103 善と悪の果実
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[しかし、期待と裏腹に 掛けられた声は、揶揄のような忠告>>50 含みを持たせた言い草は、恐怖心を煽り、加速させるに十分過ぎて。 挙動不審なまでに一歩下がり、無意識に胸元に手を宛がう。]
ひッ、人が殺され、身動きが取れないと聞きましてね。 不出来なもので――…
貴方のように、堂々と構えていられないのです。
[おどおど。 そんな音こそ似合う態度で、柔らかく左右に頭を振る。 しかし、いくら闇に生きる者と言えど、彼の落ち着きぶりと言ったら。少しだけ――…ほんの少しだけ、怪訝な色を、浮かべたのだった**]
(55) 2012/09/26(Wed) 22時半頃
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だって…姉様はもういないのに
[小さく、小さく零した言葉はトニーの耳に届いただろうか]
―深夜の大広間―
[蝶が舞い、赤の蜜を吸う一方で。
僕は黄金の林檎を手に入れた。
あれはまだ、大広間の中にある。
部屋を彩る植物の飾り。
この屋敷を象徴するかのような黄金の林檎たち。
その中にひとつ、忍ばせた。
木を隠すなら森の中、果実を隠すなら同じくだ。]
もう、いない…?
[届いていた言葉。
蝶のように走り出した少女。
そして栄光の死。
――彼女が、グロリアを?
もし、そうならば。]
[そこには蛇もいたのだろうか。
そして昨夜のように、見ていたのだろうか。
林檎を盗み出す、アダムを。
果実を啄ばもうとする、烏を。]
[少女は秘密を守りきることに無防備だ。
感情を押さえつけることも苦手だ。
欲しいから、奪う。
邪魔だから、壊す。
善も悪も、自覚はしていない。
ただ、欲望に忠実な、心を知らない蝶のような存在。
この狂気が始まったのは何時だったか―――]
[まるでそれは、わざと聞かせているような推理。
撹乱したいのか大広間を外す言葉を用いて。
本当はすぐ傍にある。
ただ誰も、気付いていないだけだ。
足元に転がる林檎のどこかに、“それ”があるだなんて。]
[見られていることにも、聞かれていることにも気づかぬまま]
そうだわ
[人影のない、廊下の途中で手を合わせた]
早く…あの子をつけたいわ
[黒い蝶もいつか羽ばたくのだろうか。
それとも蛇に呑まれてしまうか。
軽やかに少女が廊下を進む頃、
薄紅の褥に眠る蝶は、乾いた血で黒蝶に*成った*]
[左手が凶器に沿う。
ふつふつと湧き上がるこの感情が何なのか、分からない。
不明瞭で、だからこそ、消してしまいたい。
僕は怯えているのだろうか。
あの、おどおどとした彼のように。]
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――回想:それは昨晩のこと――
[敵意と熱情を混ぜた、複雑な色を点した目が 壇上の果実を映していたときにことだ。 口唇を抑えたハンカチから空ろに毒を漏らして 収束に向かいつつある広場の喧騒に、耳に、声が遠退く。
―――使用人ではない、掛けられたのは女性の声で。 視線が斜め下に移ろい、見開かれ、笑うよう細められた。]
あ、ああ………そういえば、咽喉が渇いたな。 一杯頂いても。
[今日は咽喉が渇き通しだ。 シャンパンも、水も、舌を湿らせるだけで潤いを与えてくれない。 差し伸べられた手を――この時は甘んじて受け留め、水の一杯でも恵んで貰ったのだろう。それでも、咽喉の渇きは癒えなかったが。]
(122) 2012/09/27(Thu) 15時半頃
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失礼。 申し遅れましたが、俺は………あー…ジョセフと。
貴女も、あの主人のお知り合いで?
[一心地さえ付けば、名乗る余裕も出来た。 あの女主人とも違う彩を添える女性>>35の素性を求め ほんのひと時の談笑に。 焦り、逸る心を慰められてから、その場を後にしたのが。昨晩の話。]
(123) 2012/09/27(Thu) 16時頃
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――大広間――
[夕闇伯>>65の態度はひどく、落ち着いている。 その奥に激情を抱いていたとして、それを表に出さない術を心得ているようだ。]
………、貴方は恐ろしくはないのですか。
それとも、既に犯人の目星でも?
[ペーパーナイフを隠した胸元の凹凸を 己を落ち着かせる為に、指でなぞりながら、男は尋ねる。 果たして答えはあったか如何か。
何せ、その後、粗野な男と二人。 睦み合いなどととても呼べない、触れ合い>>113を始めたのだから。]
あ、ああ………
["楽園"とはとても呼べぬ、血の色は、まだ見ぬ女主人の散らかした赤と。同じ色だろうか。 想像するなり恐怖心が沸き、視線が泳ぐ。]
(124) 2012/09/27(Thu) 17時頃
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[血走った目に、向けられた冷たい人差し指>>87
暗く澱んだ青を見開き、奥歯を鳴らす。 ああ、止めろ、止めろ止めろ止めろ!]
はッ、―――…!?
寝癖………、そんな馬鹿な、昨日は一度も…
[あの柔らかなベッドに、身を預けていない。 前髪を掻き上げ、にたりと笑う口唇に、拍子抜けする言葉に。少年に揶揄られ、からかわれたのだと思い知る。]
(125) 2012/09/27(Thu) 17時頃
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[気付いた瞬間、男に渦巻いた感情は一言で形容し難い。
焦燥、怒り、妬み、殺意、全ては衝動。 あの女から招待状を掠め取ったのと同じ、それ以上の衝動。
色黒の、あの小鳥が居る限り、無事"楽園"を出ることなど叶わないのではないか。 妄信が辿り着いたそれが――…結論だった。 大広間を、小さな背中が離れてゆく。
その背中を映す目にはもう、少年の細い首しか、映していない。それは、余りにも、男には細く。頼りなく、圧し折れるように見えて**]
(126) 2012/09/27(Thu) 17時頃
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[警官が去った後に大広間へ辿り着いた蛇には、
烏の落とした推理を直接拾う機会はなかったが。
けれどざわめく人々の言葉端より、
彼が話していたことは伝わるだろう。
…あの夜、まさに林檎へてをかけた、
他ならぬ彼の言葉を]
――――――…栄光(グロリア様)へ、永遠のお別れを。
[見開かれた瞳は、やがて力を失った]
………姉様、とても柔らかかった
あたたかかった
…今は きっと 冷たくなってしまったのね
[諦めたように呟いた後、
意思を確認しようと顔を見たがる。
少女は蛇の意図を知らず、それでもまだ、無防備なままだった]
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[落ち着きを、余裕を見せていた夕闇伯>>127の姿は 刺青の男と対峙する間にみるみる剥がれ落ち、鮮血が飛び散る。
絨毯の赤に吸われる、鮮明な赤。 刃を抜き取った彼にはもう、先ほどの余裕など見えず 大広間をただただ狂気が支配する。伝染、してゆく。]
お前が、殺したのか………?
[ぽつりと漏らした先は、刺青の男。 犯人の目星について、ただ暈かされただけと謂う理由で。責め立てる材料としては余りにも弱いが。 「盗んだのか」と言わないのは 男自身が、果実ではなく明確な殺意に囚われているからに、他ならない。]
(158) 2012/09/27(Thu) 22時半頃
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[使用人が仲裁に入る様を、瞠った目に映す。 緊張に震える指先が、絶えず胸元を探って、布の下にある硬さを確かめた。 果実に狂わされた蛇のいがみ合いに すっかり心を惑わされ、血の赤が頭にこびり付き離れない。]
あ、あ、……?
[大広間にまた、招待客の姿が増える。 ブロンドの少女に、白フードの学者、そして冷笑を湛える濡れ羽色>>151 特に、彼の表情がまた、昨夜の無邪気な様と釣り合わない。]
オスカー、殿?
[怪訝な声を上げるのである。]
(164) 2012/09/27(Thu) 23時頃
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如何したも、こうしたも―――…
[複雑な色を宿した目が 刺青の男と、夕闇伯を交互に見やる。 どちらも多少なりとも怪我を負っているようで、それを見守る招待客の姿ひとつにしても、皆尋常ではない。 それは、触れれば火傷をしそうな、オスカーの表情>>165にしても。同じだ。]
朝から、如何かしている! そう思わないか。
………それに、ただの口喧嘩であのように取り乱すかね。
[柔らかく眉を顰め、怯えた目を三者三様に向けた。 濡羽色が彼に手を差し出す様に その落ち着きぶりに、感心するのも束の間。]
(172) 2012/09/27(Thu) 23時頃
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ウェーズリーは、二人の射殺さんばかりの目に、ひい、と潰れた声をあげた。
2012/09/27(Thu) 23時半頃
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ひぃ、!
[野次馬は 射殺しかねない目>>167を向けられただけで竦み、胸元を押さえたまま飛び上がる。正しく、小物風情に。 ああいう手合いの目は酒場でも見掛けるが 妻との口喧嘩にさえ負ける男だ。勝てた試しがない。]
だ、だったら誰だと………
[彼の言い分は、最もとは言い難いが すらすらと口にする辺り、頷けるものがある。 しかし、"しょぼくれたもの"として指を指されると、大袈裟なほど肩を震わせ。男は首を横に振った。]
ち、違う!
[声を荒げるも、二様に向けられる視線にすっかり竦んだ男の声は震え、引っ繰り返り。とても聞けたものではない。 それに加え、彼が口にした単語。
ジェフの素性を知らなかった男は、お巡りさんとの単語に、あからさまに眉を顰めたのである。]
(175) 2012/09/27(Thu) 23時半頃
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[激情を籠めて向けられた、二様の視線。 濡羽色>>177の同意を得られても 今は心の慰めにならず、情けないほど竦んだ目を向ける。]
………ッ! 畜生、何で犬なんか迷い込んでるんだ、!
[つらつらと穏やかに並べられる、今の異常な状況。 この言葉で冷静を取り戻すことも。男には難しかった。 警備は、あの警官は何をしているのかと 青褪めた顔で周囲を見回して――…!色黒の少年にも突きつけられた、あの恐ろしい指が。向けられる。]
俺はただ、落ち着いてくれと言いたいだけだ! あんな、女の子も見ている前で、…ッ、と!
[震える声は如何、他の者に響いただろう。]
(181) 2012/09/28(Fri) 00時頃
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[――一言口にしたとは言え ブロンドの少女の目を、耳を気にしたことなど男になく。 他に上手い切り返しが思い浮かばなかったに他ならない。
小物が今最も恐れるあの人差し指に 動揺し、夕闇伯の氷を落としたような声>>178にもまた。]
それに、禁断の果実など……
[欲しくなどない、その言葉は正しいのか。 不自然に言葉を途切れさせ、血走った目が、夕闇伯の背中を見据えた。竦んだ感情の奥底に。 仄暗い感情を籠めて。]
……… あんたがそれを言うのかい…
[搾り出すような声だった。 既に距離は遠く、張本人に届くかも怪しい声だが。]
(186) 2012/09/28(Fri) 00時半頃
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[よく出来た使用人が朝食の準備を揃えてゆく。 食器の重なり合う小気味の良い音も 今は何の心の慰めにならず、咽喉が渇いても腹が空かない。
喚いていて渇いた咽喉をせめて潤そうと 近くの使用人に声を掛け、グラスを掻っ攫う。]
………、?
[一気に水を煽り、食道を抜けていく水の味。 数人に指を指され、怖気付きながらも血走った目が ふとブロンドの少女のそれと重なった>>185
澄んだ、水晶のような目。 それが不思議と奥底に暗い色を点すのに。 果実を元に集められたこの蛇の会合は。少女であれど、少年であれど油断も隙もないと。 新たに心に刻み、――…逃げるように踵を返す。]
(192) 2012/09/28(Fri) 01時頃
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[恐怖と焦燥と、殺意に縺れる足。
廊下で擦れ違う影があれば、ぎょろりと血走った目を向ける男は ――野次馬の為ではなく。 ただ一点、確かめたいことの為に、女主人の部屋を訪れる。朝訪れた使用人に、部屋の位置だけはそれとなく聞き留めていたから。
現場保存も碌に施されていない部屋。 シーツを被せられた亡骸>>92は赤い血染みが広がっており、捲らずとも生死を明らかにする程で。 織り成す死の匂いに。 ああ、この悶着を理由に。細い首を。簡単だ。
誰も居ないと信じているからこそ。 その背中は無防備に、扉を*開け放ったまま*]
(194) 2012/09/28(Fri) 01時頃
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[赤い意思。
殺戮の匂い。
突き付けるのは、異端者を見る眸。
重ねるのは。
重ねるのは。
僕を知った人の眸。
僕を造った人の眸。]
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