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>>361 コリーン …安らかに、か。 そうだな。
[コリーンの言う事もわかる。死を目前にして、変わる態度もあるだろう。 何かしてやれるなら。その思いだけは同じはずだった]
死にゆく俺に流す涙が有るなら、これで酒屋の酒を全部ただで飲める…なんて嬉し涙であって欲しいね。 泣かれる程大層な生き方をしちゃいない。
…そういうアンタはどうする。 こんな時に人の事を考えてれられるのは立派だが…自分の身の振り方も忘れなさんな。
どう転んだって俺達は不幸の極みなんだ。 今更何が有っても針は不幸の方には振れんさ。
[コリーンを見送る。半ばは自分に向けたようで]
俺は…まぁ十分だ。 酒に囲まれて死ぬのも悪くはないさ…。
[そう、嘯いた**]
(373) 2010/07/04(Sun) 05時頃
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……ッ
[待て、という声に振り返る姿には 怒りを露にした表情が在る。]
じゃあ、何? 誰の為? ……まさか、ピッパとリンダの為だとか 今更言い出す、心算?
[ぷちん、と何かが切れた音。 多分もう、止まらない。 リンダは、泣く、だろうか。 視界の端に入る墓標につきんと心が痛んだ。]
(374) 2010/07/04(Sun) 05時頃
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幸せに死ぬことを望んで何が悪いの?って? 悪くないんじゃない?
……リンダのカラダを借りて、 そっくりそのまま、あんたに返してあげようか
[内心自嘲した。 嗚呼、私は此処まで酷くなれるのだ、と。 その時、女は醜悪に、口許の笑みを繕った。]
(375) 2010/07/04(Sun) 05時頃
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どうしてッ……!
貴女を幸せにすることを願っちゃいけないの。 貴女を"見送る"ことを選んじゃいけないの。
誰が悲しむって謂うの? リンダは、ピッパさんに笑っていて欲しいと願った。
偽善的でも、その願いを叶えることの何がいけないの!
(376) 2010/07/04(Sun) 05時頃
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―――莫迦ね。
[荒くなった口調を諌める様に呟いた声は誰に宛てたものか。]
最期くらい、笑っていたいって 笑っていて欲しいって
そう、貴女は、願えないの?
泣きながら死にたい? 苦しみながら死にたい?
(377) 2010/07/04(Sun) 05時頃
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[くす、くす、くす、と笑う。 琥珀の眸は二つ。 確りと開かれ、その中にソフィアを捉えている。]
じゃあ、
[握った左拳で自分の左胸を柔く叩いて]
―――、殺しなさいよ。 リンダが望もうが、其れを奪おうとした癖に。
恋をした相手には、選択を赦すって? ……それこそ、泣きながら、苦しみながらでしょ? 違う―――?
(378) 2010/07/04(Sun) 05時頃
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今の貴女に殺されるなら。 同じように奪われるなら。 ―――、私、きっと幸せに笑えるよ?
[両腕を広げ、薄汚く笑い続けた。]
(379) 2010/07/04(Sun) 05時半頃
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殺せるわけないでしょ。 貴女は未だ、"生きて"いるのだから。
奪おうとした? 何を言っているの?
リンダを思い出に昇華させなさいと、私は言った。 貴女の中にリンダは生き続ける。 今の貴女にはそれが出来ているように見えた。
[凛とした瞳で見つめ返す。 芯は消えない。]
泣きながら、苦しみながら? ピッパさんが?
貴女は何故泣くの。 何故苦しむの。 もう、失う悲しみなど、貴女には与えない。
(380) 2010/07/04(Sun) 05時半頃
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私は未だ、貴女に幸せな時間を与えていない。 だから殺せない。
[笑う彼女に、真っ直ぐに、そう拒絶した]
(381) 2010/07/04(Sun) 05時半頃
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…
[何を謂っているのか、と言う。 その眸に、笑みは消えた。 広げた両腕を降ろし]
もう、いい。 貴女は結局、そうだから。 率直に、言う。 ………私は貴女の事が、大嫌い。
[>>0:@68 何時かと同じ、言の葉。 けれど明らかに違うのは、女とソフィアの距離。]
幸せな時間は、与えて貰うのを待つものじゃない。
自分から、作るものだから。 ……笑っていた、あの子のように。
[完全な拒絶の言葉を返し、 バケツを取りに戻ると一切其方を見ぬまま、小屋の*中へ*]
(382) 2010/07/04(Sun) 05時半頃
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……私には
ピッパさんが理解出来ない。
[悲しげな声色で最後に彼女の背に残す]
理解したいのに。
貴女が何を求めているか、 貴女が何を望んでいるのか、 貴女が何を願っているのか、
―――分からない、の。
[率直な言葉は胸に荊を突き刺した。 その場でぽろぽろと涙を零し、 両手で顔を覆い――**]
(383) 2010/07/04(Sun) 05時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/04(Sun) 06時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/04(Sun) 06時頃
好きなのに、こんなにも大切なのに
私の言葉はナイフになってしまうんです。
器用な恋愛なんて出来なくて。
いつもいつも、付き合った人を捨ててきた罰なのでしょうか。
甘い誘惑でもなく、
快楽でもなく、
もっともっと純粋なものが私には分からない。
腫れ物に触るように接するなんて誠意が無い。
私は正直です。何処までも正直です。
そう、私が正直になればなるほど、嫌われてしまう。
そんな、絶望感に、苛まれています。
だけど、私にとってピッパという人はとても大切で。
大嫌いな私が死んでも泣いてなんて呉れないかもしれないけれど
それでも…――
もしも、万が一
ピッパさんが私を亡くしたことで悲しむこと
その可能性がある、限りは
私は、未だ、死ねない。
パパ、ママ。
はじめての恋で、めげそうです。
だけれどパパとママが病に苦しみながらも
最期まで必死に生き抜いたことを忘れない。
私も苦しみながら、もがきながら、
大切な人の幸せを――**
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―墓地―
[コリーンとまたに話をといわれる。]
―……ほいじゃ、ここじゃないどごで、話すがなぁ。
[そう言っておいた。 どうやら、ペラジーの主のように、村から出た者もたくさんいるらしい。 普段は、この容貌もあって、あまり村の主だったところには行かないようにしていたが、 そんなに人がいないのであれば、いまさら遠慮しても仕方ないだろう。]
ペラジーの牧場もあとからいっでみっがな? 今は、主はいないだに、ペラジー牧場だべ。
[まだ残ってたペラジーにはそんな言葉をかけて、また仕事に戻る。]
(384) 2010/07/04(Sun) 08時頃
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[それから、ピッパが起き出す前に、また墓地には違う客がきていた。]
――……何だ?どうただが?サイモン? おま、村に残っただがが。 ん?どうせもう感染してたら、外にいっでも同じ?
まぁ、そうだな。 だったら、どうせなら、村で今までやれながっだごどする?
――……おま……何する気ぃだ?
[元々陰鬱で、墓地にも人のいないところの散歩、霊とあえないかとやってくる男だ。 なんだか、その眼は危ないものを映しているようで、心配になった。]
あー、ちょっとまで。 おでも行く。
[明らかにおかしいサイモンの様子に心配になり、変な笑いをたてて歩く彼の後を男は追った。**]
(385) 2010/07/04(Sun) 08時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/04(Sun) 08時頃
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[主人の立ち居振る舞いに、一種の覚悟のようなものを見て、 …それが、投げやりな諦観では無ければいいと思った。
この人は、自分とは違うのだから。]
あ、お湯沸かすくらいなら…僕が。 [流石に美味しく淹れる自信は無かったので、手伝えるのは、そのくらい。 主人が友人たちを応接間に招き入れている間、厨房からは「あちっ!」とか言ってる声が漏れ聞こえたりもするかもしれない。]
(386) 2010/07/04(Sun) 09時半頃
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[ヴェスが縮んだら、昔みたいに肩車でもしてやるかな、なんて怒るミッシェルに笑って返しながら、着いた屋敷の庭先には。 意外な顔ぶれが並んでいたけれど、今更、誰が何処に居てもおかしくないか、という気もしつつ、会釈し]
アイリス君こそ。 ……転ばないよう、お気をつけて。
[笑顔で走っていく少女の足取りを、心配げに見送り。
グロリアの矜持を、不自由な身と思わないわけではなかったけれど。 ミッシェルが彼女から離れれば、失礼、と断ってから、手の甲に敬意を表するくちづけを落とし]
おれは、ピアノがあれば勝手にもてなされていますから。 食料は未だありますよね。シェフと比べられると申し訳ないことになりますが、見繕って参ります。
[応接間へ向かうグロリアに、礼をとって見せれば、そのすぐ傍らに居るミッシェルにもそうする形になり、何だか可笑しな気分になりながら。 厨房へ向かうと、先に湯を沸かしていたラドルフの声に、くすりと笑んだ]
(387) 2010/07/04(Sun) 11時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/04(Sun) 11時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/04(Sun) 11時頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/04(Sun) 12時頃
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─ リアの屋敷 ─
[リアの良かったと言う言葉と、抱きしめ返されたその手の温かさを感じると余計に泣きそうになりぐっと唇を噛んで堪えて。
リアから身体を離したところで、セシルが彼女の手の甲をとり口付けるのを見ると、場違いながらやっぱりリア相手だと絵になるな、なんて思ったりして内心少し落ち込んで。 お茶の誘いを受けると目元をごしごし擦って涙を拭くと、うん、と笑顔を作った。]
リアんちのお茶は美味しいから、それだけで充分だよ。
[リアもラルも居るしね、と言って微笑むものの。 自分が言ったそれで、胸がちくっとしたのは、やっぱりここに残っていてほしくなかったから。]
(388) 2010/07/04(Sun) 12時頃
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[リア達と一緒に応接間に向かう際に、セシルがリアに礼をとるのを見るとなんだか変な感じがして。]
─…なんか、セシ兄じゃないみたい。
[自分とリアに対する態度の違いに、ぽつりと言った。 そういえば、いつからだろう。この人が、弟や自分以外の人にこんな話し方をするようになったのは。 優しいところは、ずっと変わらないけれど。]
(389) 2010/07/04(Sun) 12時頃
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[ラルとセシルが厨房に向かうのを見れば、私も行ったほうがいいのかな、なんて思ったりもしたが。
リアが一人になってしまうのもなんだかいけない気がして、自分は応接間に残ることにした。
ラルの声が聴こえると、大丈夫かな、なんてリアと顔を見合わせたりもしたけれど。]
セシ兄が一緒だから、大丈夫だよ。 ラル、結構そそっかしいね。 リアが居て良かった。
昨日も怪我してたし、一人じゃ心配だよ。
[そんなことをリアと話して、出来る限り自然に笑った。]
お茶の用意ができたらさ、セシ兄にピアノ弾いてもらお? セシ兄のピアノすっごく綺麗だし、セシ兄いっつもね、リアんちのピアノ弾きたがってるんだよ。
(390) 2010/07/04(Sun) 12時半頃
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飾り職 ミッシェルは、そんなことを話しながら、ラルとセシルが戻ってくるのを*待ち。*
2010/07/04(Sun) 12時半頃
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― 回想 ―
……。
[「また今度」そんな風に話を打ち切り彼女は歩いてゆく。 銀糸を思わせる髪は柔らかく揺れ、月光で柔らかく輝いていた。 見惚れるように、別れのあいさつもせずに無言で彼女を見送る]
え? ああ、うん。 ペラジー牧場を宜しくね。
[ギリアンに声を掛けられてようやく我に返った様子でどこか抜けた言葉を返す
「それじゃまた」そんなあいさつと共に彼に預けていた馬の鞍に跨り墓地から離れてゆく]
(391) 2010/07/04(Sun) 13時頃
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― 通り ―
[さすがに時間が経った事で出立する面々で雑然としていた通りは静かになり、人気の少ない通りを簡素な装備を纏う自警団の面々が巡回する姿が目立つようになった]
……?
[向けられる視線と囁く自警団員。 状況が状況だけに気がたっているのかと視線を逸すが獣性を感じさせる酷く不穏当な言葉を耳にしてしまい失望感と恐怖から馬を加速させて通り駆けていった**]
(392) 2010/07/04(Sun) 13時頃
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