人狼議事


47 Gambit on board

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【人】 薬屋 サイラス

―回想・数刻前/選帝資料書庫―

『それで、何が言いたいのかな。――シェルベリ第3師団長。』

[呼ばれた名に、男は目前の人物――サイモン・L・ジャーヴィスへと向き直る。
職務中同様、上まできっちりと留めた詰め襟を更に正して
紡ぐ言葉は毅然とした、師団長としてのもの。]

我々の中で皇子らを間近で見続けていたのは、確かに貴方だ。
そこに異論はありません。平和を望む民の声も確かに多い。――…ですが、

[そこで、僅か躊躇にか一度口を閉ざす。
しかし一つ吐息を零すと、再び向き直った。翠が、サイモンを捉える。]

ランドルフ殿下に、国を真に率いるだけの力があると判断しての推薦なのか
…腑に落ちません。俺が、貴方程に殿下達を知らない事もあるでしょうが。
貴方の主観に基づいたものではなく、納得の行く説明を頂けませんか。

(82) 2011/03/23(Wed) 18時半頃

【人】 薬屋 サイラス

…理想だけで、国は維持出来ない。

16の師団が足並みを揃えねば、意味が無い事など
――貴方が一番お分りの筈だ、ジャーヴィス師団長殿。

[一瞬の沈黙。一度サイモンがゆっくりと瞬くのを見て取った。
何を調べていたのか…尤も選帝資料の集う場所だ、考えずとも凡その予想はつくが――
手にしていた書簡を閉じると、書庫へと戻しながらサイモンは男へと向き直る。]

『…成る程、君の言い分は理解した。シェルベリ第3師団長。

ただし、一つ確認したい。
…私には君が納得したいのでは無く
――ランドルフ皇子殿下が、即位する事そのものに、
…異論が有るように聞こえるが。』

(83) 2011/03/23(Wed) 18時半頃

【人】 薬屋 サイラス

――…、

[沈黙が落ちる。
互いに交えた視線を逸らす事は無く。いかほど経ったのか――
漸くそれを破ったのは、小さな吐息。
一度は伏せられた翠が、ゆるりと上がった。]

――流石は、皇族の近衛師団を務める方と言うべきでしょうか。

…そうですね。認めます。
確かに、このままランドルフ皇子殿下を王位に添えたとして
若い彼に、この長く続いた膠着状態を打破し、真に和平を築く力があるのか、
…疑問に感じている事もありますよ。

『…事も、とは、どういうことだろうか』

[淡々と紡ぐ言葉に、感情はない。
あくまで義務的に、色の無いそれが師団長としての言葉なのは
サイモンにも十分に理解出来たろう。]

(84) 2011/03/23(Wed) 19時頃

【人】 薬屋 サイラス

……、まぁ、ここまで言えば、隠し立てしても意味が無いでしょうね。

[投げられる問い。一つ、吐息を零す。
くつ、と。小さく漏れたのは苦笑にも似た。]

…正直に申しましょう。
仮にランドルフ殿下にその力が備わっていたとしても、
このまま和平を成し遂げられては



――俺としては、些か困るのです。

(85) 2011/03/23(Wed) 19時頃


でなければ。

――俺は、『俺』を失ったままになる。
 


【人】 薬屋 サイラス

…“サイモン・N・ジャーヴィス”師団長殿。

『…、何かな』

[突然名を呼ばれたサイモンは、一寸の沈黙の後、短く口を開く。
大半を察しただろうこの状況にして、冷静を保つ彼の姿勢には
流石と言わざるを得ないが。

薄く、笑みを浮かべる男に何を思ったか――
次いだそれは、尚更唐突な問いに聞こえたろう。]

例えば、そうですね。
…紙で、指を切った経験は一度ぐらいお有りですか?

(86) 2011/03/23(Wed) 19時頃

【人】 薬屋 サイラス

俺も良く切ります、乾燥している時期は尚更ね。…下手なナイフより、ずっと鋭利だ。
…少し前に、ちょっとしたミスで目元を擦りそうになりまして。

[まるで、世間話のように。なんて事は無いとばかり
言葉を続けながら、手近の棚に納まった背表紙を、指先掛けて引き抜く。

ひどく分厚い――この国の歴史を物語る書籍の一つ。
ぱらぱらと捲ると、薄い紙が空気を含んで
僅かに黴び混じりの匂いが鼻を突いた。]

実際に起こったと考えたら、ゾッとしませんか。
……例えば、この綴じられた書簡の紙面、全て。

…“一、十、百――千に連なる刄が、”
           “――目前へ迫りくる”としたら。

(87) 2011/03/23(Wed) 19時頃

【人】 薬屋 サイラス

    ―――“切り裂け”

[――それが、合図。

相対する男へ、言霊を届ける為の全ての符号は整えた。
ばらりと解けた書簡の束は、言霊が紡いだ通り
――幾枚を束ねた刄と姿を変え、サイモンの視界を遮る様に。奔る。

一度紡ぎ終えた言霊は、打ち消す言の葉を唱えるまで尚続く。
…相手は近衛師団の長だ、容易に行くとは勿論想定していない。
――刄が緋色を奔らせ、柔らかな紙面床へと散らばる迄に、数刻を要した。

もちろん命までを奪うつもりではないし、それを目的とした言霊ではないから、
己の言葉以上を、成し遂げる事は出来やしないが。

…その有様を、男はただ黙したまま、顔色一つ変えず見守っていた。緋色を滴らせ、サイモンが床へ伏したのを見て、漸く。
かつ、と、小さく足音を鳴らして歩み寄る。]

(88) 2011/03/23(Wed) 19時頃

【人】 薬屋 サイラス

……貴方の能力、その対処も、全て存じています。
ですから、先ずはその目を封じさせて頂きました。

[傍らにそぅと屈み込み、静かに告げる声。
それに何事かを返そうと、サイモンの口が僅かに開くのを見て取ったが
当然だろう、痛みにか――その声すら絶え絶えだった。
…僅かに眉を寄せる。]

…人を呼びますか?――まぁ、来たところで意味は為しませんが。
帝都に忍び込んだ鳥を啼かすも、口封じも可能。
だからこその――情報を統べる《第3師団》です。

[喩え、見張りの誰かがたった今此処に立ち言ったとしても。
その目撃者ね記憶を隠ぺいする手立ては持つと、暗に告げる。
その一言に、彼が何を思ったのか。幸か不幸か、…解する術は持ち合わせていない。]

(89) 2011/03/23(Wed) 19時頃

【人】 薬屋 サイラス

此処で起こった記憶を、貴方の中から改変させて頂きます。
…元よりヴェスパタイン皇子殿下を推すよう、記憶を上から塗り潰す事が叶えば手早いのですが
――それを覆すには、貴方が積み立ててきた想いも、信念も。

……何より、俺の知り及ばぬ過去が多すぎる。

[そ、と。開くことの叶わない彼の目蓋の上から、掌をかざす。
僅か翠を伏せて紡ぐは、今の所業を顧みればあまりにも優しい色を含んで。]

――“おやすみなさい”
サイモン・N・ジャーヴィス師団長殿。

(90) 2011/03/23(Wed) 19時頃

【人】 薬屋 サイラス

[忘却の底に沈むまで。そう囁きを残して、暫し。
意識を手放したのを見て取って、漸くその場から静かに立ち上がった。

沈黙のまま、伏す身体を見下ろして暫し。
ゆっくりと踵を返すと静かに書庫を後にする。





それが、イアンが血の匂いを捉えるより――もう少し前の話。]

(91) 2011/03/23(Wed) 19時頃

【人】 薬屋 サイラス

―城内円卓会議場―

[――そして今。


第1師団を統べる彼へ凶刃を向けた男は、
第3の席で、*平然と黙したまま*。]
 

(92) 2011/03/23(Wed) 19時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2011/03/23(Wed) 19時頃


― 書庫 ―

[その散らばった紙を、サイラスが拾おうとした時、先に伸びる手があっただろう。]

 ――……

[無言でその紙と、倒れ付すサイモンを見る。]

 いや、警戒しなくていい。
 君がやらなければ、自分がやろうと思っていたところだ。

[また一枚、拾う。]


 サイモンは、いささか、偏りすぎだ。
 もうランドルフと決め付けた物言いは、いらぬ。

 そう、簡単に決まってはいけないものなのだよ。
 だからこそ、決まったものの覚悟は確固としたものになる。

[その背後、また現れる影もあるだろう。
 気配に警戒をみせるが…彼も、5番も、考え同じくのものと知れば、帽子を被りなおす。]


 サイラス師団長。
 君は情報のプロだろう?
 だったら、我らだけに通ずる無線など用意できないかね?

[そして、そう提案した。
 そう、ここは同志と呼べるのではないかと。*]


 ボクは帝国の害になる事はしない。
 お前はどうだ?

[うっかりと漏れたらしい通信に、キリシマへと憤りを向けたが]

 ――…ごめんなさい。
 この程度なら影響は出ないと思う、けど。
 気をつける。

[静電気弾ける音に冷静さを取り戻し、乱れかけた能力制御と感情を押さえ込んだ。]


[だが、能力者であるからこそ、柔い考えでは困る。
サイモンの目を傷つけたことは、確かに損失になるだろう。
 だが、わが国の技術、7番部隊の本領があれば、その再生は不可能ではないだろう。

 サイモン君には、少し、頭を冷やしてもらうべきだ。]


 
 ≪ あ、聴こえてた? ごめん。 ≫
 
 
 まったく悪いと思わずに、謝罪を送る。
 


 
 ≪ 害になること、ね。 ≫
 
 
 
 ≪ …………、
 
 
   する気、は、ないよ。 ≫
 
 
 憤り露わにするナユタの様子に、本心透けぬよう、言葉を選ぶ。
 やはり、非常時以外は遮断しておくべきだろうか。
 


―書庫―

[かたり。サイラスとイワノフが会話をしている最中。
 書庫の入り口近く、音が鳴る。
 てらいなく姿を現せば、警戒をする気配]

 此方へ。今なら手薄です。
 幾ら記憶の操作が可能とは言え、余り能力の痕跡を残しては不味いでしょう。

[それだけを告げる。特に自分の考えも述べない。
 昨日の会議での発言、特に咎める様子も見せなければ、意思は似たようなものであると知れるか。

 異様に耳の良い者の存在も知っている。名を呼ばず、サイラスに、イワノフに、視線だけを投げ退室を促しながら。
 一歩、室内に踏み入る。
 用意していた書簡、痕跡残らぬようハンカチで挟んでいたそれを、机上に置いて。] 


[もちろん、その意識が簡単に戻らぬことも知っている。
 それほどまでに眠ってもらわねば、困る。

 いずれ皆に知れることになったとして、

 ローレンス、またはレドフォードが皇帝となったとき、
 その地位がいかに重いものであるか、それを知らしめたい。]


 恋文のようなものです。
 
[もし内容を聞かれれば、そんな答えを返したろう。
 中身を確認しようとしたなら、それを止める事は無い。]


[そうして、気配を探りつつ、自身の来た道引き返す。
 話す事がありそうであれば、人の居ない事を確認済みの部屋へ誘い。

 通信機を、と言うイワノフの言葉には、サイラスを伺うように見た。]

 込み入った話があれば、また。
 ……耳の、酷く良い者も居ます。
 名で呼び合うのは、避けた方が良いでしょう。

[提案をして。幾らかの言葉は交わしただろうか。
 一度自室へと戻って行ったのだった。*]


 …――。

[感情は伝わって来なくとも、まるで悪びれていないのは分かった。
周囲に分からぬようキリシマを睨む。]


 そう…、敵でないならいい。

 敵になるなら潰すけど。

[それが本心かどうかは推し量れず。
念押しをすると睨んでいた目を逸らす。]


[勿論。わざわざ書簡を残したのには、その意見を述べる為と言う狙いもあった。]


 
 ≪ ……敵、になる予定も。
 
   味方になる予定も、ないよ。いまのところ、は。 ≫
 
 
 睨まれたのは気にしながらも、其方は見ることなく。
 


 …………。

 敵で無いなら、いい。
 ボクはそう言った。

[しかし、味方になる気もないというのに暫し、考えて。]


 何を考えている?


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