人狼議事


298 終わらない僕らの夏休み!

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サミュエル! 今日がお前の命日だ!


[そのくせ、あたしは思っている。

そっけなく断られるかもしれなくても
お祭りに誘ってみればよかった。
なつやすみがおわるまえにと
おもってたのに……

まるで『秋山先輩が死んでいない』前提で。]


― 八月の回想(3) ―

[病院から帰ることになった。帰りは気持ちが悪くなっていて、後部座席で横になって頭を亀みたいにまるめて吐き気を我慢していた。車が揺れていた。頭がいたかった。

橋のはじまり、段差があって揺れたはず。だから、それかなとあたしはおもった。
頭が揺れている。痛かった。

『死んだらどうしよう』なんて思いは、死んでみれば間抜けなだけだった。

あたしの死に悪役なんかいない。病気ですら違う。
恥ずかしいあたしの、恥ずかしい死というだけだ。

願い川を車が横切った。]


[そっけなく断られるかもしれなくても
秋山先輩を誘ってみればよかった。
なつやすみがおわるまえにとおもってたのに……

あたしは友達と交わしたメッセージのことを考えていた。

夏休みが半分すぎていた。あとはどこか遊びにいくとして、たとえば映画、たとえば買い物でも、なんでもいい。
『――そういえば、今年の夏休みの最後は神社の祭がやってるよ』と教えてもらっていた。

いつまでたっても想いを伝えられないあたしは、みんなに「今年の夏休みはがんばろ」と応援してもらっていた。


こんなに突然だと、思わない。
あたしだって、みんなだって。**]


─ ループ2回目・夜 ─

嗚呼……あれを見ちゃったのは偶然だったんだよ
本当に、本当に、わざとじゃなかったの───

[赤く揺らめく炎が近付いて来る。
夜の闇の中でぐつぐつと煮えたぎるように泡立ち、弾けては溶け落ちる体液とも火炎とも付かないそれを滴らせながら、焼け爛れた貌を晒した女は根岸のほんの数歩前へと歩みを進めた。

帰途へと付いた彼が通りかかった、太い幹線道路から続く道の端。
チカチカと瞬く電灯のほんの手前。
黒く焼け爛れた肉の間から燻る炎を揺らめかせているのが辛うじて丸い灯りに照らされていたが、そんなものに頼らずとも絶え間なく灼かれ続ける女はその身に纏った焔で煌々と浮かび上がっている。]


[───もし彼が従兄に誘われるままに皆と興じたのであれば、色とりどりの火花を散らしていた手持ち花火を持つその指先が感じた幾倍もの熱が噴きつけて来るのを感じただろう。
例えその経験が無くとも、炙られる熱に肌がチリチリと灼ける痛みが徐々に全身を覆って行く事に違いはない]

君は、死んでいない、って
大切な人が、あの子にそれを教えてくれたんだ、って お話しているのを、

[ごぼりと女の唇から赤く溶け出した何かが零れた、かと思えば火花のように飛び散る。
身の内も外も、ただひたすらに焼かれ続けているのだ。

一度もこちらをまともに見た事がない彼が、もし、焼き付けて憶えてくれるとしたらこんな醜い姿なのだとこみあげる感情が笑みを浮かばせる
煮え立つような、沸き立つような酷く耳障りな笑みを漏らしながら、女はひたりともう一歩、踏み出した]


嗚呼……、───おやすみなさい、

[くつりくつりと溢れ出る笑みに混じって漏れた溜息は酷く哀し気だった。
女の爛れて崩れ落ちそうな眼窩からはぼとりとどす黒い何かが零れ落ちたが、それは血のようにも涙のようにも見えた。
女は燻るように笑って、女は両の腕を広げた。

『根岸くん』

彼の名は、会話の中から何とか把握した。
せめても最後に呼びたかった。はなむけになど、なりようもないのに。

ゴウ、と足元から沸き上がる焔が根岸の体を包んで行く。
ぐつぐつと煮え立つ音がする。 意識は光に焼けて、そして空白が残った  **]


─ ??─

[ぐらりぐらりと揺れる足取りで町中を歩いている。

太い車道に背を向けてしまえば、所々に置かれた街灯の他に目立つ灯りもない。
盛んに鳴きかわす蛙達の合唱が響く星空に黒々とした夏呼山の稜線が斜めに遮っているのがくっきりと見える程だ。

炎に包まれた根岸がどんな存在になったのか。
自分や『あれ』と同じものになったのか、ただ意志を奪っただけなのか、
この町から排除したと言う事になるのか、正直な所自分にはわからなかった。
翌朝になれば秋山と同じように根岸はいつもと同じような顔で現れるのかもしれない。
繰り返しの記憶のない、9月1日をただ同じように生きる存在として。

そしてそれを確認するのは、きっと彼と親しい者達なのだろう。]


[そんな資格はない筈なのに込み上げる嗚咽を堪えられなかった。

灼かれ続ける痛みに酔うたかのように、燻り続ける熱に煽られるように喜悦と嘲笑に淀んでいた意識は、胸に芽生えた望みを自覚してからこっち、本来の気弱で拠り所を求めるそれに立ち戻りつつある。

どうしようもなく歪み切っている癖に、正気でしかいられないのだ。
我欲を燃やすばかりの化物でしかないのに。重い足を引きずるようにして、歩く。

ぽたり。ぽたり。

炎の雫がその歩みに沿って零れて行く。

───げこ、げこと町の名を呼ぶような鳴き声達に見送られながら *]


― ?? ―

[蛙が鳴いている。
姿は見えないが、鳴き声が鳴き声を呼ぶようにしている。
一瞬、昼の暑さを忘れた涼しい9月の風が道端の雑草を撫でていった。

あたしは、公園にもいない。家にもいない。
学校にもいない。神社にもいない。

あたしは、むこうの道に点々とこぼれている
橙色のひかりのつぶをながめていた。
本物の火ではないそれは、
地面を焦がすこともなければ燃え広がることもない。
暗い夜にてんてんと続く火の先で
燻って揺れている泣き声をきいていた。]


 蠕梧t縺励※繧九?

[黒いぶよぶよの影のあたしは上手く喋れずにいた。*]


【人】 師範棋士 千早

──4度目の9月1日──

[ ベッドサイドに投げ置いていたスマホに、
 うつぶせのまんま手だけを伸ばした。

 画面を数度タップすれば、
 日時表示が浮かび上がって、]

 ……──9月1日。

[ 薄々分かっていたその日付を読み上げる。

 再び、ぼすんと枕に顔をうずめて、
 さあ、ねえ。今日はどうしましょうか。

 昨日も終わるころに聞いた知らせが、
 ぐるぐると頭を渦巻いて離れない。]
 

(17) 2019/09/06(Fri) 15時半頃

【人】 師範棋士 千早


 『 3年生の秋山さんって人が川で──、』
 

(18) 2019/09/06(Fri) 15時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ 帰宅して、弟と呑気にアイスを食べてたら、
 電話を置いた母が放った言葉であった。

 えっ。と短く声を漏らして、
 咄嗟にスマホを見て──、それだけ。

 秋山先輩の連絡先なんて知らないし、
 澪先輩に送る言葉も浮かばなくって、

 千早は結局、
 いつも通りに1日を終えた。]
 

(19) 2019/09/06(Fri) 15時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ その夜ばかりは、千早は、
 明日こそ9月2日になりますように。
 なんて、素直に祈る気にもなれなかった。

 というかそもそも、
 そんなこと本心から願っていたかな。

 夏休みが終わるのは怖かった。
 だって、叶う恋なんかじゃないもの。]
 

(20) 2019/09/06(Fri) 15時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ けれど、千早にとってのあの人は、
 この9月1日の物語には登場しません。]
 

(21) 2019/09/06(Fri) 15時半頃

【人】 師範棋士 千早


 ……終わりなんてあるのかなあ。

[ この9月1日に。

 或いは、昨日出口先輩が言ったように、
 何かトリガーがあったりするんだろうか。

 忘れ物。なんて言ったって、
 試合をやり直すことはできないし、
 告白をなかったことにもできないし。

 ループを終わらせるための鍵。
 ぼんやりとそのことについて考えながら、
 千早は今日も制服に袖を通す。

 もしも秋山先輩みたいに、
 このことを全部忘れちゃうときが来たら、
 その9月1日の千早は制服を着るのをやめるんだろか。]
 

(22) 2019/09/06(Fri) 15時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ 朝食をしっかり食べて、
 身支度を整えて今日も家を出る。

 誰かこのことを知っている人。
 塾の先輩たちとかに会えればって考えて。*]
 

(23) 2019/09/06(Fri) 15時半頃

[秋山の死を防ごうとする試みには特に異を唱える必要も無い。
彼が死のうと生きようと、町は二十四時と共に時を遡らせるのだ。
秋山翔と言う一つの個は既に町と言う全に絡め取られており、分離は不可能のように思えた。

少なくともあの濁った水音を立てる何かの領分だと思えば不都合にはアレが対処するのではとの酷く醒めた思いでいる。否、意識してそうであろうとした。

昨夜己の腕の中で燃やし尽くし、奪ったもの以上を抱え込むのはまだ難しい。
できない。

炎に炙られる青年の拒絶に満ちたまなざしの奥にいっぱいに映った醜く焼け爛れた己の顔が────]


[ぷつん、と切断するようにして思考を閉じた。
瞬きと共に我に返る。

こんな風に思い出して続けていれば飲まれるのは私の方だ。
いっそ飲まれてしまった方が何も思い悩まずにいられるのだろうけれど]


師範棋士 千早は、メモを貼った。

2019/09/06(Fri) 19時頃


【人】 師範棋士 千早

──神社──

[ 結局、ループしている自覚があっても、
 毎日同じような行動ばかりとっている。

 そんなことを思いながらも、
 千早は今日もお祭り会場へと赴いた。

 そこに行きさえすれば、
 誰かしらには会えるだろうと思って、
 ……思っていたのだけれど、]
 

(43) 2019/09/06(Fri) 20時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ 千早はふと進行方向に、
 見覚えのある後ろ姿を見つけて駆け寄る。

 なんてことはない。
 やっぱりみんなここにいるんだな。なんて、
 秋山先輩を救う計画も知らずに、
 納得さえして、声をかけたのだ。]

 鹿崎先輩、……って。
 もう食べてるんですか?
 しかも串焼きって──、

[ お祭りっぽくないとつっこもうとしたら、
 鹿崎先輩は串焼きは定番みたいに言う>>0:85けど、
 千早はそれには同意できないと首を振った。

 ……いや、そんなことはどうでもよくって。]
 

(44) 2019/09/06(Fri) 20時半頃

【人】 師範棋士 千早


 そんなことより、鹿崎先輩も聞きました?
 秋山先輩の話──ほら昨日、川のほうに行ったとき、
 騒がしかったじゃないですか。そのせいらしくて。

 私、今回の1日で秋山先輩がどうなってるか、
 気になってるんですけど────、

[ 一気にまくしたてた千早に、
 鹿崎先輩はただ怪訝そうな顔をする。

 曰く、昨日川になんて行っていない。
 そもそも、今回の1日って何を言って──、]
 

(45) 2019/09/06(Fri) 20時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ そこまで聞いてようやく、
 千早は何が起こったかを理解する。

 それから、ループしてる俺を見かけたら。
 なーんて、千早だけが覚えてる昨日の、
 会話のほんの一幕>>2:241を思い出して、

 それで…………、]
 

(46) 2019/09/06(Fri) 20時半頃

【人】 師範棋士 千早


 明加先輩、今日はお祭り来ますかねえ。

[ 昨日、つまり3度目の9月1日は、
 見かけなかった気がするんだよなあって。

 千早はなんとなく周囲を見回したけれど、
 やっぱりその姿は見当たらなくって、

 それから、鹿崎先輩が、
 驚いたんだかなんなんだか、
 結構面白い反応をするので、千早は笑った。

 誰かに知らせなくちゃなって思いながら。]
 

(47) 2019/09/06(Fri) 20時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ 結局、共通の知り合いも然程思いつかず、
 千早は、塾で手に入れた連絡先から、
 澪先輩と根岸先輩に同じように、

 『 鹿崎先輩、忘れちゃったみたいです 』って、
 それだけ、メッセージを入れたんだけれど。

 まさか輪を外れた人がもう一人だなんて、
 そのときの千早は知らないまんま。*]
 

(48) 2019/09/06(Fri) 20時半頃

[水着や所持品、それとメモの為に筆記用具…と机を探せば、
良くわからないキャラクターの絵が描かれたノートやメモ帳などが未使用のままたくさんある。

使いきれずに無駄にしてしまっていたそれらを鼻を鳴らして笑った。自嘲しながら会堂が送って来る連絡の続きを流し読み、あの9月1日を破綻させるための同盟に集った学生たちの顔を思い浮かべる。

『根岸』

会堂のIDが言葉を吐き出す中にその文字列を見付けてしまった。
ぞわりと背筋を掛けるおぞ気と共に思い浮かぶ熱と、そして肉の焼ける感触と、それから、
嗚呼……もう、あれから何度反芻したら気が済むのかと執拗に繰り返される暴虐の光景を振り払うように頭を振った。]


師範棋士 千早は、メモを貼った。

2019/09/06(Fri) 20時半頃


少し落とした視線の先、鞄に先程詰め込んだ小さなノートの一つに目が留まる。
ピンク色の少し丸っこいクマのキャラクターは、鹿崎に送り続けているスタンプのそれと同じで。

その愛らしいもこもこにほんの僅か胸が和らいだ。
会堂もああ言っている事だから、彼にも連絡を取っておかなければ───少し震える指で鹿崎のIDを表示して]

『けんちゃんおはよう!』
『今日皆でプールで遊ぶ事になったの』
『けんちゃんも一緒にどう?』

[そしてクマのスタンプを一つ。

すぐには反応は無いだろうと閉じかけたスマホが震えて着信を告げる
が、そのIDから帰って来た答えは]


『 は 誰だよ 』


え、………っ、

[息を呑んで、これまで見た事もないそのそっけない返信を見つめた]

『けんちゃん?』

[もう一度呼びかける。
雛子だよ、ともつれる指で書き込もうとしたが、それを送信する前に悪戯かもしくは何らかのスパムだとでも思われたのか、既にIDはブロックされていた]

っ……──え、え、……え、どうして、けんちゃん、だって、

[私何もしていない。昨夜、あのもう一つの何かが動いた気配も感じられなかった。
感じ取れなかっただけ、だろうか?
ただただ静かな夜だった。
ただただ静かに、一人の男の子の明日を奪った。
自分だけが、あんな残忍な行為に及んだ夜だった。]


やだ、やだよ、やだ……

[かたかたと震える手で縋るようにもう一度アプリを開く]

『雛子先輩怖くないっスよ!』
『めっちゃカワイイ』

[ブロックされた所為だろうか、確かに受け取った筈の言葉はどこにも無かった。
迸った悲鳴を噛み殺す。両掌の下で喉が焼き切れるようだ。]


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