105 Ww―Chu・Ni/Subjection―wW
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記者 イアンは、メモを貼った。
2012/11/08(Thu) 01時頃
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……あのな
例え“普通”だろうが、俺は男だっつの。 今が、戦わなきゃいけねー時だってのは、分かってんよ。
[そうしてふと視線を向けた先――― 野球部が片付け忘れたのか、転がっているバットを見つけると どうにでもなれというように手を伸ばし掴んで。 町へ繰り出そうとする二人の後を追うように走った。]
(4) 2012/11/08(Thu) 01時頃
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なんもねーよかマシだろ!!
[バットを肩に、声を上げて走った先。 そこには二人と、田原がいただろう。]
おーーー… ッ…い ッ!?
[追い付くかどうか、という時。 少年に纏わりつくように飛び交っていた妖精が 急に何かに怯えるように少年の身体にどん、とぶつかり]
(5) 2012/11/08(Thu) 01時頃
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『―――――……だめ…っ』
[>>2斎門兄妹が、力を失くした気配を感じ取ったのか。 ―――何者かによって殺された力はもう二度とは戻らない。
妖精が流した大粒の涙は、 きらりと光る宝石となり、空へと散った。]
(6) 2012/11/08(Thu) 01時半頃
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[マナーモードの携帯が微かに振動する]
……邪魔者は首尾良く消えたようだね。
[斎門達の排除が済み次第通知されるよう設定しておいた、
カミサマからのモーニングコール。
携帯電話という形式はこういう時は便利だ。
その文面を見て、囁く]
預言者は終末の揺り篭に抱かれて眠るが良い。
[クレイドル、その名の由来は確かではないけれど。
彼女は世界を闇で抱む揺り篭には相応しい]
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[その宝石は、失われた二人の命を弔うかのように 空高くへ昇っていこうとする。
尤も、その途中で何者かに邪魔をされれば 行く先を失ってしまうのだが―――]
……ど、うした よ 誰に、何があったって――…!
[少年は妖精に問う。 すると、妖精は小さな声で呟くのだろう。 “尊い命、ふたつが 犠牲になった”と。]
(8) 2012/11/08(Thu) 01時半頃
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……何なんだ、この妖精は。
[誰に、何があっただって?
あまりのタイミングに一瞬その妖精を凝視する]
勘付いてるのか……?
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“持ってる”?ばぁか言え。 俺はお前らみてえなすげー力は持ってねーよ。
[>>7ふん、と鼻を鳴らして安藤に向き直る。 その手には小汚いバットが一つ握られているだけ。]
……なあ、コイツ何か言ってる。 俺らと同じような、“力”―――命が、犠牲になったって。
俺達に敵対するような、“誰か”が居るって…事なのか?
[そう、誰に問いかけるでもなく 呟きを言葉に乗せた。]
(11) 2012/11/08(Thu) 01時半頃
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いや、守り切れるかどうか、じゃねえ。 ……守れなくても、守る。
だろ?
[>>9椎名に向かってにい、と格好付けて笑うが 未だ、自分の力を知らぬままの“普通”な少年。 その口元が本当に笑えていたかどうかは分からなかった。]
(12) 2012/11/08(Thu) 01時半頃
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いやいや、むしろその隕石。 ……隕石って何なんだよ、あれ。
あんなのがいきなり降って来るなんて 明らかにおっかしいだろ…ッ
[>>13むしろその隕石も その誰かの仕業なのではないかと示唆し]
分っかんねー、けど… コイツが怯えてるって事は…そういう、事なんじゃねえかな
[“力を殺す者”がいるという仮定。 それは、考えを交わし合う度に確信へと近付く。]
(16) 2012/11/08(Thu) 02時頃
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っせー お前に言われたかねーよ。
[>>14見合わせた顔もまた 口角の上がり方がぎこちなかった。]
……そいや、さっきの何だ? あのでっけえランチャーみてーなの。 一体どっから――…
[携帯画面のディスプレイを見る椎名をちらと見 先程の様子を思い返すように問うた。]
(17) 2012/11/08(Thu) 02時頃
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さぁて、どうやって探すかって話だけど――…ッ
[>>15安藤の言葉を拾いつつも、走る。 時折、自転車なんて卑怯なモン使いやがって、 と言いたそうな目で彼を睨んでいた。
そうしてる内、町を破壊せんとするどでかい人形は その大きさ故に遠くからでも姿が見えるようになるだろう。]
(19) 2012/11/08(Thu) 02時頃
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世界なんてそもそもおかしな事ばっかじゃないですか。
地平線はカーブしてるし、何てったって地球は丸いし。
そこに君臨した気になってる人間は、
嘘と矛盾の中毒患者ときてる。
[に本音が重なる]
狂った世界だから、壊すんですよ。
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そんな“敵”が居るとするなら ……確かに、遅れはとってんな。
[>>18妖精を信じるとするなら、二つの命が犠牲に。 そして町にも危害が及びそうになっている。]
……天国のアドレス? ああ、それがお前の力ってわけか。
[>>20普通ならば信じられなさそうな事も この状況ならば自然と受け入れてしまう。]
隕石消えろーって願いは現実的じゃない、ってコトか? …にしても、天国があるなら地獄もありそうだよなーー…なんて。
(22) 2012/11/08(Thu) 02時半頃
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……何か、そういう敵みっけられるような レーダーとか出せねえのそれ?
[>>21対価の事も知らず、無理難題を吹っ掛けつつ]
逆にこっちが狙われるってワケか。 どっちが先に倒すか、だな。
……同じ…学園の、生徒? だったら、その敵ってのももしかして――…
[ふと、少年の思考が辿り着いた考えは―――**]
(23) 2012/11/08(Thu) 02時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2012/11/08(Thu) 02時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2012/11/08(Thu) 22時半頃
今からどうスイッチングしてくれるのか楽しみだよ、本当に。
[自分の為に祈る少女と、それに真面目に返す自分。
茶番と思えばあまりに滑稽で]
罵り言葉、期待してるぜ。
……愉しそうねえ。
ま、分からなくもないけれど。
[その言葉を聞きながら、そんな感想を漏らし。]
そうそう、邪魔者はとりあえず2人始末したわ。
あんたも誰か、裏切ってやれる相手いねぇの?
ふふ、仲間に引き込んでも良いけど。
どういう反応すんのかなぁ……。
ま、つってもまだ会ってたったの二日の仲だけどね。
[そうして、斎門達の事を聞けば]
仕事の上手いお仲間がいてくれて心強いよ。
そうだ……やっぱり、タダモノはまだいるっぽいぜ。
さっき、妖精を連れたセンパイが何か感知してた。
多分、あんたが始末した奴らの事に気付いてやがる。
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……なぁにが臆病者、だっつの
[>>25片目が眼帯で覆われている為 走りながら、その表情はあまり見えるものではなかったが 戦う、と決めた彼の言葉から感じるものは弱い心などでなく]
ったく、……ッ
[一瞬見えた左手の包帯。 滲む赤は、少年の心にも火を付けた。]
(41) 2012/11/08(Thu) 23時頃
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そーね、あたしの魂の双子。
……ま、今朝は思い切りあたしが遅刻してきたからまだ会ってないんだけども。
彼ならばきっと、こっちの味方になってくれるんじゃないかなって思ってるよ。
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死に行くみてえな事言ってんな。
[>>27振り返り、敬礼のようなポーズを取る椎名に 片手のバットを軽く掲げて返して]
………お前、は……
[>>31>>32誰と話してんだ、という言葉を 安藤に言いかけるもう少しのところで飲み込んだ。 >>34暫く様子を見ていれば、その力がどれだけのものかは知れる。]
(42) 2012/11/08(Thu) 23時頃
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[椎名が倒したぬいぐるみの断片が空から降って来る。 避けつつ、時折バットを振るい弾き飛ばしていった
―――が、その時。]
なん、……っ
[妖精が、少年の制服をくいと引っ張る。 引っ張られるままそちらを向くと ビル程あった大きなぬいぐるみが分裂し、 小さなぬいぐるみ複数となって襲いかかって来た。]
(45) 2012/11/08(Thu) 23時頃
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へぇ……?
そりゃあ良いね。
あんたの双子ならきっと愉快な奴なんだろうな。
[その双子の少年とやらと飛鳥が話しているところに
出くわしていたとは知らぬまま]
嗚呼、そうだ……勢いあまってちょっと潰し過ぎた。
お気に入りだったなら、悪ィ。
[12体は我ながらやり過ぎたと、興に乗り過ぎた事を詫びる]
別に良いのよ。
お気に入りはまだ出して無いもの。
[事もなげにそう言った。
倒された子達を悼む気持ちはあるが、また魔方陣から出せばいいだけの事なのだから。]
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上ッ 等―――!! わざわざ打ち取りやすいサイズになってくれっとは……
[一度引き攣った笑みを口元に浮かべつつも やるしかないと、バットを握りぬいぐるみの大群に向かう。
ぎり、と強くグリップを握る音がして―――]
だ……――らァッ!!!
[帰宅部の全力スイング。 バットは見事、ぬいぐるみの顔面へとめり込んだ。]
(46) 2012/11/08(Thu) 23時半頃
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そうか、なら良かった。
あんたのとっておきを俺が潰したんじゃ、本末転倒だ。
[お陰様である程度、“力”の使い方を学んだ。
眼帯に隠れた右目には今、田原の腕の中――
己が再び生命を吹き込んだ子猫の目からの
ヴィジョンが流れてきている。
そもそも、あれは生き返らせたわけではない。
表向きはそうなっているが、
あの子猫の活動源は今自分の手にある]
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[その衝撃で弾き飛んだぬいぐるみは、 ギィッ、と奇妙な鳴き声のようなものを発し。 打ち返したボールのように、他のぬいぐるみ目掛けて 一直線に飛んで―――ぶつかった瞬間、小さな爆発音と共に消滅した。]
……っ、やったか…――!?
[至って普通にバットを振っただけなので 攻撃が成功したかどうかも不安でならない。
しかしその次の瞬間、また爆風の中から 小さなぬいぐるみが此方に向かって飛んで来て―――]
(48) 2012/11/08(Thu) 23時半頃
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ッ―――この、
[向かって来る先は、自分というより 自分の傍らに佇んでいる妖精の方に見え――― バットをまた構え直していたのでは、間に合わない。]
……人形なら人形らしく 大人しくおねんねして―――なッ!!!
[咄嗟に振り上げた足は、回し蹴りとなって 妖精に襲い来るぬいぐるみへ直撃し、再び爆風の中へと撃ち返した。]
(49) 2012/11/08(Thu) 23時半頃
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イアンは、一瞬の出来事すぎて、完全に息が上がっている。
2012/11/08(Thu) 23時半頃
良い嗅覚してるゥ。
[息が切れ切れだが、妖精を狙った縫いぐるみに
内心では賛辞を送っていた]
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ッ―――っは、ぁ…… は、
[自分の飛ばしたぬいぐるみが >>51椎名の手によって焼却されたのを見ると 疲労からだろうか、どっと地に尻を付いた。]
サン、キュー…って、大丈夫か ッ…
[息を整えながら、椎名を見やれば 顔から転んでいる所だったか目を見開いた。]
(53) 2012/11/08(Thu) 23時半頃
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おー
皆無事なら……よかっ、…たっと。
[ぱんぱんと汚れを払い、立ち上がってはみるが 制服は既に土埃や衝撃などでぼろが出ている。]
お前も無事で、何より。
[ふわりと周りを飛ぶ妖精にも視線をやり とんと指で軽く触れてみたり。]
(61) 2012/11/09(Fri) 00時頃
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