人狼議事


311 【RP】妖怪温泉『百夜の湯』

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【人】 森番 ガストン

― 廊下 ―

 泡がたくさん出るところか、それはなかなか興味深いな。
 少年もそこに興味があるのか?
 ならば、ぜひ行ってみようではないか。

[提案を聞き、ぬんと腕組みをして、見上げよう。]

 血の池は、吾輩はあまり好かん。
 あそこはいつも鬼で混んでおるし、うっかり沈むと湯の色が色だけに何も見えんのだ。

[なので行くなら泡風呂だと、改めて告げよう。]

(18) nordwolf 2021/03/09(Tue) 01時頃

【人】 森番 ガストン

 どこに乗ればいい、腕か?
 それとも肩か、頭か?
 座りが良ければどこでも構わんぞ。

>>1運んでもらえるのならば、遠慮なく乗ろうではないか。
 それに実のところ、他者に運んでもらうのは、視線が高くなってじつに面白い。高所から見る景色とは、また違うものだ。

 乗ったなら、次の湯までの暫しの間、高き視線からの梅見を堪能させてもらおう**]

(19) nordwolf 2021/03/09(Tue) 01時頃

[誰に語り継がれることもない
 とある梅の木における譚でございます。]


[一昔を百ほど重ねて更に古く、
神泉のほとりで唯一つ芽吹いた梅がありました。

泉の精気を取り込みながら育つ梅の木は
ある年、初めて花を咲かせました。

まだ小さな梅の木です。
つけられる蕾の数も知れたもので、
それでもようやく咲かせられた花でした。

けれど泉を訪れるものはなく。
このまま何に見られることもなく散るのだろうと
梅の木は諦めていたのです。]


[一輪、一輪と散り落ちて
とうとう最後の花を残すだけになった時、
泉を訪れるものがありました。

陽が西の空端に沈み切る頃、
どこからか飛んできた繡眼児が一羽、
梅の細い枝にとまったのです。

どこから来たのだろうか。
たった一羽でいるのだろうか。

意思を伝える口も術も持たない梅の木は、
幹に寄り添って夜風をしのぐ繡眼児に
何も尋ねる事ができません。

羽を震わせて寒さを耐える繡眼児を
一晩留めてやる事しかできませんでした。]


[朝も明け切らぬ内に、
繡眼児は羽根をはばたかせます。

枝から枝へと跳んだ先には
最後の一輪がひっそりと咲いていました。

どこへ飛んでいくのだろうか。
何かあてはあるのだろうか。
その糧に、僅かながらでもなるのなら。

梅の木はまだ動かせぬ枝を力み
繡眼児に蜜を飲んでいくよう訴えました。]


 チチチ。チチ

[繡眼児は花弁の端をつついただけで、
蜜を飲みはしませんでした。]


[一晩の宿を感謝するように
くるりくるりと三回円を描いて飛んだ繡眼児は
すぐに何処かへ消えてしまいました。

一輪の花を枝に残したまま、
梅の木は何も見えなくなった空を
ずっと、見ていました。]


[風で揺らがぬ立派な枝を伸ばそう。
夜露を防ぐ洞を作れる立派な幹を育てよう。
気兼ねする事なく蜜が飲めるほど花を咲かせよう。

出立をただ見送るのではなく、
囀りに応えられるような「かたち」を作ろう。

ほとりに唯一萌え出づる事が適った梅の木の想いを、
神泉は長い時間と共に叶えました。]


[一年を通して梅が香り立つ『百夜の湯』は
毎日たくさんのお客を迎えては癒しを提供しています。

大黒柱である太い幹は屋根裏をも突き抜けて
広く枝を伸ばしていくその根本には。

小鳥が入れる洞がひとつ、
今も最初に訪れた客を待っているのでした。**]


【人】 森番 ガストン

― 炭酸風呂へ ―

 ピクシーと我らは、おそらく遠縁になるのだろう。我らは、ヒトの近くで借りぐらしをする道を選んだゆえ、いつしか羽は邪魔なものとなったのだろうな。

>>25むかーしむかしは、羽根のある一族もいたと聞く。
 なので、あくまで推測ではあるが……と付け加えておこう。]

 うむ、吾輩の名はガストン。
 少年はガーティーというのか。

[岩風呂で魔女にも言われたが、それ以上については詮索せずにおこう。
 吾輩はともかくとして、どこに悪さをする妖が潜んでいるとも限らない。そんなものに知られたらまずかろう。]

(50) nordwolf 2021/03/10(Wed) 23時頃

【人】 森番 ガストン

― 炭酸風呂 ―

 おぉーーー!!
 これはずいぶんと泡立っておるな!

[吾輩から見ても、きめ細かでよい泡だ。
 >>26湯に浸した少年の手にも、びっしり細かな気泡が残っている。]

 これはなかなか楽しめそうな湯だ。

[段差がないのは、我らにとってありがたい。
 浅めのところに腰を下ろし、暫し気泡との戯れを愉しむとしよう。]

(51) nordwolf 2021/03/10(Wed) 23時半頃

【人】 森番 ガストン

[その後。
 暫しゆっくりと湯を愉しみ、語らい、程々に腹が減ってきたところで、ガーティーに別れを告げて、仲間たちと合流した。
 既に酒宴で盛り上がっておったが、帰りはまぁ、猫が迎えにきてくれる手筈だ。
 ……そういえばいつぞだったか、急に病院方面への用事が出来たとかで、えらく遅れたことがあったな。詫びにともらった玉蜀黍は、大粒で、皆で食べても十分すぎるくらいだった。]

 おお、そうだ、皆。
 玄関口でな、じつに美しい黒い羽根を拾ったのだ。
 ところどころに白がさしていてな。落とし主の許可を得て、土産にともらっておいたぞ。

[くぴりと酒杯を傾けながら、仲間たちに告げれば、案の定歓声が上がった。
 敷物によし、カーテン代わりによし、だ。]

(52) nordwolf 2021/03/10(Wed) 23時半頃

【人】 森番 ガストン

 そういえばおぬしらはどこの湯に浸かってきたのだ?
 吾輩は、いつもの岩風呂と、そのあと異国の少年に連れられて、炭酸風呂というのにも浸かってみたのだがな。
 いやぁ、いい湯だったぞ。

 ───途中、ひどく大きな泡が弾けてな。
 あの時は腰が抜けるかと思ったぞ。

[からからと笑い、箸をすすませ。
 やがて膳も杯も空となれば、もう一度、帰りのバスが来るまでの間、湯に浸かろう。

 いやぁ、此度も佳き湯であった!**]

(53) nordwolf 2021/03/10(Wed) 23時半頃

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