78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―
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[獲物を見つけた怪物《ゾンビ》が一斉にやってくる。]
あ…は、ははっ…パネェんですけど……?
[ひきつるしかなく。 迫ってくる異形の手が伸びてきて…目を閉じた。]
―――!
[しかし、覚悟していた衝撃はこなかった。 目を開くと、怪物《ゾンビ》がおとなしくなったまま、まわりを囲んでいた。]
(479) 2012/01/30(Mon) 01時半頃
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やだ、なん……なっ……。
[いまだ止まらぬ涙を零しながらも唖然として。]
ちょっ…ねえ、な……なんなんですか……っ。
[問いかけても異形は動かない。 ただ、耳に届けは悲しみが広がるうめき声を上げるだけ。
押しのけようと手を伸ばしたら…触れた異形がはらりと崩れて、 ゆらりとしたものが空へ上って消えた。]
えっ……。
[天へ、還った。
そう感じた。 その瞬間、自分の手がぼんやりと光った気も、した。]
(484) 2012/01/30(Mon) 01時半頃
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あ…あん、たは。 み、ず…?水を、飲んだの?
[一匹…もとい、一人を還した時点で流れ込んできた記憶で、 この怪物《ゾンビ》たちが発生した理由を知る。 それは眠らない街を壊した隕石が月に衝突した時に齎された…厄災。 つまり、彼らだって被害者なのだ。]
わ…かった、わ、よ…。 か、還してあげれば…い、いいんでしょ。
只働きなんて、ホントはしたくないんだから、ね… 感謝、しなさいよ。 あ、あと、アタシに記憶とか置いていかなくていいから。 とっとと、イってよね。
[面倒そうに言って、異形たちへと手を伸ばした。]
(513) 2012/01/30(Mon) 02時半頃
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[中途半端な力しかないから、ぼんやりとしたものではあるけれど、 灯した光は、かつて世界の観測者たる聖母の持つ、慈悲《カルナ》。
かつて世界が円環となったときも、 行く末を案じ、挑む者を包んだというその存在の持つ力の一片が 自分の中に在る…とは全く想像すらしていない。
ただ、自分でもわからぬまま、目の前の異形へ 不器用ながらも慈しみ《アイ》を与え、天へと還す。]
(514) 2012/01/30(Mon) 02時半頃
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コリーンは、その場から解放されるまで、多分あと63(0..100)x1人くらい**
2012/01/30(Mon) 02時半頃
あのような代物に頼らずとも、妾の力を使えば、最高の悦楽《ハピネス》が得られるというのにな。
[桃茜は無の境地に向かい囁く。]
本当に奇怪なモノよ。
[そして浮かべる、面白い代物を見るかのような、笑い。]
太陽《サイモン》は堕ち、この世界は遊戯《ゲーム》の火蓋が落とされることとなる――――
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おねがい、も…ゆるしてェ…。 アタシは、アンタ達を全部還せる力なんて…持ってないんだってば。
[一人天へ還すごとに弱くなっていく力。 それなのに救いを求めて追う異形の数は、殆ど減っていない。 あちこちから気を察して次々と寄ってきているのだ。]
も、こない、でよぉ… パパのとこに、行けばいいじゃない…。
近づか、ないで…。
[ネオ=イルーナから英雄の聖苑のある地域へ向かう大通り、 その真ん中に、力なくうずくまる。 取り囲む異形達の向こうに、崩れた繁華街の残骸が見えた。]
も、いやぁぁぁぁっ!!!
[ぽろぽろと涙をこぼしながら、精一杯の拒絶の声を上げた。]
(611) 2012/01/30(Mon) 22時頃
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[見上げる空は、もう今までのそれではなく。 どうしていいかわからない焦り、半端な力しか持たない自分への絶望…。]
アタシ、このまま…死ぬの、かな。 せめて、最期に一度くらい…ママに会いたかった…かも。
[見上げた視線を異形の群れへ落としかけたとき、 空を滑る金色の翼>>607が見えた。]
あれ、なに? また、何か変なコトが…。
[滑る金色の鳥を見つめ、きょとりとした。]
(613) 2012/01/30(Mon) 22時半頃
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だ、れって…。
[咄嗟に浮かべたのは困惑。]
星命《テュケー》? 観測者…? せい、ぼ…? なにそれ。
[まったく聞き覚えのない言葉だ。 いや…もしかしたら父親の口から、150年前の出来事と、 観測者《ホロゥ・スコルプス》の話は聞いたことがあるのかもしれない。 でも、思い出せるほど鮮やかな記憶ではなかった。]
意味、わからないんデスケド…。 てか、そっちこそ、誰よ…。
[金色の鳥の上でむっすりとしている少年…?を見上げ、 ちょっとだけ、眉を寄せた。]
(621) 2012/01/30(Mon) 22時半頃
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えっ…。
[呆れたような問いかけに、むっとしながら…、]
――っ、……半分だけ、ね。
[一瞬よりも長い躊躇のあとに続いた返事は、 言い捨てるかのようだった。]
北極星《シメオン》…? しめ、お…ん…?
[それはとても、大切な…ものだ。 失ってはいけない、星命力《テュケイリア》の源。 なにか、昔…近しかったような気がしたけれど。]
幸福の星《エウテキュア》…? だって、落ちた、はずじゃ…てか、人じゃない、どう見ても。
[まだ、困惑の中にあるのか、湧いた感情がなんなのかわからない。]
(632) 2012/01/30(Mon) 23時頃
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コリーン、よ。 コリーン……マクレーン。
[また、躊躇しながら名前を名乗った。]
(633) 2012/01/30(Mon) 23時頃
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[そろそろ違う反応と言われても困る。 異形《ゾンビ》に追いかけられて囲まれているわ、 突然金色の鳥に乗った少年がやってくるわ。 おまけに、自分のことを北極星《シメオン》だと言い出すわ…。
半分の人間の心は混乱しっぱなしだし、 もう半分の心は…元から閉ざしたまま、只の便利道具にしか使っていない。]
――っ。 不本意なら、早く返ればいいじゃない、天《ソラ》に。 なんで、落ちたのよ。
[不機嫌そうに問いを投げ返したら…>>653が聞こえ]
(672) 2012/01/31(Tue) 00時半頃
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はぁ?!?!
[素で声を上げた。 何を、言っているのだろう…、と。 反発しながらも、苦笑を浮かべ。]
アタシ、は、そんなんじゃないわ。 アンタの勘違い、デショ。 だったら…こんな場所でゾンビに囲まれて立ち往生してるわけないじゃない。
人に妙な渾名付けてないで、アンタが希望だというなら… こいつら全部、還してよ。
[殺せ、とも、倒せ、とも違う、還せと言った。 閉ざしている半分の心に宿した力がゆっくりと流れ始めているからだ。 慈悲《カルナ》を抱く天使は、殺めることを―望まない。]
(673) 2012/01/31(Tue) 00時半頃
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/*
業務連絡。
クラリスがオフっているのでコミットは今夜は揃わないと思うけれど、そろそろダミー襲撃についてを。
わたしは一度会いに行きますが、ダミー殺害についてはやりたい人がいればお任せしたいと思っております。
/*
業務連絡応答。
ダミー襲撃は、赤ログの通り、私がパァン出来る。
ラディスか桃乐茜がパァンしたい場合、脇でパァン見物に徹するつもりだ。
/*
業務連絡応答感謝。
わたしは襲撃方法特に考えてないので、桃乐茜が希望なければ零の華にお任せで。
現場で見ていようと思う予定です。
[太陽を、見上げる]
『創造主《おとうさま》
我は運命の忠実なる使徒。
貴方の使徒《人形》ではないと気づいた貴方は我を封じた。
だが、何者も運命から逃れることはできない
―――例え神であろうともな』
[口元を歪ませ、神の兵器は哂った]
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――、ぅ。
[帰れるなら帰ってる…当たり前の返答>>694に、二の句が継げない。 理由もわからない、なら、どうしていいのかも…思いつかない。 でも、北極星《シメオン》も、南極星《セレスト》も、共に天《ソラ》になければならないものというのはなぜかわかっていて、]
も、って……なによ。 え?こた、え…?どういう、ことよ。
[腰に手を当てこちらを見下ろす北極星《シメオン》>>698を見上げ返したが、]
―――ぁ、ぅぅぅ……。
[普通の人間なら、きっと襲われている。 普通の人間なら…きっともう生きていない。
じゃあ、何故…ここにこうして、息をして、声を出して…いる?]
(748) 2012/01/31(Tue) 02時頃
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世界の重要な役割、って…。 それは、うちのパパのことじゃないの? 生まれも育ちも100%純粋な天使なんだし。
[しかし、その父親とて別の世界の観測に飛び立っていて、 会っていないわけだけど。]
でも…ああ、これ、この星の聲だったのか。 ずーっと、聞こえててさ。 意味もわっかんないのに悲しくて、苦しくて、 マジ冗談キツイって思ってたけど…
[>>703に、銀をかきあげてため息をついた。]
はいはい、勘違いじゃあ…ないっぽいのはわかったけど。 星詠いのマクレーンって呼ばれるのは、イヤかも。 そりゃ、マクレーンってのは…アタシのなまえだけどさ… 昔の、誰だか知らない人の名前でもあるわけでしょ? なぁんかぜんぜん実感湧かないし。
(750) 2012/01/31(Tue) 02時頃
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ついでに、実際、こうしてゾンビを還せる力も残ってないから、 立ち往生してるわけだし。
[肩をすくめ、手を広げた。]
(751) 2012/01/31(Tue) 02時頃
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[そして、本当に北極星《シメオン》なのかと確かめようとして 口にした願いが叶えられる>>709>>721>>723。
頭に直接声が届いたような感覚の後、 周囲に風が起こって…光が満ち…目の前の金色が、夢へと。
緩やかな、夢の波動が周囲を優しく導いて行くのを… はっきりと見て取って、息を呑んだ。]
ショージキ、アンタのこと疑ってたんだけどさ… 悪かったわ。
[還っていった多くの命をしばらくの間見上げ、 視線を北極星《シメオン》へ戻したなら両手を軽く上に上げ、 苦笑した。]
(752) 2012/01/31(Tue) 02時頃
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南極星《セレスト》探さなきゃならないんでしょ? アタシにはその、星詠み?っつーの? それほどの力はないし、どこまでできっかわからないけど。 どうせこの街にもいられないし…アタシも探してみるわ。
じゃあ、ね。 ありがと。
[手を振って、英雄の聖苑の方向へ歩き出した。 言い方はそっけないが、胸のうちはきっとそうではない。
悲しみの原因がわかれば、涙はもうこぼれない。 届き続ける星命の聲で胸はずっと痛いままだけど…。**]
(753) 2012/01/31(Tue) 02時頃
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― 太陽への罅の中 ―
[大陸を横断するよりも、世界の宙(そら)高くに輝く太陽への空間の罅には、微かなトンネルの様な道が存在した。
常人なら、既に骨も残さず蕩けてしまうその道。
仮面の女は、表情こそ窺う事は出来ない物の、涼しげと断じれる所作で太陽へ至る路を渡る]
『私は一足先に向かっている。
なに、あいつを還す前に積もる話もあると言うだけさ。
お前もすぐに来ると良い。
共にあいつの神棺《カンオケ》に零ノ華《Call Zero》を添えてやろうじゃあないか』
[親しげにその言葉を投げかけるのは、太陽を目指し羽ばたく、終末の使命負う運命への物。
気負う様子もないまま、そして、最後の一歩を*踏み出す*]
ぴーぴーと五月蠅い人形は黙らせた。
さて、美しき華よ゛素敵゛なショウをはじめようか
[そこには歪んだ笑みを浮かべた人形がいた**]
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[北極星に背を向けて歩き出した途端に、地面が揺れる>>637。 そして、伝わる……円環《セカイ》の悲鳴>>607。]
――、いたっ……。
[胸を押さえてがくりと膝をつく。 止まっていたはずの涙が、再び眸から溢れ出る。]
やだ…っ……。
[苦しい。すごく、苦しい。 内臓を掴まれたような感じさえする。]
りっきょく、の………。
[ふと浮かんだ単語をポツリと呟いて、目を開いた。]
そう、なんだ。 アタシ、六極の泉《ラキ・ユニヴァー》に…行かなくちゃ。
(849) 2012/01/31(Tue) 18時頃
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[円環《セカイ》の根源だといわれているその場所は、5にあるという。 1:王都 2:砂漠 3:東方 4:自治区のどこか 5:三国国境 6:まだ出て来ていないどこか
密かに聖地とされるその場所は、嘗て150年の昔に 世界の観測者《ホロゥ・スコルプス》たる聖母が祈ったとされる場所。
円環《セカイ》を想う心が、猶予はないと急かしている。]
(850) 2012/01/31(Tue) 18時頃
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[振り返った先に、北極星《シメオン》はまだいただろうか。 もしいたならば、金色の鳥を見上げて]
ねえ、もうひとつ…お願い聞いて! アタシを……六極の泉《ラキ・ユニヴァー》の近くへ送って!
お願いよ、愛しき金色《シェ・オー》……。
[世界の観測者《ホロゥ・スコルプス》が呼んでいた名で呼び掛けた。 記憶…というよりもほかに言いようのないものが少しずつ蘇っていた。**]
(852) 2012/01/31(Tue) 18時半頃
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―――ひとつ。
[太陽《サイモン》を封じ込める外宇宙《そら》の温度の冷気。
それが、太陽《サイモン》の力を着実に削ぎ落とすのを見物しながら、黒曜の剣に視線を送る]
ひとつ。質問がある
訊かせてもらおうじゃあないか。
お前は知っているか?
私達、二人が揃った中で唯一。
銀河の縦糸と横糸を紡ぐ者-カミ-の。
総ての星命を司る一柱。
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