291 Fate/Goddamned Omen
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[これからどう行動するにせよ 情報は持っていて損はないのです。 で、あれば。行動指針を定めてから動くには 目の前の彼がどのように、嵐の外からの者達に対し 動こうとするのかを知るべきである、と
中立者として近づいて、いきなり鼻と耳を削がれる ……なんてことに、なっては取り返しもつきません。 特に、リジーは女の子、なのですから などと、考えておりましたが――]
……!
[程なくして聞こえた通信の内容に、私は息をのみます]
(382) 2019/02/09(Sat) 21時半頃
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――― 特異点。と、この紡がれた歴史を その者達は、いうのですね? 聖杯の知識と、今までのこと。合わせたなら 1つの、推測がたちます。
あなたの世界と、彼らの世界は きっと元は同じ1つの世界。でも、ある時を境に。 異なる歴史を紡ぐようになった。鏡合わせのような、 でも辿ってきた道のりは違う、 別々の世界なのかもしれません。
でも、同じように文明を発展させてきた世界同士が 共存し続けるには、限界もあるでしょう。 大本の歴史の、流れが。 1つに収束しようとする、ように。
(383) 2019/02/09(Sat) 21時半頃
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だと、したのなら。 彼女らはその特異点を解消するために動く者。 だとしたら。この歴史を。
彼女たちは。切り取って、なかったことに しようとするのかも、しれない。 彼女たちの、世界を存続させ、彼女たちの 歴史が正統に続くための。木々を剪定するかの、ように。
聖杯を壊す、というのは、 それを作り上げた。構成する世界そのものを ――壊すという、ことにもなるの、ですから。
[響く女の声に、自身の推察を述べれば顔を曇らせます 外れていてくれたのなら、良いのではあるがとばかりに その女性の、答えるであろう言の葉に 耳を、澄ませましょうか*]
(384) 2019/02/09(Sat) 21時半頃
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「 ...まるで、それこそ神様みたいな語り草だね 」
(385) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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>>362 求められるまま話しただけだってのに、 あたかも隠さず不愉快を形作るように 寄せられたシワの形より その言い草にこそ、 はッ、と吐き捨てた。
「まぁ、殺せば死にゃするけど...ね。 死んだって自分で拒まない限り、 どーせすぐ経験や記憶を引き継いで次に転生するんだから 実質死なないのと同じじゃない。」
(386) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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顎に充てがわれて考え込む素ぶりを 頸から離した手をそのまま炎天の空に組んだ指ごと 背伸びするように投げ出して。
特にあの都からどうなったか思われていようと 届き見知る範疇にないものを気にすることも無く 興味深げに見てもいた、─────けどね。
そろそろ異邦人めいたこいつに、 怪訝もへったくれも浮かべるのは止めたが どうやら『悪魔』でもないらしい。
(387) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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届ける手紙は無いそうな すばるはゆくだけ。 >>359 ふる、と否定の震えを見せる山羊に 此方の黒黒宇宙のまなこはすゥ、...と細まります。
(388) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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「 信徒か新都か知りませぬがねい ええ、朕の居住地は少なくとも 灼熱の金烏の如きではありません 」
(389) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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さて然し。然しとしまして。 喋る蛇は見ましたが、虎も。 黒山羊は如何でしたでしょう。 一本の木から生まれ落ちた生物では 無い様な存在に、不躾にも 興味深げにゆるりと首を傾げましたが。
(390) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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>>364...とはいえ、ね。
肯定の代わりに” 優しさ ”を見せてやった 訂正印に差し替えて押してやったのは。 妖精も女神も天使も神だって、 この世界じゃ等しく” 悪魔 ”と認識してるから。
「 不細工だって綺麗どころだって、 悪魔にはいろいろ居るだろ...。 むしろ整ってるとこだとは思うけど。 」
( 男の知らない汎人類じゃ異教の神々を 悪魔とする大宗教だってあるように。 )
(391) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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「...っと、そんなのはどーでもいいか。 ああ、そんじゃ尚更奇遇だねえ。 上からだってのはどっちみち互い様だと思うけど?」
敬意を払うには何様も分からなきゃ出来っこない。 呆れるようにも振った首をもう一度、 1cmの僅かな身長差だけで見下げるように据え直した。
「文句あるならご教授下さいよ。 散々ド底辺にいたのに こんなとこまで媚びたかないけどね。 あー...、でも。 砂に沈めてくれるにしたって、 ” タダじゃ済まない ”とは思うから...
オススメはしないよ」
(392) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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「 朕は朕。…では分かり難かろうな ふむ…ひと先ずルーラー≠ニ。 」 此方からしてみれば名など生後の賜り物ですが 斯様な霊基<からだ>である以上 名乗るに憚られる気はあるのです。 幾ら此方が希求に応じる者と致しマシても
(393) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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眦垂らし、眼だけで微笑表し 名乗るそなたへ向き直りましょう。 …揺れる尾っぽを後目に一瞥して。 「 黒山羊さん...否、改め、ヨグ。 そなたは何故、あすこの塔へ?
宅配でないのなら、用事。観光。 ときに逢瀬……何ですかねい 」
(394) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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それから、「ああ…」と 吐息含ませた声色を落としまして
(395) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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する、...と懐から取り出した扇で 口元を舞う砂塵より守りながら 闊歩。と一歩を踏み出しては そなたのほうへ視線を合わせましょうか。
(396) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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「 夏はほたる。氷もよい ただ熱ばかりは悪し。 ―――― ゆきながらお話ししましょう そなたのことも、あるしゅ≠フことも 」
(397) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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四季を創り、多くの穀物を 世に産み出すこととなった筈ですが 何故眼前に枯れ地は拡がって居リますか。 此方には解せぬことですから 少々知識の及ばぬ景色です故 際限無いこの地の何處かにも 人気配は在るのかを思いながら、 一歩、連れそう彼…?より先にゆきました。*
(398) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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( 放っときゃ干涸らびるだけの人間を 野垂れ死ににさせなかったあの”蛇”が どー言う悪魔だったかなんて分かっちゃいないが ヴリトラのよーなもんってくらいで。
...ただ、転んだってタダじゃ済まないのは 今や運命共同体のアイツも、 オレと同じらしい、ってことだけ確からしい。 )
(399) 2019/02/09(Sat) 22時頃
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陰陽師 稲荷は、メモを貼った。
2019/02/09(Sat) 22時半頃
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「 じゃ、交渉成立。別にそれでもいいよ。 オレも同じだけしか返さないからな。 」
それにしたって、 銅貨を払わせて大人しくさせる... なんて。 カツアゲでもしてたんなら神都じゃあっと言う間に カルマ値が尽きそうだね、なんてどーでもいい事を思う。
>>366にこやかに笑う裏に浮かばされていたもんなんか やっぱり知る由しも無かっちゃいたが、 手を砂で多少汚したってそれこそ何もせず 大人しくなる気も無かっただけ。
(400) 2019/02/09(Sat) 22時半頃
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[その全容を理解出来ずとも、飲み込みはしよう。 ともすれば西暦よりもずっと進み続けた科学技術に加え、 話の通りならば、神代の土台が完全には崩れていないのではないか。
アバターという、第三魔法への到達を可能にしたかのような、 あるいは到達したのか──あり得ざることに、衝撃を受けて。
カルデアの記録で最も旧い時代へのレイシフトで、紀元前14世紀。 それ以前から ── 分岐した歴史>>@7を、神都は紡いでいるのなら。]
宇宙樹カルパ…… それが、枝を繋げた…… ? はい、恐らくはその魔力が、あの嵐を形成して── っ。
[ぐ。期待はしたけど、予想もしていた。 彼の語る言葉、神都の機能不全を懸念して、 けれど、それがなくては、私たちは───、]
(401) 2019/02/09(Sat) 22時半頃
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[少しずつ、"彼らの世界"という認識が侵食して、わたし達の世界の、私の足元から、崩れ落ちていくような。唇を噛む。秋間主任から聞いた、剪定事象、切り取られた歴史が、ここにはあった。
マスター波照間乃花がレイシフトを行ったのは、
18世紀欧州。第0次世界大戦の七年戦争。 14世紀スコットランド。恐怖支配のエドワード一世。 紀元前エジプト。アクエンアテンの支配下のアケトアテン。
そのいずれも ─── 。]
……… 特異点の存在は、無かったことになります。 わたし達の人類史に記録された通りに、歴史は糺される。 人々は特異点の発生する以前と変わらず歴史を紡ぎ、
私たちの旅路は、どこにも記録されていません。
[言葉を告げて、理解する。 今までのレイシフトとは質が、次元が違う。 この世界が同じように訂正されるなら、それは───]
(402) 2019/02/09(Sat) 22時半頃
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[─── 悪寒がする。
頭で符合した事実と、フェルゼから告げられる言の葉に。特異点を否定してきた私たちが、否定される側になる ───その、怖さ。 …… 怖さ? 喪う恐怖。 なくなる 恐ろしさは ─── 。]
…… 一人 ですが。 つまりは ── ご協力は、仰げないと?
[灼熱の砂漠に、冷や汗が墜ちる。 聖杯の場所は分かった。だけど、その細められた瞳は、 どうにも友好の印とは、到底言えそうにもない───。*]
(403) 2019/02/09(Sat) 22時半頃
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掛けられた圧を受け流すようにへらりと笑った顔は、 >>368差し出された” それ ”を目の前に ぐるぐる渦を描いたみたいに異界常識は混乱する。
「 サーヴァント? ...英霊? 何それ 」
なんだそれ、と見る見るワケの分からなさが増して 目線も心無し細らんだのは致し方も無いだろう。 ”渡し守のライダー”なんて変わった名だな、 なんて勘違いしちゃいたけど... ああ、ホントに、もしかしたら。
あり得ないと思ってたけど、 正しく異邦人ってやつなのかもな、と 浮かぶもんが色濃くなる。 そうだとしたら、
(404) 2019/02/09(Sat) 22時半頃
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──────砂を吸い込まない程度に 深く息を吸い込んで、 ....目を瞑る。
(405) 2019/02/09(Sat) 22時半頃
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[神都を知らぬという言葉>>389。 驚きは無論にあれども、 半信半疑とはいえ聞き及んではいたが故、 深く、瞬きを重ねるに留まって]
しゃくねつ ここは、あつい すな、いたい
[たとえ、厚ぼったい毛皮に覆われていても。 だから、ちら、と目の前の姿に視線を投げた。 平気だろうか、とも、思いながら]
(406) 2019/02/09(Sat) 22時半頃
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[異形に向けられた視線が不躾であっても、 それは特別に気にする事ではないように。 平然と黒山羊は、彼方の動きを真似るよう、 くるん、と首を傾げ返したのだった>>390。
動物じみて。 或いは、子供じみてもいた事だろう]
(407) 2019/02/09(Sat) 22時半頃
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一拍空けて開いた、 さっきまで硝子玉みたいだった目には 確かに野心が昏く輝いてもいた。
「オレはアズ、───とでも呼べよ。 お察しの通り、あのクソったれで『善良』な神都に 歯向こうとしてこんなとこまで追い出された”悪人”さ。
で、その言い振りじゃ、 アンタはあの神都でもぶっ壊す気? だったらオレは。
アンタをライダーとは、 ...” 呼ばない ”。」
(408) 2019/02/09(Sat) 22時半頃
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ちんは、るー、 るー、らぁ
[その言葉の意味も知らねば、 きっとそれが名前なのだと思い込んで。 唄うように、その響きを反芻する]
るーらー
(409) 2019/02/09(Sat) 22時半頃
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[そうして、かけられた問いにはこくんと。 そう、と自分の目的を思い出したように頷いた>>394]
僕、あらし、こまってる おっきなあくま、こわいあくま あらしから、にげてくる 僕のなわばり、くるかもしれない
あらしが、はじまったとき あのとう、できた
あのとう、きえる あらし、きえる、かもしれない
(410) 2019/02/09(Sat) 22時半頃
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( あの時”主犯”の話に乗ったオレは放逐された。 それなりに上層の階級だったとは言え、 主犯だったアイツは... )
(411) 2019/02/09(Sat) 22時半頃
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