56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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流浪者 ペラジーは、メモを貼った。
mikanseijin 2011/07/05(Tue) 01時頃
流浪者 ペラジーは、メモを貼った。
mikanseijin 2011/07/05(Tue) 01時頃
流浪者 ペラジーは、メモを貼った。
mikanseijin 2011/07/05(Tue) 11時半頃
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まあ、な。 元は一つだし、昔はここまでいがみあってはいなかったからな。
[うん、とゆっくり頷いて、納得したように。]
公子ぃ…?マジで? あの態度と権力見てたら説得力はあるが…
[半信半疑といった体で、フィリスの話を聞いていたが、段々と眉が寄せられていき。柵を掴んで]
……おい馬鹿、やめろ。 別に拘束されるとは限らないだろ。疑いは確かに残るだろうが、 客人として扱われたって所は伏せておけばいいじゃねえか!
俺の身はいい!勝手に助けに来て、勝手に失敗して逆にとっ捕まった役立たずなんか放っておけ!!
(12) mikanseijin 2011/07/05(Tue) 14時頃
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国境地帯の村の安全?んなもん、保障されるか!
百歩譲って、あいつが争いを望んでなくったって、下が命令に従うとは限らん!上の目の届かない所で、現地にいる奴が略奪行為を働く恐れだってある…!敵国になれば、百パーセントの保障なんて最初からねえんだよ!!!
馬鹿が、そんな取引したら、お前は本当に裏切り者になっちまう…! やめろ、フィリス!
[叫ぶ声は、届いただろうか*]
(13) mikanseijin 2011/07/05(Tue) 14時頃
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[二人の同胞の名を呼んだ時。
男は、狼となって初めて『泣い』ていた。]
ああ、もし、もしも本当に待ってくれてるなら―――― …**
[ もうすぐ 狼達は出会う
まだその事は 知らないけど ]
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―牢屋―
お前に頼まれたわけじゃなく勝手に来たが、一応許可はとってんだよ! 俺は命令違反はしてない!
[無理矢理もぎとったもの、ではあるが。>>46]
こら、先輩の言うことは聞いとけ!!おい!!
[鉄格子が、フィリスを追いかけるのを阻む。フィリスの姿が見えなくなった後、壁にもたれて床に座り。自分の髪をぐしゃぐしゃとかき混ぜた]
…誰だってそうだろうよ。人を……家族を、友人を、そしてそいつらが安心して暮らせる「国」を守りたいって思うもんだろうよ。
…しかし、取引に応じられる相手だという判断を、赤国の奴ら相手に下せたか。相手を貶める教育は、敵を敵だと認識させる効果はでかいが…偽りでしかないなら、真実が暴かれりゃ脆いもんだあな。
[ふう、と溜息を一つ。*]
喜ばしいことなんだがなあ…
(55) mikanseijin 2011/07/05(Tue) 23時頃
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『 ―― イアアァァアァアァアアンンッ!!!!!! 』
[ ―― 微かに 記憶に掛かる声。
何処かで その名前を 呼んだ様な……? ]
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………………は?
おい、ちゃんづけで呼ぶなっていつも言ってんだろキモイ。
それより……なんで、
[なんでお前がこんな所にいるんだよ、という言葉は、衝撃で言葉にならず。>>74]
(77) mikanseijin 2011/07/06(Wed) 00時半頃
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[また夢を見る。
今では朽ち果てた砦が、建てられた形のまま建ちそこで、今では廃れた弓の訓練をして。
幼い頃から一緒だった幼馴染と、憧れているお姫様。
変わった格好の女性と、いつも生真面目そうな顔をした男。
目が覚めると忘れてしまっていたが、唯一覚えていたのは、服装が苦手だからという失礼にも近い理由で避けつつも、何故か不思議な会話が出来る相手。]
ムパムピス……?
[夢の中でのように、話しかけた。]
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―牢屋―
……ま、お前がここまで来た手段とか話してる暇はねえな。 三十六計逃げるにしかず、っていうし。 …三十八だっけ?
早く鍵出せ、見張りくるだろ。
[捕らわれの立場でありながら、偉そうにルイスに手を振る。外がどうなっているのか、取引がどのような内容なのか、ここで逃げることで、運命がどう変わるのか…全てわからないことだが。
大人しく捕まっている理由は、なかった]
(94) mikanseijin 2011/07/06(Wed) 01時半頃
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……――?
[ふと、名前を呼ばれたような気がして振り向いても、
壁の向こうに空が見えるだけだった。
今はまだ**]
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襲ったお前がそれを言うか。
[呆れたように呟きつつも、鍵が開かれる音がすれば>>98]
っしゃ、一発ビンゴ! よし、逃げるぞ…っても、フィリスとセディーに俺の無事を伝えなきゃいかんな。
[キィ、と開かれた扉が鳴る。そして、倒れている気の毒な赤の見張り役から、その軍服を剥ぎ取った]
悪いな、借りてくぜ。
(99) mikanseijin 2011/07/06(Wed) 02時頃
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[誤魔化す為に、臙脂色の上着を身に纏う。 ズボンまでは履き替えている暇はなかった]
街、行くぞ。ああ、それと…ありがとな。
[小さく呟くと、軍部から脱出する。 そして、ララントの街へと走り出した。 浅黒い肌の軍人は特徴的で目立ってしまうだろう。
ルイスと共に街中を走っていたが、逃げている途中に追っ手にあい、二手にわけられざるを*得なかった*]
(100) mikanseijin 2011/07/06(Wed) 02時頃
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流浪者 ペラジーは、メモを貼った。
mikanseijin 2011/07/06(Wed) 02時頃
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―ララント・街中―
いててて…体痛ぇなー…
[しかし泣き言を言っている場合ではない。ひたすら足を動かす。]
…あ、ちょっと待てよ、捕虜が逃げたとなりゃ、あいつらの耳にも入るんじゃ。無事逃げたって報せが行けばわざわざ探さなくても…あーしまった!いや、フィリスも説得しないといけなかっ………あ。
[そんなことを呟いていると、前方に見覚えのある人影が。笑顔で近づこうとして……ムパムピスが軍人だったことを思い出す]
…………っ☆
[星を飛ばしそうないい笑顔を向けると、右の道に方向転換。 まっすぐ走ればムパに捕まると思ったのだった。 その後を、赤の軍人達が追いかけていく。彼らも、街中での発砲はさすがに出来ないようだ**]
(112) mikanseijin 2011/07/06(Wed) 15時半頃
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流浪者 ペラジーは、メモを貼った。
mikanseijin 2011/07/06(Wed) 16時頃
ペラジーは、7,6,5,6,7,8,9,10
mikanseijin 2011/07/06(Wed) 21時頃
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―ララント街中―
[咄嗟に飛び込んだ右の路地裏を抜ければ、そこは坂になっており]
あ、ちょーどいいや。
[少し駆け上がった所で、道の脇に置いてあったリンゴの入っていた樽をひっくり返し、中身をぶちまける。たくさんのリンゴは転がり、追っ手の行く手を阻むだろう。そのまま後ろも振り返らずに坂を駆け上がると、さらに細い路地裏に飛び込み、別の道に出ようと]
これで少しは足止めに……って、うわっ!?
[路地裏を飛び出した瞬間、丁度そこに花売りのワゴン車が通りがかり、派手にぶつかった。花売りの娘が悲鳴をあげる中、地面に転がる。
追い討ちをかけるように、バランスを崩したワゴン車から、花がばっさりと降りかかった]
(119) mikanseijin 2011/07/06(Wed) 21時半頃
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……痛っ…!?
[花の香りに包まれつつ、痛みを感じてそこを押さえた。 首の薄皮一枚、切ってしまったらしい。衝撃で割れた植木鉢の破片でも首を掠ったか]
―――……、
[首を押さえたまま、すぐには動かずにいた。 売り物のラベンダーが、青紫の花弁を地面に散らしている]
う………
[不意に、頭に強い痛みが走り、顔を片手で覆った]
(120) mikanseijin 2011/07/06(Wed) 21時半頃
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(ああ そうだ、あの時も俺は…慌てて、走っていて。
それから、首に何かが当たって、触ったらぬるっとしたものが手に付いて。
掌についた赤が何かわかったら、すごく、すごく痛くなって)
[倒れたワゴン。ラベンダーの香りが、痛む頭に鮮やかに染み渡る。
…最初に“それ”を作ってみたのは、血のにおいを嫌がる人がいたから、少しでも忘れられるようにと。
その後は、血塗れて戦う者たちの慰めになればと、ちょっとずつ作って……]
あ…………
(121) mikanseijin 2011/07/06(Wed) 21時半頃
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(戦に行けば 全員は帰って これない)
(無事を祈るけど 治してあげたかったけど 全員は助けられなかった)
(戦場で倒れていく貴方達を 助けたかった のに)
(それが 戦 それが戦場)
(ならば 私は 戦のない世界に生まれるのを望む)
(それが叶わないなら……もう一度 生まれ たく なん か)
あ、ち、がう………
[ぽたりと雫。涙が一粒、頬を伝った。]
(123) mikanseijin 2011/07/06(Wed) 21時半頃
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[いたぞ、という声が遠くに聞こえた。 ぐっと歯を食いしばり、涙を袖で拭うと立ち上がる。
ラベンダーの香りをまとわせながら、元来た道に戻れそうな通路を探す。先程見かけた、セディーを再び探す為*]
こんなことしてる場合か! 緑と赤、仲間同士で争うなんて馬鹿げてる……!
(124) mikanseijin 2011/07/06(Wed) 21時半頃
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セディー!フェリス!ヒポポタマ…… ……いや。
ムパさあああん!!! 名前間違えて悪かったーーーー!!!どこ行ったー!
[それから程なくして、三人の前から姿を消した男は、彼らを探しながら街中を尚も逃げていた]
か、隠れるところ、ねーかな、
(128) mikanseijin 2011/07/06(Wed) 22時頃
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―ララント:憩いの広場―
はあ、はあ、はあ、
[しばらく走っていると、小さな広場に出た。 小さな噴水がちろちろと水を噴き上げ、寂れた感じで、人気はない。隠れられそうな場所を探し]
………!
[もう逃げるのも限界で、目立つ臙脂の軍服を噴水に放り投げると、傍にあった茂みに飛び込んだ。]
(133) mikanseijin 2011/07/06(Wed) 22時半頃
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『まってるから――…』
[ 鮮明に聴こえた あの時の言葉に ]
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