47 Gambit on board
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― 会議室 ― 第4が語る。 第5、第2と声は続き。 ――用心。 自身を構成する絡繰は、外側からの衝撃に滅法強い。 一方で、内側への衝撃にはとことん弱い。 例えば磁気の与える影響は、最悪と謂える。 この襲撃。 先の会議の内容が原因だとすれば、 どっちつかずの自身に危険が及ぶもの、とは考え難かったが。
(77) 2011/03/23(Wed) 17時半頃
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2の席からの、視線の先。 個々の主張は、どうであったか。 思い出そうと、記憶を巡らせる。 その眸から感情を窺うことは、出来ぬだろう。**
(78) 2011/03/23(Wed) 17時半頃
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≪ ……まさかエンライがやったってことは、ないだろうけど。 ≫
うっかり送信されていただろうか。
― 書庫 ―
[その散らばった紙を、サイラスが拾おうとした時、先に伸びる手があっただろう。]
――……
[無言でその紙と、倒れ付すサイモンを見る。]
いや、警戒しなくていい。
君がやらなければ、自分がやろうと思っていたところだ。
[また一枚、拾う。]
サイモンは、いささか、偏りすぎだ。
もうランドルフと決め付けた物言いは、いらぬ。
そう、簡単に決まってはいけないものなのだよ。
だからこそ、決まったものの覚悟は確固としたものになる。
[その背後、また現れる影もあるだろう。
気配に警戒をみせるが…彼も、5番も、考え同じくのものと知れば、帽子を被りなおす。]
サイラス師団長。
君は情報のプロだろう?
だったら、我らだけに通ずる無線など用意できないかね?
[そして、そう提案した。
そう、ここは同志と呼べるのではないかと。*]
ボクは帝国の害になる事はしない。
お前はどうだ?
[うっかりと漏れたらしい通信に、キリシマへと憤りを向けたが]
――…ごめんなさい。
この程度なら影響は出ないと思う、けど。
気をつける。
[静電気弾ける音に冷静さを取り戻し、乱れかけた能力制御と感情を押さえ込んだ。]
[だが、能力者であるからこそ、柔い考えでは困る。
サイモンの目を傷つけたことは、確かに損失になるだろう。
だが、わが国の技術、7番部隊の本領があれば、その再生は不可能ではないだろう。
サイモン君には、少し、頭を冷やしてもらうべきだ。]
≪ あ、聴こえてた? ごめん。 ≫
まったく悪いと思わずに、謝罪を送る。
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耳に入った呟き>>103に、ちら、と数若いほう隣へ、視線を遣る。 怖いのは顔だけなのだろうか、などと、 およそ非常時とは思えぬような感想を抱きながら。 ふう、と短く息を吐く。
(107) 2011/03/23(Wed) 21時頃
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≪ 害になること、ね。 ≫
≪ …………、
する気、は、ないよ。 ≫
憤り露わにするナユタの様子に、本心透けぬよう、言葉を選ぶ。
やはり、非常時以外は遮断しておくべきだろうか。
―書庫―
[かたり。サイラスとイワノフが会話をしている最中。
書庫の入り口近く、音が鳴る。
てらいなく姿を現せば、警戒をする気配]
此方へ。今なら手薄です。
幾ら記憶の操作が可能とは言え、余り能力の痕跡を残しては不味いでしょう。
[それだけを告げる。特に自分の考えも述べない。
昨日の会議での発言、特に咎める様子も見せなければ、意思は似たようなものであると知れるか。
異様に耳の良い者の存在も知っている。名を呼ばず、サイラスに、イワノフに、視線だけを投げ退室を促しながら。
一歩、室内に踏み入る。
用意していた書簡、痕跡残らぬようハンカチで挟んでいたそれを、机上に置いて。]
[もちろん、その意識が簡単に戻らぬことも知っている。
それほどまでに眠ってもらわねば、困る。
いずれ皆に知れることになったとして、
ローレンス、またはレドフォードが皇帝となったとき、
その地位がいかに重いものであるか、それを知らしめたい。]
恋文のようなものです。
[もし内容を聞かれれば、そんな答えを返したろう。
中身を確認しようとしたなら、それを止める事は無い。]
[そうして、気配を探りつつ、自身の来た道引き返す。
話す事がありそうであれば、人の居ない事を確認済みの部屋へ誘い。
通信機を、と言うイワノフの言葉には、サイラスを伺うように見た。]
込み入った話があれば、また。
……耳の、酷く良い者も居ます。
名で呼び合うのは、避けた方が良いでしょう。
[提案をして。幾らかの言葉は交わしただろうか。
一度自室へと戻って行ったのだった。*]
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ラミケシュから意見を求む声>>80が挙がったならば、 少しだけ思考を巡らせてから、首を振る。 異論はない。 否定出来る材料を、自身は持ち合わせていない。 身内の犯行。 だからといって、特段、驚きが在る訳でもない。
(110) 2011/03/23(Wed) 21時頃
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…――。
[感情は伝わって来なくとも、まるで悪びれていないのは分かった。
周囲に分からぬようキリシマを睨む。]
そう…、敵でないならいい。
敵になるなら潰すけど。
[それが本心かどうかは推し量れず。
念押しをすると睨んでいた目を逸らす。]
[勿論。わざわざ書簡を残したのには、その意見を述べる為と言う狙いもあった。]
キリシマは、僅かに身を強張らせてから、ベネットへと視線を移す。
2011/03/23(Wed) 22時頃
≪ ……敵、になる予定も。
味方になる予定も、ないよ。いまのところ、は。 ≫
睨まれたのは気にしながらも、其方は見ることなく。
…………。
敵で無いなら、いい。
ボクはそう言った。
[しかし、味方になる気もないというのに暫し、考えて。]
≪ なにも。 ≫
それだけは、確りと。
国の為。
それは、キリシマには無い思想。
……そう。
貴方はよく分からない人だね。
[確りとした答えに素直な感想を述べ。]
[ディーンの宣言を受けて、瞬きを一つ。
湖水の奥で考えたのは。
己の言を受けての宣言と言う事であれば、恐らくは囮になる意図のものだろう、と。]
≪ きみほどじゃないよ? ≫
言われたことが心底不思議で、こちらも素直に応える。
[なぜ、大戦が血濡れの道で
和平が理想の道、になるのだろう?]
[大戦の先、統一を全うすれば
国境戦のない安寧になるのではないだろうか?]
[和平が成り立っても、
永遠に国境戦は、なくならない。]
[ガーランドの言葉に、
昨日のユ=シハの言葉も思い出し
静かに鳶色を伏せる]
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ベネットがこちらへ首を傾いだなら、はっとして視線を戻す。 続く、二つの真逆なる宣誓に。 眼を伏せる。 どちらか、を選ぶのであれば。 どちらでも、変わらないのではないか。 反乱分子は、必ず産まれる。 そんな思いは、やはり、消せない。
(140) 2011/03/23(Wed) 23時頃
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