人狼議事


75 サプリカント王国の双子

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――お慕い申しておりました。

[心中呟いた言葉はそれだけ。
 後は、締まるような想いに消えた。]


【人】 本屋 ベネット

― 城・裏口 ―

[12時の鐘が、鳴る。
バルコニーの方ではそろそろ王女が姿を現した頃だろう。
一方ベネットは。]

『このバカもんが!
 こんな大事な日に一体何処をほっつき歩いとったんだ!』

[庭師の長に大目玉を食らっていた。
事情が事情なだけに、弁解する事も出来ずただひたすらに小言を受け平謝り。
大通りから一緒に荷物を運んでくれた馴染みの業者が長を宥めてくれた事で、ほんのちょっぴりだけ怒られる時間が短くなったとか。]

ありがと、バーナバス。
おかげで助かったよ、いろんな意味で…。

[こってりと怒られてから、恩人へ礼を言う。
バーナバスと呼ばれた男は、礼より現品のがいいねなどと冗談を飛ばしながら愛車を駆り、次の仕事へと向かった。]

(6) 2012/01/09(Mon) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

……そういえば、あの人は間に合ったかな。

[花壇の手入れをしながら思い返すのは、園芸店で出会った青年。
自分のせいで遅れたりしていなければいいなと思いつつ”お願い”も守ってくれればいいなと思っていた。
客人に荷物を運ばせたなんて知れたら、明日から路頭に迷うかもしれない。
だから、どうか内密に…!との願いは彼の心に届いたかどうか。]

ちゃんとお礼が出来るといいんだけどな。

[”お願い”とは別に、別れ際にもうひとつ青年に告げた事があった。
もし良ければ本当に庭園へ来て欲しいと。
礼にはならないかもしれないが、自慢の庭を案内すると。
自慢の庭と言っても当然ベネットの作品ではないのだが。
それでもこの素晴らしい庭を案内出来ればと、足を運んだ際には”ベネットを呼べ”と使用人に申し付けて貰うように頼んだ。
果たして彼は来てくれるのだろうか。]

…ん、あれ。
なんかやな雲だな。

[花に栄養剤を与え終えてふと空を見上げると、あれだけからりと晴れていた空にどんよりとした雲が漂い始めていた。]

(7) 2012/01/09(Mon) 01時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/01/09(Mon) 01時頃



(私は、王女になるのだ。)


[首に。
細い、目に見えない糸が、絡みつくような。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/01/09(Mon) 02時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/01/09(Mon) 02時半頃


[女王がグラスに口をつけ、中身の液体を飲み下したのにゆったりと笑む。
 その瞳は黒曜より昏く、とぷりと濁っていた。]


[そうすぐに変調を来たすものではない。
 それで良かった。それが良かった。

 時は、満ちた。]


―着替えの間―

 …… ね、シメオン。

[衣装のズレなど、口実で。
実際は殆ど、手直しの必要はないだろう。
ただ、二人になりたかった。]

 バルコニーから、国民たちの姿を、見たわ。
 …… 本当に、たくさん、で。


    "父さん"と"母さん"の姿、は… わからなかったの。

[この話を聞かせられるのは、自分付きの世話役ただ一人。]


 きっと、見に来てくれてはいたと、思うんです。
 でも、…… 上に立つということは、一人ひとりの顔までは、
 見られないことなのですね。

[こんなことを言っても仕方が無いのは、わかっている。
けれど、胸に去来した空虚な寂しさは、どうしようもなく。

会いたいと、泣いた夜があった。
寂しいと、縋った夜があった。
王女としての教育を受け、歳を重ねるうちに、そんな事はなくなっていたが。

ミッシェルではなかった頃の、あの少女はもういなくなった、筈なのだが。]


 これは、ひとりごと、です。

[幾度も彼に見せていた、弱い姿。
その前にくっつけていた、幼い言い訳。]

 だから、すぐに忘れてくださいね。

[忘れろとまで謂うのは、本当に久しぶりだった。]


 …… わたし、

             母親に、なりたかった。


[もう二度と言うまいと、過去形にして。
妹王女には、決して許されぬ願いだった。]


【人】 本屋 ベネット

あれ、お前また来たのか。

[聞こえた声に視線を落とすと、足元に小さなお客様>>20がやって来ていた。
その場に屈んで顔を良く見ると、頬が膨らんでいる。
大方、頬袋に餌を詰め込んでいるのだろう。]

…ふは。
今日はピクニックにでも来たの?
でも多分もうすぐ一雨来るよ。
それに今日は大事な日だから、お城には来ちゃダーメ。

全く、こんな時にもやって来るなんて…一体何処の子なんだろ。

[以前から庭園でちょくちょく見かけるリスザル。
いつも気がつけば居て、気がつけば居ない気ままなお客様。
花の世話の合間に見つければ木の実をやったり、一緒に庭園を見て回ったりもして、ちょっとした友達でもあるかもしれない。
幸か不幸か、その飼い主は未だ知らないままなのだが。]

(28) 2012/01/09(Mon) 17時半頃

[自分が生まれたときに、喜んでくれたという本当の両親。
養子である自分も可愛がってくれてはいるが、実の"娘"に対するグロリアの態度は、やはり何か違って見えて。
子を産むというのは、どんなことなのだろうかと、幾度も夢想した。
それが決して叶わぬと知ったときには、あまりの衝撃に涙さえ出なかった。

遅めの初潮を迎え身体が女になった、13歳も終わろうという頃だった。
普段は忙しくしている宰相レベッカが、二人になれる時間をつくり、神妙な顔で話してくれたのをよく覚えている。

王女なんてやめる、と言わなかった、言えなかったのは、本当の両親の思いや、シメオンの存在があったから。
衝動を踏みとどまるほど情緒が成熟し始めていた時期だったというのも、大きかった。
その点で言えば、身体の成熟が少し遅かったのは、良かったと言えるのだろうか。]


【人】 本屋 ベネット

[いつもは特に悪さをする訳でもない為、やって来ても好きにさせているが今日ばかりは違う。
何かがあっては大変だと、ベネットはリスザルへ手を差し出した。]

お城の人に見つかったら捕まって猿鍋にされちゃうかもしれないよ?
ほら、城の出口までこっそり連れてってあげるからおいで。

[もう片方の手で自分の肩をとんとん、と示す。
リスザルは首を傾げた後、キィと一声鳴いて、ベネットの腕を伝い。]

………あのなあ。

[肩を通り過ぎて頭の上へと落ち着いた。]

(29) 2012/01/09(Mon) 17時半頃

[自分の子を、腕に抱くことができたなら。
諦めることのできなかった願い。

その子を、本当の両親に見せてあげられたなら。
どんなに、二人は喜んでくれるだろうか。
わが子というのは、どんなに可愛いものだろうか。
くすぶる想いは、胸の中で成長し続けていたが。]

 …… それだけ、です。

[王女なのだと、日々自分に言い聞かせて。
宰相になるのだと、頭の隅に追いやっていた願いは、
どうしても捨てることができずにいた。
こうして、もう言わぬと誓いながら、逃げられぬ、逃げぬと思いながら、なのに忘れ去ることが出来ずにいる自分は、なんて未練がましいのだろう。

自嘲の笑みを浮かべながらも]




 …… あなたがいてくれて、本当に、よかった。

[謝罪の言葉を、飲み込んで。
これで謝っていたら、何度謝罪したって足りやしない。

ただ、礼の言葉に変え。
少し眉を下げた、笑みを浮かべた。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/01/09(Mon) 18時頃


【人】 本屋 ベネット

― 城・裏口 ―

この辺でいいかな。

[ベネットは人目を避けつつ、主に使用人が使う城の裏口へと足を運んでいた。
裏口へ着くなり、頭に乗ったままのリスザルへと声をかける。]

ほら、着いたよ。降りて。
ここから外へ出られるから、ちゃんと帰るんだよ?

[降りるよう促すが、頭の上から動く気配どころか返事すら聞こえない。]

もー…降りろってば、僕もまだ仕事が残って――…

[降りないなら降ろすまで、と頭上へ手を伸ばしたが。]

(42) 2012/01/09(Mon) 23時半頃

【人】 本屋 ベネット

―――でっ?!

[リスザルは手に捕まる前にベネットの頭から勢いよく飛び降りた。
地面に着地すると大きな目をくりくりと動かして。
それから軽い足取りで走り出す。]

降りるなら降りるって一声位…、え、ちょ…そっちは駄目だって!
こら、戻れ!ああもう!

[走り出したリスザルの向こうに見えるのは、それそれは立派な建物。
そう、彼(彼女?)は出口とは真逆に城へと向かって走り始めたのだった。
慌ててベネットはその後を追う。
応接間ではこの国の行く末を左右するかもしれない会合が開かれている中、庭先では一人の青年の未来を左右するかもしれない鬼ごっこが始まったのであった。]

(45) 2012/01/10(Tue) 00時頃

――着替えの間――

 はい。

[始めは、名を呼ばれて、それに対する返事。]

      ―― はい。

[二度目は、心の暗がりを肯定する、重い、重い返事。
 "王女"の父と母は国王と女王でしかなく。
 栄えたこの国の"国民"の、ひとりとひとりではない。
 "王女"の見るべきが"国民"だとしても、その愛を注がれるのは特定の誰かであってはならない。

 ミッシェルの静かな深い声に、もう何年も、何年も昔の、縋り泣く姿が重なった。
 この、まだ本当は二十に満たぬ子の、何度数えてもただの四つしか歳の離れない子の小さな儚い背を、その度に宥めすかすしか出来なかった、力ない自分を思い出す。]


 はい。はい。

[三度目は、ひとりごと、を受け入れた。
 四度目は、忘れてください、を聞き入れた。

 だから、あとは何も言わなかった。
 言う必要はなかった。ひとりごとは、聞こえてなどいないのだ。
 このただの十九歳の少女の、か細い呟きは耳には届かないのだ。]


 ――勿体無いお言葉です、私の、私だけのミッシェル様。

[瞳を伏せたまま、笑う。
 愛おしいと抱き寄せることはしない。そんな事は、出来ない。

 こんな汚れた身体では、彼女を汚してしまうから。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/01/10(Tue) 00時頃


【人】 本屋 ベネット

― 城内 ―

待てったら、本当に城の中は!駄目だ!
僕まで怒られる!

[リスザルを追いかけながら、城内へと入る。
追いかけられている当の本人は、雨が降ってきそうだったので主人の元か部屋に戻ろうとしていたのかもしれないが、ベネットがそんな事を知る由も無く。]

わ、っと、ごめんなさい!
すみません、これには事情が…!

[廊下で使用人にぶつかりそうになり、その度に短い弁明だけを残してリスザルの後を追った。
王女の世話係の愛猿を追いかける新米庭師。
すれ違った使用人達の目にはどう映ったのか。
声をかけてくる者も居たが、止まってしまえば見失ってしまう。
ベネットは悪いとは思いながらも振り返らず力の限りに走った。]

(57) 2012/01/10(Tue) 01時頃

[シメオンの出自は、知っている。
初めてあったとき、彼はどこまで使用人としての教育を受けていたか。
たとえ所作ができていても、噂話は耳に入ってくるもので。

己も、今は王女ではあるが、元は一般庶民だ。
木に登ったこともあるようなおてんばで、しとやかさとは縁がなかった少女からすれば、生粋の完璧な世話役がつくよりも、随分と気楽でありがたくさえあった。
だから、彼が自分を、汚れたなどと卑下しているなんて、知らなかった。

過ぎると言われるやもしれぬほど頼りにしていた彼の賛辞は、いつも、胸の奥を暖めてくれて。]


 あなたがいなければ、今の私はありませんでした。
 これからも、よろしく頼みます、ね。

[信頼と親愛を込めて。
彼のいない城での生活など、考えられない。

姉や母を、あまり待たせる訳にもいかない。
最後の弱音を流してしまえば、行きましょうか、と促した。]


【人】 本屋 ベネット

― 応接間へ続く廊下 ―

はっ…はぁ…、お願い、だから…この先は…!
も、…勘弁して……

[庭から全力疾走を続け、へとへとではあったがそれどころではない。
曲がり角の先の廊下には応接間があるのだ。
そして最悪な事にこの時間は会合が行われているはず。
しかし祈り届かず、リスザルは曲がり角の先へと駆けていく。
もう泣きたい気持ちでいっぱいだったが、廊下の先に見えた人影にベネットは一瞬のうちに凍りついた。]

(58) 2012/01/10(Tue) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

ぶっ、ブローリン様?!

[とんでもなくまずい相手に出会ってしまった。
だが、悪夢はこれだけでは終わらない。]

…あ、こら!お前!
よせ!降りろったら!!

[リスザルはするするとブローリンの肩へと登っていく。
ベネットは真っ青な顔になった後、思い切り頭を下げた。]

すす、すみません、ブローリン様!
これには、事情がありまして…や、城内に入れてしまったのは私の不注意なのですが、ああ、どうかお許しを!

[一体もうどこからどう謝っていいのかわからず、言葉が出る限りに許しを請う。
在るべき場所に戻っただけとは、未だ気付かず。]

(59) 2012/01/10(Tue) 01時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/01/10(Tue) 01時頃


ベネットは、目の前の事で手一杯でもう一人の世話係にはまだ気付いていない。

2012/01/10(Tue) 01時半頃


【人】 本屋 ベネット

あっ、申し訳ありませ…っ

[来客中、と諭されればはっと口を噤む。
下げた頭は上げる事が出来ず、地面を見続ける顔に脂汗が伝う。
姉王女の世話係。
その姿は王女同様遠めに見た事はあるが、話をする機会は無く、こうして直に対面するのはこれが初めてだった。]

いや、悪さと言いますか、そのリリィがですね…



………は?

[問いかけに答えようとして、はたと気付き、顔を上げる。
見上げるその肩にはリスザルが居て、ブローリンは頬を寄せるリスザルを撫でていた。
ベネットは二人を交互に見た後、豆鉄砲を喰らったような顔で瞬きを繰り返した。]

(69) 2012/01/10(Tue) 02時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/01/10(Tue) 02時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/01/10(Tue) 10時半頃


[あの儚い少女の呟きは聞こえていなかったから、今から起きることはみんな自分のただのエゴだ。
 盗人の最後の悪あがきだ。
 静かに伏せた目の向こう、扉の奥を思う。

 この国はどうかしている。
 男を王女と着飾るのもそうだが、ただの庶民の子に責を押し付け、体裁を取り繕おうとしている。
 きっと本当の王女が存命であったなら、いや、自分が王女つきの世話係などにならなければ、自分もまだ己の身が可愛いままでいられたのだろう。

 だけれど、知ってしまった。
 知らなくていいことを、きっと知ってしまった。
 涙を、痛い想いを、本心を。]


[これから起こることはエゴだ。
 何が起きても彼女の味方でありたいという、世話係としてのエゴイズムだ。
 姫を救い出す騎士になんてなれなくていい。
 これが自分の人生のピリオドでいい。

 きっともうすぐだ。]




[あの女の肉を食べたら、何種類の薬の味がするだろう。]

 


[動揺しなかった理由の一つは、世話役の存在もあった。
今でこそ普通にして礼を言えるが、いつからだったろうか、
ずっとストレートに褒めてくれる彼の言葉に赤面したのは、一度や二度ではない。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/01/10(Tue) 23時半頃


【人】 本屋 ベネット

― 回想・少し前の廊下にて ―

え…、あの、リリィって…

[間抜けな顔をしたまま、大方答えが出ている問いかけをブローリンへと投げかける。
回答>>73は予想通りのもので、今度は別の意味で汗が流れた。
王女も認めている王女の世話係の愛猿を追い掛け回した挙句、主人を前にしておい!だの、お前!だのと言い放った訳だ。
死ねる。これは死ねる。いや、いっそ死にたい。
そんな思いを察してか、リリィはブローリンから離れるとベネットのズボンの裾を握った。
まるで励まされているかのようで、思わず目頭が熱くなる。]

いえっ、いえいえ!滅相もない!
こちらこそブローリン様の相棒だとは露知らず、数々の失礼を…申し訳ありません。

[礼と謝罪を述べるブローリンに思い切り首を横に振り、もう一度ぺこりと頭を下げた。]

(133) 2012/01/11(Wed) 00時半頃

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注目:ベネット 解除する

処刑者 (3人)

ベネット
20回 (4d) 注目

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