276 ─五月、薔薇の木の下で。
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―医務室―
[目が覚めた時間は、案の定人よりも遅く。窓から光が差し込んでいて、普通に朝を迎えたことを知る。]
…………
[一夜の夢だったのかと思うほどの、普段通りの新しい朝。枕元を手で探れば眼鏡に触れたので、早速かけた。
そこで、上着がないのに気づき。]
んん……
[夢じゃない、のかもしれない。 確かめる為に、ベッドを抜け出した。]
(118) mikanseijin 2018/05/25(Fri) 22時頃
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[最後に見かけた中庭か、ケヴィンの部屋か、あるいは調理室か。 候補を絞りながら、先輩の部屋をまず目指してみる。 やがて、廊下の角を曲がったときに目的の人を見つけ。] あっ
[ぼっと顔が赤くなった。 酩酊していたような昨夜とは違い、今は素面で、思いきり意識してしまう。]
お……はよう、ございます……
[だって、きっと夢じゃない。ケヴィンの手には自分の上着があったのだから。>>95*]
(119) mikanseijin 2018/05/25(Fri) 22時頃
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そ、それは…… ありがとう、ございます……
[わざわざ届けようとしてくれた先輩に。 普段なら、せめて一日前なら、平然と言えたのに。 今は、目を合わせるのも躊躇われ、ひたすら心臓がやかましい。>>139]
…………、 あの…… 先輩は、覚えて……いますか?
[ずっと持たせているのも申し訳ないと、両手をケヴィンの方へ差し出しながら、尋ねた。*]
(144) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 00時頃
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[傍から見れば何しているんだろう、と思われるかもしれないが、人目を気にするほどの注意が周囲にいかない。
今は目の前の人のことしか考えられなくて。]
ふぁっ。
[がしりと両手で掴まれて、小さく声をあげた。 同時に、心臓が一際大きく跳ねた。>>158
自分よりも大きな手から温もりが伝わってくる。 逸らしていた瞳を、茶色にあわせ。
……ああ、良かった、と覚えていたことに安堵した。]
(169) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 02時半頃
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[薔薇の香に溺れていたのかもしれない。 だけど嫌じゃなかったし、今でもそうだ。 羞恥はあっても、後悔や嫌悪は湧いていない。
重ね合わせた手に夜の夢を思い出し、 離れていく手に、もっと触れていたいと追いかけそうになる。]
……いえ。 忘れたくないです。
(170) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 02時半頃
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僕は、自分の気持ちを理解するのが、下手だし。 この感情の正しい名前もわからないんですけど……
でも、先輩を、好ましいと思っています。 パン作り以外のことも知りたいです、もっと。
[少しは笑えたらよかったけれど、必死の訴えに連動して、表情も余裕のないものだ。]
……また、見学しに行ってもいいですか?
[最初は単にパン作りに興味があっただけだが、次に行く時の目的は違う。
迷子を導けるほど大層な者ではなくとも、一緒に道を探したくて**]
(171) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 02時半頃
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執事見習い ロビンは、メモを貼った。
mikanseijin 2018/05/26(Sat) 02時半頃
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[愛とは何かと問われれば、 「よくわからない」のが自分の答え。 色恋沙汰とは縁のなかった半生だ。
でも、彼を知りたいと思う心が、 泣いてほしくないと感じる気持ちが、>>204 手を繋いでいたいという望みが、 単なる依存ではなく、愛であればいいと、思う。]
(216) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 20時頃
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[受け取った上着を肩にかけ、 もう一度手を差し出して、握手を求めた。 今はこれだけで我慢しよう。]
……ありがとうございます。 嬉しいです。
[珍しい表情を見せる。 いつも大体真顔の顔に浮かぶ、微笑。
たんぽぽの綿毛は、根を張り、 小さな花を咲かせる場所を決めたのだ。**]
(217) mikanseijin 2018/05/26(Sat) 20時頃
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執事見習い ロビンは、メモを貼った。
mikanseijin 2018/05/26(Sat) 20時頃
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―それから―
[さて、不思議な夜が夢でなかったのだとしたら、 もう一つ気になることがある。
ピスティオと盛大に喧嘩したことだ。 あんなに叫んだ記憶は他には早々思いつかない。]
……。
[あれからまだ、まともに顔を合わせていない。 気になって勉強も進まず、布団に包まっている。]
……僕悪くないし。
(249) mikanseijin 2018/05/27(Sun) 11時頃
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(……でも別に、ピスティオも悪くはない)
[怪異に巻き込まれて、向こうも必死になっていたのは、落ち着いた今ならわかる。
わかる、けど。]
…………。
[どうしたらいいかわからずに、布団に潜り込んだ。 いつまでもこのまま、喧嘩別れも嫌なのだけども。
ごろごろり。**]
(250) mikanseijin 2018/05/27(Sun) 11時半頃
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[あの夜、噎せ返った香りは二人の間にはもう漂わない。
それでも尚、離れることがないのなら
お互いがそうしたいと思える関係で、続いていけたら。
親友の隣で、そう思った。]*
― SUNSET ―
[ あれはいつだったか、もう遠いとおい過去のよう。
いつから中庭(そこ)にいたのか
もう、私は覚えてなどいない、遙かはるか昔。
咲くはずの無い、保有しないはずの色素は涙色。
その言葉は《不可能》。
誰が咲きもしない花に水を与えてくれようか。 ]
んへぇ、でっかい庭。
あれ、ここだけ土からっからだけど。
ここ誰か管理してねーの?
[ 言の葉は、まだどこか異国交じりで
顔も身長も幼さを残す《悠仁(だれか)》が
初めて私を、見てくれた。 ]
おまえさー、咲かないね。
[ 声はそれから毎日降り注いだ。 ]
水も肥料もまいてんのに。
[ 彼には特別親しくする友人は居なかったのだろう。 ]
何が足りないのかね?
[ まるで私に自分を重ねるように扱う指に。 ]
[ 私の棘が刺さる。
太陽を飲み込み夜が始まった頃の、お話。 ]**
[お互いをさらけ出して、言葉を交わし、手を伸ばして。
支え合って、立ち上がって、そして。
一年後。一ヶ月後。一週間後。明日。
この人の隣でそれをするのが自分じゃなくなった時、俺は二度目の失恋を、するんだろう。
それでいい。それが、いい。
凍てつかず、燃えもせず。苦しみを知らないこの心は、もう恋とは呼べないものだ。
薔薇の香りが失せた今、俺たちは無二の友になる**]
[理屈も正しさもあるべき形も考えず
友にそうしたいと思ったことをして、
求められるままに受け入れていた。
香りなど無くとも、二人は関係に名前を付けて
傷ませる思いをそれぞれに持ったまま、隣にいられる。]*
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