人狼議事


56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――

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 お互い、腹は括れてるかな?

[笑いながら 意思を確かめる翠の視線も 嘗てあった様に]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[茂みの奥から音を立てて立ち上がった男に思わず後ずさった]

 お、おわあああああっ!?
 メディ馬鹿、お前何やって……っ、

[問い詰める前にメディは語りだし、鼻血を拭くことも忘れてぽかんと聞き入る。
その勢いにただただ圧倒されて]

 そ、そうか。思い出したのか。
 それは前世の話か。
 何か突然のことで俺は理解が追い付いていない、が!

[言われるがまま、素直にこくこくと頷いていたが。
メディが語り終えればはっと顔色を変えた]

(152) camellia 2011/07/07(Thu) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ベネット……? ベネットも、あの砦に?
 何だよそれ。なんつー偶然だよ……。

[わなわなと震えながらメディの肩を掴み、ムパムピスにしたのと同じように前後に揺さぶろうとした]

 お前、緑の騎士団のキモノの参謀、覚えてるか。

 俺見たんだよ、国費留学生の手続きで王都に行ったとき。
 王城で遠目にちらっと顔が見えて……。

 参謀、あの人が今―――うちの女王様やってんだ!

(153) camellia 2011/07/07(Thu) 00時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ベネットが有名人? あいつ一体何やってたんだ。

[過去にいたというメディ、ベネット。その姿を思い出そうと、夢の記憶に想いを馳せようと瞼を薄く伏せる。
けれど、メディの言葉を聞いて、はっと顔を上げた]

 肝心なのは、"今"―――。

[繰り返し、呟いて。]

(160) camellia 2011/07/07(Thu) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[目を開けて、メディをじっと見つめた]

 そうだ……な。
 俺はずっと悲しかった。
 一つだった頃のこと、何でみんな覚えてないんだって。

[時折、一閃の矢に貫かれた心臓が酷く痛む。
けれど今の自分は"セディー"で、"セドリック"ではない―――この生き方を選び取ったのは他でもない、「自分」]
 
 でも覚えていないから、俺たちは先に進まなきゃいけないんだな。
 今の「俺たち」が、どうにかしなきゃいけないんだ。

(161) camellia 2011/07/07(Thu) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[突然うおおおおお!と雄叫びを上げ、腕を天に突き上げた]

 あーもう、何のために大学まで来たんだって話だな!

 分かったメディ、取り敢えずお前牢に戻れ。
 俺が司法に掛け合って何とか……、

[―――と、不意に。
掛けられた男の声に振り返って]


 なんだおま、 ………っ!?

[その顔を見て、思い切り硬直した。
鼻血で汚れた口許がぱくぱくと動く。]

(162) camellia 2011/07/07(Thu) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[確かにメディの言う通り、夢の中で、食事を摂らないことを「団長」に怒られていたことを思い出す]

 何だそれ、ご先祖様の食べない癖ってそんなに有名で……、

[メディを振り返り怪訝そうな顔をする。
―――そのとき、ふっと。
メディの姿に重なるように"白い何か"がちらついたような気がして]

 ……?

[瞬いた時にはそれは消えていて。
そこで男の声>>162に振り返ったから、一瞬視た「何か」は忘れてしまったけれど。]

(168) camellia 2011/07/07(Thu) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 おお、今俺は酷く興奮して……、

 ……って、違うぞー!?
 ほんっとに魂から失礼な奴だなお前は!!

[間違いない。明らかにこの男で間違いない。
何度も繰り返し視た、"今際の際"の夢にいた男。

しかし昔の関係者に会っても、何も覚えていない相手に突然"昔"のことを語るべきではない。それは経験として知っていたから、口を噤む]

(170) camellia 2011/07/07(Thu) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ムパムピスとフィリスが追い付いた>>165のは丁度その時だったか]

 お、フィリス……、ん?

[ムパムピスの袖を握り立ち止まるフィリスに首を傾げる。
数秒の後、彼女ははっと袖を離したようだが]

 フィリスどうした、って、わ。
 拭いてくれるのはありがたいけど、引っ張るなー!

[わたわたしながら鼻血を拭かれる。
フィリスの手元を見ながら、意識はずっと傍らの男に。]

(171) camellia 2011/07/07(Thu) 01時半頃

――――… 『ありがとう』 待っててくれて。




――― 今度は、絶対、二人とも守ってやる。

  


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[うっわコイツ夢の中と何も変わってねー。
そんなことを思いながら見ていると、会うのが初めてかと聞かれて>>174ぎょっとした]

 あ、あっはははは!
 何言ってんだ、はじめましてに決まってんだろー!

[ばんばん、と、その背を叩こうとする。]

 あんた名前は?……って、先に名乗るべきだな。
 俺はセディー。そこの面倒見がいいのがフィリスで、こっちはメディ。

 んでそこの軍人は……、ムパピミス……いや違うな?
 ムパ、ムパプ……、ムパピ……?

[やはり名前が出て来ず、ムパムピスを指してどもっている。]

(178) camellia 2011/07/07(Thu) 01時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

camellia 2011/07/07(Thu) 02時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ……うっ。

[初対面かと言えば厳密にはそうではないが、「セディー」にとって初対面であることには変わりなく、背中を叩くのを気まずそうにやめた。
ヤニクという名前を聞けば、そういえばそんな名前を「セドリック」が口にしていたな、と思い出す]

 それだ!! ムパムピス!
 いやーほんと覚えらんなくてさー!
 さっき迷子になった時もさんざん苦労して……、

 ……ってお前、何で知ってんの。

[眉を顰め、訝しげにヤニクを見る。]

(183) camellia 2011/07/07(Thu) 02時半頃


 夢、だよな。

[夢の中で、どんなに話しかけても返事のなかったことを思い出して小さく笑う。
また、話したいと。夢から覚めてもその思いだけが残っていた、相手。]


[ 狼がまた 牙を剥く必要の無い

 穏やかな日を もう暫くでも長く――** ]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[おかしくはない、と返答されて>>184、あっははははー!と誤魔化すように笑い声を上げた。仕立てのいい服装と胸の紋章で彼が身分の高い者だということは窺い知れていたから、返答に疑問を抱かずに]

 何だよ馬鹿野郎、性格悪いぞ!
 最初から知ってんなら……、え?

[再び、固まる。
語られる「夢の話」>>185に身体が震えて]



 雰囲気違う、か。
 それってさ……、こーんな、怖い顔した?

[しばしの躊躇いの後、眉根を深く寄せて厳格な表情で彼を見た]

(198) camellia 2011/07/07(Thu) 22時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[嘘だろう、と思った。
メディのときから事態に理解が追い付いていないのに、夢の中で何度も見た相手が今目の前にいて、しかも、同じ記憶を共有しているという現実。
心のどこかで否定して欲しかったのに、手を叩かれて]

 分かるも何も……、

 ……っ!

[ぼろり、流れたのは一筋の涙。]


[ ―――――――と、鼻血。]

(202) camellia 2011/07/07(Thu) 23時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 どどどどどどどうしようフィリス!!

[混乱のままに酷い顔面でフィリスに駆け寄る。
肩を掴んで揺さぶろうとして、足を怪我していることを思い出し踏みとどまった]

 混乱している。すごく混乱しているんだ!
 違うよな、フィリスの方が訳わかんないよなほんとごめん、
 でもどうしよう、ほんとにどうしよう。

 俺は一体どうすればいいんだ助けてくれうわあああああん!!

[その声は五月蠅く公園に響き渡っただろうか。]

(204) camellia 2011/07/07(Thu) 23時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[その後、どんな話をしただろう。

噴水がきらめいて光の粒を散らす。
木々は生い茂り緑萌え、赤い太陽は変わらず燃える。

風は優しく吹き、こんな時だというのにきっと笑い声は絶えなくて。


長い長い時を越えて全てが変わったけれど、
いつだって、望んでいたのはただ一つ。


  ――――――― こんな、穏やかな時間。]

(205) camellia 2011/07/07(Thu) 23時半頃


はは、 今更だな?


[覚悟なんて、とうの昔に出来ていたのだから。]


[確か、まだ名前も聞いてはいないような気がした。
 それとも、名乗っていたのを聞き逃しただろうか。

 連れている猫。
 飄々とした笑顔。

 じい。

 しばらく眺めてみた。]


[騒ぐその様子に、呆れながらふと気付く視線。

見つめ返してみた。]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[涙と鼻血を拭かれながら、昔のことを思い出す。何度も見た悪夢の話は、村の皆が笑い飛ばす中で、フィリスだけが真摯に耳を傾けてくれた。
じっと、その瞳を見て。]

 そうか、「思い出してる」のか……。

 俺にも何が起きてるのかさっぱりわからねーんだけど、
 ……でも。
 後で聞かせてくれるか、この街で何があったか。

[背中を撫でられながら、にかっと笑いかけた]

(215) camellia 2011/07/07(Thu) 23時半頃

[目が合って、きょとんとした]

 うーん……どこかでお会いした事がありましたっけ?
 言われてみればそんな気もしますし、
 違うと言えば違う気もしますね……


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 今の俺だって真面目でかっこいいぜ!
 そのうち世界に名を轟かす、セディー・ヴェスパタイン様だ!
 覚えておけよ! らぶあんどぴーすっ!

[指を突きだして、ヤニク>>211に向けてびしーっと決めポーズ。
3秒ほどポーズを決めた後。
ふっと力が抜けたように指を下ろし、彼の所まで戻った]

 ―――ごめんな……、ありがとう。

[手をぐっと握る。
その顔には、穏やかな微笑みを浮かべて。]

(219) camellia 2011/07/08(Fri) 00時頃

―――― …今度は、俺が守ってやるから。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[連行されていくメディの背にぶんぶん、と手を振る]

 メディ、約束だぞー! 揚げパンなー!!
 あとあれだ、柘榴も頼んだ!

[赤国軍の兵士が奇妙そうな顔をして振り返っても、その姿が見えなくなるまで思い切り腕を振り続けた。]

(225) camellia 2011/07/08(Fri) 00時頃


 済まない―――…

[そう漏れた呟きは、かつての自分が最後まで傍に居られなかったことへの懺悔か。
其れとも、何の力も持たずに生まれ変わったことへの懺悔か。]


[聞こえて来た声にピクリと固まり。]

 声、あんた、か?

[恐る恐る聞いてみた。]


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