人狼議事


295 突然キャラソンを歌い出す村3

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町娘 小鈴は、メモを貼った。

2019/05/06(Mon) 10時半頃


小鈴は、ミタシュにアンコールした。

2019/05/06(Mon) 13時半頃


【人】 町娘 小鈴

― 回想/グロリアという少女について ―

[金城グロリアとスズの間に面識はない。
 少なくともグロリアは、スズを"学園の怪異にまつわる噂話のひとつ"としか認識していない。
 しかし、スズはグロリアのことを知っている。十数年前、グロリアの祖母が生まれたばかりの彼女を抱いて、スズに見せに来てくれたのだ。

 長命の怪異にとって、人というのは通り過ぎていく存在だ。
 顔を覚えても、仲良くなっても、すぐにいなくなってしまう。だからそもそも必要以上に関わらない、という怪異も多い。
 だがスズは積極的に人に関わる。
 人と話して、仲良くなって、一緒に遊んで。
 例え相手が先に死んでしまっても。成長するにつれてスズの姿が見えなくなってしまっても。
 人と共に過ごした時間が楽しかったことは覚えているのだ。

 友達に孫ができたことだって嬉しかったし、いつか一緒に遊びたいな、とも思った。
 だから、グロリアのことは知っている。
 結局ヤマモト氏の尽力により友達になることはできていないのだが、目のいいスズは金城のお屋敷を遠くから眺めては、庭で遊んだり部屋で勉強しているグロリアのことを見ていたのだ]

(34) 2019/05/06(Mon) 16時頃

【人】 町娘 小鈴


 芽吹き始めた春の兆し
 覆う雪が融けるのをただ 待つだけではないでしょう?

 いつか触れたあなたの手
 やわらかな紅葉は確かに 命の燈火を宿して

 人も妖(あやかし)も区別なく
 惹かれる光があなたにはあった

 未だ綿毛の残る雛鳥
 黄金色の翼はもう 生え揃っているでしょう?
 吹雪舞う寒空も 光無き闇夜も きっと飛んでいける

 昏き闇にひとつ 燃える篝火のように
 雪解けのように 払暁のように
 あなたの歌が 冬に 夜に 闇に 響けば
 数多の燈火が ひとつ ふたつ みっつと 灯り
 遍く全てを優しく 包むでしょう――

(35) 2019/05/06(Mon) 16時頃

【人】 町娘 小鈴

[りりあが消えた日も、メイの握手会の日も。
 グロリアの歌はいつだって温かくて、優しくて。
 それでいて芯は燈火のように熱く眩い、黄金色に燃えている。

 ――だからこそ。
 今、神森を覆う悪意に対抗するには。
 彼女の歌が、必要なのだろう]

(36) 2019/05/06(Mon) 16時頃

町娘 小鈴は、メモを貼った。

2019/05/06(Mon) 16時頃


【人】 町娘 小鈴

― GW最終日の夜/神森学園近くの木立 ―

[漆黒に落とした金泥の如き満月の下、一羽の大鳥が木に止まっていた。
 荒れ狂う猛吹雪に羽を膨らませ、苛々と嘴を打ち鳴らしながら、黄色い目でこの惨状の中心>>1を見つめている。
 古いだけあって精霊達のように操られはしないものの、この雪と風で元凶に近付くことすらできない。何なら学園内のねぐらに帰ることすらできない。異変を察知して、とりあえずりりあのマフラーだけは持ち出したが、木の洞に貯め込んだ諸々の思い出の品はこの吹雪で凍りついていることだろう。

(♪ュチネヒンテ゚ム ベッ ミクテシュ゚ジャ゚ントラ クミリェン゚ト モム゙クィ゚――)

[耳慣れない言葉。この世界にない音。
 この歌は異界から来たモノだと、すぐにわかった。

 異界。この世ではないところ。
 桃源郷、鬼ヶ島、地下の鼠達の国。
 スズは訪れたことはないけれど、人の世とは理の違う世界というものは確かに存在する。
 だから、この悪意に満ちた歌を、この厄災の旋律を奏でる者は。

 ――この神森を侵す、異界からの侵略者だ]

(43) 2019/05/06(Mon) 17時頃

【人】 町娘 小鈴

[加えて、この猛吹雪。>>10>>11
 聞き覚えのある旋律を、異界の言葉がなぞる。
 「彼女」の歌にはなかった悪意を乗せて。
 スズにはそれがどうしても気に入らなかった]

(44) 2019/05/06(Mon) 17時頃

【人】 町娘 小鈴


 どちら様かしら 見慣れぬアナタ
 ワガモノ顔で演奏会 人形劇がお上手なのね
 
 郷に入らば郷に従え アナタの世界にはないのかしら?
 
 どこから来たの 見知らぬアナタ
 好き放題食い散らかして さぞやお上品な世界なのね

 イツマデモこの神森で 好きにできると思わないで

 何しに来たの 異郷のアナタ
 真似事が得意なようだけど わからないかしら?
 優雅さと可憐さが足りないわ それからもうひとつ――

(45) 2019/05/06(Mon) 17時頃

【人】 町娘 小鈴

あの子は独りなんかじゃないのよ!!

[叩きつけるように、耳を劈く鳥の声が響く。
 カッと大きく開いた嘴から放った音波で、オーケストラの楽器を破壊しようとする――!]**

(46) 2019/05/06(Mon) 17時頃

町娘 小鈴は、メモを貼った。

2019/05/06(Mon) 17時頃


 ……好き勝手歌ってくれるじゃない。

[他人の褌()、真似事()、その評は正しい。
 ただ、わざわざ真似て歌う理由もあった。

 いい加減に自分でも認めている。
 この吸血鬼は、「寂しがって」いた。

 りりあや九生屋、六合にメイ。
 繋がっていた者たちの声が、歌が、聞こえなくなった。
 だから、つい、彼らを想って歌ってしまうのだ。

 その結果、旋律を貶め、穢し、犯し、躙ってしまいながら
 力だけは「吸って」しまえるからこその「呪われた種」
 ということではあるのだが。]


 ――…まあ、そりゃ嫌われるでしょうね。

[「こちらの世界」でも。*]


/*

[だから、決して。
 「一緒に苦しめ 死ね」なんて不純な動機ではないのだ。]


【人】 町娘 小鈴

[スズの歌か、どこからか聞こえてきた熱い歌>>41>>42の力か、吹雪が少しだけ弱まった。>>50
 この機に神森学園に近付こうと、止まっていた枝から飛び立つ]

……あれ?

[学校に向かって走っている人影。>>40
 その人の手にあるギターに見覚えがあって、スズは人の姿に戻って隣に飛び降りた。ふわふわと飛んで並走しながら、声をかけてみる。なんかニンニク臭い]

ねえ! それ、レナのギターだよね?
あなた、レナの知り合い?

[よくよく顔を見ると、どこか怜奈に似ているような、そうでもないような。
 そして、今は夜。人ならざるものが出歩く時間。昼間見えない和装の少女も見えるはずだ]

(52) 2019/05/06(Mon) 18時頃

町娘 小鈴は、メモを貼った。

2019/05/06(Mon) 18時頃


町娘 小鈴は、メモを貼った。

2019/05/06(Mon) 18時半頃


― 回想:GW某日 ―

[神森ムーンライトシティからメイを抱えて姿を消した後。]


 ――…お疲れ様。

[マルカイにも暫くは見つからないであろう場所(フワッ…)に
 メイを運んできた。
 適当に敷いた布団(盗んだ金で購入)にメイを寝かせ、
 乾いた涙の跡をそっと拭ってやる。]


 …良かったね、メイ。

[対バンには負けたが、温かいものを得られたらしいメイを
 見る目は穏やか。
 グロリアへの礼は、本心からのものだった。]


 良い夢、見てる?
 だといいな……

[まだ眠るメイの頬をちょん、と突いた。]


 ……ちょっと良いコト有ったからって、楽には
 ならないのも現実だからね。
 起きたら色々と大変だろうけど。

 貴女なら多分なんとかなるでしょ。
 頑張ってね。

[枕元に、数回分の食料と飲み物(盗んだ金で購入)を置く。
 自身はその場から姿を消し……その後も戻る事は無かった。

 例の「奇跡」の影響か、声ならぬ声の繋がりも切れている。*]

/*[墓下と齟齬が有ったら無かったことになるやつ!]


町娘 小鈴は、メモを貼った。

2019/05/06(Mon) 18時半頃


小鈴は、あまりのことにガマグチヨタカみたいな顔になった。

2019/05/06(Mon) 20時半頃


小鈴は、声が臭いはまあ、そうだな…と思った。

2019/05/06(Mon) 20時半頃


【人】 町娘 小鈴

─ GW最終日/神森学園付近 ─

んー、友達だとあたしは思ってるけど。
でもレナは「ししょー」って呼ぶよ!

[風に煽られながらもドヤ顔をした]

へー、レナお兄ちゃんいたんだ。
知らなかっ……え! あの子学校にいるの!?
もちろん! あたしも行くよ!

[上空にばかり気を取られて、下の方をあまり見ていなかったので気付かなかった。不覚。
 臭い?>>54と聞かれれば首を横に振る]

ううん。あたし別にニンニクは平気だし。

[まあ女子的にはダメだと思うけど。
 ニンニクってほんとに効くのかな……と思いつつ、相手が吸血鬼であることを改めて実感する。実感したところで、スズにはこの土地を離れる気などない。力及ばず斃れたとしても、それはそれでいいと思っていた。
 塀をよじ登る自称お兄ちゃんに合わせてひょいひょいと上下に浮遊し、そのまま校舎裏を突っ切ると、グラウンドに到着した。へー、こんな近道あるんだ。いつも上から降りてきてたから知らなかった]

(81) 2019/05/06(Mon) 22時頃

【人】 町娘 小鈴

[そうして、グラウンドに着けば。洗脳されたモブを引き連れて怜奈が歌っている。>>56
 エレキギターをデモニッシュに掻き鳴らし、口にするのも憚られるようなポーズ>>62を決めている]

ワア……レナがグレた……

[これ知ってる。素行の悪い若者がやるやつだ。
 口をあんぐり開けていると、自称お兄ちゃんから怜奈のギターが手渡された>>65

(♪夜ごと歌うファイターガール 星空より輝いてる――)

[そうだ。
 怜奈の歌はこうじゃなかった。もっと優しくて、きらきら光る原石みたいな――]

(82) 2019/05/06(Mon) 22時頃

【人】 町娘 小鈴


 どうしちゃったの らしくないじゃない
 そんな上から目線じゃなくって
 等身大のあなたの歌を聴かせてよ

 あたしは太陽なんかじゃないけど
 ねえ ほら すぐ近くに
 太陽みたいな『お兄ちゃん』がいるじゃない

 夢いっぱいのふぁいたーがーる
 屋根の上で戦ってる
 夜ごと歌うふぁいたーがーる
 星空より輝いてる

 いつもの優しい歌を聴かせてよ

(85) 2019/05/06(Mon) 22時頃

【人】 町娘 小鈴

[伸ばした鉤爪でギターをべんべん鳴らしながら、後半は隣から聞こえる『ファイターガール』( >>4:141 >>4:142)に寄せて歌う]

……――ッ 風がッ つよくなってる……ッ

[邪道院のペットと認識されている>>68など露知らず。急に周囲の吹雪が強まり、転がっていきそうになる。ギターを自称お兄ちゃんに預けて、鳥の姿に戻った。吹き飛ばされないように爪で地面を掴み、踏ん張る。自称お兄ちゃんも吹き飛ばされそうなら羽の下に押し込むだろう]

ギギギギギ……

[グラウンドに爪の痕を残して、少しずつ風に押されている]

(86) 2019/05/06(Mon) 22時頃

町娘 小鈴は、メモを貼った。

2019/05/06(Mon) 22時頃


【人】 町娘 小鈴

ギッギギェー……? アレ?

[吹雪が止んだ。>>80
 猛烈な風と雪に頭を下げていたため、とびきり運の悪い瞬間は目撃できなかったが、見上げれば上空を飛ぶヘリの中に黒スーツの姿>>90がある。狙撃したのか、と傾いている吸血鬼を見やると、口からぺっと弾丸を吐き出したのが見えて、ヒェッと首回りの毛が逆立った]

アレ喰らって生きてるとか引くわ……

[吸血鬼の視線の先に首を巡らすと、邪道院と――金城グロリアの姿>>99
 そして――吹雪に代わって奏でられる、恐怖と狂乱を呼び醒ます新たな旋律。>>115

(120) 2019/05/06(Mon) 23時頃

【人】 町娘 小鈴

ギャッッ

[その光>>115が触れた瞬間、首回りどころか全身の羽毛が逆立ってもこもこになった。
 言いようのない恐怖で頭がいっぱいになる。
 こんなことは、最初に友達が死んでしまった時>>4:10以来だ。

 逃げないと死ぬ。
 逃げないと死ぬ。
 逃げないと――死ぬ。

 しこたま矢を射かけられたあの時のように思考がそれ一色で塗り潰されて、今すぐ飛んで逃げ出したい衝動に駆られる]

…………。

[しかし悲しいかな、脚が竦んで動けないのだ。
 そして、この鳥はそれなりに大きいので、地面を蹴らないと飛び立つことができないのだ……]

(127) 2019/05/06(Mon) 23時半頃

【人】 町娘 小鈴

[そこに宇津木の声>>122が聞こえて、ギギギとぎこちない動きでそちらに首を回す]

……ユ…ユキ……

[図体のでかい鳥はぼっふぼふになってガタガタ震えながら、黄色い目をまんまるにして宇津木を見た]

(128) 2019/05/06(Mon) 23時半頃

小鈴は、もこもこになって硬直している。

2019/05/06(Mon) 23時半頃


町娘 小鈴は、メモを貼った。

2019/05/06(Mon) 23時半頃


町娘 小鈴は、メモを貼った。

2019/05/06(Mon) 23時半頃


【人】 町娘 小鈴

[翼に何かが触れて>>130、またギギギと音がしそうな動きで自称お兄ちゃんの方を見る。温かい手だ。ぽふぽふと翼を撫でられる。なんだか、なつかしいかんじがした]

(……アツタネ?
 ううん、違う。でも、彼以外にも、こうして優しく撫でてくれる人は、いる――)

……うん。

[じんわりと安心感が染み渡っていって、最大級に空気を含んでいた羽毛が少しずつ萎んでくる。そうして再び宇津木の方に首を向けようとして――]

ゲッッ

[人であることを疑いたくなるような邪悪な視線が飛んできた>>134
 ピャッッと反射的に立ち上がる。あ、脚動いた]

(136) 2019/05/07(Tue) 00時頃

小鈴は、やっぱり神森の労働環境ブラックなのでは?と訝しんだ。

2019/05/07(Tue) 00時頃


小鈴は、ジャーディンにアンコールした。

2019/05/07(Tue) 00時頃


【人】 町娘 小鈴

[改めて、宇津木に向き直る。ニセモノの歌なんかに負ける必要ない>>145、という言葉に、しっかりと頷く。
 まだ少し脚が震えているが、飛び立つぐらいはできそうだ]

……うん。わかった。
ユキちゃん、いこう!

[風は止んだ。蹴り出しさえできれば、飛ぶことは難しくない。
 力強く地面を蹴って、光と音の降り注ぐ空に舞い上がる。恐怖に耐えながら一度旋回して、勢いをつけて宇津木の肩を掴み、上空へ飛び立った]

(149) 2019/05/07(Tue) 00時頃

【人】 町娘 小鈴


 夜間飛行にも慣れたかしら?

 垂直飛翔 声を張れ
 脅えない 畏れない みんながいるから飛んでゆける
 拡声上昇 声を張れ
 分けてもらった幸運胸に あなたの声を届けにいくわ

 鳥瞰図広げて ほら
 ここからなら皆に届くでしょう?

(150) 2019/05/07(Tue) 00時半頃

町娘 小鈴は、メモを貼った。

2019/05/07(Tue) 00時半頃


町娘 小鈴は、メモを貼った。

2019/05/07(Tue) 00時半頃




 この血 この魂 まだ燃え続けるから
 さあ 輝く黄金-タカラ- 追いかけよう……!


♪終章:『Glittering treasure !
      -Charasonia Fantasia-』(Japanese ver.)

 穢れ 呪い この身に刻まれた悪夢
 明日を願うことすら許してくれなくて
 瞳閉じれば 記憶の火が胸を灼くけど
 諦めない! また立ち上がれるよ

 繋がる絆の暖かさをそっと抱いて
 涙を拭い 力強く歩き出した

 キミと一緒なら 前を向けるから
 そう 輝く黄金-タカラ- 追いかけて行く

 みんなが笑って歌える世界
 そんなの一人じゃ意味が無いから!

 この手強く握り締めて…… 




 悪意 痛み いつもこの身を襲う けど
 哀しみの地から逃げ出そうと足掻いたから
 今の私があって まだ心の火は灯ったまま
 譲れない! なんど地を舐めたって

 絶望が埋め尽くす空の下
 光の欠片 信じて手を伸ばすよ

 希望あるから 振り返らないよ
 ねえ 同じ旅路 歩んで行けるね

 キミと笑って歌える世界
 手に入れるための力が欲しい!

 決して負けない強さ持って……




 たとえ明日さえ見えないような
 閉ざされた闇 遥か先まで続くとしても……




 キミと一緒なら 前を向けるから
 そう 輝く黄金-タカラ- 追いかけて行く

 希望あるから 振り返らないよ
 ねえ 同じ旅路 歩んで行けるね

 みんなが笑って歌える世界
 そんなの一人じゃ意味が無いから!

 この手強く握り締めて いま奏でよう――…


【人】 町娘 小鈴

[宇津木をぶら下げて滞空したまま。続けざまに放たれた弾丸が全弾ヒットして墜落していく吸血鬼の姿>>174を、複雑な思いで見送る。あんなに運の悪い怪異、なかなか見ない]

…………。

[降りよっか、の声>>179に頷いて、ゆっくりと高度を下げる。注意深く宇津木を着地させつつ、グラウンドに降りた。
 怜奈が「お兄ちゃん」に駆け寄る>>182のを見る。どうやら正気に戻ったらしいことに安堵しつつ、折角鳥になっていることだし、グロリアと宇津木が眷属フィルハーモニー交響楽団の皆さんを運ぶのを手伝った。片脚に一人ずつ、一度に二人を低空飛行でご案内だ。気を失ってるっぽいし酔うとかないよねって思っている]

(221) 2019/05/07(Tue) 22時頃

【人】 町娘 小鈴

[そうして人を運んでいる最中だった。
 劫火の幻>>197が、異界の言葉で紡がれる未知の光景>>207が、視界を覆い尽くした。風景が切り替わる度に目を瞬き、羽毛をぶわと逆立てた。見知らぬものへの警戒と、好奇心が疼く。異界の星空も綺麗だ、と思った。街の明かりで星が見えなくなる前の、遠い昔に見上げた夜空に少し似ている気もした。
 帰してやれねえのかな、という声がぽつりと聞こえた>>216

……そうね。

[本心からの同意だった。
 どういう経緯でこちらの世界に来てしまったのか、意図してか偶然か、スズにはわからないが。侵略者という疑いが消えたわけではないが。さっきの歌からは、悪意や害意は感じなかった。感じたのは、故郷への愛着のようなもの。
 このまま、穏便に元の世界に帰すことができるとしたら、それが一番いいんじゃないか。この地を荒らすのをやめてくれさえすれば、別に殺したいわけでもなし。お互いその方がいいんじゃないかと、そう思った。のだが]

(227) 2019/05/07(Tue) 22時頃

【人】 町娘 小鈴

ジャドーイン!!

[投擲されたナイフ(マイク)が腹に突き刺さり、邪道院が膝をつく>>213
 彼の曾孫に手を出されては黙っているわけにもゆかぬと駆け寄ろうとして、横から二人の間に割って入った少女の姿>>220に足を止めた。

 ――ああ、そうだ。
 この子はいつもそうだった。
 いつだって自分の身を顧みず。目の前のもの全てを救おうと、手を伸ばすのだ]

(228) 2019/05/07(Tue) 22時頃

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