88 吸血鬼の城 殲滅篇
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 00時半頃
[眷属の苦悩を甘露と味わって、低い笑いを漏らす。
どれだけ抗っても、いずれ渇きに流される時は来る。
その時の葛藤と罪悪感にうちひしがれるさまは
また格別な味わいだろうと、ほくそ笑んだ。
いずれにしても、近いうちに血の味を覚えさせる必要はある。
あの男を、永遠に下僕に留め置くためにも。]
……。
[どこからか聞こえる、低い笑み。
耳に纏いつく其れは嘲笑と揶揄を含んで、
ざらりと男の内側を舐め上げる]
……うる、せえよ。
[ぼんやりと血の抜けた思考の侭、囁きを返す。
酷く唇が乾く感覚には、経験があった]
(――脱水症状だな、コレ)
[補給の少ない荒地での戦い。
ぎりぎり足りぬ水を回し飲みした、あの時と似ている]
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 01時頃
[もう己がヒトでないことは知っている。
……かつての同胞を殺めて、
それでも、ぎりぎりの正気を保っているのは
人を殺して、魔物を殺して。
そうやって今までも生きてきたからかもしれない。
殺すことを生業にして生きてきた。
殺せと、そう命じられて。
今も同じだ、と投げ遣りに思う。
だから己は共に旅をしてきた仲間も、
何の害さえもない魔物も、
……クレアさえも――殺せる]
(いやだ)
(なぜ、俺が)
(エリアスが何をした? なぜこの手に、)
(たす、けて )
[――悲鳴に蓋をする。
だいじょうぶだと、いいきかせる。
まだたべていないから。
その水をあじわってはいないから。
いつもどおり。
――まだ、そちらにはゆかなくていい。]
――?
[誰かに呼ばれた様な気がして、ぴくりと目線を上げた。]
……アンタか…?
何か…、…
なに。ちょっとな。
上手くやったら褒美をやると言っていただろう?
その褒美を準備中だ。
[楽しみに待っていろといわんばかりの口調。]
……。
[思い切り眉を寄せ、声の流れて来る方向を睨む。
この男の『褒美』など、
最初から嫌な予感しかない。]
[睨みつけてくる視線までうすうすと感じて、
押さえきれない笑い声を漏らす。]
心配すんな。
おまえもきっと気に入る。
泣くほど感謝してくれてもいいぜ?
……っかし、いてーな。
[うっかりと零れた声には、気付いていない**]
……っ、…。
………誰が泣くか。
[言い返しながらも、声音は僅かに揺らぐ。
不審と、不安。
――同時に、揶揄うような遣り取りが快くて]
……?
怪我でも、したのか…?
[零れた声に、瞬く。
……暫くの無言と、
どうして良いかと迷うような気配。]
………何処にいる?
俺、行こうか?
[自分が何を言っているか困惑するように
唇を引きしめる。
――行ってどうすればいいのかとも、
わからなかったが]
|
── 大広間 ──
………、
[闇の底から持ち上げられるように意識を取り戻して、初めに感じたのは自分を支える堅牢な肉体。 混じり合う闇の気配。
接した肌を通して声が響く。]
(何を話している── 誰と話している──)
(49) 2012/05/02(Wed) 09時半頃
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あ…?
[呼びかけられ()て、疑念がそのまま声に出た。
ややあって、自分がうっかりと零したこと()に気付く。]
……ばかやろう。
おまえに心配されるほど、落ちちゃいねぇよ。
[投げ返す口調は、普段よりもなおぶっきらぼうなもの。]
それより、自分の心配でもしてろ。
怪我しただろ。血の臭いがするぞ。
[自分もまた血にまみれているにもかかわらず、
優秀な猟犬のように、眷属の血を嗅ぎ分けて指摘する。]
―――今のおまえじゃ、ほっといても治らねぇぜ。
ちゃんと喰いな。今、餌を連れていってやるから。
死にかけの獲物だ。一人でもちゃんと喰えるだろう?
[機嫌良く喉を鳴らす猫のような声音。
獲物を、いたぶるような。]
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[瞼を開けば燭の明かりは目映く、世界は紗幕の向うにあるごとく、それでいて指先で触れているように明瞭に知覚された。
血と炎の宴──
断ち砕かれた肉体が再生しているのも、魂がどこか深く冷たい鎖に繋ぎ止められていることも、まだ霞む深遠な歴史の宿りも自覚する。]
(52) 2012/05/02(Wed) 10時頃
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まだ寝ぼけているのか。
目を覚ませ。ヒュー・ガルデン
[名を呼び、覚醒を促す。]
おまえを担いでいると、重いんだよ。
[大した負担にも感じていないくせに、
文句を言って、笑った。]
[「目を覚ませ」と、軽佻な口調の命令にも血は沸き立つ。
血の盟約、永遠の君主の「声」。
世界は裏返り、逆しまになったことを知る。]
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[自分の状態に気付けば、ゆるく握った拳でヘクターの逞しい背板を叩き、床に下ろせと合図した。]
(54) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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おまえが望むのは、なんだ?
["声"を通じて為された問いは、
もっと魂の深い場所を突くもの。]
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[安定の良すぎるほどに確保されていた躯が、不意に宙に投げ出される。 軍馬に振り落とされるにも似て。
遠心力を使って腰を捻ると、ヒューはそれこそ猫のように軽やかに足から着地した。 人であった頃よりはるかに高い身体能力。]
(56) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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[軽く腰を落としたままの姿勢からヘクターを振り仰ぐ。
自分がこの男に何を捧げ、何を奪われたか── 疼きにも似た感情が響むままに、今は剣すら失った拳を、肌と温度を同じくする大理石へと触れる。]
我が君──、 血盟騎士《ブラッドナイト》、ヒュー・ガルデンは御前にあり。
(57) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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我が望みは、クラリッサ姫を現世に甦らせ、平穏で幸せな日々に戻っていただくことに他ならず。
[目の前に立つヘクターが口にした言葉とは同時に別の「声」が響く。
それが空気ではなく闇を介して伝わるものであり、それに呼応した自らの「声」もまた、意識そのものの伝播だったと気づいてわずかに動揺した。]
(意識に直接、語りかけてくるのなら、心を読むのも容易いか…)
[逃れられぬ定めがもうひとつ増えたことを知る。
まだ闇の領域が「兄弟」ともつながっていることは把握していない。
そもそも、ドナルドが闇に堕ちたことも知らなかった。
向うから声をかけられるか、そうと教えられるまで、このまま意識を読まれ続けることになるだろう。]
[騎士が口にした望みには薄い笑みを浮かべたが
内心を露わにすることはせず]
ならば、連中を殺し尽くせ。
奴らの血を捧げてやれ。
―――おまえとあれは、いまや"血の兄弟"だからな。
これからもしっかり姉につくせよ。
[方法を示唆して、けしかけるに留め置いた。]
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[主の言葉ととにも首筋に走る熱。]
…御意。
[自分の足で立って振り向けば、そこは城の大広間と知れた。 燃えるバリケードに大きく突破口が開けられていることを除けば、状況にさほどの変化はない。 むしろ、変容を遂げたのは自分の方だった。]
(62) 2012/05/02(Wed) 12時頃
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