人狼議事


82 謝肉祭の聖なる贄

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サイラス! 今日がお前の命日だ!


[娘は主となった大神をどのように思っているのだろうか。
避けられぬ死の宿命(さだめ)から逃れる為に、自ら死の顎に飛び込んだこの娘は。

恋人のようにか。
守り神のようにか。

だが、銀灰の大神にとって娘は恋人ではなく、庇護すべき者でもない。

少なくとも、今はまだ。]


病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/03/17(Sat) 00時半頃


病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/03/17(Sat) 00時半頃


【人】 病人 エリアス

[譬え誰に咎められようと。
否、咎められる人間も居なかったのかもしれないが――。
あれからおおかみは、瞳閉ざした金糸の贄を、頑なに離そうとしなかった。

それは、宵の帳降りてからも。
火の灯り一つもない、星明りしか無い闇が来てからも、そうだった。]

(1) 2012/03/17(Sat) 01時頃

[灰青の雨水に弄ばれて、若い肉を喰らって得た精の半ばは散らされたか。
 それでも変わらぬ鷹揚さで、しょうのない奴よと苦笑いするのみ。

 ころりと口の中で転がすのは、先ほどの目玉。
 開きっぱなしの赤黒い瞳孔は、自らの片眼にもよく似ている。

 あの狂乱の夜以来、月日が癒しても片側の視界は紅いまま。
 それでも性懲りも無く機会を狙っているあたり、余程の阿呆なのだろう。]

 


【人】 病人 エリアス

――夜――

[人の視界遮る深い闇の中でも。
白金の毛並みは星明りを仄かに反射し、微かに光を帯びている。
それは人間の目では、遠くからでは認識できない白だろうけれど、
近くで見つめてくれる瞳は、きっと捉えてくれる、と思う。]

ねぇ。 ………

[此処は少し北の方の村外れ。
長髪の年長の贄が他の者を何処に誘導したかは知らないが、
今ここに他の誰の気配もないことは、佇んでいれば明らかだった。

白金の大神は、傍まで連れて抱き寄せていた金糸の主の顔を見つめる。
他に誰も居なければ、そのあおいろは今、自分だけのために開かれるのだと]

(8) 2012/03/17(Sat) 01時半頃

[夜気に血の濃い香が満ちれば、
抑制がまたひとつ剥がれてゆく。]


【人】 病人 エリアス


ねぇ、………今から、お前のこと、食べるから。

僕のこと、見てて。
最後まで………ううん、ずっと、見てて。

[半端な人の形だったものは、狼へと姿変える。
そして、抱き寄せていたそのひとを押し倒すような形で、
身体の上に、ふわりと乗りかかった。]

(11) 2012/03/17(Sat) 01時半頃

[深い氷雪の下に秘められた活火山の如き気性は、酷く魅力的で好ましいと思う。
 その熱に触れて身を焦がすのも、燃え尽きぬ程度なら構わぬくらいに。]

 お前さんが譲っちまうなんて、珍しいもんさなぁ。
 おチビさんの勇気に免じてとか言う奴、かい?


【人】 病人 エリアス

[狼としての躰もまた、この背高く筋肉もついた贄より、小さくて細いもの。
だから、おおかみが彼の上に乗る姿は、押さえつけるというよりは
本当にただ乗りかかっているだけに等しかったのかもしれない。

鋭い牙は、陽が落ちる前に噛みつき傷をつけていた
その首筋にもう一度、喰らいつく。
皮を破り、筋を引き裂く。その痕を、血を拭うようにざらりと舐め取る。
その後牙は、首許から降りて胸板に向かい、同じように食んでいく。

贄たるそのひとの身体が動くなら、体重を掛けて抑えることにはなるけれど。
その様も、きっといとおしげにしがみつくさまを思わせるものだったろう。]

(13) 2012/03/17(Sat) 01時半頃


……ふん。

[小馬鹿にしたように鼻を鳴らす。
険含んで横目で眺めやる、その目付きも今は濃艶。]


【人】 病人 エリアス


[―――…擦れた声が、聞きたくて。
喉元と胸の奥だけは、その命が尽きるまで
牙を立てないままでいた。]
 

(14) 2012/03/17(Sat) 01時半頃

【人】 病人 エリアス

[
  「あなたのものである」 。

 さいごにその言葉を聞いた時。
 おおかみの目から、また涙がひとつ、ふたつ、零れていた。]

(15) 2012/03/17(Sat) 01時半頃

[手の内で散らさせた精。風の精気そのものであるそれがついた手を口元へ運び、美味そうに舐めとっていれば。
若い贄の血肉を僅かばかり食らうより、遥かにその毛色は元の色に近付いて、薄墨色か薄鼠色くらいまでは濃くなったか]


[そういうつれない態度も、構いたくて仕方なくなる。
 クク…と小さく忍び笑うと、
 隙間風のように密やかに傍へ擦り寄って、流した視線の目元を舐めに行く。]


【人】 病人 エリアス


(…………ああ、ずっと、ずっと

   お前は、僕のもの、なんだ )

[それから程なくして、白金の大神は、そのまま寄り添うように
血塗れた男の身体の上で、静かに眠りに落ちた**]

(17) 2012/03/17(Sat) 02時頃

あれがあまりに惨めたらしい顔をするゆえ、よ。

[うすら色づいた唇を歪める。]


[近寄れば、邪険に突き放そうと手を払う。
――それでも、舌先は軽く触れるを許してしまう。]


[怒りにきっと睨み据える眼は、火の吹くよう。
血の昇った白い膚はぬめるような照りを帯びる。]


病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/03/17(Sat) 02時頃


[肌は舌よりも幾分冷たく、滲む薫香は虫誘う花のよう。
突き放そうと出された手に払われて、つれないねぇと笑うのみ。

銀灰色の長い髪をさらりと指でなぞった。**]


 ………贄を食らうより、こちらの方が効率が良さそうな。

[己の手を目の前に掲げ、その肌の色艶を見て。
一旦、獣の姿に戻り己の毛並みを確認して。
再び人の姿に戻れば、その外見は人間で言うならば50代半ば〜後半くらいになっているだろうか。

金糸の贄を連れて何処かへ行く白金を見送った後。茶と銀灰の同胞が戯れあうのを眺めて。

同胞と本格的にまぐわったなら、本来の姿に戻れるだろうか――などと考えていた]


 おぅ、その顔さぁ…
 そういう目で見られると、実に燃える…ねぇ。

[睨みつける眼の奥に揺れるものを受け止めて、破顔する。
 長い髪を掴んで腕の中へ引き寄せようとするのは、咬み付かれるのも覚悟の上でだ。
 許されるのならばその背中を尾の付け根までするりと撫で、
 甘い彼の香に煽られた熱を衣越し押し付ける。]

 てめぇが滾るから釣られちまったじゃねぇか。
 …責任取れ、よ。

[低い声で告げると同時に、首筋を甘く咬んだ。]



[はらり掬われる長い髪、首を振って振り払おうとするが、掴んで引かれてはどうにもならぬ。
心ならずも、姿勢崩した身体は戯れの主に寄りかかることになった。
牙剥き、伸ばした爪で前腕に長い血の筋を作ってやる前に、尾骶に輩の熱い塊、布越しに押し付けられ、一瞬動きが鈍る。
図らずも――餓えに苛まれるからだには強すぎる刺激。

それでも、首筋咬まれる寸前、首の毛に気配を感じたところで振り解いて逃げ出し。
ギリと歯噛みし牙鳴らして、怒りを露にする。]


知るか。
さかるなら雨師殿とでも睦んでいろ。

[ガチガチと牙鳴りさせ]

……こんなことならあの折に喰いちぎってやれば良かったわ。

[嘯くが、怒りで朱に染まった頬は、狂乱の夜に数限りない悦楽の紅潮を浮かべたそれを思わせるもので……]


[そして、時折零れる吐息には、紛れもない情欲を漂わせながら。**]


【人】 病人 エリアス

――翌朝――

[目覚めた大神は、白金に纏わりついた贄の血色を、丁寧に舐る。
舌のどうしても届かない頭や項には、黒ずんだ紅色を残したまま、
おおかみは狼の形から再び、耳と尾持つ人の形へと。]

(46) 2012/03/17(Sat) 15時頃

【人】 病人 エリアス

[アクアマリンの主の身体、他の大神に渡す心算はなかったが。
喰い残しを拝借に来た茶色が来たのが、白金の目覚めぬ前であったならば、それが阻まれることはおそらく無かっただろう。

そして本当は、人の手に渡ることもまた、望んではおらず。

けれどかれの全てを一度に喰らいきれない程に、小さな身体。
躯を棲家まで運んでいくことは、おおかみの力では
出来ない訳ではなかったけれど――]

(47) 2012/03/17(Sat) 15時頃

【人】 病人 エリアス


………うー?

[青年の身体の上には、血肉と共に食い破られていた白い布地。
懐から零れ落ちたものだろうか、白の布地の中に
在ったそれに、漸く白金は気づく。]


何だろ、これ。………、

[それが薬ともお守りとも>>2:47、若い大神にはよく解らなかったが。
けれどかれの一部として、自然に手に取って
己の衣の懐に収めたのだった。]

(48) 2012/03/17(Sat) 15時頃

【人】 病人 エリアス

[それから、広場の方角を眺める。]


……行かなきゃ。

[瞼を閉じた躯の、その口許をもう一度ぺろりと舐めて。
白金は、その場を後にした。]

(49) 2012/03/17(Sat) 15時半頃

【人】 病人 エリアス

[かくして遅起きの白金は、遅ればせに、再び祭壇に姿見せる。
どこかぼんやりとした瞳、ほんの少しだけ艶のある髪。
朝帰りのような気怠さを帯びているように見えたとしたら
その認識もあながち間違いとは言い切れないだろう。]


うー……何。

仕合い……ううん、舞、なの?

[今まさに贄同士の剣戟始まろうか、というところに顔見せた
白金は、きょとり瞬きながらも、とりあえずは祭壇の端に座す。

白金自ら命を下していた、帽子の贄の姿も其処にない事。
また何処か若返ったように墨色を帯びた大神の姿。
この場の血の匂いに混ざり伝わる薬酒の匂、そして濃い香。
それらにも気づきはしたが、今は、呟きは零れない**]

(50) 2012/03/17(Sat) 15時半頃

病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/03/17(Sat) 15時半頃


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