人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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【人】 トレーサー キルロイ


 何もできなかったよ。
 あまりに、無力で。
 覚えておくことしか、俺には、出来ない。

[だから、こそ、]

 生きてて、良かった。
 強くて優しい君は、素敵だけど。
 どんな君だって、構わなかったんだ。

 また、逢えて―――――…。

[噛みしめるように、そう告げて。
彼女に触れる指先に、僅かに熱がこもった**]

(101) halt 2015/06/18(Thu) 02時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[床へ転がり落ちる宝石の欠片が、
月夜の薄明りの中で虹色に揺らめく。
彼女の固い指先が背に触れて。
続けられた言葉に、はっと目を見開いた]


 ―――――…届いていたんだ、あの絵。


[行き所のない絶望を、叶わないだろう幻想に変えて。
彼女のことを覚えておく為に、
心を壊す訳にはいかなかったから。
だから彼女の為にせめて出来ることを考え、
愛しい想いだけを胸に残して描き上げた二人の絵。

頬を伝う涙に触れる、彼女の唇が温かい。
触れた場所から熱が全身へ廻っていくようで、
今更少しだけ我に返って、どきどきと速まる鼓動を感じた]

(115) halt 2015/06/18(Thu) 20時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 君が、君の絵の傍に、
 俺がいないのは寂しいと言ってくれたから。
 だから、一緒にいる絵を、描きたかったんだ。

 あの日に見上げた空が、とても、とても、綺麗だったから。

[もう君と同じ色を、この瞳で映すことは出来ないけれど。
それでも二人並んで見上げる空は、繋がっている筈だから]

 少しは、役に立てたのかな。

[もしもそうなら、本当に、嬉しいと。淡く淡く微笑んだ]

(116) halt 2015/06/18(Thu) 20時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[病院で共に過ごした仲間たちの、状況を伝える。

これだけのことを、一度に伝えてしまって。
果たしてどれ程、彼女が心を痛めているか。
それでもケイトリンは気丈だった。
彼女がかけてくれた言葉に、誰かの言葉が重なる]


『辛い時は辛いって言わないと心が死ぬわ』
『自分の感情に蓋をするんじゃあねぇよ』


[ああ、あんな格好良いこと言っておいて、
酷いことするなぁ、なんて。

――冗談交じりに心の中で呟いたら、
少しだけ、心が軽くなった気がした]

(117) halt 2015/06/18(Thu) 20時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

 ………ケイトリン。
 俺も、もう君と別れたくない。
 それがどんな我儘だって、
 間違っていることかもしれないって、思うけど。


 一度離れて、分かったんだ。
 俺にとっては、君の存在が全てで。


 だからそれを守る為なら、何だってする。
 二度と後悔はしたくない。
 君がいない世界で、また、生きるのは……。
 

 …きっと、二度目はもう、耐えられない………。

(118) halt 2015/06/18(Thu) 20時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ならば、どうするのか。
先生に必死に頭を下げれば理解してくれるだろうか。
……まさか、そうは思えない。

彼女が服の裾を掴むのと同時、
その身体を抱きしめていた黒い翼は、
もう一度だけそっと力を込めて]


 ―――――…とにかく、隠れよう。


[低く囁くと、遠いざわめきを振り返る。
とっくに追手が来ても良い筈なのに、
どうしてその姿が見えないのかは分からないが。

硬化が進んだ彼女の足を労わりつつ、暗い廊下を歩きだす。
この翼と化した腕が華奢な身体すら抱えられないことを、
苦しく感じながら*]

(119) halt 2015/06/18(Thu) 20時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ケイトリン、
 
 ―――――…俺も、君だけを愛している。

 たとえ此の先、何が起こったとしても。

 君の傍には、必ず俺がいる。
  

(145) halt 2015/06/18(Thu) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[祈るように誓う言葉。
自分が未熟な精神なのは承知している。
偉そうなことが言えるほど立派ではないことも。

それでもこれが、真実心からの言葉――――]

(146) halt 2015/06/18(Thu) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[息を潜めるように、暗い廊下を行く。
黒い翼は闇に溶けるようで、隠れるには丁度良い]

 …………おっちゃん?

[ケイトリンの予想外の言葉>>124に、目を瞬かせる。
食堂の主には、色々ととてもお世話になっている。
彼は医療スタッフとはやや一線を画す立場の、
気の良い男だった]

 ―――――――…他に、手がない。行こう。

[彼にだって、立場があるだろう。
酒の横流しよりも、脱走の手配の方が大問題に違いないが。
それを"言い訳"にすることで、
自分たちに協力してくれる可能性に掛けた。

月が沈み、白んだ太陽が昇り始める。
窓の外は綺麗な東雲色。
明け方の空気の中、二人の足取りは食堂へ*]

(147) halt 2015/06/18(Thu) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[このトラックの運んでくれる先はどんな街だろう。
決して病気が治った訳ではない。
追っ手だって来ないとは限らない。
冷静に考えれば、困難ばかりが聳え立つ旅路だ。

それでも此の先、何があったとしても。
彼女の手を離すことは無い。
その愛しい微笑みを、記憶で終わらせたくないから。
いつまでも、傍に居る。傍で共に在り続けたい。

ポケットの中には煌く紅玉。
二冊の絵本に、ヒナコの残した覚書き。
花の世話は食堂の主に頼んでおいた。
困ったなぁなんて言っていたけど、きっと彼なら大丈夫]

(176) halt 2015/06/19(Fri) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[朝焼けがやがて澄んだ空色へ塗り替えられ、
間を置かずして雲一つない青空へと移り変わって行く。


――――――これは、あの日の空だ。あの日の空と同じだ。


鴉の瞳は複雑な色合いを持つ空の向こう側、
皆でピクニックをした日の美しい単色の青空を見た]


 ケイトリン、見て。 空がとても、綺麗。


[空箱の中に二人きり、寄り添う君を黒の翼で包み込む。
夢ではないかと思う程の幸せな時間。
それでも伝わる温もりは、確かに君の熱を示していた]

(177) halt 2015/06/19(Fri) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 いつだって世界は穏やかで
 優しい毒を流しこんで
 そうして全てを忘れてさせてく
 笑顔もぬくもりも
 届かぬ向こうにつれていく

 忘れないで

 君の瞳に花咲く日
 いつか君が忘れる日がきても

 君の瞳に花咲く日
 君に映る最後の花でいたかった 』

(178) halt 2015/06/19(Fri) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ


 君が忘れる日がきても

 忘れない 』

(179) halt 2015/06/19(Fri) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[病院で過ごした時間を、共に生きた仲間達を、
忘れることは無いだろう。

いつまでも、いつまでも―――――]


 ケイトリン。
 しあわせに、なろう。
 二人一緒なら、きっと大丈夫。

 ……大好き。


[男は少しだけ照れたように、それでも幸せそうに微笑む。
彼女をそっと見つめた。
その愛しい瞳には、確かに凛と美しい花が咲いていた**]

(180) halt 2015/06/19(Fri) 01時頃

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