180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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真正品とやらに繋がるまでのヒントにはなるんじゃないか?
どうやらこれは、僕の手には馴染みが良いらしい。
[微弱な力を放つ模造品《イミテーション》をそう評して、]
苛烈な希望《アッシュ・リバージング・ホープ》、か。
それでも希望には違いない。
[笑う]
掴むさ。
[……コ……シテ………。……” ”?]
それでこそ、だろう。───お前にも。
[希望は託されてあるものだ、と。
確かめるように口にして、またふんと笑った]
それは。
我が主が『銀』として呼ばれた存在だからだ。
[『欠片』が馴染むという主へ。
当然のことのように答え。]
希望がどのようなものでも掴むか。
それでこそ、我が主。
[笑う声への反応は、悪くないもの。]
……私が齎す希望は。
血染めの道を狂乱しながら進むようなもの。
それに悪意(わたし)としての希望は……。
[――殺してくれ、と。
束の間、死ぬのが正しい結末《勝利》であった筈の赤い花畑の戦いを思い。]
……『欠片』3つ。
お望みならば後で持ち帰りましょう。
今は、交戦中なので――。
[そう言い常のように笑う。]
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………何のための、
[少女の言葉>>213に、その続きを話さぬまま子供は黙り込んだまま。 …どこからか聞こえる掠れるような音が少しずつ明確さを上げていく]
[擦れる音が導くままに、先程のような銀の光の文字>>146が浮かびあがるかとした時に、セシルの言葉に音は一度鳴り止んだ>>220]
――――――、
[子供はセシルの方へ視線を向けて、それから静かに少女の方へ視線を向けた]
(222) 2014/06/12(Thu) 02時頃
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…………
[先程少女に言われた言葉が、よほど子供の頭に残るのか。 少女の口から一度会ったカリュクスの名が出た事>>224にも、子供は黙ったまま]
[…少女がカリュクスを推した判断は、おそらく間違っていないだろう。 彼の才は確かに特別であった…彼の修復ツールもあって、子供は此処に立って居られるのだから。 おそらく、彼の助力が無ければ、議事堂での魔皇との戦闘で、子供はただのガラクタへと成り果ててしまっただろう]
[思考を続けていたことで僅かにうつむいていた頭に セシルの手が乗った>>228] [一瞬の事の出来事と、子供にはセシルの思惑が掴めなかったのか、子供はセシルの顔を見上げる]
[そこにはやはり無表情しかなかったが]
(232) 2014/06/12(Thu) 03時頃
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……『銀』としてだと?
[軽く眉を顰めた。
クラシアの”戦士”、『銀色の子供』
思い描く単語はそんなもの、けれど恐らくは違うだろう。
そんな表層よりも、もっと…───根源だ]
役割の話か。
[今はひとまず、そんな風に納得をする。
このFES《ゲーム》における役割であろうかと]
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[少女の言葉>>230は正しいのだろう。 記憶が無く、感情も無いに等しく。 力ばかりが有り余るこの子供が信用足り得るかと言われれば、そうは言い難いものだ]
[セシルの問い>>234に、子供が数秒黙ったのは ただの演算時間によるものか、 それとも進化《バージョンアップ》によるものか>>93]
………現在、戦闘プログラムは 出力、制御、記憶回路の障害により80%が使用できません。
各障害は、マスターの護衛、及び命令遂行の上での障害に繋がります。 障害からの回復が必要です。
望みます。
[子供は一つ小さく…だが確実に、頷いた]
(240) 2014/06/12(Thu) 03時半頃
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…血染めの道を往く狂乱。
[繰り返す。それは常ならば認められようもない希望。
ただ今はその響きに、違うものが在ろうかと思うが故に]
( お前の、本当の望みは )
[破滅《死》を願った、その想いは…?
”強欲”と。いつか得た評は正しいのだろう。
幾つもの”希望”に貪欲に手を伸ばす。
それは自身に定めた在り様そのままであり、
──若いがゆえの傲岸さ…強さでも、またあるのだけども]
『欠片」はお前が持つなら、持つといい。
僕は、
…───いや。
僕も確かめてみる必要があるのかも知れない。”僕自身”を。
[斉花の言葉がある
鵜呑みには出来ずとも、確かめるべきだとも思う。己自身を]
今更だけどな。
[そういえば、自身の世界にも館は繋がっているはずだ。
そう思案に置いて、何気なく続く言葉に眉を上げた]
…交戦中?相手は。
[大丈夫かと問いはしないが。
語尾を上げ、続く報告を待つ沈黙を*置く*]
ジョージは、セシルと斉花の後に付き、くろがねの機体へと足を向けた**
2014/06/12(Thu) 03時半頃
―――――z_____ ポン
『あら? 安定したわ。何かノイズが減ったみたい。これでアバター動かしやすくなるかな。よく見えるようになったし。何かたくさん増えたみたいだけど。…ていうかこの人誰だろうね、ボクに似てない?』
『ま、いっか。とりあえずアレの探索をそろそろはじめよう。フラグアイテムはちゃんと回収しないとね。いつのまにか銀の王子様も仲間に加わってるみたいだし、持っていけば何か反応あるでしょう』
『……あれ? ここってうちじゃない? ああでも何かちょっと違うね。あぁー 並行世界? そういうことねー』
[08:聖JKDS学園屋上にて]
ならばこれらの『欠片』は私が所持を。
そして私も、この相手が真に敵になりえるかどうか確かめようか。
……主の心煩わせる事無いように。
交戦相手はヨーランダ=アンギュロス=ブラッド・ダーク・バビロンス。
武装は槍と剣。
剣の方が本命らしい。
能力は傷の再生……いや。
一度完全に手ごたえのあった一撃からも復活してきた。
群体(わたし)とは違うようだから所謂、魔力的なものだろう。
[報告促す沈黙への返しは早い。]
交戦理由は、よくわからん。
どうも機嫌を損ねたらしく、向うから仕掛けてきた。
[愉快げに唄(こえ)を響かせた。]
……いや。
誰よあんた。
[ノイズが晴れたと思ったら、知らない声が好き勝手に喋っていた。]
潜在的な敵は消さねばな。
[悪意の籠った声で、独り言ちる。]
─ 少し前 ─
ヨーランダ?あの”皇帝”か。
…ふうん。お前には自ら剣を振るったのか。
[告げられる名に、少しだけ微妙な反応が返る。
ひょいと肩竦める気配が続いて]
その傍に、蒼天ダンという男はいなかったか?
…いないか?
いないなら、まだ伸びているのかも知れないな。
僕も先にその皇帝とやらと会った。
もっとも僕は戦わず…その、
蒼天という中年男と遣り合っただけで終わったが。
[端的に先の出来事を述べて、言葉を切る]
───ロビン。
考えているんだ、ずっと。
この戦いは、欠片の所持も「宝探し」も必要だが……
各々の”在り様”を解くことも必要なのではないかと僕は思いはじめている。
”封”と歪みが、思うより多い。
或いは──この”歪み”こそが発端なのかも知れない。
…となれば。
その皇帝とやらの話も聞くべき、なのかも知れないが。
[考え込むようにしながら言葉を置く。
よもやその先の展開を、この時はまだ知る由もなく。
求めるこたえはまだ遠く、纏まりきらない思考にセシルは一度息を*落とした*]
――――・・・。
[突然聞こえた声に男もほんの少しだけ反応を示し。
けれど、クソアマと呼んだ女子が質問を投げていたため任せることにした。]
いずれにしても……。
――――――・・・・。
[そこから先は音に乗せず――――。]
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―希械 トルニトス内部―
[不気味な振動と機械音を上げて、世界は移動する>>250] [――それにも特に、子供は反応は無く]
[ただ、辿り着いた世界でセシルが言った言葉>>274に続き、子供は抑揚の薄い言葉で小さく告げた]
……世界軸が、非常に不安定。 危険域です。
[差し渡される欠片>>309に反応してか、 スターイーグルのスーツに異変が起こる>>312]
[欠片の代わりに淡い灯りを灯した胸の星>>313 子供は輝きを失った欠片を指さして]
………力の消失を確認。
[そう言ってから、静かに服のポケットに手を当てた] [そこにあるのは、かつて手渡れたブラックボックス>>323の原動力>>2:319>>2:321]
(329) 2014/06/12(Thu) 23時半頃
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―希械 トルニトス内部―
[世界が移り変わり、モニター外の世界を眺めていた子供は かけられたセシルの言葉>>275に子供は無表情のまま一つ頷いた]
…この機体を演算補助として用いれば、 修復は出来なくとも、原因の特定・及びエネルギーの補給は可能だと推測します。
[そう言って子供はコンソールの前に立つと、数秒黙って見つめた後、小さな指先でコンソールを触っていく。その動きに迷いは無い。]
(340) 2014/06/12(Thu) 23時半頃
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[そうして子供は、背中あたりの服の下から一本のコードを引き出した。コードの先が、小さな機械音を上げてトルニトスへ接続する為の端子の形へ変わる]
[それをトルニトスへと繋ぐ。コンソールに、複雑そうなプログラム言語のようなものが映し出された。
それは、先にカリュクスの電子端末《デジ・プール》>>0:216に送り出されたものと同一のもの。 …だが、前と比べて文字化けが続いていた部分は大分減っていた。
その原因が、あの銀の文字>>2:158が現れ始めてから、という事を子供が知る由も無く]
[複雑な文字列を目で追いながら、子供は再びいくつかコンソールを触る]
(342) 2014/06/12(Thu) 23時半頃
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……………… 魔核(コア)に初期設定には無い、 システム及びデバイスが接続されています。
システムネーム「零色の輝石」《プリズマティック・ゼロ》。 …膨大なエネルギーの貯蓄・自己修復システム。
更に、デバイスネーム「聖13天使の像の《核》」。
―――深刻な障害は、このデバイスのロックキー 、 が
[子供の声が不自然に途切れた。まるで、ぜんまいが回りきった人形のように動きを止める] [目線の先は、コンソールの文字か―― …否、どこも見ていなかった]
(343) 2014/06/12(Thu) 23時半頃
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