270 食人村忌譚
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どうか、母の時のように私を食らってくださいね。*
(141) 2017/11/26(Sun) 01時頃
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やれやれ。
目撃者がいるとは面倒だな。
しかも江津子さんの確実な味方となれば。
どっちも厄介だな。
[容の身を抱きしたのは、苦虫を潰した表情を見せない為。
この面倒ごとは2人に知らせなければなるまい**]
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/26(Sun) 02時半頃
巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/26(Sun) 20時半頃
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[父から紡がれる言葉>>168は、 私は心の底から望んでいたものであった。 巫女として、私は父に認められている。 熱い感情が胸の内から湧き上がるのだ]
……ですが。
[先に死ぬなどありえん、と石動は言い切った。 その言葉には、妄信めいた響きすらあった。>>169 微かに息を吐く。つ、と石動の胸に指を這わせる]
父さん。 巫女は死して初めて、巫女になるのですよ。
[薄らと浮かべた笑みは、より深く。母を思わせる妖艶さ]
(178) 2017/11/26(Sun) 21時頃
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死して届かぬ存在になり、人々に食され 初めて巫女は巫女になるのです。
[ほら、あなたも死した母に囚われている。 死して食されぬ限り、私は一生母には勝てない]
私が跡取りの女児を未だ産めていないことが 気がかりですが――……
姉さんがいます。 私が死しても、巫女の家系は続くでしょう。
[からりと言い切ると、調理に戻るだろう*]
(179) 2017/11/26(Sun) 21時頃
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―― 囲炉裏端 ――
[人々に混ざり、つみれ汁を食す。 そこに櫻子の姿>>152を見ただろうか]
ねえ、櫻子。 少し話をいいかしら。
[隣に腰掛け、目線を櫻子に合わせよう]
愛理とよく一緒に遊んでいましたよね、櫻子。
櫻子にとって、愛理は大切なお友達。 ……そうでしょう?
[口調は穏やかなまま、しかしてその視線は真剣だ]
(184) 2017/11/26(Sun) 22時頃
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櫻子の一番食べたい人。 ……もしかして、愛理だったの?
[ぽつり、と落とした呟きは、薪の弾ける音に消える。 昨日の櫻子の問い>>9になぞらえたそれは、 しかしてその言葉の裏に孕んだ真意を表に出すことはない。
パチパチという音と、あたたかな火の明かり。 表面上は穏やかな時間。
櫻子の反応はどんなものであっただろうか]
あまり深い意味はないわ、櫻子。
[張り詰めた空気が弛緩する]
(185) 2017/11/26(Sun) 22時頃
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ひとつ、お願いがあるのだけど。
[薄らと笑みを浮かべて、櫻子の耳元で囁こう]
今晩、お清めをいたしましょうか。 集会所の一室でお待ちしております。
[そっと、櫻子の孕んだ腹を撫でた*]
(186) 2017/11/26(Sun) 22時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/26(Sun) 22時頃
[臭い、まずい、固い。
男よりは幾分柔らかい女の肉とはいえ
完全な草食でない人肉の味など知れている。
可能な限り小さく噛み切って
舌の真ん中に乗せ、そのまま空気と一緒に丸のみにする。
そうする事で味も硬さも感じずに済む。
鼻から抜ける臭いだけは、どうしようもないから
何度も何度も手を休める。
苦痛な時間、ススムは次の得物を見定めていた*]
そうそう。
自分の価値を決められないから家畜のままなんだよ。
[自分の娘とは知らないからか、
いや、知ったとしても同じことを口にするだろう。
俺は家畜を娘に持った覚えは無いのだから*]
[少しして。
ススムは困った顔で石動たちの元にゆく]
……今宵、江津子さんとリツさんと
見張りに回る事になりました。
[彼らを手にかける事は、不意をつけば出来るだろう。
二人一度には無理だけれど、どちらか片方なら。
その際に、残ったひとりには確実に見つかってしまうだろう。
どうしたものかと、知恵を借りに]
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ありがとう。 本当にいい子ね、櫻子は。
[この村に下手人がいるとは思いたくなかった。 あるいは、この物知らぬ娘であれば 無知ゆえに禁忌を犯すこともあるのかもしれない。 私が櫻子を呼び出したのは、そんな理由]
……夜を楽しみにしているわ。
[櫻子の無邪気な笑顔>>231に、目を細める。 つみれ汁を、啜り。愛理を弔った*]
(237) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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―― 夜 / 集会所の一室にて ――
[静かな、静かな夜であった。 櫻子とふたりきり。衣擦れの音だけが響く]
……ねえ、櫻子。 あなたが愛理を殺した下手人なの?
[櫻子の瞳を見つめ、妖艶に囁く]
ああ、でも。 もうそんなことはどうでもいいわ。
[するり、と巫女服を脱ぎ捨てれば 月光に照らし出されるのは白磁器のような裸体]
(238) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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お清めをしましょう。 私の可愛い櫻子。
もう我慢できないの。約束、覚えているわよね。
[櫻子の唇にそっと口付けを落とす。 それは、巫女の祝福だ]
その瞳を、私にちょうだい。 そしたら私たちはひとつに――家族になれるのよ。
[身体を重ね、甘い言葉を囁く。 私の右手に握られていたのは、神楽用の剣だった。 巫女の舞で使われるそれは、手によく馴染んだ*]
(239) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 00時頃
[串を持って離れる時だったか、それともその後か。
進が相談にやって来た
さすが江津子さんだと感心しつつ]
ついでに悪い情報。
容が昨日の夜の事知ってた。
と言うか江津子さんの家の近くを訪れて
愛理の家から不穏な物音を聞いたらしい。
幸い顔は見られてないみたいだが……。
[どうするか、と少し唸った後]
いい機会じゃないか?
容が信用している江津子さんに、リツ。
3人で見回りしている時に、別の場所で
誰かが死ねば、お前の身の潔白は証明される。
[ちらりと石動を見て、これなら少なくとも進の
安全は確保されるぞ?と言いたげに*]
容は江津子を庇うのか、厄介だな。
下手人を探すつもりもあるらしいし、あまり動かれると君達はやりにくくなるのではないか。
先に容を始末した方がいいのかもしれんな。
[ぽつりと呟いた声が2人に届いたかは分からない。]
僕の疑いが晴れるのは嬉しいですね。
容さん……間の悪い人だ。
江津子さんは、状況的にも頼りになる女性です。
どちらも早めに潰しておきたいのですが
僕は動けない
江津子さんは殺せない
なら、お手数ですが、先生にお任せするしかないでしょうか。
[ミナカタの言葉を経て、ススムはそう結論付ける。
石動に頼みに行く頃には、彼の中でも同じ答えが出ていたろう]
私に動けという事ですか。
いいでしょう、江津子さんの殺害なんとかしてみせましょう。
どうせ彼女が死ななければ疑いは何れ私の方へ向く。
[言ってはみても気は思い。
問題は江津子をどうおびき出すか、だ。
これは一緒に見回りをするらしい教え子になんとかしてもらうしかない。]
江津子さんは、僕らと一緒に居ます。
出来るなら、手にかけたい処ですが……
容さんの方が、きっと始末しやすいと思います。
[できますか、先生
と。
刃を向ける先をやんわりと訂正する*]
容なら一人でいるだろうから。
それなら恐らくは大丈夫。
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