を見せる。昨日のショーで掻き集めたお菓子が根こそぎ消えたとなれば、落胆もしたであろう。 グレッグに改めて向き直ると、]
紹介が遅れたけど、彼がシーシャ。さっき言ってたお菓子大好きな悪魔さんよ。
[バラすバラさないの感覚などなく、そのままを言って判断は相手に委ねる。仮装が狼面だから少し戸惑われるだろうか]
シーシャが知らないとなるとアタシは今のところ打つ手なしね。 もう一度夜が明けたら、なんとかなるって祈るだけ。
シーシャはここからどうするの?
[悪魔がこのような事態に巻き込まれるのは、いろいろ不都合だったりしないのだろうかと、微かに眉をひそめて問いかけた]
(@22) 2014/10/23(Thu) 01時頃
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[菓子よこせ、の手に、グッと詰まる。相変わらず自分のポケットにはチョコレートしか入っていない。内心焦りつつポケットを探り]
……先生、リンゴはお菓子に入りますか。
[悪戯妖精にぶつけられた林檎を持って出ていたと思い出す。差し出された掌に恭しく乗せてみるが、果たして]
悪魔をも騙す人間、ねぇ。それはなかなか、
[興味深いわね、と小さく微笑んで。 狼男に吸血鬼にアンデッド。黒猫だったら昨日見た。 あちらとこちらの、境目が薄くなる日ではあるのだろう。シーシャの言葉どおり、怪異は当たり前の顔で街を闊歩している。
シーシャの開いた手が、グッと握られ宙へと何かを投げる。 紙吹雪のように舞う宣伝のチラシ。道ゆく人々が何事かと振り返る]
……ふふっ、そうねぇ。2回目だろうがなんだろうが、ハロウィンならたんまり稼がなきゃ!
[景気のよいパフォーマンスにカラカラと気持ち良く笑って]
(@29) 2014/10/23(Thu) 02時頃
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とざいとーざい、お集まりの皆々様。 これは遥か東、海と砂漠と絹の道を越えまして、最果ての島の奇跡でござい。
[朗々とした節回しで、群衆の注意を引き寄せる]
悪魔と東洋魔術の対決なんてそうそう観られるもんじゃないわよ!見逃したら損するよ!
[許可も取らずに勝手に便乗。どうせならば楽しい方へ。 懐から扇を出して、片手の拳を叩くように仰ぐと、華やかな金銀の紙吹雪が吹き上がるように*空に舞った*]
(@30) 2014/10/23(Thu) 02時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/23(Thu) 02時半頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/23(Thu) 21時頃
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―通り―
[陽光を受けて輝く紙吹雪。その眩しさに目を細めて。 ふと、視線を下げたその先、人垣の向こうに、仮装祭の中でも目を引きやすい東洋の衣装>>163]
あら。
[露蝶はこちらに気づいている様子。ただ彼と会ったのは昨日が最初。たんに騒ぎを見ているのか、「華月斎」に気づいているのかがわからない]
気づいてるなら話は早いんだけどねぇ。
[しっかりと視線を合わせ、右手の扇をひらひらと。 左手を一度ポケットに触れさせると、金銀の吹雪に別の色が混ざる。 フチを空色や桃色に色づけた紙の蝶が、金銀の嵐に乗り、群れなして羽ばたいた]
(@35) 2014/10/23(Thu) 21時頃
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[>>166 林檎はお菓子に入らないらしい。林檎を食べるのは死神だったか。シーシャの叫び>>166がキーンと耳を貫く。 お菓子好きの悪魔に会おうとしていたわりには、たしかに何とも迂闊であった]
大きなツケ作っちゃったわねぇ。ちょっと気合いれて考えなきゃ。
[普通にお菓子をあげるよりも、ずいぶんハードルが上がった気がする。これでもし三度めが起きたら、魂でも味見させるしかないかもしれない。
途中別れたグレッグにも挨拶代わりの投げキスひとつ。 ハーメルンの笛吹き男よろしく、群衆をぞろぞろと引きつれて悪魔と奇術師の行列は続く]
(@38) 2014/10/23(Thu) 21時半頃
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[>>168 こちらをはっきりと見て、露蝶が片手を上げた。 やはり彼も「気づいている」側らしい。少しの安堵とともに笑みを送って]
愉快なショーが始まるわよー
[蝶の群れの中から一匹、桃色のそれが群れを離れ、露蝶の指先に触れた。 昨日あの時、ただの真っ白な蝶よりも、もっと華やかな方が露蝶に似合うと思ったのだ。果たせたリベンジにひっそりとご満悦。 おいでと誘うように露蝶を手招いた]
(@39) 2014/10/23(Thu) 21時半頃
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―広場―
[>>171 そういえばなんだかんだで、シーシャの技を見るのは初めてだ。火の精の名を借りた彼が見せるスペクタクル。弁舌も実に堂に入ったもの]
手妻師の立場がないわねぇ。
[さすが本物、なんて口の中で呟いて。 シーシャからの視線を受けて、後を継ぐように進み出る]
(@41) 2014/10/23(Thu) 22時頃
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恋の情熱は炎となって、やがてその身を焼きつくす。 忍ぶほどに燻ぶって、やがて涙の雨が降る。
[黒の外套を脱ぎ落し、金扇を頭上に掲げる。 黒地に赤い紅葉の衣装。謡い上げながら一さし舞うと、紅葉もゆるりと風に揺れ]
ハッ
[呼気とともに扇を閉じると、パァンと高い音とともに、水の粒たちが扇状に広がる。いつのまにやら左手に持った対の扇で、その水滴を掬い取る]
こいしかなしの涙雨。 いとしいと書いてかなしいと読める、そんな想いもありましょう。
[手妻師の弓弦が如き舞いとともに、右へ左へ、水流たちが扇の間を舞い遊ぶ]
(@42) 2014/10/23(Thu) 22時頃
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けれどどうぞご照覧、
[クッと両の手首を返せば、ふたつの扇から霧のような水が舞いあがり]
雨が上がれば虹が差すのは、東西問わぬ道理でござい。
[パチンと対の扇を閉じれば、広場に射す陽光受けて、小さな虹が現れた]
(@43) 2014/10/23(Thu) 22時頃
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――っ!
[>>187 虹を抜けて、空の向こうへ飛び立つ鳩。息を呑んで、消えたその先を見送る。明るい空が眩しくて、微笑みとともに目を細めた]
あらっ、やるわねぇ
[シーシャの手の上で回るボールが、次々に姿を変えていく。 ピゥッと高く口笛吹くと、客を煽って盛り上げて]
よっ、
[取り出したるはひとつの金輪。 なんの変哲もないそれが、手の中で踊り、腕を伝い、ふたつに増えて繋がって]
露蝶さん!
[>>179 露蝶をさらに手招いて、片手差し出して側に寄せる]
(@44) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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そのまま立っててくれたらいいから。
[露蝶の耳元へ密やかに囁いて、片方の手を露蝶と繋ぐと、彼の腕や肩まで使って手妻を続行する。 手を繋いだままなのに、腕をすり抜けたように通される金輪。継ぎ目のないはずの金輪が連なり、また滑らかに離れていき]
ハイッ
[高く放り投げた金輪は悪魔の炎を受けて、夕暮れ空に煌めいた。 目まぐるしく巡る金輪はまた指先から腕を伝って、何度でも空へ舞い上がり、いくつもの光を生み出した]
(@45) 2014/10/23(Thu) 23時頃
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[旧友が己の肉入りミートパイを食べている頃合。
さて薬店の主は約を守ったのかと。
それを確かめるように、念で狼男に感想を求める。]
ジェレミー、起きてる?
……アレ、どうだった。
[香草で誤魔化したが、食した後には悟るだろう。
愉しげな響きを、言葉尻に含ませて。
腹を毀す結果になれど、明日には食べたことなんて“消えている”*]
――……ああ、うまかったよ。
[弱々しい声で答えておきつつ、
当人は寝込んでいる。]
それは良かった。
君の胃袋を魔女殿ばかりに拘束されているのは、
些か侘しいものがあるからね
―― 大丈夫?
[
牙が抜けた狼のように破棄のない声音。
悪戯が成功したことを先ず喜び
それから具合の悪そうな様子に同情する。]
私も君を食べてみようかな。
[とんでもない提案は、やはり半分以上冗句である。]
ああ、大丈夫だ。問題ない。
ぜひ、また届けてくれ。
[そうは答えてみるものの。
またきたら、どうすればいいのだろう。
旧友の悪戯に、本気で悩む狼男である。]
オレを食うのか?
それは面白いな。
どこが食いたい?
君になら、どこででも?
[弱々しいながらも、冗談に返すように。]
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[掌から伝わる熱と興奮。間近の笑みにノせられるように、芸のキレも増していく。
悪魔の業(わざ)と、自分の手妻と、互いに呼応するように、それぞれ華を高め合う。 真剣で切り結ぶような鋭さと、じゃれ合うような高揚と。 いつまでも続けていたい、そんなことを夢想する一瞬]
みんなありがとう!
[一番星が銀に輝き、とうとうこれも店仕舞い。 シーシャの口上に寄せてひらりと観客に手を振ると、すぐそばで大きな火柱が上がる。その勢いに一瞬身を竦めたあと、その美しさにカラカラと笑った]
(@49) 2014/10/24(Fri) 00時頃
|
|
あーら、豊作も豊作、大豊作ね。
[かつてない高揚感に、口調もいくらか浮かれている。 お客が充分ハケてから、集まった戦利品をシーシャの後ろから覗き込み]
即興にしてはかなりイケてたんじゃない?アタシたち。 街中どころか国中のお菓子を集めるのも夢じゃないかもね。
[冗談とも本気とも取れる口調で言ってにんまり笑う]
露蝶さんもありがとう。おかげで盛り上がったわ。
[急に引っ張り込んだ特別ゲストにも、感謝と労いの言葉を向けた]
……そろそろパーティー、始まるころかしらね。
[一番星が群青と、星の群れを連れてくる。「昨日」のことを思い出しながら、そっと目を細めた]
(@50) 2014/10/24(Fri) 00時頃
|
分かった。
もう少し捻りを加えて拵えるとしよう。
君が腹を毀さず済むように
[
己の肉を加えれば、無理難題と知りつつも。
くすくすと笑い声を添え、
悩ましさに拍車をかけておく。]
私はモツ料理が好きだよ。
君の内蔵は野菜ばかりが詰まっているんだろう?
美味しそうだ。
[草食動物の肉は臭みがないというが。
人の肉を食うのを避けている人狼は、どうなのだろう。]
いや、オレの腹はデリケートだからな。
魔女に野菜ばかり食わせられているせいだ。
[くすくすと楽しそうに笑う声には、かなわない。
怯えた昨晩のような眼でみられるよりはだいぶいい、なんて思うのは、
野菜の食い過ぎだろう。]
モツがスキなのか。
内蔵はまぁ、うまいな。
[とほほ、声で答えつつ、
流石に内蔵をくわれれば、再生にはかなりかかるだろう。]
じゃ、まずは、血でも飲んでみる?
[さて、彼は魔物の血はお好みだろうか。]
デリケートな胃袋か…
胃薬を添える気遣いを忘れてしまっていたよ。
私と君の仲だ、赦しておくれ
[
野菜ばかりを餌として与えられている可哀想な旧友。
趣味の慝い悪戯に、軽い謝罪を。やはり笑い声も伴わせ]
生が一番好きなんですけど、獣の肉なら熱さなければ…
[代わりに石でも詰めたら、彼は川へ沈んでしまうか。
それはいけない。
慝い狼は退治されるが、彼は唯一無二の大事な友。]
君の血を?
……悪酔いしてしまいそう、だな。
[人の血液ならば甘露のように甘いが、獣の其れは。
だが、きっと差し出されたら甘んじて飲むのだろう
それが興味というものだ。]
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