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一層、二人息絶えて。
何もかもを失ってしまうべきなのでしょうか。
だけど、私は進化する。
私はまだ、進んでいく。
あの人を失っても、私は未だ終わらない。
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― 翌朝 ―
[完全に音が途絶えたわけではなかった。 そこかしこに、こえとおとがする。
手持ちの楽譜全てと、酒瓶と、細々した色々が詰め込まれ、少々不恰好になった鞄を提げながら、それでもいつもは人と行き違うこともあった通りを歩く。
いつものように、ただ歩く。
そうして立ち止まったのは、自宅の次に足を運んでいるアレヴィ家の前。 いつものように、気負いなく。ただ、戸を叩こうとする手が、少し彷徨ったけれど、結局は伸ばされ]
っ、
[すか、と内側から開けられた為に、空振りした]
(196) 2010/07/03(Sat) 17時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 17時頃
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……だから、ちゃんと、支度を整えて外に出ろと。
[反射的に抱きとめて、さて、どうしたものか頭は回らなかったが。 ほぼ反射に近い反応で、いつもの小言は口をついた。
何とはなしに、悲しげにも、安心したようにも見えるだろう表情で、見上げる頭をぽんぽん撫でながら。 居るんだなあ、なんて確認していたりする]
なんでって。もう生活の為に出稼ぎしなくて良いなら、此処に居るよ。 此処以外に、死に場所なんて無いし。まあ、オルガンの傍で死ねたら良いけど。
お前こそ、何で。……死んだら、元も子も無いだろう。
(199) 2010/07/03(Sat) 17時頃
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そう何でも細かいで済ませるから、お前はいつまで経っても色気のひとつも無くて、まったく……。
[はあ、と溜め息を吐きながら。 何か変えるつもりもなかったけれど、こうもいつも通りの言葉しか出てこないのに、可笑しくなって、ミッシェルの頭の上で、笑いを零すも。 切実な表情に、目を細めて笑みを消し]
どうして、此処じゃないと駄目なんだ。 おれは門外漢だけど、作るだけなら、道具さえあれば街でも何処でも、出来るんじゃないのか。 ……アレヴィの小父さんが、遺言でも残したのか?
[今から街へ向かうことは出来ないけれど、それでもそう、真剣に問いかけ。 ただ、自分のことについては、軽く笑い]
おれは、だって。生きてる限り、弾けたらそれで良いから。
(201) 2010/07/03(Sat) 17時半頃
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奏者 セシルは、飾り職 ミッシェルの目元を、笑んだまま、柔く指先で払ってやり。
2010/07/03(Sat) 17時半頃
そう、あなたは生きたい、のね。
[その言葉を聞けば、それ以上は今は語る事無く。
静かに、彼女の進化を、歩む道を見守る事を決めた。]
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……まあな。何かあった時に、自分は村を空けがちだし、誰か安心して面倒看てくれるやつを見つけて欲しかったのも、小父さんの墓前に花嫁姿見せてやりたいっていうのも、結局は、おれの考えるお前の幸せでしか無かったから。 別に何言わなくても、良かったのかもしれないとは、思ってるよ。
[今のまま、と何でもないその言葉が、ひどく寂しく響く。 寄る辺無い子供のように、服を握るミッシェルを、柔らかく抱きしめた]
……そうか? 小父さんは、此処でないと作れないと言っていたけれど、此処では完成させられなかったんだろ。 だったら、もしかしたら、外で作ってみたら、案外あっさり出来たかもしれない、とか考えないのか。
(205) 2010/07/03(Sat) 18時頃
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お前には、そういう、出来るかもしれないこれから先があるけど。 おれは別に、そうでもない。演目に、急に穴を空けるのは申し訳ないけど、チャンスを待ってるやつはいくらでも居るんだから、おれが弾かなくてもすぐに良くなる。 だったら、此処で最後まで弾いていられれば、それで十分過ぎるくらい、幸せだ。
[いつも気丈にやり返してくる声は震えていて。 ゆらぐ瞳が、湖みたいで綺麗と、柄にも無く思えば、少しだけ理由に嘘を吐いて。 ふ、と微か苦い笑みを浮かべ、あやすように額にくちづけた]
(206) 2010/07/03(Sat) 18時頃
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奏者 セシルは、飾り職 ミッシェルの頬を撫で、ただその雫を拭い去ろうと。
2010/07/03(Sat) 18時頃
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そりゃな。だから、駄目だったのかもと思うが。
[顔を埋めてしまうのに、どうした、と問いはするけれど、上げさせるわけでもなく、ただ髪を撫でつけながら]
……居なくなった人間の表情って、厄介だよな。どうしたって、もう上書きされないから、消えやしない。
――ばぁか。おれだって、お前が死ぬのなんて嫌だから、こう言ってるんだろ。
[駄々に困った大人のような、それより割り切れていない困り顔で、やっぱり笑って撫でてやるくらいしか、今出来ることはなくて*]
(213) 2010/07/03(Sat) 18時半頃
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奏者 セシルは、流浪者 ペラジーは、あるじと一緒に行ったのだろうか、と馬蹄のあとを見て、ふと思った。
2010/07/03(Sat) 18時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 18時半頃
"その時" が 在るならば
私など切り捨てて下さい。
”その時”
あなたがどの道を選択するにしても。
あなたが何を望むにしても――…。
私が、その時に生きていられたら――…。
あなたの希望に添うように、するわ。
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[子供に戻ってしまったように泣くミッシェルを、撫でながら抱きしめていたのは、どれくらいのことだっただろう。 彼女に死んで欲しくないとは思えど、心のままに泣く方法なんて、とうに忘れてしまって。 ばかでも良いと泣く彼女を、少し羨ましくも思ったりもした]
……ヴェス?
[ふいに、弟の声が聞こえたように思い、視線を上げる。 常の、愛を叫んでいるそれとは随分、違う声音。
ヴェンリッヒ邸の様子を見に行こうと思っているんだが、一寸。とミッシェルに断ってから、その姿を探して、きょろ、と通りを見回しながら進み]
(239) 2010/07/03(Sat) 21時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 21時半頃
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ヴェス。何かあったのか。
[その姿を見つければ、小走りに駆け寄って、すらりと高い彼を見上げ。 今の事態を考えれば、間抜けとも思える問いを掛け]
おれは行かないよ。お前は……行かないのか?
(241) 2010/07/03(Sat) 22時頃
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……そう? 馬鹿と、ヴェス自身が言うことは、いつもと言うほど無かったような気もするけど。
案内は、荷の運搬に慣れているひとが上手くやってくれていると思うよ。おれは何時も、乗せて貰っているだけだから、口を出すほどじゃない。
[落ち込んで、いるのだろうか。 話を聞いたなら、それも当然のことなのだろうけれど、何だか。 緩く首を傾げたまま、彼の口上を聞き]
……今更なんて。もしヴェスが、そうしたいと本気で思ったんなら、おれは力を貸すよ。 あの頃から年月が経ったからこそ、……ヴェスが、そうしたいのなら。
[その言葉が纏うくらさを、振り払うように首を振る。 悲しげな素振りは見せない。だって、そうさせてしまったのは自分なのだから、そんな権利は無い。 何処かぼんやりした、常の表情で、ただ真っ直ぐ彼を見上げ]
(248) 2010/07/03(Sat) 22時半頃
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笑わないよ。おれが、ヴェスの何を笑うと思うの。 どうしてそう、自分で片付けてしまう? 彼女への想いの伝え方も、彼女がどうしたいのかも。 街へ一緒に行きたいと、伝えたわけでもないんだろう?
[一息に言ってしまってから、ひとつ、笑う。 それは勿論、彼へ向けてではなく]
……それとね。あのひとは、おれとは何でもなかったんだ。 おれに気遣ってか、あのひとは何も言わなかったし、おれも自分から否定するのが嫌で、教えるのが今更になってしまったけどね。
(249) 2010/07/03(Sat) 22時半頃
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……ミッシェル。
[一拍置いてから、おかえり、と躊躇う表情の彼女へ、柔く笑み。 ん、と考えるような仕草をしてから]
双方向の愛って奇跡かもね。みたいな。
[ふい、と首を傾げた]
(252) 2010/07/03(Sat) 23時頃
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おれも、叶え方なんて分からない。
[首を傾げるミッシェルに、雛鳥みたいだと、くすり笑うも。 ヴェスの問いかけに、笑みを収め]
おれは、何処へも行く必要が無いなら、此処に居たいから、此処に居るよ。 願っても動いても、叶うとは限らないけど、どちらもしなければ、まず叶わないさ。
[何だか、まともに目を合わせたのが久しぶりの気がして、こんな時に少し嬉しくなった。 でも、それも、答えへの想いも、表情には出さぬままで、見つめ返し]
(256) 2010/07/03(Sat) 23時頃
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ヴェス。
愚図ってても、死んじゃうんだろうけど。
私には、何もできないよ。
セシ兄は、私のこと、見てないもん。
私は、ヴェスみたいに。
まっすぐに気持ちを伝えることなんて、出来ない。
どうすればいいか、わかんないもん。
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此処でも弾くよ? 素晴らしいことに、この村にはオルガンもピアノもある。
好きにするし、ヴェスも好きにしたらいい。 聞き飽きたと思うけど、使えると思った時には声を掛ければ良い。
ご忠告、ありがとう。大丈夫さ、……おれはいつだって、やりたいことしかやってないから。
[皮肉げなその表情のほうが、常の彼らしいけれど。 少しだけ、残念な気分を感じつつ、踵を返す背を見送り、風に運ばれた呟きに、無言で口端を上げた]
(261) 2010/07/03(Sat) 23時半頃
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そりゃね。出来れば叶えたいと思うものなんじゃないか。
[小さく息を吐いたミッシェルの頭を、ぽんと撫で]
さて。今度こそ、ヴェンリッヒ邸を見に行くか。 誰も居ないなら居ないで、火事場泥棒宜しく、ピアノを弾かせて貰おうなんて思っては、 ……ん。
[歩き出した先、常ならば人の波に遮られ、其処に人が居ようと気にならなかっただろう場所。 支度をするでもなく、無言で其処に居る少年>>258の姿に、目を細めた]
(262) 2010/07/03(Sat) 23時半頃
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だから 諦めるのか?
だったら 厚意に あぐらでもかいてればいいさ。
言葉じゃなくても 出来ることくらいあるんじゃないのか?
モラトリアムは 長くないぜ
─…っ
[心で呟いたことに、返事が返ってくるとは思わなかったから驚いたものの。
何故、と思わなかった自分もいて。]
…諦めたく、ない。
私のこと、見てなくても、子供扱いでも。
セシ兄に、笑ってて欲しい。
…ありがとね、ヴェス。
ヴェスも。諦めないんだね。
さて――
[聞こえるということ、伝わるということ。一呼吸の間にどうでも良くなって]
どうだかな。
願っても動いても叶わないことは あるからな。
要は 自己満足出来るかどうか それだけだ。
だから――礼を言われる筋合いはない。
[いつものようにざくりと切り捨てて]
まぁ――脈はなくもないんじゃないか?
[皮肉るように言って話を打ち切った]
奏者 セシルは、飾り職 ミッシェルが声を掛けるのに任せ、ひらりと手を振ってから。
2010/07/04(Sun) 00時頃
うん、それでも。
ありがとう、ヴェス。
脈?
─…ないよ、絶対。
セシ兄があのひとのこと、忘れるわけないじゃない。
[もう話す気はないだろうヴェスに、それでも礼を言って。
儚い笑みをたたえたまま、彼の言葉を否定した。]
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[行くところが無い、という答えは多分、珍しくないのだろうけど。 口にしたのが少年だからか、些か痛ましいいろを浮かべそうになって、軽く目を伏せ]
ええ。オスカー君は……此処で何を?
[問いには頷き、ふ、と広場を見回せば、別の姿>>263がやって来るのが見え。 ぼうっとしていると危ないですよ、と空を見上げるひとへ声を掛けた]
(270) 2010/07/04(Sun) 00時頃
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そうですね……。 此処と大通りは、村の中でも大抵、賑わっていましたから。
[視線を巡らしても、すぐに人影を誰なのか判別出来てしまう今。 小さいなりに、自給自足で活気を保ってきた姿を、鮮明に思い起こすのは容易いことで、その落差に軽く胸元を押さえた]
考え事、ですか。
[静かになった今は、むしろそれに相応しいかもしれないが。 良い考えは纏まりましたか、と考えを巡らせていたんだろう少年の頭をぽんと撫で、訊いてみる]
(274) 2010/07/04(Sun) 00時半頃
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