人狼議事


217 【突発誰歓】幸福の壷【十二支騒動記】

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櫻子! 今日がお前の命日だ!


『何故寅が落ちておらぬのだ!!』

[しかと呪いは送ったのに。
何故、寅ではなく未が倒れている?

困惑せし黒蛇は、軈て憤りを顕にしていた。]


[神光は贈り物。
 手離せば。もう二度と手にすることはない光。

 壊した。壊れた。]

『……のう、同輩。』

[何かを差し出すように伸びた、手。]

『わかるか?』


[隠さず憤っておると、何かを差し出されたか
それを見た黒蛇は、暫し何か解らずにいたが、軈てそれが何か判ると愉快そうに顔を歪める。]

『壊れたのか あの忌々しい光が!
 吾等を煩わしてきた、あの光が!』

[此ほど愉快なことはない。……いや、まだある。]

『此の調子で総てを吾等の手に……!!』

[そう高らかに声をあげる。
己が何を求めているのかも忘れた、愚かで憐れな黒蛇。]


【人】 看板娘 櫻子

[じっと、辺りを観察する。
何か僅かな違和感を、見落とす事無く拾えるように。

>>99子はああいってくれたけれど、子の力が本物なれば、子に牙が向かない可能性は幾許か。
牙から守る力が有ればよかったのに。

幾ら何を欲したところで、何の力も無い。
せめて、目障りだと、そう思われる事が出来たなら、
誰かの身代わりになれるのに。

本当は、最初に自分をと名乗り出ようとしたのは、己だった。
だって、何の役にも立たないもの。
けれど、戌が身代わりになった、
ならば己も誰かの盾に――…]

(9) 2015/02/17(Tue) 01時半頃

【人】 看板娘 櫻子

――――ギャンッ!!!

[二人が倒れると同時、響く言葉にならぬ、獣の悲鳴。
胸を抑えて、その場に崩れ落ちるよう膝を付き、蹲る。
痛い、痛い、苦しい…、息が、出来ない。

一瞬で眠ってしまえると、そう思っていた。

守る相手もいない、失うものは、知恵も力も無い、
役立たずなこの身一つ。
それならば、己が盾に、己が犠牲に、と。

その気持ちは決して軽くはなかったのに、
こんなにも早々に後悔するとは思わなかった]

(10) 2015/02/17(Tue) 01時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[己の意思では未だ操れぬ風が、暴れて、辺りに渦を巻く。
けれどそれは誰を傷付けるでも無い、
ただ誰も己に近づけぬ様、守る壁と成る。

痛む胸を呼吸の侭ならない喉を掻き毟り、零した嗚咽交じりの悲鳴は、風の音がかき消した。
意識を失い、人の姿を保てなくなるまで、
誰に手を伸ばす事も無く、独り苦しんで
小さな仔虎がぐったりと倒れ込めば、
暴れた風も弛み、自然と鎮まって行き――]

(12) 2015/02/17(Tue) 01時半頃

[好きに選べと、黒亥は牙を収めていた。
 憤る声。愉快げに歪む気。高まる血気。

 伸ばした手を更に寄せて、口を塞がんと。]

『……ほう』
『この舌は、呪いを寅に向けたのか。』


【人】 看板娘 櫻子

[傷は己の爪がつけたそれだけだ。
身に余る鋭い獣の爪が、柔い肌を抉っただけ。

視得ぬ牙は酉同様に、この身を傷つける事無く眠らせる筈だったのだろう。
>>16午に呼ばれる名に、遠ざかっていた意識が還る。
やめて、いいの、これでいい…]

ぁ、…ぁにさま、い、ぃの、このままで…
だめ、からだが、ねむって…しまう、から――…

[視得ぬ牙が穿った痛みとは、違う
己の爪で身体に刻んだ痛みが、己を身体に引き留める。
けれど、長くは持たないだろう…

…――残る時間で、果たして何ができるだろう?]

(18) 2015/02/17(Tue) 02時頃

『応 だのに彼の小娘は眠らなんだ……!』

[伸ばされてくる手は拒まず、思い出した黒蛇は再び憤りを顕にする。]

『何故こうも上手くいかぬ……!』


『憤りは糧よ。怒りは活力よ。』
『なれど、1度 鎮まれ―――同輩。』

[夏日。綴らず想ったひとつの名。
 赤い舌を隠すように、口を覆い塞ぎ。]

『そう、あれも枷よ。同じく封じられた我らへの枷。』
『見よ。あの傷を。己で振るった傷を。』

『眠りに落ちるまで、意識を奪うまで、長くはあるまい。』

[だから、鎮まれと。水の気を触れた箇所から寄せる。]


『銅も、銀も……』
『よくやっているではないか。』

[同輩の名を4字、ゆっくりと吐き出し。]

『それで、同輩よ。卯の者への礼とやらは、早く済ませないのか?』

[傍に、庇うように、立つのを見遣り。
 銀の声に口を閉ざした。**]


[水の気を送られ、名を与えられれば、激昂していた己の気は鎮まる
巳の男と同じ意味の名。]

『……だが、銀は些か彼の者を眠らすのが遅かったわ』

[礼をやらぬのかと問われれば、忌々しそうに舌を打つ。]

『礼をしても、最早意味はない
 卯に手出しをすれば、巳は吾の意から落ちる
 卯の後を追うような“呪”が、巳に掛かっておるわ』

[男が持つ矜持に引かれたのか、其とも他の物に引かれたのか。
良くも悪くも、この男は色々な物を引き過ぎる。
他は此を“絆”と呼ぶのであろうが、黒蛇にとっては“呪”と変わりなく。]


【人】 看板娘 櫻子

[巳に食って掛かった理由は、彼への違和感だけじゃない。
だって、きっと、あにさまも、手を伸ばせない気がしたから。

助けて、なんて、言えない。
縋る手を、伸ばす事なんて、出来ない。
自分と同じ、そんな気がしたから。

彼に重ねた己を、助けたかっただけ。
あにさまは、大人で、強いから、平気なのかもしれない。
けれど彼に重なる己に、大丈夫だと、言ってやりたかった。
…言って欲しかった]

(41) 2015/02/17(Tue) 15時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[助けてなんて、言えない。
本当に助けたい誰かを助ける邪魔になってしまったら、櫻を如何思うかしら?
それ以前に、もしかしたら、誰も――…
考えるのが、こわい。

手を伸ばす事なんて、出来ない。
こんな両手じゃ、みんな、みんな、傷つけてしまう]

(42) 2015/02/17(Tue) 15時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[>>19亥の声が耳に届く。

そうよ、櫻が辛いの。
皆が幸せに溢れてないと、櫻が辛いの。
だって、みんなが幸せに溢れていないと…
(櫻の所まで、お零れが来ないじゃない)

嗚呼、違う、だめ。
『良い子の櫻』の仮面が剥がれてしまう。
猫を被り続けないと…
あと少し、もう少しだけ――…]

(43) 2015/02/17(Tue) 15時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[無理矢理深い呼吸を継いで、呼吸を整えて、
身の内で暴れる邪鬼の放った気を抑え込む。

人の形を思い出す。獣の姿じゃ、届かないから。
半端な姿だったかもしれない、けれど手だけは、爪を隠した
誰にも害為すことない、華奢な手に、化けて]

だ、いじょう、ぶ、
…だいじょうぶよ、助けてあげるから。

[>>34傍近くへ来た巳の頬へ、手を伸ばす。
己の血に汚れてしまったその手が彼に届いたか如何か…
傷付けないように、そっと、撫でたかったのだけれど]

(44) 2015/02/17(Tue) 15時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[>>32耳に届く子の言葉に、子へと視線を向けて微かに微笑む。
辛い役目を、果たしてくれた。
「ありがとう」
声にならぬ言葉を残して、再びぐたりと、獣の姿に戻った。
どうか、おねがい、助けてあげて

おねがい、
       ……助けて――…**]

(45) 2015/02/17(Tue) 15時半頃

『いま、なんと……?』

[追う? 後を?
 沈黙。静寂。

 笑おうとした口は、ただ開いて
 ――閉じた。]

『礼をしておらぬ心残りは、執着とは別ではないか……』

『そう、か。』



『後を、追うのか。』


[置いていくのか。奪われるのか。


 …―――喪失。]

『………のぅ、同輩?』

[卯に気を向けるとしたら、黒亥のみ。
 彼女に何かを向けるものなど居ないのだろうから。

 奪われる前に、全てを、意識すらも奪えば良いのか。]


『執着とは別? では何だというのだ』

[嗚呼、鬱陶しい忌々しい厭らしい気味が悪い気持ち悪い!!!]

『後を追う? ふざけるな! やっと手にした身体だぞ?!
 まだ報復も何も終えておらぬ!!』

[だのにまた封じられるのか……?]


[力の限り叫び、気をある程度落ち着かせた後黒亥の呼び掛けに応じる]

『……何か?』


『夏日。』

[2度目の呼び掛け。
 やけに胸を焦がす気がした。]

『心残りが、呪を堅牢にしているかと思ったのだがな。』
『……違うようだ。』

[身を寄せて、何度も身体を牙を擦り付ける。
 神光のように見えるものであれば、或いは断ち切れたのではないか、強引に引き剥がせたのではないかと思えども。]


『では何だというのだ?!』

[擦り付けられる牙を身に受けながら問う。
何故後を追わねばならぬ。理解ができぬ気が知れぬ訳がわからぬ。
ただ解るのは、己の傀儡とするには此の男は不向きだったという、認められぬ実のみ。]



『執着でないなら恋か? 愛とでもいうか?!』

[解らぬ解らぬ解らぬ。
だが、もしそうならば……――]

『己の手で呪を掛けさせるのも、一興だよなぁ?!』

[愛した者を己のせいで呪が掛かるとなれば、些かこの気分も晴れようか。]


『嗚呼憎ましい憎ましい疎ましい……』

[憎くて憎くてかなわない。涙さえ湧いてくる。]

『……』

[色々と思えば消え、言葉にならず。
やっと出てきた言葉は]

『……ごめんなさい』

[同輩……辰星……と名を綴ってみる]


[ごめんなさいごめんなさい
一人にしてごめんなさい
約束破ってごめんなさい
冷静になれなくてごめんなさい]


[鎮まれ――と、水気が届かぬのは、黒亥が何処か諦めにも似たものを感じてしまったからなのかも知れない。

 鱗と鱗の間。
 捩じ込めば―――奪えるのに。


 「我等」と括る同胞の憤りの声を聴いていれば、突き立てる選択も揺らぐ。]


[冷酷非情。そう呼ばれていた時は何処にいった?]

『恋も愛も、それこそ狂い。』

[其れを選ぶか――と。
 表に出た気配に顔を上げる。]


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