あぁぁあぁぁぁ…！！！

［脳が灼ける。違う。このシゲキは愉しくない。
直接脳に与えられる快感はフィリップを狂わす。

針が身体中に突き刺さり、痛みに。そして痛みは快楽にかわる。
身体は疼き、その陰部は張り裂けそうなほどに膨張する。］

セン…セ…ぁぐ…苦し…い…

［快楽の渦はフィリップをはなすことなく彼を焦らす。
先走りが垂れ始め、精はいつでも出すことができそうだ
無論、彼の傲慢さが彼自身で慰めることを拒む。

ーーー女の肉体に注ぎ込みたいーーー


欲望。］

あら。
どうしたの？気持ちいいはずなのに、苦しいの？

[フィリップの顔を、中腰で膝に手を当ててうかがい尋ねる。
淫靡な芳香を燻らせたまま、胸元の大きく開いた白衣で見下ろして。
ぽってりと艶やかな唇が音を紡いで誘った]

苦…し…あぁあ…

［きちんとした言葉も話せなくなる。膨張したそれは早く刺激をと震える。赤く頬を染め苦しさを訴える。］

セン…セ…

［懇願するように彼女の服の裾を握る。］

どうしたの？
さっきまではあんなに威勢がよかったのに…

[不思議そうにして覗き込むのは彼の目。目の前で、獣が獲物を目前にしたように、にたりと、笑む。
握られた服の裾を解いて、肌蹴ると人間としては滅多に目にかかれないほど、豊満に膨らみきった胸や、男を誘うためだけにあるような腰つきが露になる。]

どうしたいの？
はっきりと言えば、聞いてあげるわよ……

僕に…快楽を…
ぅくぁ…

［今すぐに動きたいのに、犯したいのに、金縛りにあったかのように身体が動かない。苦しい。快楽に変わらぬ苦しさがフィリップを襲う。］

中に…入れさ…せてくれ…

［怒張するそれを指し、解放させてくれと。］

快楽ね……

[口元に指を当て、意味ありげに考えるそぶり。徐に目の前で、秘された花弁をぴちゃり、と開く。そのまま腰を下ろし、彼の痛いほどに固くなったモノの前に差し出し、触れさせてやる。]

いいわよ。このぐらいは……動けるかしら？

[人ならざる者の身、その場所もただ人の様にではなく、それ自体が口を開けて食らうものであるように、もの欲しげにひくつき蠢いて中へ誘う。]

あぐ…ぅあ…！

［刺激。快感。何もかもがない交ぜになり、身体を震わす。
金縛りが溶けたかのように腰が動きだす。
快楽を貪るようにいれては出しを繰り返す。
肉欲を満たす。フィリップを飲み込む蜜壺を抉るように。

蝕魔は疼き、陰部の周囲を破ってタバサに絡みつく。快楽を与える事で成長していた食性故だろうか。タバサの胸に、腿に、そして蕾に刺激を与えようとうねる］

最…っ高…！！

ああ……ふっ、うんっ……！

[陰部を破るように広がる痛みが快感の中にない交ぜになる。
自分から腰を動かしてフィリップの剛直を飲み込み、生き物か、別の口そのもののように奥まで食らいつく。胸や臍、あらゆる敏感な場所に与えられる刺激に体を振るわせて仰け反り抱きつく。]

そ、そうよ…こういうのよ！
イイ……イイわ、もっと、もっと……！

[何も考えず、ただ、溺れていく]