244 とある生徒会長の日常
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─ 校庭:道場付近 ─
[さて、ここでいったん狩生とは休戦ということで。 先程の騒ぎを辿り、校舎の外へとやってきました。]
『そこのお前! 落語部の部長だな!?』
っ、いきなり大きな声出すんじゃないよ耳が痛い。 どっかで見た顔だなァ、えーっと……
[背後から現れたのは、筋骨隆々の大男です。]
『見りゃわかんだろうが、空手部だ! オラァッ この黒帯が目に入らねえか!』
入らないよ、入るわきゃないだろ? そんなばっちいもん目に入れたかないやい。
『う、うるっせェ! そうじゃねえ! ごちゃごちゃ言ってねぇで俺と勝負しろ!』
(4) 2016/01/17(Sun) 02時半頃
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[散々威張り散らして、いけ好かない野郎ですねェ。 とはいえ、空手家とまともにやりあうのは分が悪い。]
……はあ、しょうがないね。 どうせ、おれなら倒せるとでも思ったんだろう。
五分──……いや、二分だけでいい。
────存分に、おれの「噺(はなし)」を聞いていけ。
[藤之助はうすら笑むと、とっくりと相手の顔を見ます。 ははあ。こいつは虚勢だ、根はたいそう臆病とみえる。 それを証拠に、勝てそうな相手にしか勝負を挑まない。 …………ならば、ちょっくら脅かしてやりましょう。]
(5) 2016/01/17(Sun) 02時半頃
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落語ってのは、なにも滑稽噺ばかりとは限らない。 夏になれば、背筋も凍るような怪談噺も乙なもんだ。 ……お前には、のっぺらぼうの「噺」をしてやろう。
[怪談なんて怖くねェ!…その割に声が震えてますよ? 問答無用で飛んできた右ストレートを一つかわして、 扇子《カゼ》を見立てるは「手提げの提灯」。 空手部長の目前に、急に真夜中のお堀が現れます。]
時は人通りも絶えた夜更け。小間物屋の吉兵衛は、 堀を渡る橋の上、若い女が泣いているのを見掛けた。
「おいアンタ、身投げは駄目だよ !」
……慌てて止めに入った吉兵衛でしたが、 顔を上げた娘を見てびっくり仰天! その娘の顔には、目も鼻も口も何にもない!
[おや部長、さっきまでの威勢はどうしたんだい? すごい汗ですよ。本当は怖いんでしょう?お化け。]
(6) 2016/01/17(Sun) 02時半頃
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だが、吉兵衛の災難はそれだけじゃァなかった。
逃げ込んだ蕎麦屋の店主も、吉兵衛の奥さんも、 みぃーーーんな、のっぺらぼう!
そう、 こ ん な 風 に ……
[すると突然、藤之助の目と鼻と口がどろりと溶け、 みるみるのっぺらぼうになっちまいました。 これには空手部長もたまげたのなんのって! ぎゃっと悲鳴を上げて、一目散に逃げちまった。]
(7) 2016/01/17(Sun) 03時頃
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[まじないに見えるでしょう? でもそうじゃァない。 強いて言うなら暗示やパントマイムの一種なんです。 空手部のあいつには、「出会った人間の顔全部が のっぺらぼうに見えちまう暗示」を掛けたんですね。
ご存じの通り、落語ってのは一人で演じますね? 役者も衣装も道具もないのにどうするかってぇと、 足りない所は、お客さんの「想像力」で補うんですよ。 巧みな話術で、相手の想像力を掻き立てるんだ。
うまい「噺家」は、その演技もさることながら、 「言葉」で本物が目の前にあるかの如く見立てるんです。 色形、音や匂い、手触りまで、それはそれは生々しく。
だから藤之助が語り掛ける落語を聞けば聞くほど、 相手は知らぬ内に「噺」の中に引き込まれ、縛られる。 己の想像力で、幻を本物だと錯覚しちまうって訳です。 ……非科学的だ? 細けぇこたぁいいんだよ!]
(8) 2016/01/17(Sun) 03時頃
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[他の生徒の顔でも見ちまったんでしょうねェ、 その後、あっちこっちで空手部長の悲鳴が上がる。 いきなり自分の顔を見て叫ばれるんだから、 見られた方は訳が分からないんじゃないかしら。
思いの他引き込めたので、ほくそ笑む藤之助です。
隙が作る程度のつもりだったが…… 効果てきめんだな、ありゃァ。
図体のくせに、気の小さい野郎だこと。
[吉兵衛と同じで、あいつも気を失うに違ェねえな**]
(9) 2016/01/17(Sun) 03時頃
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― 中庭付近 ―
[藤之助が空手部の相手をしているうちに、 校庭の騒ぎは静かになったようでございました。 一体、あの禍々しい気は何だったんでしょうねェ。 とりあえず見に行くかと校庭へ向かう道すがら、]
ほー、ありゃァ見事なダイブ…… まるで猫だねェ、化け学の。
[>>20ふと目をやると、校舎から華麗に落ちる猫神が! とってんぱーのにゃんぱらり……ネタが古い?うるさいね。 校舎の陰からこっそり覗くと、手芸部の計もいるようです。]
へー、面白い取りあわせだなァ。
[どれ、ちょっくら観戦と洒落込みましょう。]
(28) 2016/01/17(Sun) 23時頃
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ははあ、両者鮮やかな飛びっぷりだ。 アレルギーまで武器にするか、こりゃァ面白い。
[>>33 向こうの計に投げつけられた薬に感心して、 高みの見物を決め込んでいた訳でございますが…]
って !? おいおいおい来るな来るな…!!!
[>>36 くしゃみの拍子、計が投げ放ったまち針が こっちに真っ直ぐ飛んでくるではありませんか! なーにが千本桜だ、ハリセンボンじゃねぇですか!]
(49) 2016/01/18(Mon) 00時頃
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[近接武器なら相手の腕に手応えを感じさせるもお手の物。 しかし、手を離れた飛び道具には滅法弱いのでございます。 なんてったって、モノに錯覚もへったくれもありません。]
ひぃぃっ……!!
[転がり込むように、そばにあった木の影に隠れます。 木の幹に、飛んだ針がカカカカカっと……おおこわい! 幸い、待ち針は当たりこそしませんでしたが、 今の悲鳴で、もしかすると気付かれたかもしれません。]
(52) 2016/01/18(Mon) 00時頃
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[>>53ほっとしたのも束の間、お次は怪しい薬のお出ましだ。 藤之助の足元にもたーーっぷり拡がっちまった薬液は、 みるみる地面をスケートリンクみたいに変えちまった。]
う、うわ滑っ…! やいおまえら!! 絶対わざとやってんだろ!?
[つるっつるのてっかてか、なかなか上手く立てません。 噺家ってのは、舌の滑りが良くなるのは大歓迎だが、 足の滑りが良くなるのは大迷惑ってもんですよ!]
こりゃァおれも黙っちゃおれん、 とっぷりと「噺」に沈めてやらァ……!
[そうやって叫んで、威勢だけは良いんですが、 生まれたての小鹿みたいな四つん這いで言うから、 なんとも格好悪いですねェ……]
(58) 2016/01/18(Mon) 00時半頃
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[立ち上がるのは……あら、諦めてますね正座です。 まあいい、「噺家」はこれでも十分戦えるんですよ。]
巻き込んだお礼に、たっぷりと聞かせてやるよ、 おれが話すのは、目黒のさんまの「噺」だ。
[そう言って、中庭じゅうに「噺」を聞かせ始めました。]
ある、晴れた秋の日の事。お殿様が家来を連れて、 当時は田舎だった目黒不動へとお参りに出られました。
ところが殿様、目黒へ着いた頃には腹が減ってしまい、 庶民の食べ物、さんまとやらを食べたいと言い出した。 身分に合わぬと止める家来、しかし殿は聞いてくれない。 [ここで、さんまを焼く百姓と、家来との会話が入る。 手に持った扇子《カゼ》は、団扇に見立てて仰ぎますよ。]
(83) 2016/01/18(Mon) 01時半頃
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「へえ、お、お侍様。こんな田舎に何用で?」
『殿がさんまをご所望なのだ、譲ってはくれぬか。』
[するとどうです。もくもくと七輪から立ち昇る煙と、 さんまの焼ける良ーい匂いが漂ってきたでしょう?
化学部のが「猫」の身体能力を取り入れているのなら、 きっと、こういう「噺」が一番効くだろうって寸法だ。]
[ここまではまァ、順調だったんですが……]
(85) 2016/01/18(Mon) 01時半頃
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(………おや? なんだか……… さんまの煙が出すぎじゃァないかい?)
[実際煙幕にもなるのですが、それにしたって多すぎる。 >>73 混じりこんだのが煙幕だと気付いた時には、 もうすっかり煙を吸い込んだ後でございます。]
さんまを一口食べた殿様、その旨いこと旨いこと。 たちまち……!? わ、忘れられない味にっ…… ひ、ひひひはははははは……!!!
[落語にも「くしゃみ講釈」という噺がございますが、 まさか自分より先に煙幕を使う輩がいるとは、これ不覚。 もう落語そっちのけで笑い転げる始末でございます。
あーあぁ、早くなんとか「噺」を続けないか、藤之助! 聞かせ続けなきゃ、じきに効果が切れちまうってのに**]
(86) 2016/01/18(Mon) 02時頃
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/*
業務連絡だー。
襲撃は昨日からバトルしている猫神にしようと思っていたが
逃げられてしまいそうなので、もし可能であれば
二人で挟み込む形に出来たらと思うのだがどうだろう?
落語部という選択肢もあるのだが
今日も22時前くらいにしか戻らないので
2時間ちょいのバトルで落とすのは少し厳しいかなーと思うのもあり。
/*
業務連絡了解ですー。
こちら丁度キリがよさそうな感じなので、中庭に移動してみますね。
臨機応変にバトル頑張りましょう。
勝利宣言がない所を見ると。
あちらも足止めもされているようだし。
[独り言ちて、苦笑する。]
/*
ありがとう!
落語部が多角なのを気にしているので
こちらは落語部へちょっかいを出そうと思いつつ。
更新までどうなるかは分からないので臨機応変にいけるように頑張るぞー
―――――く、ッ………
先手を取っておきながら、俺とした事が。
[独り言のような呟きが漏れる。
彼女がすぐそこへ来ている事に気付くのはそれから直ぐ。]
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ひ、ひぃーーっ こら、逃げるなっ ……
ひゃははははははは……!
[>>98 あらら、「噺」が途切れたのをいいことに、 あの化学部、一目散に逃げちまいましたよ? 追っかけようにも、腹がよじれちまって堪らない。]
くっ せ、せめて手芸部、あんたには仕返 ひひひひっ あーーーはっはははは……!!
[ほらほら、藤之助があんまり笑うもんだから、 計に掛けた「噺」の効果も緩んできちまったぞ……?]
(102) 2016/01/18(Mon) 22時頃
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思ってた以上に神の像って人気なのね。
壊されるかペイントされるしか見た事無かったのに。
[通信機から聞こえてくる呟きからすると。
まだ手芸部は戦っているらしい。]
………くっ…………
随分と余裕そうだが、俺達は一筋縄じゃいかないぞ。
[猫神と遭遇しているとは思っていなかったが。
彼女が此方に来るというのならば巴戦も受けて立つ覚悟で]
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ひーーひひ、ひひひひひっ
!? ぐっ……
[>>107 急に感じる風圧に、息も絶え絶え顔を上げると。 そこには、制服を脱ぎ捨て煙を扇ぐ計の姿がございました。]
そ、そうか風か……っ
[はたと思い出すのは、手元に見立てた扇子《カゼ》の団扇。 これで扇げば、この煙が吹き飛ばせるやも知れないと。]
(112) 2016/01/18(Mon) 22時半頃
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余裕ね、実はあんまりないのだけどね。
倒さねばならないものがあるから。
うふふふふふ。
[暗黒オーラがちょっぴり漏れた。
猫神が中庭に逃げ戻るのならば、この際大乱闘も厭わないつもりだった。]
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[ただ、次いで目が行ったものには呆気にとられた。 彼の胸に燦然と輝く「うっひょひょーい!」の文字。 これには流石に、収まりかけた腹筋が再崩壊します。]
あ、あんた……ははははは!! それ、着て…… 久しぶりに見 ひひひひひっ やー、 着てるんだなァ ありがたいこったなァ……
ひーーっひひ、はははははははは……!!
[やー、思いも寄らぬところで出くわしたもんだ! この笑い、煙のせいだけじゃァないかもしれませんよ。]
(113) 2016/01/18(Mon) 22時半頃
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っと、 こ、こうしちゃいられねェ!!
[見立てた大ーきな団扇を、これまた大ーきく振り被って…]
せ い や ァァァァァァァ ッ ッ!!!
[計の起こす大風に、見立てた団扇の大風が加わります。 そのまま思いっきり、一吹き!二吹き! はぁーー……ようやく煙が晴れましたねェ。ご苦労さん!]
(114) 2016/01/18(Mon) 23時頃
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暗黒微笑を通信越しに響かせるな。
[想像してぞくりと背筋が氷った。
何やら分からぬが此方には姿を現さぬ以上
彼女の行く手を阻む倒さねばならぬものがあるのだろう。
自身もその倒さねばならない対象に入っているかと思うと
引き攣った笑みしか出て来なかった。]
/*
演劇部さんがリアル大事に案件ですかね……。
お大事に、お大事に。
/*
最近寒いですからね。
なので今日は狩生くんを狙っていこうと思います。
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はあ…… し、死ぬかと思った…… 化け猫め、薬さえなけりゃァとっ捕まえたってのに。
[別の所でとっ捕まってるなんて藤之助は知りません。 肩で大きく呼吸をして、漸く計に向き合えました。]
……ああ、奇遇だねェ、同じことを考えていた。 幸い床の滑りも取れてきた所だ、では……
いざ、尋常に勝負!!
[ちょうど奴の胸には、超えると宣言した仁右衛門がいる。 ならば……真剣勝負待ったなし、ですね?]
(121) 2016/01/18(Mon) 23時頃
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今日は桜も盛り、絶好の花見日和…… ここはひとつ、花見の仇討ちの「噺」をしようじゃないか。
[真っ直ぐ手芸部に扇子《カゼ》を構え、 立ったまま、「噺」の力を吹き込みます。]
悪戯好きの若い衆、花見の余興をとあれこれ考え、 本物そっくりの敵討ちの芝居をおっぱじめたんだが…… 芝居を終わらせる、いわゆる「ドッキリ看板」役が、 親戚の長話に捕まっちまって、なかなか到着しない。
「話は聞かせて貰った!!いざ、助太刀致すッ!!」
そうこうしているうちに、 あろうことか本物のお侍が助太刀に入っちまって、 やいのやいので大騒ぎになっちまうんだ。
[構えた扇子《カゼ》は、見る間に太刀に見立てられた。 切れ味こそ芝居の鈍さですが、刀そっくりの間合いです。]
(122) 2016/01/18(Mon) 23時頃
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