249 Digital Devil Survivor
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ー路地ー
『あーくまあくま。あくまはつよいー』
[変な歌を歌いながら小鈴を追いかけていたポルターガイストはやがて路地へと辿り着く 彼女は大分具合が悪いように見える>>210。 が、悪魔が悪戯してるようにも見えなかった]
『おーい、おばさん大丈夫ー?』
[見えてない(だろう)ことを良い事に、小鈴の頭にのっかりべしべし叩こうとする。 千秋がいれば全力で止めていただろうが、見えてないから何をやっても良いのである。なお、彼女からは急に頭が重くなったように感じるかもしれない
これでも逃げ足には自信があるので、何かあったらすぐ帰ろうと思いつつ**]
(225) 2016/06/15(Wed) 13時頃
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―放課後・駅前商店街―
そうだ、この勾玉。 売ってたお姉さん、まだいるかな……?
[スマートフォンに幾つか付けたストラップの一つ。『人の心のケガレを吸い取り落ち着けてくれる』という触れ込みの白い勾玉。友達と一緒に商店街へ来たとき、購入したものだ。]
私の買ったのだけ、不良品だったのかなー。 聞いてみたいのに。
[どの辺りだったっけ、と通りをぐるり見回した。 スマートフォンからぶら下がる勾玉。その色は私が買ってから数日が経過した今も、全く変わらずに純白のままだった。**]
(226) 2016/06/15(Wed) 13時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2016/06/15(Wed) 13時頃
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― 駅前・喫茶店前 ―
[マガタマの噂はあちこちで聞いた。 思っていた以上に広まっているようだ。]
靖水の小火と関係あんのかねー? やだなぁ、俺の代は平和でいてくんないとさぁ、
[ぼやいていれば、ふ、と視線がある男へと向いた>>@6]
ああいう面倒くせぇのが来るからね。 ふーん、ヤタガラス出てくんの。
[政府の秘密機関、逆らうと厄介な相手。 されど従えばそれはそれで厄介ごとを持ち込んでくる相手でもある。]
(227) 2016/06/15(Wed) 13時頃
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……やだね、どうせなら綺麗なおねーさんにしてくれよなぁ。
[ちらり、と男へと視線を投げるとそのまま歩き出した。 用事があるのならば追いかけて来るだろう。 こちらから積極的に関わりたい相手ではない**]
(228) 2016/06/15(Wed) 13時頃
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─露店─ “うち、あかんわ……。”
[苦しげな表情で呟いた小鈴に、“俺”は首を傾げ“私”は目を細めた。 これ以上進めない、とぎこちなく不自然な言い分で立ち去っていく彼女を見送る。>>209]
『石について調べてたんじゃないのか?』
[やれやれ。まだ不思議な石を買いに来ただけ、という認識でしかないようだ。そんな“俺”を“私”は小馬鹿にするように笑う。 “私”の蛇に気がついていた様子といい、小鈴には何かしら感じ取れる力があるようだ。その小鈴が不自然に立ち去ったという事で、ますます怪しげを増す石。
蛇を一匹遣いに出そうか、とも考えたが止めておいた。 千秋と共にいる“それ”が彼女の後を追うのが見えたからだ。>>225 “私”は千秋に問いかけた。]
いいのか?「おなかま」を追いかけなくても。
[“私”は露店商の女性をジッと眺める。腕にまとわりついた蛇は、“私”の代わりに千秋を見ていた。**]
(229) 2016/06/15(Wed) 13時半頃
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[ シレッと>>213若い子とかお兄さんとかいう所が 年齢不詳の胡散臭さを醸し出している
憂う素振りは、見ようによっては きゅんと来る事もあるかも知れないが 生憎「そういう趣味」は持ち合わせていない
芝居がかっているなあと、 営業中の我が身は網棚の上にぶん投げて お兄さんのご高説を拝聴していた ]
さすが、蛇の道は蛇…だよな
[ 一般市民にしか過ぎない自分には 何となくレベルでしか言葉にならない事を 数式でも解くかの様にサッと言語化できるのだから ]
(230) 2016/06/15(Wed) 14時頃
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虎穴に入らば虎子を得ず? その話、乗った!
[ ちらっと脳裏を過るのは、他の流行り物 スマートフォンのアプリゲーム>>@3もあった
それは、向かいながらでもいいかと思い 彼の誘いに頷いた
(── クスッ…)
何処からともなく、そんな笑い声が聴こえたのは 多分、気のせいだろう** ]
(231) 2016/06/15(Wed) 14時頃
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ー露店ー
[デビルサマナーは悪魔の使役を本分とする。 それは時に戦闘であったり、時に怪異の痕跡を追う調査であったりと様々である。
故にこうして仲魔を単独行動させるサマナーも存在するのだ]
いいんだよ。俺がそう”命令”したから …それに、アイツとはああ見えて長い付き合いだし、それなりに信頼してんだ
[ナツメ…の腕から覗く蛇>>229に小声でそう伝えればウィンクを (最も、当の悪魔は早速遊んでいるのだが)**]
(232) 2016/06/15(Wed) 14時頃
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――商店街 → 郊外へ
(なんだか今日はとっても変な日。暑さにやられてるの?) (....今日は、うんと酸っぱい冷やし中華にしよう。)
[気分は日陰に寂しく匂う花となれば、 心落ち着く家籠を思う。明日になれば明日の風よ。 お買い物鞄を持つ脇を締め、とつと歩調を力強く。]
(233) 2016/06/15(Wed) 15時頃
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― 露店 ―
[男が露店にたどり着いたのは年若い先客たちより少し遅れてから。
男は、先客たちの邪魔にならない様に、並んでる品々を見ながら、その会話に耳を傾けていたが。 >>@12”加工は私がやって”ると女が答えれば、そちらへと視線を向けた。] へー、自分で加工してんのかぁ。 なかなか上手いね。 石の加工って結構手間でしょ?
しかし企業秘密かぁ……残念。 面白い素材だなって思ったんだけどね。
[残り少ないというマガタマは、生徒の持っていたものとは違い真っ白。 一つ指先でつまみあげ、目の前で角度を変えながらじっとみる。 なんだか、白が鈍ったような*気がした*。]
(234) 2016/06/15(Wed) 15時頃
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―― Trrrrrr. Trrrrrr. Trrrrrr. Trrrrrr.
(235) 2016/06/15(Wed) 16時頃
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[けれど、唐突に鳴り響く着信音にびくりと背筋を伸ばした。 神父さんかしら。来客やご用事も、なかったはずだけれど。 スマホを取り出すと、掛けた人物は―――
非通知だ。]
......もしもし?
(236) 2016/06/15(Wed) 16時頃
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『ホッホ!? つながったホ!』 『ヤッホー!お姉ちゃん、聞こえてるホー?』 『ヒーホー!おいらにも貸すホー!』
[流れてくる音声は騒がしく、電波の悪いラジオのように掠れていて、聞き取れる言葉は複数のものだが、どれも代わり映えなく甲高く、独り舞台を聞いているような錯覚を起こす。]
えっ? あっ、....聞こえてます、けど....、 悪戯電話ですか?こういったことはなさらないほうが....
『あーあー違うホ!お姉ちゃん切らないで!』 『おいら達お姉ちゃんに教えてあげたいことがあるんだホ!』 『もうすぐおいら達はそっちに行くからー』
『『『死んじゃダメだホー?』』』
『ホー!言ったホ!言っちゃったホー!』 『あいつも狙ってるとか言ってたホ?負けられないホ!』 『あっ、それじゃ、バーイ バーイ ホー!』
(237) 2016/06/15(Wed) 16時頃
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[プツッ。画面が非通知のまま、通話時間を表示する。]
(238) 2016/06/15(Wed) 16時頃
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....もう。一体なんなの......?
[待雪は苛立ちを隠せず、 悪戯電話と断じてスマホを仕舞う。 もしかして、厄日なのかしら。**]
(239) 2016/06/15(Wed) 16時頃
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―商店街・露店―>>192>>234,>>226 [どこか見覚えのある男性が通ったような気がして、何とはなしにその後を追った。路地の一隅に数人の人だかり。 先日と同じ、マガタマを売ってた露店。]
あ。あった。
[そして、先ほどの男性もそこに――と、彼が誰だったかに私は気づいた。中学の時の技術の先生だ。]
こんにちは、櫻井せんせ。 お久しぶりですねー。今日はお買い物ですか?
[自作だというアクセサリーを着けた様子は変わっていない。今は三歳下の弟のススムが、同じように教わっているはずだ。]
あ、そうそう。 授業で作ったこのブローチ。今も大事にしてるんですよ。いいでしょー。
[そう言って、スポーツバッグを軽く持ち上げた。七宝焼のカエルのブローチ。中々良い出来だと褒めて貰えて、お気に入りになっているのだ。]
(240) 2016/06/15(Wed) 17時半頃
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[勾玉を摘んだ櫻井先生の呟きに、私は唇を尖らせる。露店の女の人にも聞こえるかもしれないけど、別段構わなかった。]
あ、でもそれ、ヒトの気持ちを鎮めるっていうの、怪しいですよー。 私も友達と買ったけど、別に全然そんなこと無かったですもん。
[じとっとした目付きを女主人に向ける。実のところ、一緒に買い求めた友人―マユミと言うのだけど―は噂通りだって喜んでいたのだけど。冷静に分析してみるならば、今の私の内心にはどこか焦りや不安めいたものがあったのかもしれない。]
……先生も、買ってみるんですか?
[不良品かもしれませんよー、なんて小声でディスりながら。店主に煙たがられるようならそそくさと立ち去ってしまうつもり、であった。**]
(241) 2016/06/15(Wed) 17時半頃
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[——————『蛇』、と。] [その言葉を聞いた時、金眉が微かに、上下した。] [だが、直ぐにそれは何でもないように戻るものだ。]
おやおやぁ……、「餅は餅屋」の方じゃないのか。 ( それも、間違っては、いないがね。 )
[殆ど同じ意味の諺は諺でも わざわざ聞こえの悪い方をチョイスしてくる辺り 彼のこちらへの心象も分かりやすいものである。 薄笑の端に男は揚げつらうように、引っ掛けた。]
( 尚、日本人の名前は覚えられなくても、 諺を覚えられる事には堂々と知らん振りだ。 矛盾はしていないよ、矛盾は。 )
(242) 2016/06/15(Wed) 18時頃
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[それから、 掌に載せるのも本来は避けたいような————、 "調律した融和”を崩されそうな違和感を手放すように 斑がかったマガタマをもう一瞥し、ポケットへと戻す。]
だけども、パラチーノさん。 「好奇心は猫をも殺す」とも言うでしょう。
虎の穴だと思って、 虎の子を捕まえる準備をしていたら それこそ蛇が出るかもしれないよ!
[彼の持つ荷について、詳しい事はわからない。
けれども、>>170剣呑なもの、なのだか、そうでないのだか。聞こえた物音だけは、ハッキリと耳に覚えた儘で、(「悪人」と、「人が悪い」のは、似て大きく非なるものだ、だからこそ!)男は、くく、と、脅す様に『人悪く』喉を鳴らした。]
(それは同時に、分かりにくい——僕風の”御自由に”だ。)
(243) 2016/06/15(Wed) 18時頃
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― → 商店街方面/路地 ―
( まあ、そんな事を言っても 彼は着いて来るのだと思っている。 )
[ が、 ]
……… ん。
[商店街へと運びかけた足が、不意に、 何かを気を取られるかのように 止まった。]
[男が人を超えている――――超越者たる一因でもある、自らと”道を繋げた”マクロコスモス的な存在の部分のアンテナが掻き乱されるような……、そう、進行方向から流れてくる”気”にも、そうだったが、]
(244) 2016/06/15(Wed) 18時頃
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[そちらとはちょっと違う一路の方向に、 ふんふんと首を揺らして、瞳玉を眇めた。 ]
パラチーノさん、 僕はすこし、気が変わってしまった。 寄り道をしたいから、先に行っていてくれないかい。
[彼が着いて来ていたのなら、 青菫の瞳だけをちらりと転がしてから、 遠慮も、申し訳なさも全く無く、気紛れ、気の向く儘。
もうひとつ、厭、ふたつの――――、 >>210>>225ひとつは能く識る、ひとつは余り知らない”変わった気配”の方へと引寄せられるかのように、方向転換をする。]
(245) 2016/06/15(Wed) 18時頃
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─路地─
[ ポルターガイストが頭を叩こうとすれば……>>225 害意はなくとも“鬼ノ手”がそれを防いでいただろう。
常人には当然見えない、透明で青とも緑ともつかぬ色に染まった巨大な手。 先程、彼女の足を握って離さなかった、“鬼”のように無骨な手が、今は彼女の頭をすっぽりとくるんでいる。
ポルターガイストにはその手は見えていただろうか。あるいは手応えで気付いただろうか。 あまりにもしつこければ、“鬼ノ手”はポルターガイストを掴み、放り出すだろう。それは避けられただろうか。]
どないしよかなぁ。
[ “鬼ノ手”の動きで彼女はポルターガイストの存在に気付いたが、特に反応することなく思案の淵に沈んだ。*]
(246) 2016/06/15(Wed) 18時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2016/06/15(Wed) 18時半頃
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[細い路地に似合いの、 黒猫めいた彼が着いてくるにしても、 来ないにしても、その足取りは弛められる事は無い。
けれども、男のことだから歩を早めることも決してなく、 マイペースながらも気に導かれて辿る、土瀝青の果て。
青菫色の瞳硝子に過ったのは壁に手をついて 何処か調子悪げな小柄な羽織姿の女性の姿。 それから近くにいる低級霊めいた白い悪魔の影だ。 おや、と、瞬き乍らも、呑気なテンポで近付いて、]
…… どうかされました?お嬢さん。 御気分でも悪い? [ちらちらと――――、 悪魔と、それよりも>>246常人では到底無い青菫には映りこむ、"面白そうな"彼女の頭を包んだものへと眼差しを送りながら。"昔"を思い出して、紳士風に声をかけても、みよう。こういう時ばかりは、眉を垂らし心配気な顔も浮べるものだ。]*
(247) 2016/06/15(Wed) 18時半頃
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─露店ー
《長い付き合いね… 人間の命令に従うなど、私には到底考えられない》
[蛇を通してウインクする千秋にそう告げる。>>232 蛇を認識することも出来ない“俺”には聞こえることのない会話。
“俺”はどうせ千秋が席を外した理由にも、友人を心配しているのだと信じて疑わないだろう。無知とは本当に愚かだ。
“私”と“俺”の間には信頼関係というものはない。 白い石が黒く染まって以降、どうも“俺”から感じ取れる悪意が薄くなったため、拍子抜けしているくらいだ。
蛇を通して見たポルターガイストと呼ばれた悪魔は、 命令に対して特に嫌な顔1つせずに向かった……ように“私”には見えた。 それが契約、というやつなのかもしれない。
真っ平御免だね。と蛇はチロリと舌を出した。]
(248) 2016/06/15(Wed) 18時半頃
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へぇ…色々な石を売っているようだけど、 そのマガタマ、というやつが、どうも 飛びきり売れているようだねぇ
[一方、露店商の女性をジッと見つめていた視線を、“私”は広げられた商品達へと向けた。>>@12 様々な色のパワーストーン達の中、真っ白なマガタマは目に映える。 “俺”とは違い素直に女性の言葉を信じる“私”ではない。転生体では彼女の思惑を見透かす事も出来ないが。]
“私”は購入するのを止めておこう。 黒くなったコレは、持っていても構わないのかな?
[黒く染まったマガタマからは、白かった時とは別種の気配が漂うのを“私”は感知する。しかし確信を持てるほどでも無い。 特に静止されるような事もないならば、黒くなったマガタマを持ったまま。 千秋が買い求めたのを見届けて露店を後にするだろう。>>223
そしてもっと言えば。 『500円…72アイスクリームより高い…』と懐事情に悩む“俺”の声があったから、購入は止めておいた。
──そう。“購入”は。]
(249) 2016/06/15(Wed) 18時半頃
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ー露店を後にしてからー
怪しいマガタマとやらに、怪しい女…… 私が持っていると白いまま、なんだがねぇ…? さて、どう思う?
[露店を後にして、女の姿が見えなくなった頃。 千秋と一緒にいるにしろ、分かれたにしろ“私”は堂々と手のひらの上で真っ白なマガタマを弄ぶ。 問いかけは誰ともなく向けられた。 “俺”は“私”の問いかけよりも『お前…っ!“盗んだ”のか?!』と、そちらの方が気になったようだ。 アイスと比べて500円を惜しんでいた癖に。]
構う事はない。罪悪の念に駆られる必要も “私”はないと思うけどね。 あの女は兎角この奇妙な石を人間達に ばら撒きたいらしい……つまり。 いただいたところで痛くも痒くもない。
[涼しい顔で“私”は言ってのける。 千秋が同行しているならば、犯罪現場を見られた“俺”はさぞ慌てているだろう。*]
(250) 2016/06/15(Wed) 18時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/15(Wed) 18時半頃
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ー御渡神社ー
[うとうとと微睡んでいたら軽く眠っていたらしい。 身体が板敷きとお友達になっていた。 目をこすり起き上がると人の気配はなく。 頬をなぞり、額を撫でる]
……本体を禊がないと、駄目そう、か。 私がやっても意味はないけれど。
[板敷きを降り膝をつくと、 本殿の方へとひれ伏すように深く礼をした。
軽く膝を払って歩き出す。 敷地を抜ける前にもう一度、社へと腰を折り頭を下げた*]
(251) 2016/06/15(Wed) 19時頃
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ー市街・裏路地ー
[住宅地を抜け、喧騒の遠い道を選び選び彷徨う]
……街がおかしい、か。
確かに、靖水は御渡を山の水霊の害から護るために成った。 靖水が荒れれば害を被るのは平地の民。
……封じたり、拓いたり、鎮めたり。 過去、霊脈を意のままに変えてきたのは人だけど。
[眉根を寄せて足許を見下ろす。 アスファルトが熱を素足に伝えていた]
……息、苦しそうね。 眠っているのかな。
[しゃがみ込むと人工の路を撫でる]
(252) 2016/06/15(Wed) 19時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2016/06/15(Wed) 19時頃
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[ いつ途切れるのか分からないニコの話を聴きながら 歩いているとスマートフォンからメロディが流れる ]
うわ…びっくりした…また来たのか
[ 唐突に送られたメール画面を見て真顔になる ]
そうだ、これさあ、最近の流行り物らしいぜ? 「悪魔召喚プログラム」っていうんだけど 偶にメール来んだよな…心臓悪い
[ 別の変わり者の先輩もその場にいたか ダボっとした白衣がトレードマークの彼は あまりそれには興味を示してなかったようだが ]
(253) 2016/06/15(Wed) 19時頃
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― 伝奇の断片 ―
[蛇、と言う存在は、 誘惑の蛇、八岐大蛇、ナーガラージャ等等 多岐に別れて語り継がれているもの、だが。
僕には…、"私”にとっては、 取り分けふたつ、思い出すものがあった。]
(254) 2016/06/15(Wed) 19時頃
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