人狼議事


52 薔薇恋獄

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『もっと早く伝えておけば』
『わたし、楓馬と蛍紫を一緒に助けられたかもしれない』

『……ごめんなさい』

[ ぽつり ]


【人】 見習い医師 スティーブン

 …………。

[深く、息を吐く。
 そして、首を大きく横に振り]

 最上君達も、見ています。

 それに、養護教諭として……知ってしまった以上、見過ごすことは、できません。

(182) 2011/05/21(Sat) 21時半頃

『……少し、複雑な話になるわ』
『日向は失恋した……言い換えれば、誰かから望まれなかった孤独な魂を好むの』
『逆に言えば、誰かから愛されている魂は、日向の手から救いやすい』
『逃がすのが容易い、ということ』


『……克希は此処に何度か遊びに来ていたわ』
『そしてわたしも日向(ひゅうが)も克希が誰かから愛されていることを知っている』
『その相手は此処にはいないみたいだけれど』

『楓馬も同じ』
『誰かから愛されているから』
『逃がすことができた』

『それだけのこと』
『あなた達から見れば、愛する人だけを奪われたような状態で』
『理不尽なのは百も承知よ』

『でも、恋人になるまで待っていたら、間に合わなくてどちらも死んでしまうかもしれない』


『ありがとう』

『蛍紫は本当にやさしいわね』
『楓馬が好きになるのもわかる気がするわ』

[ ちらり、士朗を見て ]

『まずは、そこの人に信じてもらえたらいいわね』


『……本当に変わった人ね』

[ 将棋盤を出し始める士朗を見て少し呆れたように ]

『百年近く亡霊やってるけど、こんな反応も初めてだわ』
『見えないか、見えたら逃げるかのどっちかしかなかったもの』


【人】 見習い医師 スティーブン

 雨で冷えきっていたあなたをお風呂に入れてくれたのは、最上君です。
 あと、織部君。
 浜那須君も、この部屋にいました。

 けーし……甲斐君は……多分、見てはいません。

[隠し立てするつもりはないため、知っていることをそのまま話す。
 入浴中のことまでは分からない。
 けれど、少なくともこの部屋で耀の傷を見たかもしれないのは、自分を含め4人だけの筈だ]

 …………。

[忘れて欲しいと言われても、そう易々と、首を縦に振るわけにはいかない]

(190) 2011/05/21(Sat) 21時半頃

 どうも、俺は、変わり者が好きみたいだからな。
 仕方ない。

[苦さの混じった顔で紡ぐ。
楓馬にしても、鳴瀬にしても――嗚呼、似ているからと言えば、多分それは罪で。]

 出来うる、限り努力はする。
 お前も……無理をするなと言いたいが、
 出来たら頑張ってくれ。

 お前達が勝ち負けでなく、救われることを、俺は願うから。


『……わたし、あなた達には罵られこそすれ感謝される立場ではないはずなのだけど』

『そもそもわたしがいなければ』
『あなた達に危険が及ぶこともなかったのに』

『まして救いなんて……』

[ 楓馬も同じことを言っていた ]

『……失恋して、恋人の家族を祟り殺して』
『なんの罪もない人達を殺して仲間にして』
『百年も泣いたり嘆いたりしているだけの』
『わたしが救われる道理なんてないのにね』

『地獄に落ちていないだけ、ましなほうよ』


 ……人を好きになるのは、どうしようもないさ。
 十分苦しんだんじゃないか?

 なら、救われてもいいはずだ。

           いつまでも逃げ場のない想いは辛い。

[囁いて伸ばす手、触れられないけれど、撫でる仕草を見せた。]


【人】 見習い医師 スティーブン

 そうですよ。
 あれだけ雨に打たれたんです……当然でしょう?

[なるべく穏やかな口調で言ってから、耀の肩を軽く撫で]

 甲斐君に……。
 どうしても、黙っていた方が良いですか?

 こんなこと、いずれ知れてしまうと思いますよ。
 その時になって後悔するより、話してしまった方が良いんじゃないかと……私は、思いますけどね。

 ……。

[何かを思い出したように、瞼を伏せ]

 言って後悔するよりも、言わずに後悔する方が……辛いと、思います……。

(200) 2011/05/21(Sat) 22時頃

『……』

[ 撫でるような仕草に、困ったような顔を見せる ]

[ 罪深い己が救われる方法など、わからないのだ ]


『……そっちの人が困っているみたいだし、そろそろ消えるわ』

[ 視線を士朗に向けて、外して ]
[ *引き止められなければ、女の姿はすぅと消える* ]


【人】 見習い医師 スティーブン

 ……落ち着いて。

[無理に抑え付けることはせず、そっと耀の背中に触れる]

 耀君、落ち着いて、ゆっくりと考えて。

 あなたの知っている甲斐君は、そんなことで、あなたを気持ち悪いって……嫌いだなんて、言い出すような子ですか?
 少なくとも私には、そうは思えないんですけどね。

 それでも、どうしても……というのなら仕方ありません。
 無理強いはしませんよ。

 ただ……後悔のないよう、よく考えてみて下さい。

(218) 2011/05/21(Sat) 22時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 そんなことは……。

[そんなことはない、と。
 言えたなら、どれだけ楽だったろう。
 けれど、口だけでそんなことを言ったところで、一体どんな意味があるというのか。

 当人達にしか分からないことを、これ以上、軽々しく口にするのは憚られ、ただ黙って耀の背を撫で続ける]

(260) 2011/05/21(Sat) 23時半頃

見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2011/05/21(Sat) 23時半頃


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