238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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それでは、一度にCOしたらごちゃごちゃするので私は早くても1d後半、2d以降にCOするとしましょう。
もう!カイちゃんを狙うなんて。
[ドローンという名称は知らないままに、
頬を膨らませるのです、ぷくり。
一撃で粉砕されたから良いようなものの――……
と、考えたところでそういえばと傍らの鳥に尋ねよう。]
私達以外の12の柱は、今何処にいるのかしら。
[ターゲットの位置がわからねば、襲撃しようがないわ。*]
それこそ、今立腹していらっしゃる機械をたどればよろしいのでは。
[はぁ、と小さく吐息を零す。]
見ればわかるとおり、あの機械は痕を持つものを無差別に攻撃いたします。
あれの動きが活発なところに、他の柱はいるのではないでしょうか。
嗚呼、成程。
唯1つ懸念はあるのよね。
辿るのは何だか諸々他の痕の保有者に思惑がばれそう。
後は――そうね。
多数対1とかになったら不利でしょ?色々。
それと痕の者を狙っていると気づかれて、
集合されたら色々厄介かなぁ。
[吐息を零す麗亞に肩を竦めてそう告げる。
万一鉢合わせした時に、どう言い訳しようかなと考えつつ。
でも機械を追うのは良い案だわと頷いた。]
援軍に駆けつけた、あの機械の密集地には他家がいるものと思って追ってみたところ、案の定だった……
言い訳などこのようなものでよいでしょう。
その後、奇襲するなりなんなりはご自身の判断に任せますが。
決して、私と大須賀様の事は口に出さぬよう。
集合される前に、各個撃破していけばよいだけのことです。
[とはいえ、自分はもう少し大須賀の起こした騒ぎに乗じて期を見ておくつもりだが。]
ふんふん。それが妥当、かな。
そっちも私の名前は出さないでよね?
互いが互いの名を出せば、
不利になる事は承知の助だとは思うけど。一応。
[さて、どの柱を襲おうかしら。
戦闘能力が高い柱は、異能力的には此方も負けてはいないが身体能力的には圧倒的に劣る。
こういった相手は複数の方がいいわよねと後回し。
そんな事を考えながら、私は頷くのでした。]
提案した者が口外するとお思いですか?
[多少、物思いに耽りつつ。
ただ、それだけを。]
うふふ、わかってますって。
万が一、のたーめ。
[告げれば肩に留まる白羽の遣わした鳥の頭を撫でて。
私は目を細めたのです。]
そうだな、ドローンを辿ってくれれば良い。
言い訳は適当に出来るだろう。
[それこそ、自分が足元に壊れた試作機を置いているように。]
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― >>49かつての事 ―
生憎、嫌われンのは慣れてる。
[男が名を捨てる時。 執事に言われた――三黒≪かれら≫の恨みまで買う、という言葉に。
名を捨てたのはただ、自由が欲しかったからだ。 けれど、その身に刻まれた役目からは逃れられない]
それによ、 どンだけ切ったって
俺は、
――あいつ≪黒の家≫からは、離れられねンだから。
[言葉に込められた使命は、当の本人に、届く事はない*]
(83) 2015/09/12(Sat) 20時半頃
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― そして現在 ―
[――――――ぴくり ]
[>>23何かの気配がした。 >>@0それと同時に風が、曇り空に哭く。]
…………っと、
[男は、瞬時に近くのビルへと駆け上がる。 あまり高くない屋上だったが、狙いをつけるには十分。 狙撃銃を構え、そのスコープの先に居たものは >>23明かに人を殺傷する事に特化したように見える機械。]
(84) 2015/09/12(Sat) 20時半頃
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[――――― ガ ァン!!! ガァン !!! ]
(85) 2015/09/12(Sat) 20時半頃
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[二発、三発。 自身の生体エネルギーから変えた銃弾が ドローン向けて放たれるが………]
ちぇっ、やっぱ当たンねえか。
[標的以外に当たろうとも、殺傷能力はない白弾だ。 男が舌打ちをしている内にも、此方の居場所を把握されたか 勢いをつけて此方へ向かってくるドローンが、スコープに映る。]
(86) 2015/09/12(Sat) 20時半頃
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[ ヒュ ォ ゥッ ………… ]
……“誰が”操ってンのかは知らねーが 狙撃者を殺すには接近戦が良いとでも教わったのかね。
[―――――――ガ シャァッ!!!!]
相手が悪かったな。
[にい、と男の口が笑みの形に変わる。 もし機械に映像が取りつけられていたとして 男の動きを追うのは、スロー再生でも難しい。 それよりも先に、機械の壊れる音が無常に響き渡る]
(87) 2015/09/12(Sat) 20時半頃
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コイツ≪狙撃銃≫の重さは100*hw
―――――甘くみてっと 地獄に落とすぜー
[*1:heaven weight 天界における重さの単位。 人間界の単位になおすと1hwは約111kg。
遠くを狙えぬ男。 しかし、その銃の柄は正確無比に標的に当たる。
それが、男が白銀の狙撃手《シルバ・スナイパー》ではなく >>0:6白銀の狙撃手《シルバ・イェーガー》と呼ばれる所以。]
(88) 2015/09/12(Sat) 20時半頃
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イアンは、エフってしっくり来ないからクロって呼ぶけど、あいつは無事かなと思いながら
2015/09/12(Sat) 21時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/12(Sat) 21時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/12(Sat) 21時頃
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………にしても、だ。
[屋上の床に落ちた機械の破片を見、思う。 最初に男がスコープで覗き込んだ時はほぼ制止状態。]
まるで、何かを探してるみてーっつーか。
ヒトをただただ殺す事が目的なら 俺よりも近くに、大勢居たにも関わらず……か。
[そして、此方から仕掛けて 位置を把握された所で一直線に此方へ向かってきた。]
(91) 2015/09/12(Sat) 21時頃
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ま、余裕が出来たら辿ってみるわ。
ありがと二人とも。
[今は幼馴染の説得に尽力を注いで。
それから、各個撃破しなきゃねと、私は算段をたてるのです。]
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――――……あれは、『雷』
[>>36――――カァッ、と一瞬空が光った。 まだそう遠い位置にも居なかった為 その拳と機械がぶつかる瞬間に起こった現象を、男は見た。]
リューくんがアレを使うって事は、ただ事じゃねえ。 …………“先手”を打つ必要がある、か。
[彼の拳を持ってすれば 天使形態なしであろうとも 大抵の危険からは身を守れる筈だから。]
(92) 2015/09/12(Sat) 21時頃
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[一体倒したばかりにも関わらず また次から次へと襲撃をしかけて来るドローン。
屋上の床が彼らの残骸で埋め尽くされる頃だろうか >>26灰色の天使の声で、警告が聞こえたのは。]
―――こいつら、数が多い。
………それに、なんつーかなー 何か“目的がある”ようにも見える。
[そう有翼種に告げる口調は 恐らく、普段の男を忘れさせる程には違う声色。]
(93) 2015/09/12(Sat) 21時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/12(Sat) 21時頃
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― →アンジェ・ロイス邸 ―
[そこからあまり遠くもない場所に、男の家はあった。 迎えるのはお馴染みの白スーツに眼鏡の老父。]
『おや、ようやく仕事する気になりましたか』
[そんな嫌味を言われながら、男は家の中へと歩を進める。]
………書類は勘弁な。 それよりも、俺《天使》がやるべき仕事は、あンだろ。
[そう呟きながらたどり着くのは 家の中央に佇む、白鴉のレリーフが彫られた祭壇。]
(99) 2015/09/12(Sat) 21時半頃
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[水の音がする。 祭壇の周りを満たす水は 世界と此処を繋げやすくする為の潤滑油のようなものだ。]
――――聞こえるか、語り部。 其処に居ンだろ、サイモンくんも。
[>>0:@6男は水の力を通して かの語り部にメッセージを飛ばす。 それと同時に12柱の中でも、臆病な事に定評のあるサイモンにも。]
(101) 2015/09/12(Sat) 21時半頃
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――――首相官邸宛に指示を。
至急、都心部から民間人を避難させてくれ。 現状、被害は出てねーが………
俺逹12柱が力を振るう以上、何が起こるかは分からねえ。
[男は、雷を思い出す。 そして、何処かで立ち上った火柱を。
このまま事態が収まらなければ、 いずれは巻き込まれる事もないとは言えない。]
(102) 2015/09/12(Sat) 21時半頃
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な。これは、君にしか出来ねえ仕事だろ。
…………男見せろよ。 君が其処にいる限り、世界の均衡は保たれンだから。
[12柱といえど、ヒトの世に介入し 操れる程の力を持つものは彼しかいない。
同時に、彼の持つ聖痕は 他とは違う、特別な意味を持っていた。]
(103) 2015/09/12(Sat) 21時半頃
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[暫くして、――――――]
「臨時ニュースです。
20年ぶりに、都心部への避難勧告が出されました。 対象地区は神宿、渋矢、……… 」
[逃げ遅れる者や 逃げる事を拒む者も当然居るだろう。
しかし残るのは、恐らく、力のある者が大半を占める。]
(104) 2015/09/12(Sat) 21時半頃
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12柱が1人、――――神威=アンジェ・ロイス
己の使命が為 力を使うものとす――――
[―――――ぽ ぅ………]
[男の指から放つ青い光の軌跡が 祭壇上に、守護の結界を描いてゆく。
それは男の家から街へと解き放たれ 都心部をくり抜くかのように、青い線が敷かれた。 線上には天まで届かんとする程の、結界障壁が作り出される。 一度其処から出たら、騒ぎが収まるまでは入る事は許されない。]
(105) 2015/09/12(Sat) 21時半頃
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だって俺は、天使だから。
―――誰かを“守る”のが、俺《天使》の仕事だ。
[へらりと言ってのけた男は、そう。 スカート捲りをしていた時と変わらぬ、笑顔のままで*]
(106) 2015/09/12(Sat) 21時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/12(Sat) 22時頃
……奇遇だな。
[自分の感情は彼女とは異なるのかもしれない。
ただ、彼女の呟きは良く理解できた。出来てしまったから。]
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