238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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ただの一度も、当主が変わったことがないからだ。
とはいえ、いつまでも同じ姿形では、あからさまに怪しまれるのでなぁ。 そこで、私は一つの手段を取った。 永遠に力を損なわず、あの方への信仰を忘れぬ為の手段を。
[禁呪と知っていて、それでも行った。 それで、未だ罰が下らぬのだ。 それが、神に許された証だと、女は信じていた。]
(135) 2015/09/20(Sun) 21時半頃
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仰代麗亞は、今代の寄り代。それに与えられた名。 私の魂の入れ物となる、肉の器よ。 私は私の胎より、何度でも産まれ返す。 この娘の自我は、とうの昔に私が奪った。 私の悲願の為にな!
[歴代の仰代の当主は、皆子孫を産んでから数年後に没している。 その葬式などは、他の家は寄せ付けず、必ず仰代の当主一人で埋葬する。]
――――それでは、皆様。 改めて、自己紹介させていただきます。
(138) 2015/09/20(Sun) 21時半頃
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私は、仰代家初代当主、仰九羅璃紗でございます。
(140) 2015/09/20(Sun) 21時半頃
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身体を乗っ取ったからと言って、それまでの記憶が消えるわけもない。 ああ、この数年は楽しかったよ。 貴様らとの、くだらぬお仲間ごっこはな!!
[怪しまれぬよう、最後の最後まで、信用させるよう。 ずっと、優しい姉の顔をし続けた。
本物は、とっくに消え去っていたというのに。]
あぁ、でも……いつでも、顔は見せれるのよ? ねぇ……
(143) 2015/09/20(Sun) 22時頃
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――――ひなちゃん?
[優しかった姉の顔で、声で。 かつてのように、呼ぶ。]
(144) 2015/09/20(Sun) 22時頃
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当たり前だッ!! その為の呪、その為の繁栄、その為の身体だッ!!
[何度目の代替わりだろうか。 そのような感情など、すぐに摩耗し、潰えてしまった。 今では、魂さえ残れば、器などただ3、40年ごとに代替えの必要のある道具としか思っていない。]
ただ、天を開くという目的の為だけに生きてきたッ! それ以外のものなど、ただの道具に過ぎん!!
(149) 2015/09/20(Sun) 22時頃
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……貴様は、ずっと嫌いだった。 そのような、神を冒涜する名を冠する貴様が……
[手を翳す。 目には、燃え滾るような憎しみを込めて]
過去すべての記憶の中で、最も穢らわしいッ!!
[飛びかう光弾は、光速を越えて。 男へと無軌道な軌跡を描き、飛来する。]
(150) 2015/09/20(Sun) 22時頃
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あぁ、アレは本当に役立ってくれたよ。 アレが手に入るまでは、魂の乗り換えも多少苦しくてな……それが、いともたやすくできるようになった。
そして、今! こうして天の扉すらも開く力となった!!
[当時の幸々戸の家は、今よりも更に虚弱で。 どうしても、他家に頼らねば存続が不可能な状況だった。 その中で、力の隆盛を誇る仰九羅に頼らざるを得なかったのは、道理だろう。 そこに、つけこんだ。]
(158) 2015/09/20(Sun) 22時頃
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理を曲げねばッ!得られぬ願いだったからこそだ!!
[そう叫びながら、再び掌に光を集める。 かつてないほどに大きな、光を。]
はっ、己の所有物をどう使おうと、私の勝手だろう? ただそれが、息を吸い、動くだけの肉だっただけのことよ!!
[それは、大きな槌となる。]
(159) 2015/09/20(Sun) 22時半頃
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大丈夫……"麗亞"も、扉の向こうにいるわ……
だから、安心して……逝ってきなさい?
[光を、雷を纏う槌を、大きく振りかぶる。]
ライジング・トールッ!!
[打ち付けられれば、光は目を灼き、雷は骨の髄まで燃やし尽くすだろう。]
(163) 2015/09/20(Sun) 22時半頃
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その暇ッ、見逃すわけにはいかぬ!!
[そして、男の吐血が目に入る。 その隙を消して逃さぬと、光の槍が白の男へと一直線に向けられる。]
(164) 2015/09/20(Sun) 22時半頃
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オーレリアは、イアンの姿を見、目を見開いて。
2015/09/20(Sun) 23時半頃
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…………なんだ、それは……?
[光に包まれた聖堂が、目視に再び耐えうるようになった時。 女は、目の前の光景に目を見開いた。]
……何をした? それは、白と黒の太陽融合≪リ・ガーレ=サンライト≫なのか?
二色の翼など得られぬはず…… 何を力として、それを得た?
何故、力に飲み込まれないっ!? ただの非力な人間共が、私のあずかり知らぬことをできるものかっ!!
もはや奇跡などこれ以上起きぬはず…… 何をもってその力とする!?
[認めない。 認めない。 認められない。]
(199) 2015/09/21(Mon) 00時頃
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そんな力などッ認めるものかァァアアアアアッッ!!!!
[急速収縮、具現化させた、ただ暴力的なまでの力の本流を、ぶつける。 そんなこと、あってはならない、と。]
(200) 2015/09/21(Mon) 00時頃
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馬鹿がッ!扉を成した以上、最早『羽衣』なぞ不要ッ!!
[先の弾の行方までは見ず。 空の鳳凰を見上げ]
そのまま燃え朽ちよッ!!
[唱えている暇などない。 だが、無詠唱で繰り出すのは、必中の槍。 それを、鳳凰へと。]
(207) 2015/09/21(Mon) 00時半頃
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貴様の焔など、必要ないわ……!!
[好悪ではなく、不要、と吐き捨て。 周囲を取り巻くように、守護の陣を貼る。]
元より貴様の赦しなど請うておらぬわぁ!!
[そのまま、円錐形の物質が男を貫こうと沸き上がる。 視線は、白の男から、外れた。]
(214) 2015/09/21(Mon) 01時頃
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[―――――― ジャ キ ィ ン…… ]
(226) 2015/09/21(Mon) 01時半頃
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[その音が、何かなどと。 想定外に次ぐ想定外に、平静を欠いた女には、すぐに気づけなかった。
そして、気づけたにしろ、女は侮っていた。 神威に銃は撃てない。 その先入観が、油断となっていたからだ。]
[だが、神威にはあって、女にはないものが、神威に力を与えていたとしたら?
それも、女には想定できない。 ただ一つの妄念だけで動く女には、仲間などいなかったから。]
(227) 2015/09/21(Mon) 01時半頃
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[ ガ ァ ン ―――――――――!!]
(228) 2015/09/21(Mon) 01時半頃
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[だから、それが銃声だと瞬時に気づいても、何もしなかった。 当たらぬ弾を撃っても、攪乱にもならぬと吐き捨てたから。]
[だから、それが一瞬の命運を分けた。]
(229) 2015/09/21(Mon) 01時半頃
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――――――――ぁ…………?
[ぐらり、と世界が傾き、驚愕に目を見開いたまま、地に伏せる。 床に流れる血が、誰の者なのか、理解できなかった。]
(230) 2015/09/21(Mon) 01時半頃
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…………な、ぜ…………
[この程度、すぐに回復を、と傷を塞ぐ。 しかし、止まらない。
女は気づいていなかった。 一つだと思った銃創。 それは、一瞬の間に、女の躰にいくつもの風穴を開けていたこと。]
……きさまら……ごときに……
[白い腕は一層に青白く、黒い布は血に濡れ、赤黒く。 気力で半身を起こし、男たちを睨み上げる。]
(231) 2015/09/21(Mon) 01時半頃
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ふ…………ふふ…………ふふふふふふ………………
[床に伏し、血にまみれて尚、女は嗤う。]
懺悔? 懺悔だと……?
そんなもの、あるはずもないわ……!
(236) 2015/09/21(Mon) 02時頃
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こんなもの、こんな、こと……! こんな、ことで……私の積年の想いを……!!
[血を吐き、正気などとうに失った目で天を見る。 そして、幸々戸に向かい]
小僧!貴様、先ほど開き続けられるか、などとほざいたな!! 開けるか、などではないッ!!!
(239) 2015/09/21(Mon) 02時頃
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開くのだよオオォォッ!!!!!
[咆哮と共に、地が震える。 細くなりつつあった光を、無理やりこじ開け そして、血走った目を白と黒の天使へと向け]
貴様らに向けられるものが奇跡などと認めんッ!! これが奇跡などと呼ばれるものならばッ!!
(240) 2015/09/21(Mon) 02時頃
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私にこそ、奇跡を受ける資格があるッ!!!!!
(241) 2015/09/21(Mon) 02時頃
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[刹那、女の躰は、光と分散した。]
[その光の粒子は、扉の奥へと吸い込まれ、扉は閉じ――――]
(242) 2015/09/21(Mon) 02時頃
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[ダァン!!!]
[ダンッ ダァンッ]
[ガタッ ドンドンドンッ]
(243) 2015/09/21(Mon) 02時頃
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[――――――――――ガァアアァァアァンッ]
(244) 2015/09/21(Mon) 02時頃
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[偽りの天の扉から、女の妄念が溢れ出した。]
はははははははははは!!! やはり、天は私を捨て置かなかった!!!
貴様らここでまとめて……潰してくれる!!
[かつて聖女と呼ばれた執念は、扉から上半身のみを出し、哄笑する。]
(245) 2015/09/21(Mon) 02時頃
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―璃紗―
[仰九羅璃紗は、まだ彼女が彼女の肉体であった頃は、慈悲深く、分け隔てなく人を癒し、施しを与える慈愛に満ちた女性だったという。 人々はそんな彼女を聖女と呼び、彼女も、人々の期待に応えんと自らを律する徳の高い女性だった。
ある時、現状を憂いた神が、天と地を分ける、と告げた。 人々は、慕われる聖女が選ばれた事を祝福した。 だが、彼女の心には、疑問しかなかった。
彼女は、幸せだった。 今の世に、何の不満も持たず、このまま続けばいいと思っていた。 疑問と空虚を胸にするも、直訴する事は、当時はまだ敬虔だった彼女にはできなかった。
そうして、12の家が、正式に選ばれる事となった。]
(255) 2015/09/21(Mon) 03時半頃
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