人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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[ 狂わせたのは月光。
   惑わせたのは薔薇の香り。
     突き動かすのは、人の心。 ]


【人】 双生児 オスカー

─東屋から─

[ 扉を開く寸前、優等生の皮を被る。]

  …………、何で居るんだろうな。
  きっと君が此処に来ると思ったから、かな?

[ 態と思案の顔をつくれば自然と上がる口元。
  真面目に答える気など無い。]

  じゃあ後は任せよう。
  君の事だから大丈夫とは思うが、
  それでもいつもより優しくしてやった方がいい。

(54) 2018/05/19(Sat) 04時半頃

【人】 双生児 オスカー

[ 何に、誰に。全て煙に巻いたまま、
  正しく笑ったまますれ違いざまに肩でも叩こうとするだろう。]

  聞くも聞かないも君の自由だけどね。
  それと、来た理由は態々聞かないから答えなくていい。

[ 相手は自分の方を振り返るだろうか。
  振り返ったのならきっと、
  いつもより少し柔い、優越感を孕んだ顔で笑って居る。]

  じゃあね、ベネット。
  君ならきっと大丈夫だ。*

(56) 2018/05/19(Sat) 04時半頃

 
 
 Each of you should use whatever
    gift you have received to serve others,


 as faithful stewards of God’s grace
    in its various forms.
 
 


[ 子守唄のように読み、眠るケヴィンの肌に触れる。
 百合の香りはなく、漂うのは薔薇の香。
 なぞる指先は清いはずの無い≪穢れた≫悪魔の指。]



          ──── kevin、
   
    "美しい子" 



[ その声は、揺り籠で眠るその男の
 何を揺り動かそうか。 ]


[ 首筋に、そっとそっと唇で触れ
 甘い素肌を吸い上げれば
 その肌には薔薇の花びらが落ちる。

 おかげで少し、精を得る。

 生を、得る。 ]


オスカーは、図らずしも、自分の言葉が誰かが言った言葉>>1:289と重なって居るとは知りもしない。

2018/05/19(Sat) 04時半頃


 
[ 狂ったような月明かり。
    噎ぶような薔薇の香。
       衝動に駆られる、人の子。 ]
 


 
 
[ 弧を描き、歪んだ唇。 ]
 
 


 ≪それ≫が、キミの 紫陽花?

[ 『こっち見ろ、莫迦』と、謂いたい相手?
 彼と彼の瞳は合っているように思う。 ]


 ならば、もうあとは奪うだけ。
 多少強引にだって、いいんだよ、今は。


 ───だって、手に入れたいんだろ?


[ どろどろと甘い、胸を焼くような
 薔薇の匂いが、モリスを包み込む。 ]


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/19(Sat) 05時頃



[ 薔薇の荊蔦は沈む身体を捕らえ、
 純白には程遠い"小麦"の膚を 柔く疵付ける。

 馨る泥に全身を浸す様な 、
     ─── 甘美な快楽が、其処には 確かにあった。

 "天使"の訓戒も、 "悪魔"の歌声も、
 総てが甘やかに脳を掻き混ぜ、]
 




    ──── "善いものをくださるのですね"
    ──── "何時ものように 良い子にします。"

 



[ 夢見る呟きは、──もう低い"男"の声では違和感さえある
 舌ったらずな響きをもって、
 "誰もいない"部屋に ぷかり と 浮かぶ。

 ─── 揺り動かすのは過去の記憶。
          清算されない純潔の罪だ。]
 



[ 薔薇の精が離れても、
  夢の荊蔦は "誰か"の手を記憶のままに模倣し、
  指先を捉え、 腰を撫で、  
       軈て、"穢れた"中心へ達する。

           ───あまい あまぁい 悲鳴は、
              だれの耳にも 届かない*]
 


【人】 双生児 オスカー

[ 何処までも真っ赤な薔薇の中をただ歩く。
  身を包む芳香から逃れるように。
  だから、月光から隠れて寝息を立てる人影>>5があったとしても気が付かない。

  僕が、見てる>>1:299
  背中で受け止めた言葉を鼻で笑う。
  脚が鉛のように重くなって、立ち止まった。]

(134) 2018/05/19(Sat) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

[ あの眼が嫌いだ。
  自分を経た向こう側に、他の誰かを映す眼>>1:250が。

  ──母親譲りの顔。
  ──交代で家に来る知らない男からの、好奇の眼。]

(135) 2018/05/19(Sat) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

[ 呼ばれた名前に安堵した。
  刹那、没頭した行為と見えた双眸に辟易した。

  ぐちゃぐちゃになった思考に眩暈がする。
  春と夏の間、生温い風が頬を撫でる。
  いっそ季節のせいに出来たらどんなに良いだろう。

  耳に残る、諦念に塗れたバイオリンの音>>1:230に心臓を掻き毟る。]

(136) 2018/05/19(Sat) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

[ 片耳を塞いで眉根を寄せた。
  叩きつける様に振り上げた拳が薔薇を散らす。
  傷一つない手の甲を棘が抉って、指先から滴り落ちる赤。

  緩やかに広がる痛みが今は気持ちを落ち着けた。
  そういえば、ハンカチを持っていない。]

(137) 2018/05/19(Sat) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

─談話室─

[ 静謐な雰囲気に薔薇の芳香だけが煩い。
  何か止血できるものを、と訪れた場所から、
  微かな茶葉の香りが届く。

  一瞬誰だか分からなかったのは、いつも中庭に居る彼が目に焼き付いているからだろう。
  いつも花に囲まれている彼の周りは、
  今だけ少し物寂しく映った。]

(138) 2018/05/19(Sat) 23時頃

【人】 双生児 オスカー

  綺麗になった?

[ 土で汚れていた手は。
  珍しく花に囲まれていない上級生>>97に入り口から声を掛ける。]

  たった一人でお茶なんて、寂しくないか。

[ 手の甲を抑えて、
  布巾がありそうな棚を見上げながら
  何時もの様に軽口を叩く。*]

(139) 2018/05/19(Sat) 23時頃

オスカーは、ユージンを他所にギリギリ届く棚に腕を伸ばした。

2018/05/19(Sat) 23時頃


オスカーは、ユージンの方にはまだ視線を向けず。

2018/05/19(Sat) 23時頃


オスカーは、ベネットの自分を煙たがる顔を思い出して、少し笑った。

2018/05/19(Sat) 23時頃


【人】 双生児 オスカー

  どうしようもないな。
  落ちないなら。

[ 何度目かの攻防を想起して、肩をすくめる。]

  頭から爪先まで優等生だろう?
  貴方だって四六時中花に囲まれている訳ではないだろうに。

[ あと1センチ足りない。
  諦めて手を下ろしかけた所に、横から大きな手>>144が伸びてきた。
  大きく無骨。細くて頼りない自分の手と見比べる。]

  それだけ背が高ければ、届かないものなんて無さそうだ。

(155) 2018/05/20(Sun) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

  世渡り上手で、
  おまけに口も上手い。
  性格が悪い後輩の粗相も許してくれる。

[ 軽口を続けようとしただけだった。
  受け取った布巾で傷口を塞いで、空っぽな会話を楽しもうと。]

  僕も貴方ほど器用だったなら、

[ 口を突いた言葉はきっと、
  歳上を前にして気持ちが緩んだせい。]

  ……何でも手に入りそうで、羨ましいな。

(156) 2018/05/20(Sun) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

[ 誤魔化すように相手を見上げて、
  正しく笑う。
  中庭で染み付いた薔薇の香りが自分から漂った。]*

(157) 2018/05/20(Sun) 00時頃

――……、

[ヴェルツ。呼ばれた先に、彼がいるのならばと視線を向けた。
 けれど、呼びかける言葉は出てこない。
 渦巻いているのは感謝と謝罪に似た感情だけれど、ありがとうもごめんもそぐわない気がした。

 ただ、思い返すのは、どろどろと胸の奥に溜まって自分の中を染め替えるような、甘い甘い薔薇の香り。]


俺が手に入れたいのは、紫陽花じゃなくて。
紫陽花の隣だ。

[紫陽花の花は、一輪では咲かない。
 小さな花が、己を飾って寄り添いあって、ようやく見知った姿で咲ける。
 その、寄り添う隣を、手に入れる。
 奪ってでも。多少、強引にでも。
 ここにいると、こっちを見ろと、振り向かせて。

 独白のように呟いた言葉。薔薇の精には届かなくても、いいつもりで。]


双生児 オスカーは、メモを貼った。

2018/05/20(Sun) 00時半頃


[ 中庭の二人と、図らずしも同じ構図をとっていると思いもしない。
 緑を踏んだ時に呟かれた言の葉()を
 ただ、思い出していた。

 手に入れたいのは、紫陽花の隣。

 紫陽花そのものではなく、その隣の場所だと。
 人はおかしなことを考える生き物だ。
 それもまた人の──彼の
 想う、心の、かたちなのだろう。

 悩み、押し殺し、隠して生きれば生きるほど
 彼らの中には美しいものが詰まっている。

 俺はどうやら、空っぽだ。 ]


[ 独白めいた響きであったから
 言葉を返すことなど、なかったけれど。
 見せずにいた顔は確かに

 笑っていた。

 モリスが望むものを手に入れたなら。
 いっちゃんが望む姿を見せられたなら。
 それ以上の事が、あるはずもない。

 その形がどうであれ。

 風景の《薔薇》は彩りに変わるだけ。 ]*


[ 良い子にしていると呟いた(
 あの幼子(おとこ)はどうしているだろう。
 首筋に降った薔薇の花弁は
 洗い流しても、そうそう落ちはしまいが。
 罪も、水で洗い落とせるものじゃない。

 彼に詰まったものも、中身は知らねど
 ぎゅうぎゅうと美しいものが詰まっているんだろう。 ]


 
 
[ ひらり、夜風は凪いでいるのに
 はらり、薔薇の花弁が舞う。

 ふたつ、ひとつ。 ]
 
 


【人】 双生児 オスカー

[ 中庭で軽口を許してくれる歳上はいつもそこに居た。
  狂い咲く赤の真ん中で土埃に塗れた人が、
  どんな思いで花を育てて居たのかは知り得ない。]

  確かにモリスは器用そうだ。
  でも他は、…………其れほどだろう。
  そもそも比べるものでも無い。
  何に謙遜してるかは分からないけど。

[ 比べるものでも無いという言葉で自嘲気味に肩を揺らした。
  笑みを少し和らげて、漸く相手の表情を見ようとした、時、]

(188) 2018/05/20(Sun) 02時頃

【人】 双生児 オスカー

[ 伸びてくる大人の手に身体が強張った。
  頬に触れるざらざらとした指の感触を享受して、
  振り上げた腕がその手をはたき落とそうとする。

  以前よりその手が綺麗だということも、
  ハンカチがいつのまにか汚れているとも知らないまま。
  瞠目した目を、伏せる。]

  ───……悪い。

[ 気持ち悪い。
  顔を伏せて、音にならない口の形。
  爪が食い込む拳を解く。]

(189) 2018/05/20(Sun) 02時頃

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