人狼議事


103 善と悪の果実

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 善と悪の果実も ………

[くしゃり。赤い布のたてる音は、少女の耳には湿って聞こえた]

 …嫌ね

[くちゃり、ぴとり。
赤は嫌いだって何度言っても、よく似合うよと笑う父親を

嫌いにはなれなかった]




 ………――っ、く  くくく。
 
 


[濡れた烏の色は、闇よりも深い。
罪と命を塗り重ねた色。
温度のない、ニタリとした笑みを湛え。
喉の奥を不規則に鳴らした。]

 犬は、飼い主に従順なんかじゃない。
 喉笛を噛み千切る機会を、今か今かと狙っているんですよ。

 ――大人しいふりをして、ね。

[濡烏、鉄錆、酸化した銀、煤にまぎれた―――赤。]


[赤く彩られたその髪飾り。
熟れた果実のような色。
金を彩るその赤に、濡烏はつうと細まる。

まるで罪の証のようじゃないか。

金の林檎に滴る赤を髣髴させて、僕は笑った。
そう、―――わらったんだ。]


 嗚呼、あれが『善と悪の果実』。

[呟いた言葉はパーティの喧騒に紛れ。
その眼差しを知れるのは、そう。
同じような高さの視界を持つ者以外にありえない。

自慢げに披露する魔女の、露になった白い喉笛を見つめる眸。

今か今かと、時を待つ。
濡烏の眸を向けて――…**]



楽園に果実が落とされるというのならば。

―――――…私(わたくし)は、蛇になりましょう。**


【人】 双生児 オスカー

―回想―

ええと、ごきげんよう。

「機械が回す飲み物を眺めていれば
背後より声を掛けられて>>3ゆっくり振り向く]

美声ですね。

[振り向いた先には黒いロングドレスを纏った女性。
耳に心地良い声に相応の、
美しい容姿を備えているように感じた。
おそらく招待客の一人だと当りをつけて]

(24) 2012/09/24(Mon) 13時頃

【人】 双生児 オスカー

ええ、この機械を見つけたらつい使ってみたくなって。
じっと眺めてたんだけど、貴女もこういったものに興味が?
っと、招待客の方だよね。自分はオスカーと言います。

[礼儀というものは、付け焼刃ではやはり問題だ。
同じ招待客だと疑われないよう
なるべく丁寧な口調で自己紹介を行ってから
名前などを伺う会話をする暇はあっただろうか。
兎も角、使用人の案内に従って大広間へ足を踏み入れた**]

(25) 2012/09/24(Mon) 13時頃

[垣間見えた少年の笑みに瞬いた、その瞳には
不快も不安もそこにはなく、ただ理由を思う不思議と、好奇心がのぞいていた]

 …変な子、使用人かしら?

[おそらくは招待客――果実に惹かれた一人だろうとは思うものの、同列に扱われることへの抵抗は薄れずに、視線を逸らした]


【人】 双生児 オスカー

―大広間−

鳴らない自鳴器ね……。
あれが『善と悪の果実』か。確かに綺麗だ。

[黄金の芳香が、陽炎のように揺らいで見えるほど
欲望、羨望に満ちた視線が果実に集まっているのを感じる。
錯覚とは分かっていても、幻想的な世界を共有してしまう]

(53) 2012/09/24(Mon) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー


どんな構造になっているんだろう。

[数奇者というか、蒐集家達の熱意には瞠目する。
詐欺を行っていた時には、珍しい動植物や鉱物の標本
技巧機関を持つ、手の平サイズの精巧な機工人形など
貴族達の蒐集欲を満たすものをよく取り扱ったりした。
勿論、自分は金銭に代わるものとしての価値
それだけしか見出していなかったはずなのだが]

流石に新聞で謳われるだけのことはあるね。

[不本意ながらも魅せられたのを渋々認める表情で
壇上の周りをくるくると回り、自鳴器を眺めて歩いた]

(54) 2012/09/24(Mon) 20時半頃

【人】 双生児 オスカー

チッ。

[未知の構造とか、そういった物に惹かれる柄じゃない。
こんなところで涎を垂らして宝石箱を覗き込んでいる自分が
餌を口開けて待つ雛鳥のような、途轍もない阿呆に思えて
この時ばかりは、舌打ちを抑えられなかった]

あー、ミスター?

[分厚い絨毯に吸われた男の足音は、殆ど聞こえない。
壇上の傍から静かに退くと、
少年に裾を掴まれた背の高い男性>>55を見かけて声を掛けた]

調子は良くなった?
奥さんと仲直り出来ているといいけど。

[ただ、様子を見る限りでは、妻らしき人物は傍に居ない。
金の紙吹雪が降った後の其処には、
窓越しに見かけた色黒の少年と紫水晶の紳士が居た]

(57) 2012/09/24(Mon) 21時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2012/09/24(Mon) 21時頃


【人】 双生児 オスカー

[こちらから声を掛け、振り向いた男の顔には
招待客の多くに見られるような、
一種の熱病めいた黄金の果実への執着が感じられなかった。
おや、と心中微かに驚いて、なるたけ無邪気な声を出す]

ああ、あれね。ついじっくりと見てしまった。
やっぱり新聞に載るだけあって凄いよ。
よかったら貴方も近くで見てみたら……

[果実の周りを彷徨っていた様子を観察されていたらしい。
言葉を途中で切り、瞳だけで笑って。
背の高い男の瞳を、からかう様な動作で下から覗き込む]

いろいろと、気が変わるかもしれないよ?

[くすりと含み笑いを余韻に残し、失礼、と居住まいを正す。
その場でオスカーという名前を名乗った後、名前を聞いて]

貴方の顔色といったら、
そうだな……刑場に曳かれる罪人の様に青ざめてたよ。

(65) 2012/09/24(Mon) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

[一拍置いて、思い出したかのように付け加える]

勿論、冗談だけど。
奥様の病気が早く治るといいね。

さっきは少し揉めただなんて言ってたけど、
奥様がご病気なら、労わってあげようよ?

[ぎこちない笑みに合わせる様、
冗談ですよ、とおどけた仕草で笑みを浮かべた]

(66) 2012/09/24(Mon) 21時半頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2012/09/24(Mon) 22時頃



―――――…ふふふっ。
   


【人】 双生児 オスカー

綺麗な紫水晶ですね。

[傍に居た夕闇伯>>62にも声を掛ける。
果実が据えられた壇上の傍、
手に持ったオペラグラスが印象的だった人物だ。
あしらわれた紫水晶が、煙るような雰囲気に良く似合っている]

どうされました?

[記憶を辿られている様な気配。視線の配り方。
僅かな振る舞いから感じたのは気のせいだろうか。
少しの警戒心と居心地の悪さから、微かに身じろぎをした]

(69) 2012/09/24(Mon) 22時頃


嗚呼――――――――…。


きみが、愛おしい。
  


【人】 双生児 オスカー

[不思議な色だ。
彼の青い双眸を見つめたときに湧いた感想。
どちらかと言えば、自分がよく知っている世界に似て
少し違う、その少しが決定的な隔たりになるのだろうか]

実は美術品や芸術品も少し扱ってて。
その観点から見れば、金銭的な価値は凄そう。
素晴らしい物を見れたという感動も、勿論あるよ。

[取り扱う芸術品など、勿論ただの贋物。詐欺の小道具。
自分にとっても、と聞かれればはぐらかす様に答え]

そうだね、気分が変わってしまうかもしれない。

[男性の心中こそ知らず、僅かに真剣味を帯びた声で纏めた]

(80) 2012/09/24(Mon) 22時半頃

[――それは幼い貴族の少女にも、
 見覚えのある髪飾りだっただろうか。

まだ、ブロワ家が栄華を誇っていた頃。
遠い遠い昔。
学者が捨てられた時。

父母が最後の情けにと、持たせた髪飾りだった。
彼らは学者が其れを売り払って生活を凌ぐと考えたのだろう。
しかし、学者はそうはせず、髪飾りを大切に持ち続けた。

黒い蝶の髪飾りと対になる、赤い蝶の髪飾り。
かつてはブロワの屋敷に置かれていた筈だ。
今はもう、売られてしまったのかもしれないが]


【人】 双生児 オスカー

ええ、とってもお似合いです。

[紫水晶を指先で撫でる夕闇伯>>74を見つめて、笑みを零す。
ガス灯やランプの暖かな光源が石に揺れて、眼を細めた]

そうですか、蒐集家の方々のお手伝いをしておりますので
そちらの方面から噂が零れたのかもしれませんね。

[詐欺を働くコツは、などとのたまう心算は無いが
踏み込む度胸と思い切りが大事だとは思う。
かつての杯の話題を出すときがくればしらばっくれよう。
蒐集家の繋がりは複雑怪奇に過ぎるから。
思わぬ穴に落ちるかもしれないし。]

真鍮で出来た天球儀のリングも複雑で見ていて楽しいですが
一体あの自鳴器はどんな構造で作られているのか
色々想像してしまって、一寸気になりますね。

[知りたいと思う欲こそ、果実を勧める蛇の好物なのだろうか]

(83) 2012/09/24(Mon) 23時頃




君をどうか、僕だけのものに。


  


【人】 双生児 オスカー

[喧騒はまだ収まっていない。
もう一度壇上に視線を走らせる心算で、頭を巡らせれば
様々な男女の波間で揺れる白い影>>77が眼についた]

― まだ着けていたのか ―

[口の中だけで呟かれ、
空気を震わせず音にすらならない言葉。
あの髪の色は結構気に入っていた。
ストロベリーの”混じった”珍しい金髪。
その事情を深く詮索したことは無かったが、
それなりに付き合う間、何となく分かった気にはなっていた。
留まっている黒い蝶は、随分と目立ったものだったが]

(91) 2012/09/24(Mon) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

変わんねーな。

[目線も合わせない、主語も無い、褒め言葉。
ガチガチと懐で鳴る懐中時計の螺子を、
乱暴に掻き回してやろうか、と一瞬だけ思うぐらいには]

あー、うぜえ。

[変わらない持ち物に、愛着が湧くことはあるんだろう]

(92) 2012/09/24(Mon) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー

純粋な古美術商というより……。

[>>86に少し考えるそぶりを見せた後。
ウェーズリーと夕闇伯、二人に向けるよう言葉を紡ぐ]

ちょっと変わったものを取り扱うことが多いですね。
虹色に光る鸚鵡貝に曲線装飾の金の持ち手が絡む杯とか。
極彩色の羽が綺麗な南国鳥の剥製に歯車を詰めたオートマタ。
くすんだ銅の円形部品に蜂蜜を閉じ込めた首飾り。
暖めたら蜂蜜が硝子の向こうで生き物のように動き出すので
悪魔が閉じ込められた琥珀だなんて言われて、難儀しました。

[指折り数えて、思い出すかのように話し、時折苦笑する。
もちろん全てでまかせの贋物のガラクタだ。自分なら要らない]

(99) 2012/09/25(Tue) 00時半頃

【人】 双生児 オスカー

[いつもの癖で、営業熱心な人物の振りは疲れるが、
果たして、今ではどれぐらいの効果があるのかも怪しいだろう。
恐らく好事家の興味は、禁断の果実に向けられているだろうから]

ええ、夕闇伯のご趣味は、聞き及んでおりますから。

[口の端で笑みを深めて、一礼をすると]

それではこちらもお暇しようかな。ではまた。

[場を離れるウェーズリーに軽く挨拶を済ませると
夕闇伯にも告げて、自分もほぼ同時にその場を離れた]

(100) 2012/09/25(Tue) 00時半頃

[母が最後まで大事にしていた髪飾り。
赤い蝶は、羽ばたくことができずに、ずっと屋敷に囚われていた。その羽を広げたまま、震えることすらできずに、ただ、ずっと。


そして今も、少女の手の中に。

対となるものがあるとは知らず、ただ母の形見として布に包んで持ち歩いていた。
待つ者のいない屋敷にはおいていけないと、鍵のかかった箱から出して、懐へとしまいこんだ。
ただ、持っているだけで、一人ではない気がしたから]


[――否。

細める眸は果実だけを見ているのではない。
この大広間を見渡しているのだ。

誰がどんな表情をしているのか。
反応を窺っている。


出し抜く為の算段を。
あれを奪う計画を。
だから近づかず、遠巻きに。

恐怖や畏れなど、とうの昔に失った。]


 どうすれば近くで見られるかしら

[グロリアに頼めば、と
幼い思考がゆきつくのは単純な帰結。

パーティーが終わったら、今度こそ会いに行こう。

金銭の無心というもうひとつの目的は、林檎を目にした時から頭の中から消え去っていた]


 恐ろしい果実を持つ貴女は、さしずめ魔女のようだ。

[そこにはいない女主人を思い、唇が弧を描く。
あの林檎を盗み出せば、恐らく一生を楽に暮らせるだろう。

見せびらかすから悪いのだ。
目の前にちらつかせるから悪いのだ。

“魔女”は磔にしなくては――…**]


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