人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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病人 エリアスは、メモを貼った。

laetitia 2012/05/04(Fri) 00時半頃


ヒュー、…

……大丈夫か?

[聖術をまともに受けた背後の男。
 その安否を気遣うように声を送ってみる]


 ああ、良くやった。
 上出来だぞ、おまえたち。

[褒め言葉を紡ぐ声音は、裏のない、
ごく素直で嬉しげなもの。]


 
  …どうやら。

[まだ目が眩んでよく見えないが、存在は消滅していないようだった。]


  おまえも?


[クラリッサの死んだ後、愉悦を感じることなど終生ないと思っていた。
 だが、今──]

  ……。

[彼らの声に、静かに微笑む。]


……ああ。
なんとかな。

[修道士の首筋に接吻ける直前、
 苦笑と共に言葉を送る]

………アンタも、…飲んだほうがいい。
今でなくても。

[その言葉は酷く平坦な、感情を伺わせぬもの]


………。

[主の気配をうかがうように、
 中空に目線を向ける]

………食事、したぜ。
たぶんちょっと残ってる。

な、……どうする?

[彼がムパムピスを眷属に変えたがっていたのは知っている。
 此の侭彼を食い尽くしてよいものなのかと、
 迷うように首を傾け]



……。

[上出来だ、という言葉に、
 痛みを感じたように唇を噛む。]
 
(……そんな風に褒められんのは、慣れてんだよ。)

[人殺しで褒章をもぎ取る。
 或いは、魔物の討伐で。

 ……寧ろそれが日常だった筈なのに。

 じくじくとした胸の痛みは何故なのだろう、と
 ぼんやりと、思う。

 ヒトとして残る記憶の所為か。
 ……男の言葉に、
 力の抜けるような安堵を感じた所為なのか ]




[どうする、と問われて考えたのは僅かな間。
良いことを思いついた、とばかりに頷く。]

 そうだな。
 おまえがやってみろ。

[修道士を眷属に変えろ、とごく簡単な調子で言う。]

 子供というのも、可愛いもんだぞ?

[喉の奥に零れる笑いは、ドナルド自身のことも揶揄している。
だがなにより、元の仲間に闇の眷属へ変えられた聖職者、
それを、見てみたくもあった。]



変える、……って。

[戸惑い、揺らいだ声。]

どうやってだよ……?
俺、そんな遣り方知らねえぞ。

[己の拙い知識では、
 レオナルドを蘇らせる事もできなかった。

 続く言葉に含まれた揶揄には、険を露にした答え]

……っ、要らねえよ、おれは。
ガキなんざ、作りたくもねえ…!




 おまえの血を、そいつの傷に注げ。
 気前よくな。
 傷がなけりゃ、作っちまえ。

[自身はそうしてきた。
他の眷属の中には違うことをしている者もいるが、
眷属にするという意識を持って血を与えるのは、同じだ。
いずれにせよ、相応しいやり方はいずれ本能が教えてくれる。]

 しばらくオレは忙しい。
 いいから適当にやっておけよ。

[噛みついてくる口調を笑いでいなしながら
ひらりと手を振る気配を送った。]



傷口から……。

[レオナルドの唇に塗りつけた時には、何も齎さなかった。
 遣り方が間違っていたのか、と瞬きし]

……また適当に、かよ。
何に忙しいんだかな。

[続く言葉にはため息をつき、声を打ち切る。
 ――酷く苛立っている自分に気づき、舌打ちした]



 辛くなったら、いつでも帰ってきていいぜ?

 ――― 魔物狩人に殺されんなよ。

[低い笑い声は、互いの姿が見えなくなっても響いていた。]


(――復讐じゃ、なかったのかよ)
(なら、なんで)

(なんで俺を)

[無意識に叩きつける。
 それは聞こえない声であったかもしれないが。

 ……男は、己の血を
 クレアに直接注いだわけではない。
 獲物の血が必要なことなどは知らなかった。]


(俺を――殺さなかったんだ)


[復讐だった。
儀式で、単なる食餌でもあった。

 娘を殺した相手を生かしてはおけない。
 殺すだけでは飽き足らない。


最初は、それだけだったのだ。]


[胸の軋むような叫びの気配()に耳を傾け、
薄い、笑みのようなものを浮かべる。

言葉としては、なにも口にしなかった。]


[男の気配に、吸い寄せられる様に意識が向く。
 伝わる薄い笑いの波動。
 ……頭の中を掻き混ぜられるような惑乱。

 ――自分への嫌悪感に、
 くらりと眩暈のように視界が回った。]


(領主様はとてもお優しい方よ)

[鈴の鳴るように涼やかな、彼女の声。
 微笑いかけてくれた。
 薔薇の花を摘んでくれた。
 綴られる幸福な思い出。
 
 今頃、クレアは、あの男に笑いかけているのか。
 
 ――あの男はクレアを見て、微笑っているのだろうか]



(―――愛してなど、いない。)
 
 


【人】 病人 エリアス

―― 大広間 ――

[甘い味が広がる。
とても芳しくて、甘くて、暖かい。

沈んでいた意識が徐々に浮上していく。
優しく導くような声に覚醒を促されて、ゆるりと瞼を上げた。]

 …クラリッサ……さま。

[ぼんやりとクラリッサを見つめる。
彼女を見ているととても安心する。
横たわっていた身体を起こし、クラリッサに深々と頭を下げた。]

 これからもお側にいる事をお許しください。

[記憶はあちこち欠損している。
それでも目の前にいるクラリッサが自分を救ってくれた事ははっきりと覚えていた。
これからは自分が彼女を護ろう。
そうひっそりと心の中で誓った。]

(104) laetitia 2012/05/05(Sat) 14時頃

【人】 病人 エリアス

[側にいる事を許してくれた。
とても嬉しい。
その気持ちを素直に出すように笑みを浮かべて、差し出された手にそっと自分の手を重ねて立ち上がり。]

 …主さまですか?

[小首を傾げてクラリッサを見遣り。
クラリッサが主と慕う相手なら、自分も尊敬の念を持って相手に接しよう。
乱れている後ろ髪を手で撫で付け、汚れている服を軽く払う。
主はどこだろう、と荒れた大広間をゆっくりと眺めた*]

(106) laetitia 2012/05/05(Sat) 14時半頃

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