人狼議事


75 サプリカント王国の双子

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――お慕い申しておりました。

[心中呟いた言葉はそれだけ。
 後は、締まるような想いに消えた。]



(私は、王女になるのだ。)


[首に。
細い、目に見えない糸が、絡みつくような。]


[女王がグラスに口をつけ、中身の液体を飲み下したのにゆったりと笑む。
 その瞳は黒曜より昏く、とぷりと濁っていた。]


[そうすぐに変調を来たすものではない。
 それで良かった。それが良かった。

 時は、満ちた。]


【人】 病人 エリアス

―式典 バルコニー下―

[式典の開催が告げられれば、懐から取り出すのは銀縁の眼鏡。
テンプル(つる)には銀細工の小さな蝶が誂えられている。
昔から、視力はお世辞にもよくはなかった。
屋内に籠りがちで、本ばかり読んでいたのならば無理もないこと]


嗚呼、噂にたがわず、お"美しい"


[無礼を厭わず、差しかけた黒い日傘はそのままに。
囁きながらくるり回せば、レースの端がひらりと揺れる]

(22) 2012/01/09(Mon) 14時半頃

【人】 病人 エリアス

[兄が着飾ったのならば、
果たして姉王女が噂通りの男性であれ女性であれ、
見る者全てを恋に落とすほど麗しく可憐たることは予想出来ていた。

驚くべきは、妹王女の美麗さもそれに劣らぬものであったこと。
彼女を彩ったのは、先程出会ったシメオンという青年なのだろうか。

一対の"双子の姫君"は、艶やかな華のようであり]

(23) 2012/01/09(Mon) 14時半頃

【人】 病人 エリアス


リリィ。

[スピーチが終わり、
小さなリスザルの喝采>>11に視線は自然と其方へ向いた]

…あ。

[歩み寄ろうとする前に、
地へ降り立ったリリィは何処かへと行ってしまった。
ふと零した声に、珍しく落ちる感情の色は何処か寂しげなもの]

(24) 2012/01/09(Mon) 14時半頃

―着替えの間―

 …… ね、シメオン。

[衣装のズレなど、口実で。
実際は殆ど、手直しの必要はないだろう。
ただ、二人になりたかった。]

 バルコニーから、国民たちの姿を、見たわ。
 …… 本当に、たくさん、で。


    "父さん"と"母さん"の姿、は… わからなかったの。

[この話を聞かせられるのは、自分付きの世話役ただ一人。]


 きっと、見に来てくれてはいたと、思うんです。
 でも、…… 上に立つということは、一人ひとりの顔までは、
 見られないことなのですね。

[こんなことを言っても仕方が無いのは、わかっている。
けれど、胸に去来した空虚な寂しさは、どうしようもなく。

会いたいと、泣いた夜があった。
寂しいと、縋った夜があった。
王女としての教育を受け、歳を重ねるうちに、そんな事はなくなっていたが。

ミッシェルではなかった頃の、あの少女はもういなくなった、筈なのだが。]


 これは、ひとりごと、です。

[幾度も彼に見せていた、弱い姿。
その前にくっつけていた、幼い言い訳。]

 だから、すぐに忘れてくださいね。

[忘れろとまで謂うのは、本当に久しぶりだった。]


 …… わたし、

             母親に、なりたかった。


[もう二度と言うまいと、過去形にして。
妹王女には、決して許されぬ願いだった。]


[自分が生まれたときに、喜んでくれたという本当の両親。
養子である自分も可愛がってくれてはいるが、実の"娘"に対するグロリアの態度は、やはり何か違って見えて。
子を産むというのは、どんなことなのだろうかと、幾度も夢想した。
それが決して叶わぬと知ったときには、あまりの衝撃に涙さえ出なかった。

遅めの初潮を迎え身体が女になった、13歳も終わろうという頃だった。
普段は忙しくしている宰相レベッカが、二人になれる時間をつくり、神妙な顔で話してくれたのをよく覚えている。

王女なんてやめる、と言わなかった、言えなかったのは、本当の両親の思いや、シメオンの存在があったから。
衝動を踏みとどまるほど情緒が成熟し始めていた時期だったというのも、大きかった。
その点で言えば、身体の成熟が少し遅かったのは、良かったと言えるのだろうか。]


[自分の子を、腕に抱くことができたなら。
諦めることのできなかった願い。

その子を、本当の両親に見せてあげられたなら。
どんなに、二人は喜んでくれるだろうか。
わが子というのは、どんなに可愛いものだろうか。
くすぶる想いは、胸の中で成長し続けていたが。]

 …… それだけ、です。

[王女なのだと、日々自分に言い聞かせて。
宰相になるのだと、頭の隅に追いやっていた願いは、
どうしても捨てることができずにいた。
こうして、もう言わぬと誓いながら、逃げられぬ、逃げぬと思いながら、なのに忘れ去ることが出来ずにいる自分は、なんて未練がましいのだろう。

自嘲の笑みを浮かべながらも]




 …… あなたがいてくれて、本当に、よかった。

[謝罪の言葉を、飲み込んで。
これで謝っていたら、何度謝罪したって足りやしない。

ただ、礼の言葉に変え。
少し眉を下げた、笑みを浮かべた。]


【人】 病人 エリアス

― →城内、応接間―

[入院していた時の娯楽は、
本を読むことと空を眺めること位だったから。
この町の天気はよく知っている]

…ほら、雲が出て来た。

[ささやかな天気予報>>0:19が当ったことを喜びつつ、
日傘を畳んで城内へと案内を受けた。
共に招かれた者は、先に聞かされていたより随分と少ない。
件の噂の所為だろうか。
唯でさえ可能性が低いであろう自分にとって、
ライバルが減るのはむしろ好都合ではあった]

(30) 2012/01/09(Mon) 18時頃

【人】 病人 エリアス

失礼、ミスター。
随分と浮かない顔をされていますね。

[居合わせた青年>>13に、にこりと微笑みながら声をかける]

緊張されているのですか。

いけません。こんな素敵な日に。
折角の上等のお召し物が、泣いてしまいますよ。

[冗談めかして言いながら、人差し指をすっと立てて。
彼の眉間を軽く押そうとする]

気分が楽になるおまじないです。
此処でお会いしたのも何かのご縁ですから。

楽しい時間を過ごしましょう?

[紡ぐ言葉に棘はない]

(31) 2012/01/09(Mon) 18時頃

【人】 病人 エリアス

―応接間―

[此方から視線を外す金糸の青年>>34
純朴な様子は人柄の良さを示すに足る。少なくとも、自分よりは]

白状すると僕も少々緊張しておりまして。
話し相手が欲しかったのです。ご迷惑でしたら、ごめんなさいね。

実は、―――…おや、続きのお話はまた後程。

[会話を続けようとして、使用人の声に言葉を中断した。
もうすぐ女王陛下と王女達がやってくると聞けば、
姿勢はすっと正される]

……。

[やがて扉が開けば立ち上がり、三人の王族へ深く礼を。
正直なところ、こういった場面での礼儀作法が良く分からない。
非礼がなければ良いのだがと内心思いつつ、
許可を待ってから席に着き、挨拶と自己紹介を聞いていた]

(37) 2012/01/09(Mon) 23時頃

【人】 病人 エリアス

[妹王女から視線>>35が向けば、
薄く微笑んで生成りの髪をさらりと流す。

女王の挨拶の後、
姉王女>>36が口を開き始めれば緩やかに視線を其方へと向け。
間近に映る姿、今は眼鏡がなくともはっきりと瞳に捉えられる。
―――…兄が施した最良の華。

各人の挨拶が終わる度、恭しく頭は下げられる]

(41) 2012/01/09(Mon) 23時半頃

――着替えの間――

 はい。

[始めは、名を呼ばれて、それに対する返事。]

      ―― はい。

[二度目は、心の暗がりを肯定する、重い、重い返事。
 "王女"の父と母は国王と女王でしかなく。
 栄えたこの国の"国民"の、ひとりとひとりではない。
 "王女"の見るべきが"国民"だとしても、その愛を注がれるのは特定の誰かであってはならない。

 ミッシェルの静かな深い声に、もう何年も、何年も昔の、縋り泣く姿が重なった。
 この、まだ本当は二十に満たぬ子の、何度数えてもただの四つしか歳の離れない子の小さな儚い背を、その度に宥めすかすしか出来なかった、力ない自分を思い出す。]


 はい。はい。

[三度目は、ひとりごと、を受け入れた。
 四度目は、忘れてください、を聞き入れた。

 だから、あとは何も言わなかった。
 言う必要はなかった。ひとりごとは、聞こえてなどいないのだ。
 このただの十九歳の少女の、か細い呟きは耳には届かないのだ。]


 ――勿体無いお言葉です、私の、私だけのミッシェル様。

[瞳を伏せたまま、笑う。
 愛おしいと抱き寄せることはしない。そんな事は、出来ない。

 こんな汚れた身体では、彼女を汚してしまうから。]


【人】 病人 エリアス

―謁見前:応接間>>43

お気遣いに感謝します、ミスター。

[差し出された見取り図を受け取りながら、
浮かべる穏やかな笑みは先程までと変わらぬもの。
他人行儀な双方の様子は、
揃いの色の髪を除けばよもや兄弟とは思われまい]

……。

[けれど。伏し目がちに見取り図へ視線を滑らせれば、
其処に明らかに付け加えられた走り書き]

是非とも。

[見学を、との言への返事としても可笑しくない言葉を紡ぎ。
くすりと口元の笑みは一度だけ深まった。
見返す眸の色もまた、生成りの奥と似たオリーブ色]

(48) 2012/01/10(Tue) 00時頃

【人】 病人 エリアス

―応接間―

[挨拶を促されれば、静かに席を立って深く腰を折り]

御丁寧な挨拶、痛み入ります。
本日は光栄な場にお招きに預かり、身に余る幸せに存じます。

僕はエリアス。エリアス・ブローリンと申します。

残念ながら父母は高貴の出ではありませんが、
この町で生まれ育ちましたので、
王都のことならば詳しい、というのが取り柄でございましょうか。
勿論、一庶民の視点ではございますが。ふふ。

絵本作家、などをしておりまして。扱う題材は幅広く。
―――――…この国の逸話なども、少々。

[にこりと悪戯めかした笑みは、
この会合には些か似つかわしくない無邪気さを伴って]

(51) 2012/01/10(Tue) 00時半頃

【人】 病人 エリアス

しかし、女王陛下と王女様がたの御美しさは、
物語の域をゆうに超えておりました。

[視線を緩やかに動かし、最後に留まったのは姉王女の髪先]


―――――…特に、シルヴァーナ様。
赤い花飾りが良くお似合いで


[すっと目は細められる]

失礼。不躾でしたね。
本日はどうぞ、宜しくお願い致します。

[再度礼をし、席に着いた]

(52) 2012/01/10(Tue) 00時半頃

[シメオンの出自は、知っている。
初めてあったとき、彼はどこまで使用人としての教育を受けていたか。
たとえ所作ができていても、噂話は耳に入ってくるもので。

己も、今は王女ではあるが、元は一般庶民だ。
木に登ったこともあるようなおてんばで、しとやかさとは縁がなかった少女からすれば、生粋の完璧な世話役がつくよりも、随分と気楽でありがたくさえあった。
だから、彼が自分を、汚れたなどと卑下しているなんて、知らなかった。

過ぎると言われるやもしれぬほど頼りにしていた彼の賛辞は、いつも、胸の奥を暖めてくれて。]


 あなたがいなければ、今の私はありませんでした。
 これからも、よろしく頼みます、ね。

[信頼と親愛を込めて。
彼のいない城での生活など、考えられない。

姉や母を、あまり待たせる訳にもいかない。
最後の弱音を流してしまえば、行きましょうか、と促した。]


【人】 病人 エリアス


嗚呼、"リリィ"が。あれは賢い子ですから。

[他の者の挨拶の邪魔にはならぬよう見計らいつつ、
姉王女>>55へと言葉を返す。
それは彼女の脳裏の疑問へ、暗に答えるものとなっただろうか]

お言葉に甘えまして、庭園にも是非寄らせて頂きますね。
この季節、夏薔薇も美しく咲いているのでしょう。

[逸話の話をした折、僅か姉王女の表情が曇ったことを見てとる。
あれだけ悪い噂が流れているのだ。
それが真であれ偽であれ、不安に想うのは無理の無いことだが、さて]

僕の物語はね、Happy Endと決めているんですよ。
苦しいことも悲しいことも、きっといつかは報われる。
誰しもが笑顔になって、めでたしめでたし。

ふふ、其の方が素敵でしょう、プリンセス・シルヴァーナ。

(60) 2012/01/10(Tue) 01時頃

【人】 病人 エリアス


――――…Happy End。僕はその為に参ったのです。

[にこりと静かな微笑みに、滲ませるのは揺らがぬ焔]

貴女様が手をとってくださるならば、幸い。

[けれど押しつけ過ぎぬよう、
最後は幾許かの冗談めかした声色で締めくくられる]

もしも読んでくださるならば、本は喜んでお持ちいたしましょう。
シルヴァーナ様に、最も相応しい物語を。

[ゆるりと視線を窓へ滑らせれば、先程より空を覆う雲は厚く。
憂うのは、庭園での約束を想ってのことか**]

(67) 2012/01/10(Tue) 01時半頃

病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/01/10(Tue) 02時半頃


[あの儚い少女の呟きは聞こえていなかったから、今から起きることはみんな自分のただのエゴだ。
 盗人の最後の悪あがきだ。
 静かに伏せた目の向こう、扉の奥を思う。

 この国はどうかしている。
 男を王女と着飾るのもそうだが、ただの庶民の子に責を押し付け、体裁を取り繕おうとしている。
 きっと本当の王女が存命であったなら、いや、自分が王女つきの世話係などにならなければ、自分もまだ己の身が可愛いままでいられたのだろう。

 だけれど、知ってしまった。
 知らなくていいことを、きっと知ってしまった。
 涙を、痛い想いを、本心を。]


[これから起こることはエゴだ。
 何が起きても彼女の味方でありたいという、世話係としてのエゴイズムだ。
 姫を救い出す騎士になんてなれなくていい。
 これが自分の人生のピリオドでいい。

 きっともうすぐだ。]


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