5 おんがくのくにのふしぎなおはなし
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[───ズキズキと、頭が痛んだ。予兆はそれだけだった───]
(かみさま。かみさま。とうさま。……ヨアヒムさま)
[ぼろぼろのぬいぐるみであった自分に命を吹き込んだ、神にも等しいヨアヒムを思い、祈った]
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――北の門――
さぁて、さて。 強い心が音楽を解放する、ねぇ……。 まぁ、俺っちはおまけみたいなもんだしなぁ。
それに、音楽のことは分からんし――
[難しいことは殿下や姐さんたちにおまかせだ――と、鼠の従者の言葉>>#0を他人事のように聞く。 そうして両手を頭の後ろに組んで、皆の後について歩き出す]
……ホリーやオスカーたちは、ちゃあんと働いてるかねぇ。
[子烏たちはきちんと宝物を磨いてくれるだろうか、気になったのはそんなこと]
(19) 2010/03/21(Sun) 13時半頃
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……あぁ、そうだ、そうだ。 道具屋の兄さん、俺っちから煩くは言いたかぁないがね、さっきのこともあるしなぁ。
[ちらっと猫の王子を視線で示しながら、あまり懲りてなさそうな道具屋の青年に話し掛ける] まぁ、あれだ。あんま、やりすぎないように頼むよ。……いや、本当にさぁ。
[軍馬の騎士が傍にいるので、何とも回りくどい言い方になってしまう]
(21) 2010/03/21(Sun) 13時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2010/03/21(Sun) 14時頃
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……まぁ、そういうことだぁね。
[>>25 ウインクをする道具屋の青年に応える。 できれば、旅の間くらいは商いを控えてほしいと思わないでもない。 だが、それは彼にしてみれば『呼吸をするな』レベルの難題かもなぁ、とか考えていれば猫の王子の言葉>>22が聞こえて]
やぁれ、やれ。 勘弁して下さいよう……。
[心底情けない表情になり、尾羽がだらりと垂れる]
(30) 2010/03/21(Sun) 14時半頃
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そうだなぁ、殿下があんなおっかな……威厳のあるお方だとは思わなかったねぇ。 俺っちは下っ端だし、普段は宝物庫に篭ってるから、王族の方とはまずお会いすることはないしなぁ。……そういう意味では気楽だぁね。 まぁ、俺っちなんかよりピッパの姐さんの方が気苦労が多そうだよなぁ……。
[>>25 近付いてきて愚痴を零す道具屋に、小声で返す]
(31) 2010/03/21(Sun) 14時半頃
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>>28
確かに姐さんは強そうだぁね。 あんな別嬪さんが俺っちたちなんかより、よっぽど腕が立つってんだからぁ、驚くよなぁ。
[豹の騎士のしなやかな動きを感心したように見て]
お酌かぁ……。 姐さんについでもらったら、酒もさぞかし美味いんだろうねぇ。 [道具屋にしみじみと頷く]
(34) 2010/03/21(Sun) 14時半頃
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ヨアヒム様は、や、約束してくれた
知恵のつく実を、食べさせてくれると
こ、これで、おれ、もう、誰にも馬鹿にされない
砂時計、奪わないと。
[視線は先頭を歩くサイモンに]
うん。かみさまは。ヨアヒム様はきっと見ていてくれる……。
[心の中で小さく呟いた]
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[猫の道化の独白>>41が耳に入れば]
想いの内容ねぇ……。 何かを必要とする理由に高貴も何もないと思うけどなぁ。
[蝙蝠の娘の言葉>>1:79を思い出し] 音楽ってのは喜びも怒りも哀しみも楽しみも、全部あるって。 とても欲張りで、大きくて素敵だって聞いたさぁ。 本当に音楽の野郎の器がそんだけでかいってんなら、それを求める動機が執着だろうが高貴な想いだろうが、向こうさんは気にしないと思うがねぇ。 ……それとも、音楽ってぇのは人を選ぶのかい?
(48) 2010/03/21(Sun) 17時頃
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理髪師 ザックは、まぁ、俺っちには縁がなさそうだけどさぁ、と笑った。
2010/03/21(Sun) 17時頃
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>>52 ……まあ、ねぇ。 見えも触れもしないんじゃあ、不安にもなるわなぁ。
[そう言って指輪と対になったネックレスの宝石を弄び、考える]
そう言やぁ、鼠の従者さんは "音楽の破片" ってのを持ってるんだろ? それを見せてもらえば鈴の兄さんも音楽が何なのか思い出せて、不安もなくなるんじゃあないのかい。 [音楽を知らない烏の男は、どこまでも即物的な考え方]
(55) 2010/03/21(Sun) 17時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2010/03/21(Sun) 17時半頃
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……盗人にも三分の理ってぇわけかい。 [>>63>>66 同情的な述懐を耳にして、烏の男は猫の王子同様に眉を顰める。宝番としては、盗みを働くような魔法使いに同情することはできない]
……にしたって、音楽ってのはたくさんあるんだろ? 全部独り占めにした挙句に、他人に迷惑を掛けるってぇのはいただけないねぇ。
(74) 2010/03/21(Sun) 19時頃
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[──声が。女と男の声が雑音のように聞こえるなか、はっきりとヨアヒムの声が聞こえた──]
そうすれば、ぼくの願いは叶うのかい。
[肯定の声が聞こえる。]
それならば、言う事を聞こう。
[頷いた途端、女と男の声がクリアに聞こえるようになった。]
#1
[目を伏せがちに、サイモンの荷物を盗み見る]
あれだ、あの砂時計を持って、ヨアヒム様の塔に行けば……
願いがかなう
そう、願いが叶う。
[同行者への裏切りと引き換えに。]
こんな厭な事は、早いとこ済ませてしまおう。
今は、みんなの視線があるから、む、難しいな……。
あのネズミさんが一人っきりになるとき、狙わなきゃ、な。
お、王子様、ご、御一行なんだ。
ま、まさか、庶民と同じところで雑魚寝は、な、ないと思うし、チャンスは、そ、そのとき、か?
そうだねえ。いずれ来るチャンスを逃がさないように気をつけよう。
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[砂時計が微かに奏でる音>>#1を聞き、猫の道化と翡翠の若者の呟きに]
ふぅん、これが音楽ってぇやつかい。 つやつや? さらさら? ……違うなぁ。 ……どう、表現すりゃあいいのかねぇ。
[不思議そうな顔で呟いた]
(90) 2010/03/21(Sun) 20時頃
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理髪師 ザックは、ピッパの言葉>>87が聞こえれば、うんうんと頷く。
2010/03/21(Sun) 20時頃
[音楽を求めるサイラスの姿にため息をつく]
ヨアヒム様も、ああいう感じで音楽を、か、か、かつ、ぼー?、し、しているのか、な
音楽を取り戻しても、ぼくが取り戻したい音楽が戻らないのだ。
かわいそう。
[を見て目を伏せる]
音楽は人の心を乱すんだね。早く安らかに、静かな眠りを。
[再び、「かみさま」に祈る。聞こえてくる声]
そ、そうなんだな。お、おれにも、関係が、ない、話だ。
最後の音楽を持って、ヨアヒム様のところに行ければ、、
それで願いがかなう
あとに、のこされたひとが、どうするかなんて……
しった、こっちゃ、な、……
[言い切れぬ弱さ]
うん、うん。仲間がいて。協力するんだ。
……嬉しいな。
[ヨアヒムから届けられた意思に、思わず微笑む]
よろしくね。
そう、ギリアンとレティだっけか、と利害は一致している。
協力できる間はよろしく。
できないときが来るかもしれないんだ。
[くすくすと笑った]
うん、よろしく。
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できること、ねぇ。
[豹の騎士と熊の大男の会話>>76>>92を聞いて]
なぁ、カワセミの兄さん。 あんた、飛ぶのに自信はあるかい?
[不安そうな翡翠の若者>>107の肩に腕を回し、真面目な顔で囁きかける]
(108) 2010/03/21(Sun) 21時頃
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……鶯の爺さんが言うように、この先、ヨアヒムとかいうやつの妨害があるかもだろ。 地図が役に立たない、先の様子が分からないってぇときに、斥候が務まりそうなのは、まともに空を飛べる俺っちたちだけだ。
[老鶯や片羽の白鳥を視線で示し、蝙蝠の娘を見て、な? と同意を求める] まぁ、あんまり不安なそうな顔をするない。 もし、妨害されたらその時さ。……どんと構えて、できることをすりゃあいいのさぁ。
[そう言って、にかりと笑いかけた]
(110) 2010/03/21(Sun) 21時頃
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ヨアヒム次第だねえ。つっ──
[──様をつけないのを咎めるように頭痛がしたが、気にせず──]
──誰か一人の願いしか叶えない、とか言いだしたら、その時は。
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