291 Fate/Goddamned Omen
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全シュメール構成員、及びラクシュマナ様、リジーさん、二人に告ぐ!
ただちに当該区域より退避せよ!!
標的の神霊に向け、インドラの矢にて迎撃する!
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[その背後。 毛皮から、褐色の腕が姿を現す。 ぐい、と夜空に星をちりばめたような巻き角に手をかければ 黒山羊の頭を押し上げて。
顔を出した、少年とも少女ともつかぬかんばせ。 褪せた鳶色の前髪を揺らして、夜色の瞳が幼子を見据える]
せかいも、僕も ころさせたりなんか、
ぜったい、ぜったい────
[それは人のカタチをしたくちびるから紡がれた、コトバ*]
(306) 2019/02/13(Wed) 21時半頃
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ー神都上空ー
……ガゴン………ゴウン,ゴウン……
[それは少し前。ディーヴァナーガの上空に何か鈍い音が響き渡った。 神都のシェルターの上部ハッチが一部開かれ、黄金色に輝く、幾何学的かつ流線型のデザインの”何か”が姿を見せたのが分かるだろうか。それは宙に浮き、神都ディーヴァナーガの入口付近の空を影で覆う。
その下部が、幼子>>299の下で ぱかり、 と割れた]
(307) 2019/02/13(Wed) 21時半頃
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>>272 その体まで秩序に縛られたみてえな、 浅く機械的な息遣いのひとつまでは距離の向こうじゃ 感じられもしなかったけれど。
凪いだ鉄臭さを自分でも軽く吸い込んでから 通り抜けた風の気配に襤褸けた外套の裾を揺らした。
「 そうかぁ、...。 にしても、フルネームは生憎捨てたんでね。 この砂漠じゃ、別に必要ともしねえもんだろうし 」
(308) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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( 捨てた割に何でこの名前の半分を 名乗り続けているかと言えば、 きっと、────物凄く短絡的な話。 )
(309) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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では英霊であるならば、どうなのだろう。 貴方の言葉には棘がある。 其れは英霊でなくとも、自身の言葉に対し 他者への思いを乗せぬが故のものであろう
―― ……そこで笑えるところ、などな。
まだ、そうだろう。警戒心というよりも 貴方の場合は、その分対価として 得ようとするだけのことだろう。
警戒、などしているようには思えないね。
[特に、ドンパチの者に見つかって さっさと逃げ出さないあたりとか特に ……と、思うわけでありますが、そのあたりは胸の奥に引っ込めましょう]
(310) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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見返りか。敬愛する者に関しては 見返りなど求めなかったものだ。 貴方はそのような出会いはなかったのか。 対価を求めぬ者は珍しかろう。だが ――すべて対価を求めるというのは とても寂しい生で、あるよ。
[対価という価値観してしか、他者と繋がれぬ それはとても、寂しいものだと思う 本人は多分そのようなことは思わないのだろうし そういった生き方を続けるのだろうから 別段、そのあたりのことはどうでもよいのだが
――ああなるほど 私はこの、男が気に食わないのであろう。 死の匂いのする、男 男の中の価値観が、多分私とは合わぬのだ あわぬだけならまだ良いが。―― 多分私は、おこっているのだ]
(311) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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そうですか。 ―――早すぎる?そのようなこと 貴方や、あなた達神が決めることではない。
人の未来は、人が決めること。 お前に認められぬとしても、私が認める。 この世界のありようを。
(312) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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――それを間違いだと、言わせない。 ”生と大地の神”としても、 一の英霊と、しても。
(313) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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どの世界であろうが、 子が間違ったとしても正すという名で殺すなれば。 それは最早、親の資格などはない。 子は、親の敷いた親の価値観のレールを 走るだけの存在に、非ず。
たとえ自分たちから見て間違っていたとしても、 それを選び、進むなれば。 口は出せど摘み取ってよいものではない。
それに私は。この世界のありようが 間違っているとは思わない。
人魔と、肉体的な意味で不死の人間と 階級分かたれているとしても その中で懸命に生きる者がいる この世界を護りたいという者がいる 子を慈しむ親がいる。親を愛する子がいる 友と、笑いあう子達がいる
(314) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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エナジー充填率 80……90………
ここは慎重に行くぞ。充填率………120。
[冷徹な声が管制室に響き渡る。120。その声とともに、管制室に据え付けられた非常用のボタンが押された]
かつての最終戦争でも使われた、ヴィマーナ搭載の迎撃兵装「インドラの矢」… 神霊と言えど、受けて無事ではいられまい!!
[上空で光が収束する。 一点に収束し、次の瞬間、レーザー状の光線となって、英霊…いや、神霊の幼子>>299に向けて撃ち放たれた*]
(315) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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――― その世界を、 その世界に生きる者の辿ってきた道を お前が間違いなどと決めつける道理があるものか!
人々の生きざまの間違いや正しいなどは、 神の決めることに非ず。その人らが決めること
その襤褸船、帰りは貴方1人でどうぞ。
渡し賃は貴方の命でどうでしょう。
[仕事で、護りたい子供たちを殺されてたまるものか]
(316) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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(...あの斧娘がどんな伝え方をしたのかなんて ツッコミ役にもさらさら伝わるもんでも 無かったにせよ。)
そっちに興を咲かせるにしては、 >>274思い出話にすら花も湧かないだろうくらいに。 相変わらずにこりともしないまま、 柔らかい口調の割りには愛想もへったくれもねえような。
白金に隠された氷石に、 ─────今は意識を手向けていた。
(317) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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水鏡にしては磨き過ぎた鏡にも似ている 氷鏡とかち合えば、暗色はそれを飲み込もうとさえする。 踏み出された足が砂を踏み締めたところで、 こっちからは一歩も退きはしないかわりに詰めもしない。
同じ世界に居たって、 同じに映る世界とはイコールにならない証左じみた ” 差 ”が間を取り続けた。
(318) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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―― ねぇ。死の川の渡し守 生きるために自己性を殺すと貴方は言うが>>292
子が友と楽しむ様子をみて、目を細める親がいるのだ
死んだ大地で生き抜きながら 友達を護りたいと、その世界を護るのだと 決意した幼子もいるのだ 捨てられた果てに、それでも この世界で生きていくのだというた子がいるのだ
かの子らにとっての世界を ”デストピア”とは ―――言えぬだろう
(319) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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( ...守るものがあるとすれば、きっと、 ───二つきりだ。 )
(320) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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お前の”デストピア”はお前の価値観でしかない その地に生きる者の中にも、 恵まれた神都の者だけでなく 放り出された砂漠の中で生きる者も この世界が良いという者もいる
――無論、世界など滅びてしまえという者もいるだろう [思い浮かべるは、マザー・グースの娘 無邪気な笑顔、生まれた世界を壊すことを心底望む、聲色]
貴方の、滅ぼしたいという価値観は否定はすまい。 それが貴方のありよう、なのだから。 だが、あたかもこの世界のこと、デストピアと 自身の価値観で間違いと 決めつけることだけは許さない。 [男が櫂を構えるなれば、 己もまた、女神の姿をとりましょう]
(321) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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( >>275それでも、 アンタが『 つまらない理由 』と評したそれを 聞き置いた後で。
微動だにしない中で、 一度重なった視線をはたく中で瞬きはしたって 笑わずには、居てやったさ。 )
「 ...、 そうか? 」
(322) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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[花の冠が、黒髪の頭に揺れる 翻るサリーは、暁の色 産みの、夜明けの色を宿しながら 生の娘は煌々と輝く金色の瞳を、死の男に向ける
――出し惜しみはすまい 丁度、引き返してきてしまった野暮天もいるようだし 神霊格2体との戦となろうなれば 知名度はこちらが有利ではあろうが、 傷つき、或いは此方が消えてしまう可能性も多分にある
だが、例えそうであるとしても この者達がこの地を滅ぼすのを、 許すわけにはいかぬのだ―― 私は、いえ]
『妾の目の前にまた現れるか、東洋の神 ……余程、暇神のようであるな。』
[ライダー、と問いかける声とともに やってきたそれに肩をすくめ ざわり。砂が小さく舞う]
(323) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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―― 『妾の場所は、大丈夫じゃ
フェルゼ、主も。妾の”大地”に
空飛ばぬ者があるなれば
避難させるが、よかろうて 』
[彼だけではなく、勿論
リジ―や、アルシュの通信は聞いている
……其れに返す余裕もないのは悟られないで欲しい]
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「少なくとも、アンタの規範的で 貼り付けたよーなテンプレートよりは幾らもマシだし 利己的ぐらいな方がアンタもちゃんと人だったんだな、 ─────くらいは思えたよ。」
雑に、背疵よりも、熱で頰に引っついてた髪を 気にするみたいに掻き上げる。
それでも花丸満点とは言わないのは、 アンタが自分でつまらない理由だとこき下ろしたからだ。 余りにも機械的過ぎて血の通いさえ信じられなかった男を 見る目はパッと見変わったわけではないにせよ。
さして迫るわけでもなく止まった距離の先で 呼ばれた名前の問いかけに答えてやろうと 思えるくらいには、 ...” 気は向いた ”。
(324) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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「 ───────” 部分的にね ” 」
(325) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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『――天つ神は空へ逃れることもできようが 主はどうかな?渡し守』
[娘の声とともに流砂が、男に絡みつこうとする 足に絡み、灼熱の砂が肌を焼きつつ、 地の底へと引きずり降ろそうとするだろう
水が使えるのなれば、水で冷やすことはできようが 元は砂。固まる事はあらじ 砂の鎖は祓えど払えど、その身を追うことでありましょう
―― 先の雲程の高さに逃れれば 追いきれはしないでしょうが ある程度の高度なれば追いかけてくることでしょう]
(326) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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[先に構えたは其方であるからして
―――……先手くらいは、 譲って頂けるでありましょう?*]
(327) 2019/02/13(Wed) 22時頃
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別に自殺志願者なんかじゃない。 だけど、正義のヒーローでも英雄なんかでもねえ。 どころか、放っぽり出された悪人だ。
気取った問いかけを前に眉を軽く上げた様は 確かめるような色に、 ひどく端的に返した声ごとどう映ったか。
──────多少は気になりはしても。 どう取られようとも、知ったこっちゃなかった。
(328) 2019/02/13(Wed) 22時半頃
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(だけどまぁ、...守りたい” 世界 ”の範囲は 同じ光景を見ないのは オレには、アンタの答えで─────明白で、 それでも、”今すぐには”噛みつきなんかはしない。 じ、ッと堪えるような忍耐力だけはあったから。
今は凪いだ血と同じくらい 厭に閑かな首の蛇の頭を軽く 髪から手を滑らせると手持ち無沙汰げに撫でちゃいた。 )*
(329) 2019/02/13(Wed) 22時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/13(Wed) 22時半頃
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相反する神々の意見のおしあいを 対岸の火事と見守るすきはあったか。 先の通リ、千里眼はあつても 千里耳はございマセんので ですとぴあ=\―価値観巡る争そいも 生と死、二つの世界を代表する神々の 戦争とはまた違う...ゆずれない遺志も。
(330) 2019/02/13(Wed) 22時半頃
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人の子に不老不死ははやすぎるか 人の生の末を神が決めてよいのか 雁がねの 秋なくことはことわりぞ かへる春さへ何かかなしき ( ...ドウだつて構わないことです )
(331) 2019/02/13(Wed) 22時半頃
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得得 この世界をほろぼしたい理由を 明確にもちえていない此方にとつては
(332) 2019/02/13(Wed) 22時半頃
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シテ、呼ばわるる通りに此方 暇をもてあました神でございマスから >>323女神の言葉には、矢張り不変に 扇でくちを隠し、ふ..と微笑いましょう。
(333) 2019/02/13(Wed) 22時半頃
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