63 とある生徒会長の憂鬱
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あーあー。
ちゃんと聞こえてんのか?これ。
テステス〜テステス〜。
テレサテレス。
……あー。テス。テス。
本日は曇天なり。
主に僕の心が。
[暫くすれば、やがてロビンの声がイヤホンからしっかりと聴こえる。
全員、と言う訳では無いらしいが、果たして誰の声が返ってくるか]
全然面白くない。やり直し。
[声の正体が分かれば
昨日の腹いせをぶつけてやった。]
[ぷつん。誰かの音声がスクランブルに入ったようだ]
あ。はいっ!
聞こえます、聞こえますよー。
意外と綺麗に聞こえるみたいですねー。
[あっ。小さく聞こえた後]
え、えっと。
本日は、曇天です。
どうぞー。
[通信テスト、と言うことを思い返したようだ]
あん?ふざけんな。
[その声の主もすぐにわかった。]
あんたが仲間とか笑えんな。こりゃ楽しくなりそーだ。
まぁとりあえずよろしく。
うん?
あー、こちらメアリー。
きっこえますよーっと。
[聞こえてきた声に、てきとーな返事を返す]
……
[聞こえてきたどちらの声にも、むっとして。]
『お前に、俺の背中が任せられるか』
…まあ、よろしく。
[すごく小さい声で言った。]
めんどーだし
普通に戦うのは任せる
煙幕とか、変な匂いとか
まぁそんなのなら、出来るわ
校舎って……メアリーか
やだなあいつ……ノリノリだったんじゃないか?
[聴こえて来た声は二人とも女生徒の物]
あぁ、お前達仲間なのか。よろしく。
一応聞くけど、今何処に居る?
僕は剣道場で準備中。近くには勿論誰も居ない。
[ありきたりだが、簡単に所在確認だけしておこうと]
つっても、何すりゃいいのか分かんねーんですけどー?
適当に校舎内ぶらついてりゃいいんですかね。
もちろん調理室ですよぅ。
とりあえず、廊下出ようかなって思いますけどー。
その声はサイラスか?
期待してんぞ科学部。
[サイラスには嬉しそうに答え]
マーゴはうるせぇな。
俺は勝手にお前の背中を守るからな。
嫌とは言わせねぇ。
[マーゴには真面目に答えた。]
よろしくおねがいしますね。
皆様だけが頼りです…
[えぐ。小さく聞こえた]
あ、私は、体育館です。
もしかすると、チア部とか演劇部も来るかも…
[うーん、と唸り声は不安げに*]
作戦くらい立てておいた方が有利じゃないの?
ソフィアもメアリーも、一人の所を狙われたら直ぐにバッジ取られかねないだろう?
二人一組《ツーマンセル》で動くとか。
[尤も、これで好戦的な彼は、メアリーと同じく、適当に校舎をぶらつく腹積もりだったので、言えた義理でもないが]
あぁ、不味いな……
チア部も演劇部も仲間じゃなかったら、ソフィアが直ぐに脱落しそうだ。
一先ず、僕が体育館に行くよ。
それまでは何かあっても頑張れ。
[然程不安を解消させる様な口振りでも無かったが]
『キャーヤニクサンダイテー!!』
[ヤニクに黄色い声で返しつつ]
守れるもんなら守ってみなよ。
期待せずに待ってるわ。
[素直じゃなかった。]
作戦ねぇ…
そーゆーのは良く分かりませんけど、2人だと余る人出てきません?
それと…
おたまとフライパン、どっちのがいいですかね?
うわ超有り得る。
[自分はともかく、ソフィアの脱落は目に浮かぶようだった]
はいはいバカップルバカップル……
めんどくさいから
さっさと仕掛けて
寝る!
余る人は僕が成ろうとか考えていたけど?
勿論、僕も誰かと一緒に居た方が安全だけれども。
あぁ、オタマとフライパンなら、フライパンが一番良いんじゃないのか?
盾にも使えるから、メアリーも安全だろう?
僕は今の所竹刀だけど、剣道場に木刀くらいは用意してるし。
あぁ。マーゴは期待しないで待ってろ。
メアリーは強そうだよな。
武器がな…
まぁ早々に深追いすんなよ。
つか各人のスタート位置を考えるとマーゴが一番危険か?
合流した方が良いか?
また枕が欲しいようだね?
[嫌味と共に、寝ると宣言するサイラスに一言。
どうやら枕をぶつけ足りない様子。]
おい。俺らはカップルじゃねぇよ。
ひとまず俺もしばらく潜伏だ。
また連絡する。
[その言葉を残して再び部室を*物色した*]
ああ、防衛面を考えるって手もありましたか…
フライパンで本気で殴ったら、シャレんなんないかなって思ったんですが…
[ふむ…しばしの間思考する]
闇パジャマ、どこにいんの? 校舎?
武器なら調理室がベストだろ
合流がてら、調理室襲撃で
ついでに武器調達も出来るし
先手必勝
[聞こえてきた声に、おぉ聞こえたっ!と驚いて。]
こちらレティーシャ!
体育館にいまーす。
よろしくね!
[一先ず近くにいたソフィアが仲間の様なので息を吐いて。**]
なんかこう、コードネーム的なの、欲しくならない?
あぁ?レティーシャも仲間だったのか。
聴こえてるぞ。こちらロビン。
[どうやら、彼が体育館に駆けつける必要も今の所無い様子で、ほっと安堵の息]
コードネーム……?
そんな恥ずかしいの、どうつけるのさ。
僕がRでお前がLで。って?
[コードネームは恥ずかしい様子だが。
勝手につけられて仕舞えば逆らいも出来ないだろう]
そこは任せたよ、背中の守護者君。
[合流するかどうかという問いにはそう答え]
マーガレットは校舎にいます。
[名前を強調して、場所を報告してみたり。]
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