291 Fate/Goddamned Omen
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[けれども。 先程、この毛並みを慈しんだその手が 虚空より弓を取り出すのを見たならば>>271。 黒山羊はひたと、その獲物を目に焼きつけた]
せかい、どっちか きえなきゃ、いけない
[誰の定めた残酷であろう。 世界の定めた、残酷であろう。
────大丈夫、不条理には慣れている]
(277) 2019/02/11(Mon) 19時頃
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ほかに誰かにあったとか、
誰かを壊しちゃいけないとか、
そういうのあったら、教えてちょーだい!
じゃ!*
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[雷の奏でる音に、毛並みがぞわりと逆立つ。 雷、それは文字通り、神の武器。
ぐ、と四つ足に力を篭めた。 後退るなんて事はしない。
だって、この世界を護ってくれる、と。 そう云ってくれた、 かみさま だから。 黒真珠の双眸はその雷の行く先を、 ひたと見据えていた事だろう**]
(278) 2019/02/11(Mon) 19時頃
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人の子同士の抗争も、国盗り合戦も 蜘蛛糸のなかから見守っていた時分も ときの流れのなかにはあったでしょう 英霊として、霊基<からだ>が刻まれる前も 刻まれて以降、幾重に流るる時のはざまにも。
(279) 2019/02/11(Mon) 19時頃
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>>233>>234 美味しそうなものが 手付き≠フこととは思いませんで ただ、しかし、先程此方身を砂塵から 守つてくれたそなたのこと 余計過ぎる手出しはしなかろうと ……思つておりましたが———————
(280) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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天の原 あかねさし出づる光には いづれの沼かさえのこるべき
(281) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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相反するものが御座いましょう こと、世界を跨いだ境界線の鬩ぎ合いですので >>244まもる¢、が現れるのも仕方なし。 >>237世界の消滅すなわち死 いきる者としては理不尽な外部の敵に ほろぼされる事になりマスから >>247約束を反故するのも致し方あるまい。
(282) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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ですけどね......
(283) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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「 英霊<サーヴァント>をなのるならば、 こちら側≠フ者かと思っておりましたが 貴方のうまれはどちら≠ナす 」 問うたのは、不可思議ですから 本来どちらに居るべき存在であるのか むこうを捨てさる覚悟があるのかの、問。
(284) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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>>249愚問かどうかはわかりませんが 繋ぎかけた縁を切≠驍ルうへゆかれたのなら >>256うすらと押し上げた瞼のした 黒黒宇宙のイロをさざなみ立たせ…
(285) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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―――― 性悪く 思うこともありましたが ふう....と、惜しむ息吐くだけに留めましょう。
(286) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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逃げ続ける運命の敷かれた人生など 神に見放されているにひとしい。 すべてのいきとしいける者 穏やかな陽のもとで 嫋やかな月のもとで 微笑つて過ごすべきと想い、
(287) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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けれど故郷を想うようなものでしょう 罪人が牢獄のなかで憂うように つぎなる幸などなかなかに目指せますまい。 「 残念……そなたの頭に花冠を のせてやりたかったものです。 」 ですから此方身、寄り添うふたりを他所に フイ—...と人の子のほうへ寄つたのです。 扇の外したくちびるから、憂い言葉を残しまして。
(288) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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いまや指間に入り込む砂など一粒もなく 歩むたび、花々は咲き誇るだけでございましょう。 >>264そのまま其の方へ寄りまして そなたの姿すら映さぬ黒曜の目にみとめましょうか。
(289) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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「 波照間乃花…いいえ 朕の人の子≠ナ十分でしょう そなた以外に人は見えませんから 」 やはり向こうの人の子らしい 名には興がむきませんでしたので…と、言うよりは 此方のほうがよろしかろう。 言い換えるに、絆れべるの噺。
(290) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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死んだ様な大地に息吹くものが>>208 彼を騒めかせているとはしりませんので とくに気にさせる素振りも見えぬのなら 此方は幾花びらを開かせながら。
(291) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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────── 問い掛けには睫帳をふるわせ やわらかに、口端を持ち上げ...眇めたでしょう。 「 ええ…そなたの言う通り。 むこうの世界にあまた居る、 神のうち、ただひとりにございます。 」 ( 眇めた視線をふたたび曝し そなたの澄んだ瞳をみさげまして、 )
(292) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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「 真名────オシャ。
至高神…あるいは、天神・厄莎と。 」
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つげた名に関して、識らずともよい。 何せ世界ニ消えゆくばかりの神話ですから 此方のなにを見ても、思い当たらずとも怒るまいよ。
(293) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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「 それで…人の子。 そなたは朕の供物か?…贄か? ・・・・・・ 梯子を降りた神の顔を 拝みに来たわけでもないのでしょう 」 むこうの世界生命が掛っていると言うならば わかりきった問答の先を求むるのは、一概に 朕がその様な神であるからにあい違いない。
(294) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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霧が立ちこめて、
日が射す方向は見えなくても、
身を寄せる所はあるかと迷わされないようにしよう
( ............この玉体を求めよ、と謂う )
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して、幾らも言葉をまじえられぬうち むこうの世界にあるべき姿とも違かろう
この世界に喚ばれた彼の英霊から 一矢投じらるるのならば>>273 灼熱の大地を飛ぶ雷鳴の矢など 益々生きるに優しくないと思いながら―――― ええ、胎内ヨリ武器を取り出すよりは 避けるほうがよろしいのでしょう。
(295) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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「 おや… 」と 困つたふうに声を出しながら、 詫び入れる言葉もなく、隣立つ 手付き≠フ彼女を腕に抱えましょうか。 「 縁を結ぶのならば殊更、 そなたのそれは不愉快ですので 空のむこうで祓いましょうか 」 ヨグが美味しそう≠ニ言うそれを 緩と動かした目線だけで指し示しながら …なにせ供物は綺麗でなければならない
(296) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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ソウして、タンッ…と 灼熱大地を蹴りだし、空へ躍り出ましょうか。 弓持つ者にとつては飛ぶ鳥落とすなど 容易いことでしょうから、 即座、彼女を俵のごとくに担ぎ直し 扇をひとふり…と、宙に揺らしまして。
……いえ、彼女が自分で避けられるなら 此方の腕も足も必要なかつたでしょうが、
(297) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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――――― 天地を支える柱を創ろうとしたのです。
柱を立てるヨリは串刺すようにして ヨグのことは置きましても うがつ手前、英霊の足場を揺らし、 彼が動じぬままであれば、そのまま 伸びる柱―――宇宙樹とはまた違う、 大樹で身を裂いてしまおうと。
(298) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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うん、そういうことだよ。 いろんな個体があって…… あの、デモノイドは。そこそこ、頑丈らしい。
[そう、零す頃には。 少女はとうに、駆けていただろうか。>>212 狂戦士らしき、気迫に圧されたデモノイドが 揺れるスカートごと、少女の身へ 鋭く天へ湾曲する牙を 振り上げた、けども。
牙の、間。斧、一閃。劈く叫びは けだものの。]
(299) 2019/02/11(Mon) 20時頃
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>>259 その印象と言ったら、 それこそ生まれたばかりの赤子のようだった。 ” 隠れたもの ”を不思議がっているなんて知らねえにせよ 傾げられて揺れる首を逆に揺らし返して、
>>260張り付いた悪魔の気配を鬱陶しげに見ながら ただでさえ茹だるのに余計な熱気を感じたと思ったら、と その引かれた裾に踊る火の粉にでも目に留めていた。
「 ...、” また ” アンタもなんも知らねえんだね 」
(300) 2019/02/11(Mon) 20時頃
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……ふむ。
[標的を捉えれば 真っ直ぐに、狂気的に、 標的を叩き潰す それが リジー・ボーデンか。 頭蓋が潰れ 肉が弾け 毛が赤だまりに埋もれ いっそ、砂漠の砂ごと裂き潰すほどの 強烈な、斧の連打。
数え唄の、と、言っていた通り。>>146 紡がれる 数 が>>213 99を 過ぎたころ、か。]
(301) 2019/02/11(Mon) 20時頃
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リジーくん。リジーくん。 ハンバーグでも 作るつもり かい。
[暗に もう、いいよ。と、告げれば。 斧は 止まってくれる、だろうか。]
……きみが とっても、つよいのも。 よぉく、わかったよ。……
(302) 2019/02/11(Mon) 20時頃
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ひの かぐつち。 炎を操る────否、 最早 炎そのもの、と 言っても。過言ではない。 そんな 幼子が、いる。
その 斧の間合い、だと。 炎を 差し向けられる だろう、ね。 乃花くんの つくりもののあしは 接近戦に 強い、と 見る。
────どちらも 潰せる自信 あるかい?
(303) 2019/02/11(Mon) 20時頃
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