人狼議事


256 【突発RP村】胡蝶の夢

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おいしくないなら、食べないだろうな。

[少女のあどけなさを思わせる疑問に、同じように簡単な言葉と理由で返事を。]


【人】 逃亡者 メルヤ


 家族がいる方は、大層心配されているでしょうね。

[2日も家に帰らぬ者がいれば、心配するだろう。
一時でも、空から落ちる雪と風が止めば、
連絡くらいは出せるだろうか。特に、姫のお宅へ。

軽口には、指先で口許を隠した。]

 大層酔っ払うつもりなのですね。
 えぇ、大抵のものは貯蔵庫においてあります。

[貯蔵庫に足を踏み入れれば、林檎の甘さが漂う。
吹雪で実が落ちてしまう前に、収穫できてよかった。]
 

(0) 2016/11/15(Tue) 00時頃

【人】 逃亡者 メルヤ


[この甘さと、二人きりの状況。]

 そういえば、肩車をしてほしいと頼んだのも、
 ここで、でしたね。

[懐かしさに目を細めつつ、
葡萄酒の瓶をケヴィンに手渡した。*]
 

(1) 2016/11/15(Tue) 00時頃

/*
ごめんなさい業務連絡。

襲撃描写ですが、お二方のどちらかが表でやりますか?
そうしない場合は、襲撃の状況を私が表に伝えても大丈夫です。
すぐCOするつもりですし。


/*
ありがとうございます。
赤で描写して、おおよそのところをアイリスに伝えてもらうのがいいかな、と思いましたが、トレイルが表でするならそれでもよいです。

それとも二人で襲います?


/*
んー、と。今日表で描写する気はとりあえず無いです。
襲撃に関しては特に希望が無ければ自分がしますよ。


/*
ではキャサリンはお任せします。


/*
了解です。

といっても、私のロルで多少なりとも触れちゃうと思うので、そこはあれそれ。


[現実を見ようとせず、人として振る舞っても。
吹雪はヒトも獣も、閉じ込めたまま逃がしてはくれなくて。]

……っ、…く

[かちり、かちり、物欲しげに牙が鳴る。抱き締めた己の身体が妙に熱い。
若い狼が衝動に耐えられた時間は、短いものだっただろう。]


[不気味な静けさが覆う夜の修道院に、四つ足のケダモノが闇に紛れ現れる。
爛々と輝く紅い目に、茶色の毛皮を持った狼は酷く飢えている。まるで、ずっと我慢をしていたみたいに。]

……

[その鼻が辿るのは誰の足取りか、
居る、居る。部屋に籠っていない人間が。]


[それもまた、旅人の時と同じ。
互いにとって不幸なことだった。

誰よりも真実を知っていたから、危機感を抱いていたから
落ち着かず、眠ることなど出来なかったのかもしれない。
金色の髪を持つ修道女は、その目を持って自分の正しさを知ることとなった。]


[彼女は獣の正体を知らず、獣は今本能に呑まれて訳も分からなくなっていて。
身寄りの無い寂しさを寄せ合い、きょうだいと呼びあっていた。
その相手を互いに認識出来ていないのは、幸運だったのかもしれない。]

[哀れな修道女は懸命に逃げた、必死に必死に、玄関へと。
けれどドアノブを握る間も無く、あっさりと追い付かれて。

……林檎よりも昏い紅が、散った。]


[しかし、例え外に出れたとして、吹雪の中では運命は同じ。
彼女の咄嗟の行動は悪手だったと言えるだろう。恐怖で声もあげられず、哀れなことだ。]



[若い狼は今は仲間に呼び掛けることも忘れ、無我夢中で肉を貪るばかりだけど。
もし、気付くことが出来たのなら、その気があるのなら。
食事に加わる同胞を退けたりは、しない。*]


[食堂でうつらうつらとしながら暖炉前で座っていると、何かが駆ける音がして、目を覚ます。]

そうか、始めたか。


[静かにそう言って、テーブルの上の水を飲み、食堂を出る。

音と臭いを頼りに、玄関まで行くと、若い狼が修道女を貪り食っていた。
自分は人の姿のまま、その姿を見守る。
自分にはただの修道女だが、この狼にとっては古い知り合いだったか。

そう思いながら、腕を組んで壁に背を預け、その様を見下ろして。]


……ほどほどに、しておけよ。
証拠を残さぬようにな。

[血の匂いに鼻を動かし、ごくりと唾を飲むも、若い狼の獲物を横取りする気にはなれない。

それに、そうだ、ここには“食料”は数日分あるじゃないか。
急ぐことはない、と、そっと食堂に戻った。*]


[増えた気配に一度牙を突き立てるのをやめた狼は、顔を上げ男を視界に捉える。]

ーー……

[そして彼を少しの間唸り声を上げて睨みつけていた、同胞だと知っている筈なのに。
この狼は覚醒に至れども沢山の食料と閉じ込められてしまったくらいで理性を失う、とても未熟な獣だった。

やがて、その“匂い”に気付けば再開される残虐な食事。やって来ないのなら分けるつもりはないらしい。
忠告は果たして聞こえていたかどうか。満足がいくまで貪り続け、玄関は飛び散る紅で酷い有り様に変わってしまった。*]


あれ……っ、
俺、昨日……。

[声になったのは無意識のこと。

昨夜必死に堪えていた後の記憶は、何処へ?
それでも確かに腹はしっかりと、満たされていた。**]


【人】 逃亡者 メルヤ


[酔いは脳をとろかして、判断を鈍くさせる。
眠りの淵へと、背を押してくれる。]

 ……不思議な、心地。

[ケヴィンの感覚がわからず、繰り返す。>>18
多めに、と言われれば、リキュールの瓶を一本取り出そうか。]

 行きましょうか、……おにーちゃん。

[囁くように昔の呼び名を掘り返したのは、姉の話のせいか。
もしくは、不思議な心地のせいか。
前者ならば、親しい者が傍にいるという事実を己に認識させたかったに違いない。
メルヤ自身にも、何故かはわからず。]
 

(28) 2016/11/15(Tue) 02時頃

【人】 逃亡者 メルヤ


[ケヴィンの主張通り、食堂へと足を踏み入れる。]

 良かったら、どうぞ。

[リキュールの瓶を揺らし、振る舞う旨を伝える。
テーブルにはまだローズマリーが作った食事が残っていたろう。
冷めてしまったが、酒と共に頂く。
そう多くの量は飲まなかったが、
長い間、ほんの少しずつ酒を喉へと流し込んだ。
相手をしてくれる誰かがいるなら、楽しげな話をせがむ。]
 

(29) 2016/11/15(Tue) 02時頃

【人】 逃亡者 メルヤ


[窓の外は、やはりまだ白い。
果樹園の林檎も、白に隠され、見える気配はない。

動くものは、無生物だけだったろう。
鳥も人も、吹雪の中に飛び込むのは、無謀としか思えない。*]

(30) 2016/11/15(Tue) 02時頃

もし、誰かを食べるのなら。
ほんの少しでいいから、残しておいて。

[就寝前に、そう伝えていた。
その理由は告げなかったけれど、不思議に思われたかな。

私が、彼らの仲間なら、
これくらいのワガママは、聞き入れてくれると信じて。]


【人】 逃亡者 メルヤ


[その夜、寝床はいつまで経っても一人分の体温。
頬を紅く染め、瞼もしっかり開ききらないまま、
姉を待つ。

食堂にも、姉は現れず、
料理教室は永遠に訪れなかった。>>1:113
同じく生徒であるローズマリーの一瞬曇った表情を、
思いながら、メルヤは眠りへと落ちる。]**
 

(39) 2016/11/15(Tue) 02時頃

逃亡者 メルヤは、メモを貼った。

2016/11/15(Tue) 02時頃


[シーツが紅く染まっていた。
それを見ておぼろ気に思い出す。昨晩は、必死過ぎたのだと。

己は誰を喰らったのだろう?
おいしくないかもと、そう言って意図の分からないお願いをしてきた少女が浮かぶ。

『食べないよ』

私を食べないで、と言われたわけじゃないのだけど。その時は否定を返していた。
生きる為に求めるだけ喰らうだけ、出来ることなら、誰のことも。]

アイリス、
  ……おはよう?

[翌朝そう彼女に向けて呼び掛けたのは、呑気な挨拶でも何でもなく確認のつもりだった。]




俺か。
……俺が、彼女を喰ったのか。

[ああ、そう言えば見たような気がする。
闇に融ける鮮やかな金色。]


おはようございます。

[聞こえてきた確認めいた声に、
打って変わってこちらは暢気な挨拶。
昨日は何がなんだかわからなくて困惑していたけど、今ではその色もすっかり消えた。]

キャサリン、おいしくなかったです?

[あまり元気そうな声色じゃないから、能天気にそう聞く。
何もせずに済みたい、って、昨日そう言ってたっけ。
でも食べちゃったよね。あんなに夢中になって。

人狼の食欲のことは分からないから、首をひねるのみ。]


【人】 逃亡者 メルヤ


[緩慢に目を開ければ、朝が来たことを知る。
隣に姉がいない事に、息を吐く。
何処で夜を過ごしたのだろう。
頭をふって、思考を振り落とそうとすれば、
ぐわんと世界が揺れる。
支度を整え、手摺りを伝いながら、階段を下る。
人の声に誘われ、玄関まで向かえば、
鉄の匂いの風が冷たく吹く。]

 なに……。

[罪だとか、犯人だとか、キャシーだとか。
そこまで聞いてわからない、分別のつかぬメルヤではない。

あ、気持ち悪い。
血の気が引き、手頃なものに身を預ける。]**
 

(74) 2016/11/15(Tue) 11時半頃

……まだ、人狼になっている時は意識がないのか。

[あれだけ食ったんだ、おいしくなかったわけはないだろう、という言葉は飲み込んでおいた。

親しい人を食うのはどんな気分だったか。
そもそも親しい人が思い当たらない自分には、想像してもわからない。]


いいや、……
とても、美味しかったんだろうね。


【人】 逃亡者 メルヤ


[壁にへたりと身を預け、目を閉じる。
消えてしまえ、とどんなに願っても、
現実では、大抵の事は思い通りにいかない。
最後に聞いた姉の訴える言葉が、反芻される。
本当、と。

人の声が聞こえる。
姉の声に掻き消されてしまえばいいのに、
ご丁寧にも聞こえてしまうのだから、皮肉だ。]

 ── ……ん。

[立ち上がる気力のないままに、
声がより一層届いた、己に問いかけられただろうものに頷く。>>105>>107
メルヤ以外にも修道院に詳しいものはいるのだから、案内するまでもないだろう。]
 

(115) 2016/11/15(Tue) 17時頃

【人】 逃亡者 メルヤ


 おねーちゃん、
 わたしが探してれば、わたしが信じていれば、
 こんな冷たくて静かなところで、
 寝ないで済んだかもしれないのに。

[眸は光を映さぬまま、閑かな音を紡ぎ、
胸の中は後悔で焦げ付く。]**
 

(116) 2016/11/15(Tue) 17時頃

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