73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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ん?俺が腹を空かしている。お前は料理を作った。 だからお前は料理を差し出すという話だろう。 俺がお前にモノを頼む?……わけがわからないよ。
[こいつは何を言っているんだ?首をかしげ、薄笑いで仕切り直しの意思を示した。不快感が身体を満たして蒸気のように噴き出す。ふいに厨房からおいしそうな臭いが漂ってくる……]
あれは…さっきの奴か?泣いてたけど。
[こいつと話すのは煩わしい。あっちの男から暖かいスープを待つのがいいかもしれない。こいつもあいつも見たことはある。たしか同じ学年の]
あいつは何ていうんだっけ?名前。
[こいつの名前も知らないが、どうでもいい。俺様にとって命令も聞けない存在など、家具以下の使用人、十把一絡げに相違ない]
(264) 2011/12/29(Thu) 00時半頃
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[眼鏡の下で、すっと音を立てて目が窄まる]
そうか
[それ以上も以下もなかった。これ以上話す必要を感じない。 俺は頭を振り、肩をすくめて冷たいリンゴを撫でながら窓の外を眺めた]
(271) 2011/12/29(Thu) 00時半頃
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