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[森に近い、村外れの粗末な小屋の中。月光を浴びながら、一人の女が糸を紡ぐ。
時に、銀色の光が注ぎ込む窓辺から――。
森から村へと続く小途を、慈しむように眺めながら]
あの人の生まれた村を静かに見守ってきたわ。
あの人の愛した村を、私も愛してきたわ。
でも――。
もし、村が悲しみのうちに滅びるようなら――。
どうすれば、いいと思う?
[誰ともなく問いかけて]
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あぁ、だから私に聞こうとしたんだね。
でも、どんなものをあげるつもりなの? 身につけるものっていっぱいあるよ?
指輪にー、ペンダントにー、イヤリングにー。 ブローチとかバレッタとか。
どんなもの作るかは、使う素材にもよるけどね。
[ヴェスの言葉は慣れたものなので、特に気にすることもなく。 ただヴェスの希望を聞いて、思いつくことを口にした。]
(4) 2010/07/03(Sat) 01時半頃
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[そんな事は起きないで――
そう、願いながらも。]
.
愛する人の死を告げられるのは、辛い、わ。
自分の命が天に召す神様の御手により、刈られるよりも辛いこと、よ。
魂が千切られるような、痛みと悲しみに晒される、の。
埋めきれない空白を、疵を、魂に深く残すの。
それを埋めることなんてできるものでは無いわ。
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うん、イリスによろしくねー。
[散歩して帰る、というサイラスには笑顔で手を振って見送り。]
あれ、ヴェス?
結局何が聞きたかったんだろう。
[話の途中で足早に立ち去るヴェスをきょとんとして見送ると、首を傾げたが。 いつものことだしなー、と気にしないことにした。]
(5) 2010/07/03(Sat) 01時半頃
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あの人が愛したこの村が悲しみにくれるのなら――。
あの人の愛したこの村の人々が、身近な人を、村の人を失い。
魂に喪失という残酷な疵を受けるのなら。
私の手でできる事を――。
し て、あげる――。
[例え、自らの手を赤く染めたとしても――
丸い銀の円盤を、静かに眺めながら心の奥で思って。]
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─ 村の通り ─
んー…もうじき日が暮れちゃうなぁ。
[紙袋を抱えて歩きながら、雑貨屋いこうかなーどうしようかなー、と考えているところで前を歩く人影に気付き。]
コリーンさん、お出かけ?
[紙袋を片手で抱え直すと笑顔で手を振り、傍に駆け寄った。]
(11) 2010/07/03(Sat) 02時頃
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あれ、イリスってばギリさんとこに居たんだ。 てゆーかセシ兄もいっしょだったの? なんかめずらしー組み合わせだね。
[そりゃ探しても見つからないわけだ、と一人で納得して。 他の面子も聞けばきょとんとしたものの、くん、とお酒の匂いに気付き。 酔ってる?とコリーンを見つめて首を傾げた]
コリーンさんお酒の匂いするよ? 一人で帰れる? 私でよければ一緒に送ってくよ?
(14) 2010/07/03(Sat) 02時頃
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あぁ、あのね。イリスのこと探してたの。 ラス兄が心配してたから、早く帰ってあげてって言おうと思って。
[さっきラス兄に会って、会えなかった旨は伝えたけれど。 不思議そうに見つめられて、その理由を話した。 ギリアンが驚いていたといわれると、きょとんとして。]
ギリさんでも驚くことあるんだね。ちょっと見たかったかも。
[大体のことは動じない人だと思っているから、こちらのほうが驚いた。 送っていこうかという申し出に大丈夫と返されると、そう?と首を傾げるも]
村はずれだからこそ心配なんじゃない。 途中で転んじゃったりしても人が通らなかったら助けてもらえないよ?
[そう言って眉を寄せるものの、無理についていくのも悪い気がしてそれ以上は食い下がることはなく。]
じゃあ、気をつけて帰ってね?あ、そうだ。また今度、お歌聞かせて。
[コリーンと別れる間際、そんなことをお願いして、笑顔で*手を振った。*]
(24) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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初めて目を覚ましたときにあったのは、
幸せそうな笑顔と自分の泣き声でした。
子どもの頭を撫ぜる親はどうしてあんなにも幸せそうなんでしょう。
もうこれ以上は無い、と思える平凡。
当たり前のことが当たり前にある奇跡。
理解したらもう失っているもの。
病気になった、と聞きました。
詳しいことは分かりません。
誰が病気になったのでしょうか。
パパとママじゃありませんように。
せめて私でありますように。
パパもママも隠れて出てきません。
必死に探し回るかくれんぼ。
外は雨が降っていました。
雨はいつも通りに音を奏でていました。
何度も呼びました。
パパ。
ママ。
隠れてないで出てきてよ。
私は自分を偽って、平気な笑顔を作っていました。
その日初めて、私は本当に、
パパとママの為に泣きました。
自分を騙すのをやめた途端、涙が溢れて止まりませんでした。
パパとママはびょういんで
なんにちも、苦しんだ末に逝ったのだそうです。
そんなの聞きたくなかった。
墓前に立つと涙が溢れます。
どうして苦しんで逝ってしまったんだろう。
どうして楽に逝けなかったんだろう。
何を責めたらいいかわからない。
パパとママがいない毎日が目まぐるしく過ぎていきます。
私はいつしかパパとママがいないことが当たり前になりました。
私は私だ。
いつしか、私は、この記憶を封じて生きてきました。
だけど今、鮮明に思い出せます。
ソフィア、と呼んで呉れた優しい声。
パパとママを蝕んだ病気。
最後に頭を撫でて貰った刻。
すべてはしあわせで
すべてはふしあわせな
おもいでです。
わたしに できることは
くるしまずに いかせてあげること。
こんなときなのに、不謹慎だけど
どうか、わらってください。**
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─ 回想・グロリアの屋敷 ─
本当?ありがとう、リア!
[リアと呼んでいい?というお願いに構わないといわれると、嬉しそうに微笑んで早速呼び。 そんなこと言われたのは初めて、と言われるときょとんとした。]
え、そうなの? でもリアって呼び方も可愛くない?
[そんなことを真面目な顔で聞いたりした。
おじーちゃんと自分のやり取りをくすくす笑う様子にはちょっと助けて?というような視線を送ったりしたかもしれない。]
─ 回想・了 ─
(153) 2010/07/03(Sat) 12時半頃
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─ 昨夜・自宅 ─
[コリーンと別れるとさすがに日はしっかり落ちかけていて。 これ以上の買い出しはやめた方がいいかな、と判断して帰宅し、買ってきたものを所定の位置にしまっているところで来客に気付いた。]
はいはーい、どちらさまー?
[出ると、自警団員が連れだってきていて。 どうしたの?と首を傾げるこちらに向かって告げられたのは>>#2の言葉。]
……へ?
[理解が追い付かず、間抜けな声をあげるこちらに構わず、街へ逃げれば治療法があるかもしれない、と告げられ。 だから荷物を早くまとめて馬車に乗るように、と言われるととたんにきっとにらむように自警団員を見た。]
私は、ここから動かない。 ここでなきゃ私は作れないんだから。
(180) 2010/07/03(Sat) 14時頃
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[急に調子が変わった様に自警団員は戸惑いを見せたがそれには構わず言葉を続けて]
死ぬことより、作れない方がよっぽど怖い。
私に出来るのは、作ることだけなんだから。
だから、私はここから出ていかない。
馬車は、乗らない。
帰って。
[そういうと自警団員を家から押し出して、戸にしっかりと鍵をかけた。]
(181) 2010/07/03(Sat) 14時頃
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[外からは自警団員のため息が聞こえただろうか。
けれど、それには構わずに工房へとまっすぐに向かって。]
もう─時間が、ないんだ。
いそがなきゃ。
[工房の奥の奥にある、小さな彫刻をとりだした。]
お義父さんの、やり残したことを。
私が、完成させるんだ。
(183) 2010/07/03(Sat) 14時頃
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[手にした彫刻には、男女の姿が彫り込まれていて。
女性の顔は、どこか彼女に似た顔立ちをしていた。
男性の顔はまだ彫られておらず。 義父が、最後の最期まで、彫り込むことができなかったそれは。
一体どんな顔を彫り込むのが正しいのだろう。
彼女はただ、黙って見つめるだけで、*答えは出てこないまま。*]
(187) 2010/07/03(Sat) 14時頃
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