人狼議事


212 Dark Six

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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。


噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。

非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。


現在の生存者は、チャールズ、ミツボシ、カリュクス、ケイイチ、ガーディ、イワンの6名


【人】 馬鹿 イワン

― 現在・教会 ―

[元の場所>>1:189へ戻ってきたイワンを出迎えたのは、子供だった。冬の湖とでも言うような、眸の色をしている。]

「イワンおじさん、チャールズ先生が呼んでるよ。」

………僕は、まだおにいさんと呼ばれたいなあ。
君、こんなところに出てちゃ駄目だよ。今はとっても危ないんだ。

[腰を降ろし、目線を合わせると子供を窘める。
地味におじさんと言われると傷つくのだが、イワンがそれを顔に出す事は無い。…無いつもりでいるのだが、しんみりと滲み出していたりする。哀愁だ。]

ありがとう。
門のところだね。すぐ行くよ。

…チャールズさんが無事で良かった。

[ちゃんと子供を教会の避難区画の近くまで送りそちらへ帰るのを見送った後、チャールズの元へ向かう。こんな時ではあるが、チャールズに呼ばれていると聞けば少しだけ心は浮かれた。…仲が、悪いのだ…、イワンからすれば仲良くなりたいのだが、どうにも出来ないうちのひとりが、チャールズだった。]

(0) 2015/01/19(Mon) 01時頃

イワンは、チャールズを程なく見つける。

2015/01/19(Mon) 01時頃


【人】 馬鹿 イワン

― 教会・外 ―

チャールズさん!
無事だったんだね、良かった…。

実はね、今―――…

[にこにこと何の躊躇もなく、門の近くにいるチャールズへ近づく。両手を広げてとても嬉しそうな表情を向けていた。]

(1) 2015/01/19(Mon) 01時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

 …………やあ。

[>>0見えた姿に、にっこりと微笑みかける。
日頃の、射殺さんばかりの眼差しとはうって変わった、底の知れぬ程にこやかな笑みで。]

 ……やれやれ、あの子がちゃんとお前だけ呼んでくれて、助かったよ。
 司祭に知られれば、後が面倒だからな。

[但し。
その口調には常の穏やかさはなく。]

(2) 2015/01/19(Mon) 01時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

 ――――…………貴様だろう?


[その笑みのままうっすらと開いた瞳には、温度はなく。
低く問い掛けると共に、>>1笑顔の側面。米神目掛けて、右足を振りかぶり、蹴りを入れた**]

(3) 2015/01/19(Mon) 01時半頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 01時半頃


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 01時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

―教会―

[司祭がミツボシのことを、上層部にどう伝えたのかは分からない。ケイイチの言葉が信用されるとも限らなかった。少なくとも混乱した指示系統の中、情報伝達が常のように確実に行われなかったのは確かだろう。
魅了術を受けた人間を連れて別の部屋へ向かう司祭>>1:189を見送り、短く息を吐く。顔をあげれば、黒い瞳に映るのは、古びた教会のステンドグラス]

"神の御慈悲を"

[酷く懐かしい台詞>>1:197を聞いた気がした。皮肉な偶然だ。大丈夫だ>>1:198なんて、どの口が吐くのか。血濡れた手で。無垢な瞳で。感情の処理が追いつかない。殺したいのか許したいのか殺されたいのか許されたいのか。
――完全に狂ってしまった方が、もう楽なんじゃないか?]

…………!

[思案している最中、男は虚ろな瞳でいただろう。我に返った切欠は、後輩>>1:206の呼び声と、零れ落ちる涙]

(4) 2015/01/19(Mon) 01時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

…え、あ、あれ?

ごめん、急な話が続いて驚かせちゃったかな。
大丈夫だよ。すぐに解決できるさ。

[彼の涙の理由にも気づかず、頓珍漢な慰めの言葉と共に焦ったように彼の顔を覗き込む。にこりといつものように笑ってみせるが、彼の嗚咽は止みそうもない。
続く言葉で、漸く悟った。嗚呼、心配をかけてしまったのか。こんなに健気な後輩を。

自分の情けなさに苦笑しつつ、ゆっくりと相手の髪へ指先を伸ばす。常より柔らかく頭を撫でて、抱き寄せた]

そうね。それなら、居なくならないで。

どんな君でも傍に居てくれるだけで、
俺にとっての救いになるから。

[子供をあやす様に穏やかな声で紡ぎ、彼の頭を撫でている]

(5) 2015/01/19(Mon) 01時半頃

ケイイチは、視界の片隅、扉を出て行くイワンを見つける。しかし今は、特に疑問を抱くことはなく――**

2015/01/19(Mon) 02時頃


【人】 馬鹿 イワン

― 教会・外 ―

[聖歌隊の練習を見たかった>>0:72のも、チャールズが居るのが理由のひとつで。
今日のチャールズは、こんな大変で酷い状況なのに、常日頃と違って笑顔で、それに違和感を感じることなく、ただ、嬉しかった。にこやかな笑みはきっと]

[…予感を裏切るのは、  声  だ。]

[一切の穏やかさも容赦も無い、まるで敵に対するような]

(6) 2015/01/19(Mon) 02時頃

【人】 馬鹿 イワン

ヅッ―――――――

[景色が回転する。昏い明滅。星が散る。
気付けば、倒れ、口には砂と血の味がしていた。
チャールズが自身の足を強化していれば、酷い裂傷に血が流れていたに違いないが…]

え…、あ…、

[眩暈。何が起こったか分からず蹴られた左の顳顬(こめかみ)を手で押さえ、地面を這う右手は、ざらざらと砂の感覚だけを伝える。
定まらない、霞む視界に、それでも、チャールズの姿を捉えた。]

えっと、チャールズ…さん、どうした の ?

[にこにことした笑みが消えないのは、これもまたイワンの常の態度だったが、今、この場ではどうだったのか。]

(7) 2015/01/19(Mon) 02時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 02時頃


【人】 馬鹿 イワン

[混乱する頭で必死に考える。えてしてそんな時程、頓珍漢な答えにはなり易いものだが、この場に、それを指摘する者は居ない。]

あ、…うん…、僕はイワンだけど
あの人達の、こと? 虜になってるけど、今、司祭様が治してて…

[吸血姫に魔眼で囚われた虜達、ここに運んで来た者達の事を尋ねているのかと補完して尋ねる。見上げた所為もあったのかもしれない。
チャールズは、何時もに比べ、大きく、黒く、顔は恐く、けれど、弱く、見えた。**]

(8) 2015/01/19(Mon) 02時頃

奇跡の子 カリュクスは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 02時頃


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 02時頃


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

― Dark Six本部 ―

[下級の吸血鬼や眷属が陽動を繰り返し。
パルック長官周囲の護衛もついに出払ってしまう。

尤も、パルック自身もそれなりの異能者であり。
並みの襲撃者であれば撃退出来る筈であった。
そう、相手が並みの襲撃者ならば。]

……くす。

[黒のワンピースに着替え。
背中には漆黒の翼。

吸血姫としての本来の姿に戻ったミツボシの足元に転がるのはDark Sixの異能者の躯。
或いは魔眼の虜となって付き従う者達。]

(9) 2015/01/19(Mon) 10時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[――目覚め映す視界に蒼の炎
――白い月に重なる黒の翼]

こんばんは、良い夜ですね。
パルック長官?

[蒼い炎を周囲に纏い。

月を背後にした状態でパルックと相対する。
パルックの異能……無数に打ち出される漆黒の刃がミツボシ達を襲うが。

それを蒼炎で捌き。
苦無の投擲でパルックの動きを止める。
そして最後は、茨で飾られた細工剣でパルックの心臓を一突きにして。]

(10) 2015/01/19(Mon) 10時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

……妙ね。
結界の封鎖が解けないなんて。

[その言葉に、魔眼の虜となっていたパルックの護衛が歩み出て説明を始める。
結界は他の構成員も鍵になっているのだと。
つまり、鍵となっている相手を倒していかないと自分達も千砂倉から出れないのだと。]

良いわ、回線を開いて。

[パルックが指示を出すのに使う回線。
それを開かせると千砂倉のDark Six構成員へ向けた布告を開始した。]

(11) 2015/01/19(Mon) 10時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

Dark Six構成員の皆様、御機嫌よう。

パルック長官とDark Six本部は私の手に落ちました。
……後は貴方達を各個撃破しても構わないのだけれど。

[そこまで伝えてから余裕の態度で通信を再開した。]

このまま交戦を続ければ、双方に被害は拡大してしまうでしょう。
だから、貴方達の中で結界の鍵になっている人が居るのならば。

結界を解除して投降しなさい。
そうすれば、他の同胞は見逃してあげる。

[そんな上から目線の布告。
だが、そんな放送に割り込む声があった。]

(12) 2015/01/19(Mon) 10時半頃

天のお告げ (村建て人)

……Dark Sixの諸君。
騙されてはいけない……彼女の言葉を信じて……は
この女は、見逃すような……性格では……

(#0) 2015/01/19(Mon) 10時半頃


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

うるさいですよ?パルック長官。

[もう一度、今度は苦無を投げつけられ。
パルックは絶命した。

その場に残るは笑みを浮かべるミツボシと配下の面々のみ。]

(13) 2015/01/19(Mon) 10時半頃

天のお告げ (村建て人)

― 教会・司祭私室 ―

[教会にもミツボシの布告は届いていた。
そして司祭は死んでいった同胞たちの為に祈る。

――祈るはずだったのだが。
誰も居ないその場所で、彼の口元に浮かぶのは笑み。
そして、彼しか入れない私室にあったのは。
血の色をした逆十字《サタン・クロス》]

(#1) 2015/01/19(Mon) 11時頃


天のお告げ (村建て人)

「ついに悲願が叶う時が来たのだ。
そなたが私にもたらした福音がな……」

[彼が神に絶望していた事実。
それを知っているのは灰となった老吸血鬼のみ。

もたらされたのは永遠の命と言う道標。
司祭の異能と組み合わせれば眷属になっても意思を保てると言う囁き。

だからこそ彼はイワンの調査書を書き換えた。
そして、いつか吸血姫が覚醒するその日を待っていたのだ。]

(#2) 2015/01/19(Mon) 11時頃


天のお告げ (村建て人)

[そして、ミツボシと秘密裏にコンタクトを取って。
老吸血鬼と交わした約束はまだ有効かと確かめたのだった。

ミツボシの答えは当然有効と言うものだった。
後は、適度にDark Sixの足を引っ張ってくれれば良いのだと。
彼らが壊滅した暁には、永遠の住人にしてあげるという。
果たして守られるのかも分からないような口約束。]

(#3) 2015/01/19(Mon) 11時頃


機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 11時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

―教会―

[非常コードの発令>>1:193がスピーカーを震わせてから長い時を経ずして、今度はヘッドホンから緊急通信>>12が入る]

―――――!

[よく知った声の紡ぐ言葉を聞きながら、瞬きもせずに窓ガラス越しに空を眺める。長官が襲撃された。本部が落ちた。防衛系統が乱れていたとはいえ、ミツボシは易々とこれだけのことをやってのけたのだ。
――やはり彼女を取り逃がしたのは失敗だった。
過ぎる後悔を表情に出すことはないが、パルックの絶命の瞬間>>13だけ、小さく僅かに眉を寄せた]

………結界の鍵、ね。

[成程、彼女の力でも結界は破れないのか。幸いにして封じ込めには成功しているらしい。
其れならば未だ、活路が途絶えたわけではない]

(14) 2015/01/19(Mon) 16時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

ま、大変なことになってるけど。

[吸血姫からの宣戦布告が終了すると、小さく息を吐きながら後輩へ視線を向ける]

ガーディ。君、働き通しだろう。
少し休んでいると良い。

[能力の連続使用は負担になるはずだ。そうでなくとも、精神疲労は相当の物だろうが]

俺は着替えてくるよ。
…ほら、流石に寒いんだ、肩。

[普段通りに笑って見せて、男は教会の奥へと消えて行く]

(15) 2015/01/19(Mon) 16時半頃

【人】 馬鹿 イワン

― 回想・教会 ―


  『非常コード“666”、起動』


[コードの意味は、“都市の封鎖”。
スピーカーから>>14聞こえた機械音声は、これも過去に懇々と説明を繰り返して貰って漸く理解した内容だった。…覚えるコードの数と説明が多過ぎる、とはイワンの談だ。コード名と説明の一致、覚える時は知恵熱が出て、割と涙目だった。]

…、(うーん)

[何故だろう。遅いな、とか、時間がかかったのかな、とよく分からないことが浮かんだのは。思えば、さっき>>1:84も何故か深く納得していたが。尤も、すぐに疑問は消え、教会に子供が現れた>>0のだった。]

ごめん。
少し出てくるね。

[出て行こうとする姿に視線を向けられれば、そんな言葉と「内緒話だよ。」と伝え、普段よりも何処か喜んでいる様子で出ていった筈だ。チャールズと仲良くなる為の話をしたりチャールズを見る時のような態度だったか分かるかは、見た者次第だろう。*]

(16) 2015/01/19(Mon) 18時頃

【人】 馬鹿 イワン

[余談だが、ガーディが出迎えた時>>1:206、今にも涙を流しそうだったならば、拒まれない限り大きな狼は、手をぺろぺろと舐めた筈だ。
そして、ガーディとケイイチとの間の親密な会話に割り入る事はしなかっただろう。]

(17) 2015/01/19(Mon) 18時頃

【人】 馬鹿 イワン

― 現在 教会・外 ―

『Dark Six構成員の皆様、御機嫌よう。

 パルック長官とDark Six本部は私の手に落ちました。
 ……後は貴方達を各個撃破しても構わないのだけれど。』

[這いつくばるイワンの懐に入れていた端末から、強制割込めいて布告が流れる。其れは、チャールズも同じだったろうか?
流れる其れらの意味を噛み砕く前に、現状況の、顳顬の痛みと混乱の飲み下しが行いきれていない。
…驚きはあっても、大きな意外性とまで行かなかったのは、教会でのミツボシとの会話>>1:77>>1:78があったからだろうか。…何にせよ、何かあろうと内面の指摘が出来ることは無いが。]

ミツ…ボシちゃん……。

[掠れた声だが、それでも明確な言葉として落とされる。]

(18) 2015/01/19(Mon) 18時半頃

【人】 馬鹿 イワン

『このまま交戦を続ければ、
 双方に被害は拡大してしまうでしょう。
 だから、貴方達の中で結界の鍵になっている人が居るのならば。

 結界を解除して投降しなさい。
 そうすれば、他の同胞は見逃してあげる。』

[吸血姫と其れを止めようとする長官の声が続く。]

『……Dark Sixの諸君。
 騙されてはいけない……彼女の言葉を信じて……は
 この女は、見逃すような……性格では……』

[長官の声は、何らかの理由…十中八九、殺害による…により、途絶えた。『うるさいですよ?パルック長官。』その冷酷な声は魔女のように、心に。]

………、

チャールズさん

[チャールズを見上げる眼差しは、どうしようという、導きを求める眼差しだったに違いない。*]

(19) 2015/01/19(Mon) 18時半頃

イワンは、チャールズに対し、無防備の侭だったろう。

2015/01/19(Mon) 18時半頃


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 18時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 18時半頃


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 19時頃


機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 19時頃


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

ま、あんな風には言ったけれど。

向こうが大人しく投降してくるようには見えないのよね。

[Dark Six本部にはありったけの爆弾と、発火装置を仕掛け。
もしも突入してくる相手が居るのならば爆破させる準備をしておいたのだった。]

さ、出るわよ?

[とは言え、言葉が返ってくるのは元人間ばかり。
少しは言葉の喋れる純血の吸血鬼でも残ってればまだ良かったのにと嘆息しながら。

彼女は今夜も空に舞う。]

(20) 2015/01/19(Mon) 19時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 19時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

―教会・避難部屋―

[服を着替えたついでに、子供達が保護されているであろう避難部屋へ足を向ける。もう夜遅くだからか、大半は静かに寝息を立てていた]

や、久しぶり。

[小さな声で囁いて、起きている子供たちに微笑む。部屋の片隅には、雛菊が佇んでいた。
"私がお世話するの"と、ゾーイが鉢を抱きしめる。"俺がやるんだよ"とトニーが抗議する。きっとこの子達は、ミツボシが首謀者であることを知らない。二人の小競り合いを微笑ましげに眺めながら、花の世話の仕方を教えたりしていたが――。

ぱたり、と。

まるで糸が切れた人形のように、突然トニーが動かなくなった。ぎょっとして状態を確認したが、どうやら心拍も呼吸も問題なく、ただ眠っているだけのように見える。
"トニーも寝ちゃった"ゾーイが寂しそうに呟いた。彼女に詳しく話を聞くと、どうやら子供達は最初、不安と興奮で皆眠れなかったらしいのだが。司祭が"子守唄"を聞かせてくれた後、一人、また一人と眠りに落ちて行ったらしい。この眠りが非常に深く、どうやっても誰も起きようとしないのだとか。
言い終わらない内に、ゾーイも静かに夢の中へ]

(21) 2015/01/19(Mon) 20時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

…………。

[今にも滅び落ちそうな街の中心で、子供達は楽しい夢でも見ているかのように穏やかに眠っている。このまま目覚めなければ、彼らは幸せなままなのだろうか。
――しかし少なくとも、司祭に真意は問うておくべきだろう。
男はゾーイの頭を撫でてからそっと立ち上がると、部屋を後にして司祭を探す。

解呪を行うと言っていた部屋には既に誰も居なかった。保護した人間もいないと言うことは、術は成功したのだろうか?
何か嫌な予感を覚えつつも、疑いは確信に至らない。教会の構造は熟知していたが、それでも司祭は見つからない。とうとう昔から強く入室を禁じられていた、司祭の私室>>#1の前まで辿り着いた]

(――――…司祭様)

[声を掛けかけて、口を閉じる。
何故そうしようと思ったのか、自分でも上手く説明できないのだが。男はそのまま、部屋の扉を勢いよく蔓で蹴破った。

その瞳に映ったのは唖然としている司祭の顔と、壁に掛けられた"逆十字"]

(22) 2015/01/19(Mon) 20時頃

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