226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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いえ……見なかったわ そう、飛びだしていってしまったのね……
もし不安なら、私達も探しに行く?
[私も心配よ。と続ける声はそう提案する 序に、と。...は1人、探したい人がいた]
キルロイの姿、見てないの。 美しい翼を持ってる彼の、姿が見えないと心配なのよね。 また痛みに苦しんでいなければよいのだけれど。
[彼の様子も見に行こうかなと考えていたりと あまり変わらぬ表情ではあるものの、声には心配がに滲み出ていた]
(299) 2015/06/05(Fri) 01時半頃
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[ガリガリガリ。 毒の絵の具と、爪のペンで描かれた謎の絵は。 きっと、誰が見ても良く分からない。 花のような何か。
せんせーが見たら、苦い顔をしてため息をつくだろうか。 刻みたいと、思う何か。 音にすると、どんなだろう。 リズムにすると、どんなだろう。 それを言葉にするなら――なんだろう。
せんせーがくるまで、ぼんやりと考えていた。 来なければ、眠っているかもしれない。**]
(300) 2015/06/05(Fri) 01時半頃
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[何故笑われたのだろう。 その理由など知る由もない少女は少しだけ首を傾げるが、手を引かれれば拒むことはせず>>292。]
かびの生えた本? ……“古めかしい”本があります?
[『年代物』ならばきっと読み応えがある気がする。]
わたしも、そういう本は嫌いじゃないです。
[向かっていた方向とは正反対の方向へ向かいながらくすり、と笑みを溢した。]
(301) 2015/06/05(Fri) 01時半頃
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[彼は中庭のほうへ向かっていた。
彼は知らず、反対方向を目指していたユリとシーシャと廊下で鉢合わせる。]
シーシャさんと、ユリはおはよう。 どこかに行くのかい?
[彼には特に宛はない。 一日に一度は患者仲間の姿を見るのが、彼の日課だ。
偶然の鉢合わせで、今日顔を見ていないユリの姿を見たのは、暁光と言える。]
(302) 2015/06/05(Fri) 01時半頃
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古めかしい本もなにも…
ココにあるのはそういう本ばっかりよ。
[振り向き振り向き、後ろからの声に答えながら歩く。 どこかのシーシャと違って、ながら歩きで柱に当たる>>69なんてことは起こらない。]
ふふ。それならきっと退屈はしないわ――、
[迷子ちゃんは古い本を探している>>301のかしらなんて推測を立てながら話していたら、歩いてきたミイラちゃんその2>>302と偶然かしら?鉢合わせて。]
これから図書室まで彼女をアンナイするところよ。
[迷子ちゃんの名前はゆりと言うようだ。>>302 なぁんて。納得はしたけど、呼び方は変えてあげない。代わりに、アナタも来る?ってお誘いをミイラちゃんに。]
(303) 2015/06/05(Fri) 01時半頃
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[彼女の病気の事を知ったのは、>>296 彼女とともだちになって、暫くした後のこと。
ぽろぽろと零れ落ちる美しい宝石の色は ケイトリンさんから、綺麗な笑顔を、 悲しみを、怒りを、――感情の色を奪っていく。
零れる宝石の色が綺麗な分、それが哀しくて 動かない頬に、そっと触れたことがあったかも。
彼女がわたしの翅を見るときに抱いていた感情は、 知らない、ままだけれど。 ――それから。]
真っ白い壁と、みんなと。 息が詰まっちゃう……かな?
(304) 2015/06/05(Fri) 01時半頃
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[ナナちゃんの事を問いかければ、 ケイトリンさんのおさげが揺れる。 そっか、と小さく息をついて、続く提案に、 少し考えてから……こくりと頷いた。
タルトちゃんとオスカーさんはどうしてただろう、 ちらりと、視線を送ってから]
うん。動かないでっていわれたけど、 ……やっぱり、心配だね。 キルロイさん。今日は、見てないね。
[漆黒の羽を持つ彼の姿は、今日は見ていない。 彼女の声には心配の色が滲んでいた。]
(305) 2015/06/05(Fri) 01時半頃
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ケイトリンさん、朝ごはんだいじょうぶ? 大丈夫なら、……行こう。
[動き辛い足は、立ち上がってはいるのだから、 壁を伝いながらならなんとかなるだろう。 わたしはもう一度頷いて、歩きだす。]
(306) 2015/06/05(Fri) 01時半頃
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そういう本ばかり。辞書もある?
[歩く彼にそう尋ねていると、もう一人>>302。]
おはよう、メルヤさん。 これから図書館へ連れて行ってもらうの。
[角の生えた彼の名前を呼ぶ時とは違い、すんなりと名前を口にする。毎日見る顔を忘れることはない。今はまだ。]
(307) 2015/06/05(Fri) 01時半頃
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[何時か、動かぬ頬に彼女が触れた事があった>>304
その手が温かくて。泣きたい位に嬉しかったのに 私の瞳からこぼれ落ちたのははローズクォーツ
優しくて、哀しい、大切な私の友達 貴女の病が貴女の自由を奪ってゆく
それを止められぬ事もまた、私の宝石の様に硬化した心を軋ませる]
(308) 2015/06/05(Fri) 02時頃
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確かに、息がつまっちゃう。 白亜といえば響きが良いけれど。
でも、何だか無機質な気がして私は好きじゃないの。
[己が好きなのは空の色 彼女の翅の様な蒼、ナナオの髪色の黄昏の様な橙、 そしてキルロイの宵闇の様な黒]
[彼女の視線の先>>305を見れば、其処にはオスカーと、タルトがいたろうか 何やら姫抱きを提案している彼を見つめれば、 あら王子様とお姫様が可愛らしいなんて小さく零したか]
(309) 2015/06/05(Fri) 02時頃
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動かないでって言われたの? ……うう。
[それでも彼女と一緒に行動したい、私の我儘 どうやら付き合ってくれる様子で>>306 ...は小さくありがとうって呟いた]
うん、私が大丈夫。 あまりお腹もすいていないし、心配ごとを抱えながらお食事しても ――美味しくないし。
足、辛くなったら何時でも言って。
[貴女を支えるくらいは、できるとそう、思うから 囁けば彼女と共に、...は廊下へと歩みを進めた]
(310) 2015/06/05(Fri) 02時頃
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[彼は記憶を、日に何度も手繰り寄せる。 シーシャの異変に勘付いたが、彼は不干渉を基盤に置いているため、瞬きひとつで”違和感”を放り投げた。
白い浴衣を着た>>307に、視線を送る。図書館への同行。辞書を持っていないのを、ちらりと見る。]
……邪魔じゃなければ、一緒に行こうかな たまには本を読むのもいいかもね
[空想に耽ることを、彼は好まない。 本を読むことが少ないが、同行を申し出た。
彼が気掛かりなのは、二人の様子だった。]
(311) 2015/06/05(Fri) 02時頃
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[やがて、せんせーが帰ってきて。 叱られるかと思ったけれど、せんせーは怒らなかった。 せんせーは部屋に入る前に、きちんと防毒マスクをかけていた。 そのせいか、目だけが見えて――。 笑っているようには、見えなかった。 トカゲでも見るような眼に見えるのは、被害妄想が過ぎるか。]
・・・。
[でも今回の毒は、これはいらないようだとすぐに外していた。 優しそうに見える、笑顔を浮かべて。 ナナオの手を見て。 小さな擦り傷がついていたから、それも消毒をして。 引き裂く時に、傷をつけてしまったらしい。 ぼんやりとその様子を見ながら、ナナオは何も言わなかった。 されるがままに、せんせーは新しい黒い手袋を着けてくれる。 せんせーが何か言うのに、うん、とか適当に頷いていた。 流石、せんせーは手慣れたものだ。すぐに元通り。奇病を治した所を見たことはないけど、ヤブ医者なわけではなさそうだ。]
(312) 2015/06/05(Fri) 02時頃
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― 彼が少年だった頃 ―
[頭に小さな角が生えた年上の男の子。 見ていても痛いのに、「いたくない」なんて強がる子。
「いたいよ! だめだってば!」
わたしがぎゃあぎゃあと煩く言い返していると せんせいがやってきたんだった。>>271]
(313) 2015/06/05(Fri) 02時頃
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[それから。 その子が――「シーシャ」さんが、 またがりがりと爪で壁をひっかかないか、 わたしは名乗らないまま、 「かんし」していた時期が、あった。
「かんし」と言っても、 見かけたら声をかける程度のもの。
「好きな食堂のめにゅーはなんですか」 「好きな花はなんですか」
投げかけた質問に答が返ったか、定かじゃない。 それに、壁の傷跡が増えるのを 止めることもできなかった。]
(314) 2015/06/05(Fri) 02時頃
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[ ある時――。 それは夜、だったか。薄暗い日だったのは覚えている。 わたしは意を決して、 「シーシャ」さんにもう一度話しかけた。] しーしゃさん、爪はもう、大丈夫? ……しーしゃさん?
[その時の彼は、どうやら、 いつものシーシャさんとは違うように、 わたしには見えた。
「ヒナコ」と名乗ったのも日記のことを聞いたのも、 恐らくは、その時。*」
(315) 2015/06/05(Fri) 02時頃
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………っは。
[遂に痛みに堪えきれず、覚醒した。 毎日毎日繰り返す。いい加減、慣れてくれれば良いのに。
これ以上強い薬を使えば、内臓に支障をきたすと言われている。それでも時々、特に眠れないときは、薬を多めに飲んでしまっている]
うぅ、薬――――…。
[よろめきながら起き上り、棚の上に置いている薬に腕を伸ばす。 殆ど翼と化してしまっている其れは、もはや中指と人差し指の二本を動かすのがやっとの状態だ。それも、思い通り滑らかに動いてくれるわけではない。 小刻みに震える指先が、薬ケースに届きかけた、次の瞬間]
(316) 2015/06/05(Fri) 02時頃
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うわっ!?
[翼がケースの縁に当たってひっくり返り、白い錠剤が床に散らばった]
あー……、もう…。どうしてこうなる……。
[寝台の上に膝を付きつつ、遠い目をした]
(317) 2015/06/05(Fri) 02時頃
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あはっ。邪魔だなんて言うと思って?
[二人目のミイラちゃん…こと、メルヤの名前はちゃあんと覚えている。 何しろ"シーシャ"が今日会っているのだもの。 ついで、問いかけ>>307には結局、答えなかったけれど。 辞書はあったかしらねえと思い出そうとはしていた。]
そうよー、たまにはネ。 カビくさい先人の知恵に頼るのも悪くないって。
[迷子ちゃんの手に触れていない手をひらひらと。 言葉を投げた先はメルヤの方だった。
それでも、足は止めずにぱたんぱたんと歩く。 中庭と階段は大して離れていないから、そのうち本日何度目かの傷だらけの壁の前へ辿り着いただろう。]
(318) 2015/06/05(Fri) 02時頃
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