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チアキ! 今日がお前の命日だ!
―ハウトゥ以下略―
大丈夫、だ。
終わればきっと、嫌じゃなくなる。
[全く大丈夫ではないと言われそうだが。
本気の抵抗に遭えば体格差もあるので恐らくは敵わない相手、うまく嵌められたらしいことにこっそり安堵。
推し込めた指先で熱い体内を感じ、性感はヴェラのものと共に締め上げた自身へ。触れ合うそこから、脈打っているのも伝わるだろうか。
苦しいが、快感があるのも確かで。]
……さあ、な
[ヴェラが感じているものの正体はじきに本人が掴む筈。
根元まで挿入した指を緩く出し入れ、頃合を見て入れる指は増えてゆく。
蠢く体内で何かを探すようにまさぐりながら、しがみつく肌を舐めてみる。
汗の味がした。]
[主導権を握ったライジがこっそりと仕向けるあからさまな姿勢と、囁かれる鏡代わりの実像。
媚薬に導かれたチアキの唇が辿る径絡。
人助けの域を越えている──、と訴える理性は灼かれて、身体を強張らせてせめてもの抗議を試みるのみ。
だがそれも、身体に烙される熱に形を変えた。]
っ、 くハッ… 、
あ… ッ 、 そこ 、は …!
[前も後ろもひとつになって、狂おしい官能に貫かれる。]
[くるる、くるる。低く優しく喉を鳴らす。
握ったトレイルの熱さが、自分にも移るよう。
切なくせっぱ詰まった声にとろりと笑い、
溢れる温かなしろを、てのひらで受け止める。]
トレイル、あったかい。
[二人からすこし身体を離して
手に受けたものを、ちろりと舐めた。]
い〜……よ、っ。
まっしろ、気持ち、いい……よ、ぉ〜……?
[あきらかに先程よりも余裕のない、荒い息遣いのままで、トレイルの耳元で囁きかけ、舐めて]
……っ、ん、ァ……ぁ、……ッ
カ、ルぅ〜……ッ、 ん、ぅ……
……ッ!
[カルヴィンの舌と指先に熱を煽られながら、トレイルを追い詰めるよう身を揺すれば、不意の痙攣と、強い締め付けがおそってきて]
───ッ、レイ……
[ぎゅぅっと強く、トレイルの身体を抱きしめると、ひときわ深くまで雄を押し込み]
……ンんっ───!
[荒く熱のこもった息を吐きながら、小さく唸る。
前は苦しいし、後ろは気持ち悪い。それなのに萎えない身体が恨めしい]
ん゛っ、く、
[緩く出し入れされるたび、ぞくぞくと背筋にこみ上げるものがある。
指が増えて圧迫感が増し、一瞬息が詰まった。
声を漏らすのが嫌で唇を噛む。ふうふうと歯の間から息をついていれば、探るように動いていた指がある一点を掠めた。
脳みそをくすぐるような、喉につっかえるような、とても冷静ではいられない感覚が中心から芽生えて、ついライジの肩に爪を立てる]
ひっ、や、ちょっと、まっ……ッ!
[もう一度掠めて、焦燥によく似たものがじりと胸を焦がした。
もっと、いやだ、相反する思考が頭をくらくらさせる。
肌を這う舌がじれったさを助長する。
わからなかった感覚は、どんどん強くなって
――ああ、くそ。これは、快感だ。
認めた途端、あ、と喘ぎが零れて落ちた]
[ぷるっと小さく震えた後、やや間をあけて、トレイルの上からずり落ちるように、隣に倒れ込む。]
ね〜ぇ、トレイル……。
どう、だったぁ〜?
[とろりとしたままで訊ね、無防備に腹を晒して転がって]
は、ぁ……。
ボクも……疲れ、ちゃったぁ〜……。
[けれど、まだ少し物足りないような気もする。]
知っている、んだな。
[気持ちよくなる場所、という知識があるらしいチアキに頷き、穢れなどなさそうな唇が雄を銜え込むのを見つめていた。
身悶える浅ましい身体、罰するように肩を噛んだ。]
気持ちいい、か?
[一生懸命なチアキの口淫>>+2を褒めてやれ、と暗に勧めて。
拘束した手を操りチアキの頭を撫でてやろうと]
―ヴェラと―
[苦しげではあるがヴェラの漏らす喘ぎ声と、立てられた爪と。
少しずつではあるが追い詰められてきた自身が苦しくて中を解す指先はじりじりと速度を増していく。
紛れもない喘ぎを聞き逃すことなく見つけ出した一点をぐ、と押し上げ]
……ここだ、な
[そのまま指の腹を擦りつける。
喘ぐ唇、噛み跡を見つけては優しく食んでリップノイズで慰めて。
嫌がる雄を雌代わりにしようというのだから一応は痛みなしに繋がろうと自分なりの親切心でそれ以上を急くことはなく、
ヴェラが欲しいと思えるまではそのまま鳴らすつもりだった。]
[繋がったふたりが震えるのを、目を細めて見ていた。
目に見える、快感のシンクロニシティ。
甘い声までが共鳴しているよう。
トレイルの零したものを全て舐め取って、
くったりと倒れるフランクの傍らへ寄る。]
ねえ。フランクのも食べたい。
[無防備な腹の上に手を乗せて、
顔をすり寄せ、脇腹に舌を這わせた。]
【人】 匿名軍団 ゴロウ[縁側。ぽかぽか] (1) 2013/04/06(Sat) 02時頃 |
[チアキは性愛を知っていると、注ぎ込む声。
そして、牙の痛みとともに情を交わす思いやりを教えられた。]
っ、 い、ぁ… いいっ… 感じ …る ッ
チア キ、 すご く… ッ
[言葉にして認めてしまえば、波はさらに高まるもの。
鍛え、癒し、時には苛めぬいてきたから、自分の身体のことは自分が一番よく知っている。
これほどの奉仕に長く耐えられるはずもない。
けれど、自分ひとりで極めてしまうのは ──
厭だというように、唯一自由になる首を振り立てた。]
[ふにゃ〜っと寝転がったまま、トレイルの乱れた巻き毛を繕ってやろうかと、緩く首だけを傾けて、ペロペロ舐めてやっていると]
ぅん〜……?
わ、カルヴィぃ〜ン……重い、よぉ〜。
[乗っているのは手だけなのに、そんなことを言って、身を捩り]
ん〜……と。
どっちが、良いのかなぁ……っ、ふ。
ぁ、くすぐったぁ……。
[くるるっと、気持ちよさそうに喉を鳴らした。]
どうして、それで怒るんで…?
[雄々しかった兄の弱くなったことと、これも怒られるのか。
眉を寄せて、目を瞬かせて、
ジェームスの方は見られない]
[チアキに伸ばした自分の――手が拘束する、ウーの手が届いたなら、髪を梳き撫でる。
少しでも力が入ればきっとウーのものを根元まで押し込むように頭を押してしまうだろうけれど。]
やっと素直になった、な。
身体はずっと素直だったのに。
[いやいやをするように振られる首、髪が頬を掠めてくすぐったい。
ぎり、と立てた歯に力を込めたが制止になるかどうか]
もう少し、だ。
[教えてもらった、なんて声に兄として少しだけ複雑になりながら。
チアキに仕上げを促す声はウーの肩口でくぐもった]
もっと優しくがいいの?
[重いと言われた手をどかして、
毛を逆立てるようにさわりと撫でる。]
ぜんぶ、欲しいな。
フランクの、全部。
[どっちが、に笑って応えて覆い被さる。
トレイルの中に入っていた場所に舌を絡め、
先端に口を付けて吸う。
中に未だ残っていないか、とでもいうように。]
【人】 匿名軍団 ゴロウ[鳥の鳴き声。 (2) 2013/04/06(Sat) 02時頃 |
……っ、ふぁ……くすぐったぁいよぉ〜。
[小さく身を捩るたび、尻尾が、床を掃くように左右に揺れる。]
ボクの、全部……ぅ?
……マセてるんだねぇ、カルヴィンって……。
[くすすっと笑い、カルヴィンの頭に手を伸ばし、撫でてやる。]
ウーとは大違…… ぁ、っ
[大違い……と言おうとしたが、熱を放って萎えた雄に、舌を絡められ、吸われれば]
……わ、ない……かなぁ?
[何かを思い出し、また小さく笑った。]
[ゆらゆら、床を滑っていた尻尾は、ふわりと持ち上がり、カルヴィンの頬を緩やかに撫でる。]
……いぃ、よぉ。
あげる。
でも、ボクもうそんな若くないからさぁ〜。
お手柔らかに、ねぇ〜……?
[そうは言うが、カルヴィンに咥えられている其処は、じわりと、新たな熱を宿しつつあった**]
[フランクの尻尾が揺れるごと、手の動きは熱心になる。
頭を撫でられれば、喉の奥で喜びを鳴らした。
反応が見えれば一度口を離し、
上目遣いにフランクの顔を見ながら、
根本から先端に向かって、丹念に舐め上げる。]
ウーと、したの?
[息を継ぐ合間に、ぱちくりと目を瞬いた。]
[指の動きも加え、拙さゆえの情感溢れるチアキの技巧。
手慣れたライジの手が弄う絶妙な愛撫と痛苦。
ふたりとも、どこで誰に教わったかなんてことは追求するよしもないけれど──
迫り上がる快感を訴えて身体が痙攣する。
またたびの香りは今や、それぞれの体温としか思えず。]
も、 …ッ 限ン 界、
あああぁァ… ッ !!
[叫ぶと同時に脈動が幾重にも重複炸裂して、隧道を駆け上がる。
身体を拘束されたままで快楽に翻弄される充足と恥辱。
淫楽を共にした者への愛しさと羞恥。
すべてを曝け出して歓びの裡に屈する。]
[びっくりしたのか、眼がまん丸になる。
伏せていた顔をバッと上げた。
怒ってるみたいなジェームスの顔をじっと見て]
別に、昔だって引っ掻きゃ、しやせんでしたし…
[のろのろ体を起こし、
既に痺れ始めていた左脚を引きずらないよう、慎重に歩いて縁側を飛び降りる]
ジェームス、それが本当に…望みなら?
[窺うように、見透かすように、ジェームスの足元に座り込んで見上げた]
[擽る尻尾に笑いが零れ、じゃれるように手が追いかける。
フランクの芯に再び火が入り始めたのを察して、
嬉しげに尻尾を立てた。]
お手柔らかに、なるかな?
[くすくすと笑ってしゃぶりながら、
視線をちらりとトレイルに向ける。
一緒にやったら、"お手柔らかく"なくなるかな。
なんてことを考えながら**]
[チアキは自分が思うよりも長けていたらしい。
拘束を解いた腕はウーの引き締まった腹部へ。
痙攣する熱い肉体を支え、やがて落ち着けば自分も脱力する。]
……チアキ。
よくやった、な
[彼はウーの放った飛沫をどうしただろう。苦味に苦しむようなら手のひらを差し出してそこに出せと言うつもり。]
ぅん〜。
もう、だいぶ前の話だけどねぇ〜……。
[最近はちょっと警戒されてるみたいだから、なんて付け加え、クスッと笑ったりもして。]
……っ、ふぁ……。
カル、上手……。
[そのカルヴィンの視線が、トレイルへ向いたのに気付けば、とろりとした表情をトレイルへ向け]
トレイルぅ〜。
おいで……?
ソッチだけじゃなくてさぁ、やっぱ、両方知っておいた方が、イイでしょぉ〜?
[低く、笑うように喉を鳴らし、誘いかけた**]
それは食べ物じゃない…っ、 毒でもないが… 、多分。
[放恣に虚脱した身体をライジに支えられ共に脱力したのも束の間、チアキの無邪気な仕草に跳ね起きる。
淫惑の削ぎ落とされた今は思考もクリアだ。]
あ、ああ、 もう大丈夫、だ。
[ケンカしたくなるのもきっと忘れる、という優しいチアキ、後始末までしてくれたライジへと礼の視線を向ける。]
[自分を特別だ、と言ってくれるチアキ。
何事も厭わぬその真っすぐな好意。
大切なことを教わったのは自分の方だと。]
こんな時、 なんと言えばいいのか ── 武道は教えてくれぬ。
[それでも、心の求めるままに、チアキの顔を束んで口づけた。]
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