人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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 手が生えました。
 人に触れたいと思う手です。

 すっと伸ばすと、あの人に触れられそうだった。
 なのに何故だろう。

 この手はあの人を包みたいのに、
 傷つけるナイフに変わってしまうんです。


 触れれば触れるほどに傷を付けて、
 あの人を殺してしまいそうだ。

 じゃあナイフを放つその前に
 あの人を殺してしまおうか。
 それがあの人の心を傷つけずに済む方法じゃない?


 そんなの厭だ。


 一層、二人息絶えて。
 何もかもを失ってしまうべきなのでしょうか。

 だけど、私は進化する。
 私はまだ、進んでいく。

 あの人を失っても、私は未だ終わらない。


 
 だから 私は生きたい。



 そう、あなたは生きたい、のね。

[その言葉を聞けば、それ以上は今は語る事無く。
静かに、彼女の進化を、歩む道を見守る事を決めた。]


 だけれど、

 もしも、


 "その時" が 在るならば

 私など切り捨てて下さい。


 それも、私の、願いです――――


 ”その時”

 あなたがどの道を選択するにしても。
 あなたが何を望むにしても――…。

 私が、その時に生きていられたら――…。


 あなたの希望に添うように、するわ。


ヴェス。
愚図ってても、死んじゃうんだろうけど。



私には、何もできないよ。
セシ兄は、私のこと、見てないもん。


私は、ヴェスみたいに。

まっすぐに気持ちを伝えることなんて、出来ない。


どうすればいいか、わかんないもん。


だから 諦めるのか?

だったら 厚意に あぐらでもかいてればいいさ。
言葉じゃなくても 出来ることくらいあるんじゃないのか?

モラトリアムは 長くないぜ


─…っ

[心で呟いたことに、返事が返ってくるとは思わなかったから驚いたものの。
何故、と思わなかった自分もいて。]


…諦めたく、ない。

私のこと、見てなくても、子供扱いでも。
セシ兄に、笑ってて欲しい。

…ありがとね、ヴェス。

ヴェスも。諦めないんだね。


さて――

[聞こえるということ、伝わるということ。一呼吸の間にどうでも良くなって]

どうだかな。
願っても動いても叶わないことは あるからな。
要は 自己満足出来るかどうか それだけだ。

だから――礼を言われる筋合いはない。

[いつものようにざくりと切り捨てて]

まぁ――脈はなくもないんじゃないか?

[皮肉るように言って話を打ち切った]


うん、それでも。
ありがとう、ヴェス。

脈?
─…ないよ、絶対。

セシ兄があのひとのこと、忘れるわけないじゃない。

[もう話す気はないだろうヴェスに、それでも礼を言って。
儚い笑みをたたえたまま、彼の言葉を否定した。]


良家の娘 グロリアは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 00時半頃


【人】 良家の娘 グロリア

― 屋敷 ―

[ゆっくりとベッドから身を起こす。
起こす者は誰も居ない。
故に、どれくらいの時間寝て居たかさえも分からなかった]

 ――ああ、今日からは…一人、だったわね。

[ぽつ、と呟くとベッドから降り、身支度を始める。
髪を結うのも、今日着る服を選ぶのも、着替えるのも。
助けを借りることは無かった]

 ――爺達は、今はどれくらいの場所に居るのかしら。

[身支度を終えると、部屋を出て庭先へと向かう]

(283) 2010/07/04(Sun) 00時半頃

【人】 良家の娘 グロリア

[庭先に出ると、日差しに手をかざし…ゆっくりと一歩下がる。
もう一度、外に出るときには日傘を差して]

 ――え…?
 ラルフ、貴方…

[聞こえてきた声に振り返り…軽く目を見開いた。
使用人達は、既に馬車に乗って街に向かっているはずである]

 何故、残ったの?
 それとも、聞かなかったの?
 街に貴方達だけで向かいなさい、って。

[そう、問う声と表情は険しかった]

(292) 2010/07/04(Sun) 01時頃

【人】 良家の娘 グロリア

 ――行っても意味がないなんて、何故分かるの?
 治療法が街では見つかっているかもしれないというのに。

[ラルフに問うは厳しく、もう一つの理由にも]

 本当に使えないのならば、貴方を雇う理由もないでしょう。

[日傘を揺らし、視線をはずす。
ラルフからの問いには、微かに唇を開くけれど。
庭から聞こえるはずのない、何か人工的な音。
思わず其方の方を向いて]

 ――どちら様?

[何者かを見定めようとする声は固い]

(302) 2010/07/04(Sun) 01時頃

【人】 良家の娘 グロリア

 ――アイリス、様…?

[出てきた姿は村で見覚えのある姿。
続けられた言葉に、微かに眉をひそめ]

 火事場泥棒、って。こんなことになっているのに…
 まだ、馬車は出ていらっしゃるの?

[ラルフの視線も感じれば、口元を指で隠す]

 ――いかが、致しましたの?
 本当に、泥棒に入った、だけ?

[アイリスに問う声は、ラルフに問う声とは違い。惑いを多く含んでいた]

(310) 2010/07/04(Sun) 01時半頃

【人】 良家の娘 グロリア

 ――。

[どんどんと勢いがなくなってきたアイリスに、小さく息をついた]

 流石に、お屋敷の物を無断で取っていかれると…
 私も、少々困りますの。

 ――このお屋敷は、お父様の物だから。

 でも。こうなった以上、村に残ろうと思った人が…
 使わない人の分をもって行くのは、
 悪いことではないのかもしれないですわね…

[ラルフの方を見やれば]

 …貰っておきなさいな。
 恐らくは…もう、その元の持ち主も村から出て行ってるでしょうから。

(317) 2010/07/04(Sun) 01時半頃

【人】 良家の娘 グロリア

 ――庇ってくれるのは嬉しいけれど…
 別に、良いのよ?
 この村に残った、ということは…
 そういう、ことなのだから。

[ラルフの様子に、困ったように笑むと]

 ええ、泥棒は自分で泥棒なんて言いませぬものね。
 それに…薔薇園の傍で取るものといったら、薔薇しか無いでしょうから。

[アイリスの懇願する様子に、ためらう様子も無くそう答え]

 ――そう、もう、行かれてしまうのね…
 一つだけ、教えて欲しいのだけれど。
 貴女も、爺に、何かしら言われるのが…嫌、でした?

(326) 2010/07/04(Sun) 02時頃

【人】 良家の娘 グロリア

 ――あら、セシル様に、ミッシェル様まで…
 御機嫌よう。
 何で居る、とおっしゃられても…
 私が、屋敷に居たらいけないのかしら?

[そう、二人に困ったように笑んで]

 私がお茶を淹れることになるから、
 前のようには美味しくないかもしれないわ?
 もう、爺達が居ないから…ごめんなさいね。

(330) 2010/07/04(Sun) 02時頃

【人】 良家の娘 グロリア

 そう。なら…良かった、かしら。

[アイリスの逡巡した様子には気付かなかったのか。
そう、逃げ去るように去る背中に言葉をかけた]

 また、よろしければおいでくださいな。

(331) 2010/07/04(Sun) 02時頃

【人】 良家の娘 グロリア

 ――そうね、自警団の方々の話が本当ならば…
 死んで、しまうわね。

[泣きそうなミッシェルに、ゆっくりと告げる]

 でも…此処が、私の居場所。
 そして、守る物でもあるの。

 それじゃ、ダメ、なのかしら。

[そう、緩く首を傾げて]

(337) 2010/07/04(Sun) 02時半頃

【人】 良家の娘 グロリア

 ――!
 ミッシェル、様…?

[抱き疲れれば、目を丸くするも…
その声を聞けば、瞼を下ろし]

 ――なら、良かった。

[腕を回し、そっと抱きしめる]

 ミッシェル様も…セシル様も。
 村に、残ることにしましたの?
 なら…大したおもてなしは出来ませんけれど、
 お茶をご用意致しますわ?

[どちらとも無く離れれば、二人に問いかけ…屋敷の中へと誘った*]

(343) 2010/07/04(Sun) 03時頃

良家の娘 グロリアは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 03時頃



 私は何を誤っているのだろう。
 


 好きなのに、こんなにも大切なのに
 私の言葉はナイフになってしまうんです。

 器用な恋愛なんて出来なくて。
 いつもいつも、付き合った人を捨ててきた罰なのでしょうか。


 甘い誘惑でもなく、
 快楽でもなく、

 もっともっと純粋なものが私には分からない。


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