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だから、ほら……
おいらもう、こんなだし。
[そして、剥ぎ取ったドナルドの手を、自身の下肢へ引き寄せて、太い尾で彼の背をふわりふわりと撫でながら、ごく淡く唇を触れ合わせた。]
− 煩悩の数だけ
陽が高いか。
ならば、誰か外を通りかかるやも。
[煽りながら、わざと音をたてて耳を舐る。]
いけないと言うが、おまえの身体は、もうこんなに、熱くなっているよ。
[零れる酸い匂いは太陽を浴びて実る柑橘を思わせた。
鼻腔いっぱいに吸い込む。
触れれば落ちなん風情の稚児は自ら帯を解いて、念者の手を導いた。
かつて、初めての結びつきの時とは逆で、彼の成長と募らせた想いを愛しく思う。]
─ 黄昏間近の木陰 ─
え、でも……
[隠そうとした手を剥ぎ取られば、心細さが付き纏う。
しかし、ホレーショーの普段と変わらない軽い調子が、緊張で固くなる気持ちを解きほぐす。]
嬉しい……?本当に?
[言葉よりも、触れた物が雄弁に今の状態を物語る。
目を瞬かせたが、二度目のくちづけは最初のものよりもっと素直に受け入れることが出来た。
背に触れてくる太い尾に、自分の細い尾を絡めて。]
あの、ホレーショー……
出来れば、優しくしてくれると、その、ありがたい。
[後から思えば、生娘かと自分に突っ込みたくなるが、精神的に凹みすぎていたその時は本気で必死だった。*]
まこと、我らは罪深い。
煩悩を数えてみようか。
ひ、 ふ、 み、 よ、 い、 む、 な…
[菩提樹の数珠に稚児の滴らせた甘露をまとわせ、ひくつく穴へと呑ませてゆく。
目には見えずとも、読みあげる数字がそれを補ってくれる。
果たしていくつまで保つだろうと微笑んだ。]
― オフレコ亭うら・ほんとじごくだった
っ、なに、 何呼んで、 や、…ひぁ、やあ
[がり、と床に爪を立てた。
快感が溢れて、射精のときの感覚が
寄せては返すような。]
いや、…やだ、ぁ、こわれ、る やぁ…っ!!
[ぱたり、と僅かに毀れたしずくが床に染みを作った。
酷いのは、これが割りとマイクで筒抜けであることだ。
オフレコ亭怖い。]
ーネコ煮込みうどんー
…にゃ、ぁ、…ぁ、ぅ……
[ゆるゆると腰を落とせば、入ってくる質量。
息を吐きながらゆっくりと、ナオエを中へ納めていく。]
…ふ、ぁ、ハァ、入った……?
[苦しそうに眉寄せながらも、とろんと笑うよ。
胸元にぎゅーっと抱きついて、甘えるの。 ]
− 埋伏
それを渡しなさい。
[ケイが胸に抱く巻物を引き取り、開く。
ずっと握っていたのだろう、ケイと巻物とは同じ薫香がした。
ナオエの知らない香りだ。]
[記された返書の文字は、見まごうべくもなくあの男の手蹟。
才気走った顔を思う。
周旋された手際もまた、充分に期待を約束するものだった。]
今朝方──こちらもすべての布石を終えた。
これで、ヒノモトは100年、あるいはそれ以上の平和を享受しよう。
よく橋渡し勤めた。
…聞こえているか。
[問う声に答えたのは、掌から水をこぼすような儚い呼びかけ。]
……、
[受け応えするだけの知覚と知性は損なわれていないとわかる。
だが、二人きりの場とはいえ、その名を呼ばせたことはない。
あの蜘蛛めは、過たず毒を埋め込んだのだ。]
無視無欲に徹してきた忍びが、人として生きるようになったか。
…それで、 何を望む。
―キラキラが舐め取られた?
[彼の熱が腹に触れ、恥じらうように眉を寄せるカルヴィンの反応に喉を慣らす。
前は軽々と持ち上げられた華奢な身体は、今は少年らしいすらりとした手足を残して大人の身体へと変じようとしているのが、掌を通して分かった]
口説いてるみたいなこと言うなあ。……んッ、
[彼がやりたいことを臆面もなく言うから、ちょっと笑って。
耳の穴を舌に犯され、ぴちゃぴちゃと音がたつたびに耳を動かす。
腿に伸びる手も舌も止めることはなかったが、まだ少々彼をどう扱ったものか決めかねた目をして]
はは、見下ろされるの、好き。
[脇腹に触れられ、脚を少しもぞつかせた]
気持ちいいこと……。
[乱暴にしていいよ、とか。痛いの好き、とか。
欲望にまみれた本音は呑み込んで]
……尻尾とか弱いかも。
[はぐらかすように、おっとり微笑んだ]
− 執行執事
[切れ切れのサイラスの声が窮状に揺れる。]
待てというからには、ご自分で脱いでいただけるのですね。
急いだ方がよろしいかと。 汚してしまう前に、ね。
[張りを増した股間の布地にヌメるような眼差しを投げた。
これは清拭ですと言いながらサイラスの首から肩へ唇を伝わせ、ズボンの裾を踏んでズリ落し、脱がざるを得ない状況に追い込んでゆく。]
− 猫ちゅるちゅる
おぅ、 入って る。
爪たてても、いいじゃけぇ
[胸にしがみつくセシルを深く貫きながら甘やかした。
たまにちょっとナニの付け根に力を入れて、グイと中で当たる角度を変えてみたり。]
─ AOKNは ぶんかに しんかした!
っ、ん、んぅ……っ
[急所に当たったためか、締め付けがよりきつくなる。
腰が震え、誘われるままに動きをあわせた。]
こ、う……? ん、ぁ
ぬれ、てる…っ、す、ご…ぁ。
[体液を絡め、速度を速めて滑らした。
高めて、高めて――もっと。]
っ、…っ――お、ぃばか
[見せ付けるような結合部。
ぬらぬらと光って、酷くいやらしい。
外であるせいで、よく見えすぎるほどだ。
かあ、っと耳まで熱くなる。
口から落ちた涎がたらりと伝う。
ぬめりがまた、滑らかになって。荒い息を吐きながら頬に触れ。]
っ、……ん!! ぁ、ふ、あ
[動きが激しくなっていく。抱きつく身体を支えるために腕を回して、片手は中心を包んだまま、揺れて、揺れて]
あ、あぁ…… オレ、も、まず 、ん、――っく
[体が、跳ねる。]
― 百と八の珠
[誰かに見られるやも知れないという指摘に、はっと顔を上げる。
念者の知らぬ明るさと色。障子は風を入れるため数カ所開けられており、外には庭で働くものの姿が遠く見えた]
あっ…
[咄嗟に声を抑えようと噛んだ唇は、耳を舐られる快に綻んであえかに鳴く。
なによりも今、盲いたこの方へ
自分の有様を声で、言葉でも 伝えることこそを望むと思い直し]
ああ…ナオエ様の 情けに、 感じ入り
この罪深き身は 熱く 疼いて、 唖――
[稚児は切なげに身を捩り、腰を高く上げ
自らの尻肉を両手で広げて 手探りで珠を埋め込むナオエに委ねた]
ぅぅあ、あひ、 …六つ…ぅ ぅぅ
僕は煩悩で ああ 満ち… ぅ… 中で あはぅ
ひう なおえ、さま ァ ここのつ…!
[唱和を零す唇が戦慄く。
最初のうち、違和感のみで容易く受け入れた稚児の腑は、中で各々に動いて裡を擦る菩提樹に乱され満たされて、悶え狂うような感覚に苛む。
とおを数える頃には涙を振り零し、押し出されるように掠れ啼いた]
ヒ、ぃ あああ!
[さらに2の珠を受け入れた時、花留の幼い雄は軽く弾けて少量の白を振りまいた。
強い排泄感と共に、必死に飲み込んでいた珠をひとつ、ふたつ、外へと溢れさせてしまう]
―埋伏
……仰せの、まま、…に……
[動きは何処か緩慢。香りはすっかり身に染み付いている。]
……――然様、で ……。
[は、と息を吐いた。
理性の光失せながら潤んだ眼を向けて。
名前を、呼んだ。]
………――、おれ 、オレ は
……だめ、なのです……
もう、……、…
[無欲でなければならなかったのに。人であってはならなかったのに。]
……っ
[何を、望む。あの苛む幻の中で聞いた声――が、蘇る。]
――ぁ、……
[震える唇、焦点が合わぬ、幻を見ているようだ。]
だ
い て 、――
[か細い声は、飲み込みきれなかった]
― キラキラ摂取でしゃらんら2倍!
口説いてもいいの?
[答えにくい問を投げて、笑う。
どこか儚い、陽射しに消え失せそうだった頃の眼差しに似て。
耳へ舌を差し込んでびちゃびちゃにしてしまおう。
探る指はあちこちを旅しては、反応のあった箇所を記憶に刻んで軽い愛撫を加えていく]
…尻尾?
[おっとしとした微笑をじーっと覗き込んで、尾の先端同士を絡め合わせた。長くても短毛で細いクリーム色と、豊穣の白。
片手で逆撫でするように扱きながら、付け根へと辿る]
尻尾の どこが弱いの
イイところ、教えて?
[円を描くように付け根を撫でながら、更に身を寄せた。
腰を落とし、ヴェスの下肢の狭間にある質量へ、自分の陰茎を触れ合わせる]
…ふぁ、ハ。 遊んでくれるヴェス――好きだよ?
[直接の刺激に漏れた荒い息。それを飲み込んで、二本の屹立を束ねるように細長い指で握った。
背を丸めて息を呑む。腰を、揺らす]
− 稚児行列
[このような状態の中でも、相手を褒めあげる稚児。
それがどれだけの躾の成果か察せぬ身ではない。
可憐な喉が振り絞る懸命な声を、ナオエは愛でる。]
出してしまったのかい? そんなに気持ちよかったか。
ならば、後ろは塞いでしまおう。 こうして──
[自身の雄に数珠を巻き付け、花留の中へと挿入する。
ゴロゴロと転がる珠が擦れ合い、予測できない快感をもたらした。]
ああ、 おまえと共に楽を奏でているようだ。
[薄い腰を掴んで引きつけ、イくよと告げる。]
− 傀儡師
おまえがダメかどうかは わたしが決める。
[その目は静かにケイを見据える。
ゆらめくケイの身体は操り人形めいて、だが、望むは肉の交歓。]
[ケイの前に立ち、その顔を見下ろした。]
口でしてみせよ。
[指示はそれひとつ。]
― 楽と風鈴
[薄い背は忙しなく上下する。
息を吸おうと必死になりながら、瞳は悦びに濡れた]
っふぁ、もうしわけ…… 気持ち良かっ、です
うれし……
[けれど、心の底から欲したは、 もっと 熱い 。
後ろを塞ぐという言葉にそれは叶わぬかと、数珠の幾つかを引き抜く刺激へ震えながら… ]
――っィ!ア! ッぁ–––……!
[遠い、と考えた熱が尾腔に触れた。
予感に震えた背は次の瞬間、
挿入の衝撃に烈しく弓なりに撓んだ]
うぅぅぅ!ぐ、ひ なお 様…!
[少年の狭く柔らかな胎は、負荷に過ぎる質量と異物を併せ呑んで悲鳴を上げる。
痛苦を超える歓喜に、喉を裂いて高く長く鳴いた。
奏でられる楽にうたうよう]
ああ、あぅ くださ…
どうか 心のまま――!
[みちみちと擦りながら引きつけられ、深く埋め込まれる情に、白く平らかな咽頭を曝した。
花留のようなものへ欲情して下さっている、このお方に求められている]
─ 黄昏はゆるやかに影を長くする ─
え〜、おいらいつだって優しいし?
激しいのも大好きだけど。
[
うん、嬉しいよ。
おいら、えっちなことすんの好きだけど、その気じゃないのに無理やり〜ってのは嫌いなんだ。
そんなの、何もおもしくないし。
一匹だけ気持ちいなんて、ずるいでしょそれに。
……まーおいらは無理矢理押し倒されても思いっきり愉しんじゃうんだけどね!
[ケラケラと、世間話か何かのように聞かせながら、ゆっくりと胸元に触れて。
掌に響いてくる心音に、ふっと口元を緩め、ゆるやかに抱き寄せる。]
後ろからより、ちゃんと顔見えてたほうが怖くないかな。
それとも、見えるのはヤダ?
[耳元で、擽るように問いかけながら、胸を滑り下りた掌は腰を撫で、やがて太腿へ。]
背中痛いん恐いなら、抱き上げたままだって大丈夫だし。
[一番こわくないの選びなよ、と。]
―人形か、否か
……、――っ
[怖れるのは、――軽蔑され
最早必要なしとされること。
静かな眸が、いっそ射抜くようで、つらい。]
……ぁ、……――
[色違いの眸が、揺れて、伏せられる。
残った理性が齎す痛み。]
仰せの … ままに
[そ、とナオエの側に跪く。
とはいえ、動きは巧みではなく、あの色町の稚児やうつくしき華には及ばない。ただ、いとおしげに、頬を寄せ、前を寛げる。口だけで紐を解き、舌を這わす]
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