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っ―――――――!!!
[今まで感じた事のない気持ちの悪い感覚に、叫びそうになる声を、必死でそのまま抑え込む。
今悲鳴をあげれば全員にバレる、という理性が、本能らしきものを抑え込んで、酷く荒い息が周囲に漏れるだけで済んだ。
ざわざわしたものに耐える間、全身は黒い体毛に覆われ、フードについていた耳と似た、だが本物の獣耳が生える。
毛の間から覗く瞳は、アバターと同じ、綺麗な緑色。
咆哮を上げる間もなく、長く伸びた牙が彼女に襲い掛かった。
喉に食いつく事に成功し、彼女を抑え込めば後は簡単で。]
(甘い… なんて甘い…)
[喉からあふれる鮮血は、今まで味わった何よりも快楽を伴い美味に感じた。]
[もう悲鳴も出ないだろうが、彼女はまだ生きていただろうか。
抵抗があっても人狼スキルが発動された今では些細なもので。
構わず彼女の服ごと皮膚を爪で剥ぎ取り、周囲に飛沫と肉を散らせた。
割いた腹から見えるのは、赤く綺麗に並んだ
おいしそうな
おいしそう
内なる声に抗う事なく顔を腹に突っ込んで、箱に綺麗に並んだ菓子を、遠慮なくあちこちからつまんで食い散らかすように、本能の赴くままに食らった。]
(おいしい)
[肌が白い分、赤い色がとてもよく映えて、それが何だか綺麗で楽しくて、獣の口には歪んだ笑みが上る。
そうして彼女の乳房に食らいつき、胸の上から骨ごと一気に噛みついて、一番赤い塊を腹に入れた。]
(ああ白い肌だ、きれいな肌だ。
可愛くて可愛くて、まるで の ようで)
[弑逆性を誘うような―――
そう彼女の服に手をかけて、剥ぎ取り、
露わになったその下半身に手を伸ばそうとして…止まった。]
(駄目だ)
(駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ止め―――)
[助けを求めるような胸中の悲鳴に応えて、
脳裏に浮かぶのは、一つの筋肉。]
―――――〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
[と同時に床に頭をゴンと、床が波打つほどに打ち付けた。
くらくらと意識が遠くなり、ほんの僅か本能に理性が打ち勝つ。その間にシロガネの死体から体を剥がした。
はぁはぁと荒い息を吐きながら、]
あ ああ あっっぶ ねー!
流石に これは… これはあかんだろ俺……!
[死んだアバターを凌辱しようとするとか最悪だと、死体の隣で吐き捨てると自己嫌悪に陥った。
なお性衝動は頭の中にトルニトスの筋肉をめいっぱい思い描いたら萎えた。トルニクスの筋肉に、こんな時ながら感謝した。いやもう心底。]
しっかし、……これは…。
[改めて自分がしでかした事の末路を見る。
五体をバラバラにはしなかったものの、割いた割合は大きく血だまりが出来ていた。
その惨状にはただただ嫌悪感が浮かぶのに、脳裏に「もっと」という声が甘く囁いて、振り払うように思い切りかぶりをふる。
両手はまだ獣のそれ。
シロガネの部屋にあった鏡に、月明かりかぼんやり照らされた自分の姿が映って、あまりの見事な狼男の変化に泣きそうになった。]
[飢えに渇きに性衝動。
どこまでコレを続けられるんだろうか、
ついでにいうなら、どこまで続くんだろうか。
諦めない、そう言ったものの、
そんな暗雲たる未来しか見えずに、目を閉じて暫く内側に燻る衝動を抑えていた**]
― シロガネ襲撃前 ―
グレ子……だと……
どっかの菓子会社みたいな女の子は知らねー!
[
これが文字ならAAでも貼り付けてやる所だったがそうもいかず。
リンダについて、クエスト報酬に魅力を感じていないとの言葉には、ふうんと微妙な顔をした。]
んー…そっか、
オフレコ了解、あんがと。
[すぐに心が軽くなるほど薄情にはなれなかったが、グレッグの気遣いは何となし感じ取れて短い礼を返した。]
死にたい…違うな、消えたい奴か、この場合。
案外、多いのな。
[満足に動けない故に生気が薄くなっているカリュクスが身近にいるから、全く気持ちが解らないとは言えないものの、やはり自分とは遠い感情を十分に理解してるとは言い難く、何とも言えない気分でぽつりとつぶやいた。]
あ、…うん。悪い、頼む。
[自分も見に行かなければ、とは思うものの、
おそらく明日はその報告の原因を自分が用意しなければならず、
その後カリュクスとまともに会って話せるかどうか、
甚だ疑問だったのでグレッグに任せる事にした。]
こっちは――こっちで何とかするさ*
― 二度寝に入る少し前 ―
… おぅ…
[目覚めて気怠く二度寝に入る前、
ん…嫌だろうな、
あんなに嘆いてたし、
生きててほしいって、
思うんだろうな…
[疲労感に返答は途切れ途切れで弱かったが、それでも返す。
ワンダの為にと言うグレッグに、うん、とも、うーんとも似た寝息のような返事を、息と共にだしながら。]
あんま、他人の顔色ばっかり、
見てても結論、出ないと思うぞ…
[そう呟きを落とした後、すぐさま呼吸は寝息に変わって、
グレッグの声にはしばらく反応できなかっただろう*]
グレッグー、もし、リンダを 殺せたら…。
一緒にフランシスカも送ってやるつもりだ。
[その方がいいだろう?と、
思いながらも一人で決めるのは少し怖くて、
そっと内側の声でつぶやいた。]
【人】 徒弟 グレッグ[俺にとって一番後悔しない選択は?] (166) 2014/06/04(Wed) 21時半頃 |
【人】 徒弟 グレッグ[まったく、素直に受け取った (168) 2014/06/04(Wed) 21時半頃 |
【人】 徒弟 グレッグ 大丈夫って思ってる奴ほど脆いもんだ (179) 2014/06/04(Wed) 22時頃 |
ー シロガネ襲撃前 ー
そりゃ、グリコだろー
いいじゃん、一粒100mな女
体力底なしじゃん!
[と、脳内で芝を生やしながら
まるで日常のように阿呆なことを続けた
ただ、クシャミがつぶやく消えたい奴
その言葉には、俺は肩を竦めるしかなかった]
ディープユーザーには多い、かもな
[……という一般論をこぼすしかなくて。]
…………すんだら、すぐ広間行くから
…………はやまんなよ
[とは昨日はいったのだけれど
結局ワンダのことに気がついて
俺はそちらをまず、となったわけだ。]
[それが凶と出ないことを、祈る]
ー 襲撃後 ー
……………………
[消えそうなつぶやきに
俺はどう返せばいいか
わからず一度あたまをかいて]
…………だって、わかんねーんだもん
なら、まず、嫌だなって思うことを
潰すことから
動いたら、何か見える、かもしんねーじゃん
[と、拗ねるようにこぼした声は
果たしてクシャミに届いたか?]
フラン……を??
ん…………クシャミが、そうしたいなら
それもあり、だとは思うんだけど……
…………だけど、そうしたらクシャミが
偽、と思われて処刑されない…………かな……
[そこだけは懸念する。
クシャミが吊られたら…………
それはクシャミの終わりを意味するから。
それでも、くしゃみが選択するのなら
俺はそれを止めることはできない
とは思う。]
【人】 徒弟 グレッグ …………時が時なら、ね。その上寝台まであるなんて (194) 2014/06/04(Wed) 22時半頃 |
【人】 徒弟 グレッグ ワンダは自分が、消滅しても (195) 2014/06/04(Wed) 22時半頃 |
あー、そうなる?そうなるかなぁ。
[何とかなるかーとか思っていたが、
いろいろ甘いかもしれないと思い直す。
それでもいい――昨日の衝動を思い出せば、
そんな気持ちに傾きかけもするものの、まだ決めかねて。]
んー、じゃ誰が良いんだろうなぁ…。
[最善手、という物がよくわからず、かりと頭を掻いた。]
そうならない、かもしれん
けど…………わかんね。
[このゲーム経験がないから
俺は占CO者がハイスキルなら
なんとかなることも知らないまま
頭をわしわしとかいて]
んー…………他、か……
クシャミがガチで生き残りたい、なら
一番、邪魔なやつ……トルトニス、かチアキ?
どっちかが、物理でクシャミ吹っ飛ばそうとしたらお手上げ。
それか
……これからワンダの返答次第次第では……ワンダ
[俺はうーんうーんと頭をひねって。]
トルにーはあんま殺る気ねーなぁ。
[とにかくそこと、カリュクスだけは、
きっと衝動に負け切るまでは無理だろうと思っていた。]
まぁ生き残りたいのはガチなんだけど…。
なんての、最善、てのが、
どうなのか…やっぱり良くわかってなくてさ。
[声の向こうで頭を悩ませるグレッグ同様、こちらもうんうん唸っていた。]
ならチアキか、ワンダ
うーん、俺からはそっち良くわかんねーから、
グレッグがワンダがよさそうって言うなら言ってくれな。
[手が空けば、スキルの設定をしなきゃなと、忘れないように心に刻み込みながら。]
【人】 徒弟 グレッグ まて、どうしてそうなる。 (215) 2014/06/04(Wed) 23時頃 |
【人】 徒弟 グレッグ[俺はワンダの話を聞いてそう、まずこぼした。] (217) 2014/06/04(Wed) 23時頃 |
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