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―ギリアンの住処― >>284>>285
[そして男は豆を小屋で食っている。 思ったより腹が減ってて、小屋の前でペラジーが差し入れを置いて去ったことには気がつかなかった。]
>>288
――…んあ?あのガラわりぃのは、アイリスだが?
[しかし、さすがにアイリスの来襲には、気がついて小屋の戸を開ける。 そこには二つの酒瓶をもって、緩い顔をしたお嬢さんがいるだろう。]
また来ただが?この娘っ子。 お前、おでが怖くないのが?
[この風貌に墓堀りの家と言ったら、できれば敬遠する面々が多いかと思うのだが…。 最近の女性は勇ましいのか、こういった来訪をするのも、たまにはいる。]
(323) 2010/07/02(Fri) 15時半頃
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[そして、アイリスの手からやすやすと二本の酒をひょいひょい奪い取った。]
でも、差し入れはありがたく貰うだよ。 って、こりゃ、お前じゃないだな、ペラジーもいるだが?
[馬乳酒を指してアイリスに問う。 これはペラジーがいつも差し入れてくれる奴だった。 アイリスを小屋に通すと、その入り口に立って、ペラジーが近くにいないか見回した。]
(324) 2010/07/02(Fri) 15時半頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 15時半頃
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[それぞれの要求に答えて酒を出す。]
ほら。 丁度コイツが最後の小瓶だ。 次は、大きい奴を買っていけ。
[ラルフに小瓶を差し出す。セシルには、少し選んで、刻印を確認してから棚に置いた。]
先月入った奴だ。 売れ残ってたんでな。 引き取ってもらおうか。 掘り出し物って所だな?
[にっと笑って、ボトルを押しやった。]
(325) 2010/07/02(Fri) 15時半頃
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ああ、すみません。
[声を掛けられれば、他の客が入りにくいなと、中へ滑り込ませて貰い。 すん、と幾つの匂いか数えられない、交じり合った酒精の香りを吸いこむ]
ぬいぐるみでもお貸ししましょうか。身体に悪くはありませんし、……いえ、酒屋でお酒を否定するつもりも無いんですよ?
[明確な否定は示さないけれど、肯定的な響きはまったくない青年の頭を撫でていれば、瓶が差し出され]
ありがとうございます。喜んで引き取らせていただきますとも。 ……ああ、ところで、ゴドウィンさんは、バッカスにどのようなイメージを抱かれます? バッカスに限らずとも、酒のかみさまといったら、という印象でも構わないのですが。
[ボトルを眺め、満足げな笑みを浮かべてから、丁重に仕舞いこむと、代金を数えがてら、どちらかといえば主な目的であった問いを口にした]
(326) 2010/07/02(Fri) 16時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 16時頃
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ありがとうございます。
えっと…大きい瓶は、お給金が入ってからで。 [なけなしの小銭を取り出して、安酒を買う。 お情け程度の給金は、酒とクスリに殆ど消える。 貯えなど無いし、先の見えない将来に備えようなんて発想自体がない。 年の割りにはボロボロであろう身体のことも、省みる気など無かった。 …そんな価値など、自分にはないのだから。
今ひとときだけの逃げ道として、大事そうにその小瓶を抱える。]
ぬいぐる…み? [いつものようにとろんとした両眼は、意外な申し出にきょとんと瞬いた。*]
(327) 2010/07/02(Fri) 16時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 16時頃
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>>327 ラルフ ああ、構わんよ。 まぁ、小売りしたっていいんだがな。 それで良いなら、最初って事で良い革袋をつけてやるぞ。 そいつに入れに来ればいい。
>>326 セシル 俺が飲んで不味い物を置いちゃあおけんからな。 味は良い。 飲んでやってくれ。
[棚を閉めて向き直る。慣れない質問に意外そうな顔をしたが、髭を摘まんで考える。]
うん? そうさな…。
(328) 2010/07/02(Fri) 16時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 16時半頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 16時半頃
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[きゅうときつくリンダを抱きしめる、沈黙。 暫く言葉を発せずにただ抱き合う体温を伝え合うだけ。
女が、すん、と鼻を啜る音。 リンダが時折、咳き込む音だけが響いていたが]
リンダ。
[抱きしめたまま、 女よりも低い位置にある頭へ優しい声を落とす]
明日。 一緒にお出かけ、しよ……。
村はずれに、丘があるよね。 あそこで一緒に、のんびりするの。
(329) 2010/07/02(Fri) 17時頃
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明後日は、教会。 歌を唄って、お話を聞いて。 のんびりのんびり、すごすんだよ。
明々後日は、少し遠くまで。 家の物置から道具を用意してくるから、さ。
広い草原に寝転んで、 夜まで待って、星を見るんだ。 覚えてる? 小さい頃するって言ったけど、ね。 私がお父さんに捕まって、結局家から抜け出せなかった。
でも、今度は絶対に。
[くす、と笑って頭を何度も、何度も。 優しく、撫ぜ続ける。]
(330) 2010/07/02(Fri) 17時頃
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此れからは――、
[女は、こく、と喉を鳴らした。 リンダが覚悟してきた、ように。 これから自分が残酷な嘘、をつく、から。]
此れからは、ずうっと一緒だよ。 毎日、毎日、一緒。
こんな事、もっと早く言ってくれればいいのに。 だって、私は――、
(331) 2010/07/02(Fri) 17時頃
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リンダの事が、大好きなんだから――― [胸元で同じ言葉が 無音に調べられていた事など知る由も無く。]
もう、独りじゃ無いんだよ。 傍にいるから、ね――――。 [叶わぬ絵空事を空へと放る。 其れは天で冷えて、リンダへ降り注ぐだろうか]
(332) 2010/07/02(Fri) 17時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 17時頃
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ええ。うちのお古で良ければ、ですけれど。
[子供の頃のが、未だ自宅には仕舞われていた筈。 ただ自分のだったか、弟のだったか、むしろ共用だったか記憶が遠いので、持ち出すなら一応断っておこうと考えながら、きょとんと瞬く青年に、凪いだ笑みで頷き]
むしろ、おれみたいに味の分からないのが飲むのは、申し訳ない気もしますね。独り占めはしないようにしておきます。
[良し悪しはいまいち分からないものの、鞄の中で鈍い光を揺らすいろの美しさは分かる。たぷんと揺らして、あるじの言葉を待った*]
(333) 2010/07/02(Fri) 17時頃
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―― 雑貨屋・テレプシコーラ ――
[揺れて傾く照明の灯。 次第に世界は夕方の紅に染まっていく。]
……。
[頬杖をついて、傍のティモシー爺の話も上の空。]
『コリーンやゴドウィンがさっき来たんじゃよ』
あぁ、そう……。
(334) 2010/07/02(Fri) 17時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 17時頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 17時頃
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[ティモシー爺が一度奥へ引っ込んで 暫くして洗った葡萄を皿に乗せて持ってきた。 アイリスから貰ったものだ。]
……。
[ぶちり、房から千切り、口に含む。 甘くて少しだけ酸っぱい。 美味しいのに、美味しい、という 言葉が出てこない]
(335) 2010/07/02(Fri) 17時半頃
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[味が分かるのは生きている証拠。 この甘みも、仄かな酸味も、 生きているから、感じられる。 ――…彼女にはもう。]
…、おいし、い、ね
[声は掠れて、瞳には涙が浮かんで 爺は心配そうにソフィアを見る。]
……なんでもないわ。
(336) 2010/07/02(Fri) 17時半頃
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[葡萄を千切る手を止めて、 目を伏せては、深く呼吸する。
どうして、あの時、…――私は]
…――ッ
[がたん、と徐にカウンターの椅子から立ち上がり、]
出掛けて来る。
[そう一言を残して雑貨屋を飛び出した]
(337) 2010/07/02(Fri) 17時半頃
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店番 ソフィアは、一路、ピッパの自宅の方向へ駆ける。
2010/07/02(Fri) 17時半頃
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―― ピッパ自宅・前 ――
はぁ、はぁっ……
[一直線に駆けてきたから息が切れていた。 玄関口に自分が置いたメモと半房の葡萄。 まだピッパは戻ってきていないらしい。]
……どうして、あのとき、わたしは
[リンダが駆けていった森の方を見た]
…リンダを止められなかったの。
(338) 2010/07/02(Fri) 17時半頃
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>>333 セシル ああ、あのずぼらな嬢ちゃんと飲めば良い。 良し悪しが分からなくても酒は飲めるさ。 皆が皆味が分かったら、美味い酒から無くなっちまう。 ふっふっ…。
[笑って言う。質問にはやがてこう答えた。]
酒に限らず、神様ってのは何にでも居るモンだ。 けどそれぁ、俺たちの為じゃあない。 神様だって、やりたい様にやってるだけさ。
まぁ、バッカス、酒の神なればそれこそそうだろうよ。 酒は薬だが、毒にもなる。 厳しくもあり優しくもあり…だな。
答えになったかね。
[信仰心が強いわけでもないが、いろいろな国でいろいろな信仰を見てきた。 結局皆、形は違えど同じものを崇めている…と言う結論に至っている]
(339) 2010/07/02(Fri) 18時頃
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["ピッパちゃんね、今、心が弱ってるの"]
["あたしは……誰の心も連れて行きたくない、よ"]
["ピッパちゃんの所に行って来るね!"]
(340) 2010/07/02(Fri) 18時頃
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矛盾……してるじゃない。
[苦く呟く。
きっとリンダの望みはピッパと共に在る事なんだろう。 傷つけたくないなんて。 弱ってるなんて。
そんなことを謂いながら]
…――
[最期を邪魔したくなんかなかった、けど それ以上に ソフィアの願いは
"私達の心まで連れて行かないで……"]
(341) 2010/07/02(Fri) 18時頃
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―― 森 ――
[獣道のようで、 微かに人が通った痕跡のある道を 注意深く進んでいく。 葉っぱが落ちて、 枝が折れて、そんな道を。
かさ、かさ、と 否応無く、草木に衣服が掠れる音が立つ。
その道行きの先に、"秘密基地"を見つけられるだろうか]
(342) 2010/07/02(Fri) 18時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 18時半頃
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[やがて 少し開けた、花と椅子の小さな庭が見えたなら]
……。
[逡巡の後。 息を潜めて、木立の影に隠れ、佇む。]
(343) 2010/07/02(Fri) 19時半頃
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よし、まずは薬買って来よう。
[優先順位を自分の中で考えると、やはり仕事に差し障ることが一番大事だと結論が出て。 グロリアの執事からもらった菓子をつまみつつ、薬屋へと向かい歩き始めた。]
─ →薬屋 ─
(344) 2010/07/02(Fri) 19時半頃
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─薬屋─
ラス兄ー、イリスー、いるー?
[店内に入ると同時に大きな声で中にいるだろう人の名を呼んで。
誰も店内にいないならば、誰かが出てくるまで*待っているだろう*]
(345) 2010/07/02(Fri) 20時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 20時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 20時半頃
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――教会――
[どれ位の時間を過ごしたのだろう、か。
神への告解に塗りつぶされていた意識は――。 >>258 ペラジーが教会を訪れ、その祈りの姿を見ていた事にも気が付かなくて。
もし、気付いていたならば、仄かに昏い表情を見られた事を恥じた、だろうか。ペラジーが其の姿に抱いた印象を知ることなく。]
――…。
[教会は時間の経過に従うように、茜色に染まり始める。
再び、翡色の瞳を開けた時には――。 燭台の蝋燭の灯火だけがゆらゆらと、仄暗い教会内を照らし出している様が映っていた。]
(346) 2010/07/02(Fri) 20時半頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 20時半頃
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――教会→ギリアンの塒――
[教会から出れば、日は傾きかけていて。 時間を忘れて祈っていた事を改めて感じる。]
もう、夕暮れなのね。
[教会から出て、夜の闇に包まれる前に、村はずれの森の傍にある小さな自宅へと戻ろうと道を歩む。 村の中心とは違って、石畳ではなく、ごつごつとした石がむき出しになっている田舎の道。
でも、その道が茜色に染まるのは、何故かとても愛しくて。]
(347) 2010/07/02(Fri) 21時頃
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?
[終わりは静かに忍んでいた。 けれどすぐには気付けない。 まるでリンダ自身を侵した病のように。]
りん、だ?
[首を傾ぐ、理由。 一つ、リンダがもう、数十分、何も喋っていない事。 一つ、リンダがもう、数分、咳をしない事。 一つ、抱き合う、ではなく、支える、と感じ始めた事。]
ねぇ。 リ、―――
[少し。 ほんの少しカラダを離して覗き込んだリンダの口許から紅。 女の白服の胸元にも残る、紅。]
(348) 2010/07/02(Fri) 21時頃
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あら、アイリスさん?
[そんな感慨に耽りつつ道を歩いていれば。聞こえたのは>>288のギリアンを呼ぶ声。
自分と同じように余所者である彼――信心深いことは、訪れる教会でのミサでの祈りで知っていたけれど。村の者との交流はあまり無いと記憶していただけに。アイリスのような若い娘が、酒をと叫ぶ声にどうしたのかしら、と思い――。
そちらへと足を向けた。]
(349) 2010/07/02(Fri) 21時頃
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墓堀 ギリアンは、見回していると、ペラジーではなく、教会でよく見る女性が目に付いた。
2010/07/02(Fri) 21時頃
店番 ソフィアは、漂白工 ピッパがリンダを呼ぶ声に小さく身を竦めた。
2010/07/02(Fri) 21時頃
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あ… ―――や
ッ
[息を飲み、首を小さく振り 支える両手が震え、声が続かない。 少しだけ離す心算の手から力が抜けてしまい]
―――〜〜ぅ
[じわと滲むものが視界を遮るのと同時。 リンダのカラダは後方へふらりと揺れて、 なんの抵抗も無いままガーベラ達の傍へ倒れこんだ。]
[倒れこむ直前、掴もうと伸ばした手は叶わない。 二人を別つ現実のように、只、空を切るばかり。]
(350) 2010/07/02(Fri) 21時頃
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[どさり、と何かが崩れ落ちる音がした。 もう、リンダの声は聞こえなかった。 聞こえなくなってから、随分、経っていた――]
……ピッパさん。
[木陰から静かに、けれど確りとした語調で、名を呼んだ]
(351) 2010/07/02(Fri) 21時頃
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うそ、でしょ? ……そんなの。
は、 ……はやすぎ、る、でしょ 冗談ッ
ばか、起きてよ……
[手を伸ばしたまま、ふらふらと膝から崩れ落ち、 まるで這うようにリンダの傍へ。 そのカラダに触れれば、罵りながら揺すり出す。]
一緒にって、言ったよ? 言ったばっかりだよ?
ねぇ、 ねぇ、 ねぇってば!!!!
(352) 2010/07/02(Fri) 21時頃
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