276 ─五月、薔薇の木の下で。
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
[ 自分でもわかるほど、薔薇の匂いが濃く、なる。 ]
|
[ おかしいな、上手く────笑えない。 ]
(60) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
|
|
なんかね。すげー、むしゃくしゃしてさ。 いっちゃんは素直になれる相手、見付けたんだろ? 嬉しいことだと思ってたんだけど。 違うのかもしれん。
ねぇ、いっちゃん。
[ 離れた身体を追いかけるみたいに、隠せない傷だらけの手が動いた。 中に戻ろうと、心配する身体を掴まえて。 弱い力で、払われたらすぐに離してしまうような力で
一人の男を抱き寄せる。 ]*
(61) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
|
|
いっちゃんは、 俺のこと好きなんだと思ってた。
(62) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
|
───俺の勘違い、だったんだな。
[ こんなに必死になってくれる姿は
たぶん、俺のためなんかじゃなのに。
恥ずかしいと思うより、傷ついたこの手より。
空っぽのはずの場所が、今更────痛い。 ]*
[ 絵画のような風景だけを見つめ続け
庇護する腕に、欲望をぶつける
どちらに対しても残酷な仕打ちだ。 ]
[薔薇が呪うとはどういうことなのか
それは、君もなのか。
さっきの声は「彼」なのか。
言いたいことが沢山あった筈で、
全部頭から消えてしまう。]
遂げた、って
……君はどこまで、俺達のことを
[身体から温度が去っていくのを感じる。
モリスに打ち明けられたことは
この男には、この男にだけは
絶対に知られたくないことだった。]
[ きっと、あの微笑みではない違う顔が見たかった。
……それはこんな表情では無かった筈だった。 ]
[ 連なるように放たれた香りが
何故だか、混ざり合わないように感じた。 ]
[俺が彼のために行動したのは、今この時だけ。
最後の最後、終わりの時だった。
ずっとずっと甘えていた。
自分には恋愛は許されないと思うのなら
秘めたままでいるなどと自分に酔わずに
────離れてしまうべきだった。]
ち、…………
[違う、なんて。
今更言う権利があるわけがない。
抱き締める彼には見えないところで泣きそうに歪む顔。]
[君にずっと恋していたんだと
君にだけは本当の俺を知られたくなかったと
君が心配でこんなに錯乱したんだと
言ったって、もう信じられないのだろう。
“あいしてる”の無い交わりしか知らない
それは、沢山の二人の違いの中でも大きなもの。]
……君も、俺とする?
なんて、ね。嘘嘘。
[吐息に熱が籠もったのは演技ではない。
今尚眠らず何を欲しているのか、理解している。
それでも、俺には
ただ一人の聖域に衝動は振り下ろせない。]
[ それこそが残酷なのだろう。
そのままの彼を愛する誰かが必要なのだろう。 ]
[ あの子が伸ばした手を取ったのは俺。
二人の間の感情と、俺と彼とのそれの名前が違っても
救いに喜んだのは、事実。
……救われていないひとを置いたまま。 ]
[最後まで向き合わなかった男を嫌ってほしい。
そう想うのは、自分の為なのかもしれない。
それでも、嫉妬に狂う心で彼の未来を想ったのは本当だ。
茨に水なんて与えられなかった。
突き出したのは、嘘と決別の棘。]
[ ────……… ]
[ 薔薇の嘆きが、 遠くから、 ]
[ 流れ込む赤泥は、 耳を、 喉を、 犯し
呼吸する内臓ごと、締め上げられる錯覚にも陥る。
慟哭に似た嗤声が、耳許に響く。
声の主の、顔は 見えずとも、
鼻だけは敏感なのだから、薔薇に混じった感情くらい、
嗅ぎ分けてしまえる。]
[ 詰めた息を、吐いた。
ただただ"聞こえる"だけの、
それだけの無力を 滲ませ、
こんなときの言葉なんて、パン屋も、
──── 聖職者でさえ、 知らないはずだ。]
Remember your Creator in the days of your youth, before the days of trouble come ……
[ 木々の囁きに、薔薇のざわめきに、
低く 重く、 風に乗せ────
太陽が闇に変わらないうちに。
月や星の光がうせないうちに、]
ユージンは、フェルゼの髪色とは真逆の色をした瞳で――
2018/05/21(Mon) 23時半頃
|
[ 雨が(>>68)、雨が(>>69)、降る。 言の葉の暴力のように叩きつける、雨が(>>70)。 俺はその雨の中に居て。 ただ、抱き寄せた弱い力は跳ね除けられなかった(>>64)。
なにも謂わず。 時として無言は、刃となることを知りながら。 俺は、黙して。
いっちゃんの心を ただきっと、ズタズタにしただけ。 ]
(123) 2018/05/22(Tue) 00時半頃
|
[ いくら薔薇の香が色濃くなろうとも。
互いの匂いが混ざり合うことは、なく。
かなしい言葉の涙(あめ)の中。
俺が見ていた景色は
全然別のものだった。 ]
[ それは、暑い夏の日()。
木陰で他愛ない話を繰り返した中で。
無意識に
けれど意味を持って
落ちた言の葉。
唇が繰り返していたけれど
それは灰色の、空っぽだった箱の中へ
ぽかりと浮かんだ。 ]
|
そっか。うん。
そうね、やっぱり俺の勘違いだったみたい。 やだなー、はずかしー。
[ どうでもいい、恋なんてしていない。 被害者だ、男なら誰だって。 そんな無意味な言葉を全て、聞き入れながら。
たぶん俺は、笑っていた。 ]
(126) 2018/05/22(Tue) 00時半頃
|
[ こんな風になっても
嬉しいだなんて思えるのは
可笑しいのかもしれない。 ]
|
ありがとね、いっちゃん。
俺はいっちゃんの事、好きだよ。
(128) 2018/05/22(Tue) 00時半頃
|
|
[ 軽薄な口調で、まるで嘘みたいに。 なによりも、きっと、酷い言葉をかけた。 嘘をついたことはあまりない。 でもこの思いも、漸く気付けたこの気持ちも きっと嘘に思われるんだろう。
求められていない、言葉を。 受け取られることのない、気持ちを。
空っぽだった箱を かなしい雨で満たしてくれた、彼に。 ]*
(129) 2018/05/22(Tue) 00時半頃
|
ばかだなぁ、いっちゃん。
[ 滲んだ、小さな声が()
たぶん、俺が見てきた彼の本心。
嘘を吐く時ほど、人はよく喋る。
言の葉で覆い隠してしまおうとする。
そう思いたい、だけなのかもしれないけれど。
離れる間際。
落とされる別れの言葉()。
振り向きもしない背に投げかけるのは
この世界には響かない、声で。 ]**
|
[ 咲かない花は、残された小さな蕾を綻ばせ 赤の中に隠れるようにして、涙の色をした花を咲かせた。
喜びに噎ぶだけが、薔薇ではない。
綺麗な雨(なみだ)はいつまでも、降り注いでいる。 ]**
(130) 2018/05/22(Tue) 01時頃
|
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る