247 満天星躑躅の宵闇祭り
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……しかしまあ、珍しい事もあるもんやねぇ。
[ぽつ、と呟きが零れ落ちる]
狭間の祭りに、『星』持った奴が紛れてくるんは別に初めてじゃないが。
……今回は、元の御同類も多いようで。
[銀と黒、それぞれの気配ははきと感じられる。
古き怨念を喰らい、妖と転じた身には、それは同種にして異種の気配]
……こんな事も、あるんやねぇ。
[ざわつく闇星を抑えつけるように、軽く、胸元に手を触れる]
……あんまり騒ぐなや。
余計に、騒動広げたらどないするん。
[それで鎮まるものでもないけれど。
どうにも、言わずにおれなかった]
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――あぁ!
[>>0:191言い聞かせるように繰り返すアキにはしっかりと頷いてみせた。
妖を討つ力――特に闇星は、より多くの人に宿って欲しいと思う部類の力ではない。 気を抜けば相克の煌星を喰らい、宿り主の意識を乗っ取らんとする力は妖にも通ずるものだから。]
ありがとう。 まぁ、見れない方がきっといいんだ。
[己が退魔する姿を見ると言う事は、彼も妖に襲われる危険性が生まれる、という事だから。 けれど立派な退魔師に、との言葉は有難く受け取っておいた。]
(36) 2016/05/22(Sun) 22時頃
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そうだろうな。
[>>0:192国を預かる幕府が禁じている時代だ。 そうそう食べたがる人も少なかろうと。
平穏な世が、という言葉に長く横たわっていた時代を思う。 創作物や学校の授業などでしか、少女は彼らの世を知らない。]
――あぁ、今までの常識が変わるかもしれない。 それくらいに思っておいてくれ。
[そう言葉を結んだ。*]
(37) 2016/05/22(Sun) 22時頃
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[>>0:194斎の語るたこ焼きについての話は知らなかったので、フランクフルトを齧りながら耳を傾けていた。]
――ほう。
[マヨネーズはやはり慣れないらしい。 そう考えれば、何とも大きな変化を遂げたものだとも。 やがて尻込みしていたアキがたこ焼きを頬張る。]
…あたしもやるな。それ。
[出来たてが美味しいから、つい頬張って悶絶する事が。 そう呟いた。]
(38) 2016/05/22(Sun) 22時頃
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[少女のフランクフルトを齧る姿は豪快だ。 あっという間に一本収まれば、口元を拭って。 次なる獲物をきょろきょろと視線を動かして探していた。
近くの屋台でソース煎餅を買い求めた少女は早速齧り始める。 >>0:197たこ焼きを食べ終えた斎がその場を離れるのには軽く手を振って応じた。]
(39) 2016/05/22(Sun) 22時頃
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[>>#0祭りの勢いは衰える事はない。 けれど何処か、‘場所自体がざわめいている’感じがするのを少女は感じ取っていたが、 亀吉の他に同じ闇星の気配がするのには、まだ気付かないでいた。
>>#1そうして聞こえてきた、鈴の音と甲高い声。 それらに少女は敏に反応し、音源の場所を探した。 方向を特定した頃、ふわふわした鬼火のようなものがヒト垣から空に飛び出す。]
――ふむ。
[あれは精霊の類か。 そう考えていると、それを追いかけていたらしき白い髪の少女が周囲に呼びかける。 躑躅様、というのは此処の主か。
――どうやらあれを捕えればいいらしい。 そう理解すれば、少女は口の端を上げる。]
(40) 2016/05/22(Sun) 22時頃
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引き受けよう!
[少女は手や口を飾り気のないハンカチで拭うとスカートのポケットに押し込んでそう応じる。]
…いい運動になりそうだ。
[実に楽しげに、目を輝かせすらしながら竹刀袋から木刀を取り出した。 空になった竹刀袋は畳んでスクールバッグに仕舞い込む。
祓ってしまっては主の機嫌を損ねてしまうから慎重に力を調整しなければならないだろうけれど――己はやはり身体を動かす方が性に合っている。*]
(41) 2016/05/22(Sun) 22時頃
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[少女は木刀を構え、そこに己の力を纏わせる。 近くにいれば、パリリ、と僅かな音がしたと同時、木刀が淡い光を纏ったのが見えたかもしれない。
古の昔、母神を焼き殺した火の神は父神によって斬り殺された。 その際にも雷神は誕生したが、少女に宿った闇星の力はより死に近しい性質のもの。
黄泉の国に住むようになり、変わり果ててしまった女神の身体に纏わりついていた、蛇の姿を取った八柱の雷。 冥府の軍を率いて、妻の姿を見て逃げた父神を追った神々だ。
とはいえ、落雷から身を護る神、雨を齎す稲作の神として信仰されてもいるので、一概に悪しき力とも言えないのだが。]
(46) 2016/05/22(Sun) 22時半頃
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――伏雷。
[選び取るのは、雲間に隠れる雷の名前。 目の前で雷が光ったら驚いて咄嗟に動けなくなるのではないか、という作戦。]
…よし。
[うっかり触れても痺れる程度に出力を落としたのを確認すると、少女は人垣から飛び出した木霊に向かって駆け出していく。]
(47) 2016/05/22(Sun) 22時半頃
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そこ!
[少女は悪くしても木霊にかする程度の軌道を狙い、上段から木刀を振り下ろす。]
(48) 2016/05/22(Sun) 22時半頃
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アカリは、木刀に寄り添った雷光が瞬く。4
2016/05/22(Sun) 22時半頃
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――チカッ。
[雷は確かに瞬いたが、出力を落とし過ぎた所為か芳しい効果はなかったようで。 少女の脇をするりと抜けて木霊はまた人込みの中に逃げて行ってしまう。]
くっ、なかなか難しいな。
[少女は眉間に皺を刻むと、唇を尖らせた。]
(49) 2016/05/22(Sun) 22時半頃
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[辺りを見回せば、>>33アキも挑戦をした後のようで。]
…む。 格好悪いところを見せてしまったかな。
[ぽつりと呟く。]
…あぁ、しかし。 やっぱり力を使うと腹が減るな。
[腹を摩りながら少女は口の端を下げる。]
(50) 2016/05/22(Sun) 23時半頃
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[>>52アキから声が掛かれば、やはり見られていたのだと知る。 これで木霊を捕まえられていたなら、格好がついたのだが。]
あぁ、雷があたしの持つ力だ。 …逃してしまったが、な。
[僅かに眉尻を下げながら応じた。
腹が減るのは少女の燃費の悪さが原因だ。 若いし鍛えているが故に新陳代謝がいいのだと言い張ってはいるが。 >>53鈴カステラを、と言われれば]
――む。 …いいのか?
[少女の瞳はきらきらと輝く。 お礼、とは言われたが、食べ物を恵んでくれるとは彼はいい人だ、と。
それに付随するように、ぐぅ、と腹の虫が鳴いた。]
(54) 2016/05/22(Sun) 23時半頃
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[>>55喰らったら、という言葉には雷に対する畏怖の念が感じられた。]
先刻のなら、当たっても少しの間身体が痺れる程度だがな。 大丈夫だ。 振るう相手は間違えない。
…確かに、雷は何処に落ちるか分からないからな。 あたしの時代でも人が死んだり、火事になったりもする。
[加えて己のは闇星だから――とは言わずに。 余程腹が…という言葉には]
…う。 減るものは仕方ないだろう。
[少しだけ羞恥心が芽生え、眉尻を上げた。]
(56) 2016/05/23(Mon) 00時半頃
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[>>58信じるという言葉には頷きを返事にする。 アキ達は勿論の事、うっかり妖達に当てて面倒事を呼び込まない努力はする心算だ。 命を望まれたら拳骨で応酬する心算ではあるが。]
…家が木で出来ているだろうから、大変だろうな。
[雷が里に落ちたら、己達の住んでいる時代よりも被害は深刻だろうと。
足りない時に食料を分け合う、という行為。 少女の周辺はそうでもないが、都会となれば隣に誰が住んでいるかも分からない…という事もままある故に、やはり尊いもののように思えた。 カステラを差し出されれば。]
……ありがとう。 とても助かる。
[少女は表情を戻すと、頭を下げる。]
(62) 2016/05/23(Mon) 01時半頃
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いただきます。
[そうして一つ摘まんで口に入れた。]
…甘い。
[口の中に広がるのは柔らかな甘さ。 思わず口元が綻んだ。]
(63) 2016/05/23(Mon) 01時半頃
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[>>66力を適切に制御する事は難しい。出力を上げるよりも、下げる方がより困難だ。 先程の立ち回りは絞り過ぎた結果、あの結果だったのだが。 けれど、先輩や父ならむざむざ逃がすようなミスはなかったと思えばやはり口惜しい。
彼が応じるのを聞きながら、彼の家はどんな家なのだろう、と考えていた。 人形が100体入っていても問題ない屋敷となると立派なのだろう。]
…アキの家はどの辺りにあるんだ? いや、もしかしたらあたしの時代にも残っているんじゃないかと思って。
[そう、問うてみたのは。 この場所を後にすれば会えなくなるなら、その名残を見に行くのもきっと悪くないだろうと思ったから。]
(68) 2016/05/23(Mon) 02時半頃
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[>>67見守られているのは少し恥ずかしいが、食べ終えれば手を合わせてご馳走様、と告げた。 武家のような雰囲気、と言われれば、口の端を上げて]
あぁ、よく言われる。 母方が徒士だったらしいが、力を宿す者が生まれるようになって以降は退魔師の仕事をするようになったと聞いている。 今ではもうすっかり退魔師の家系だが、あたしが歴史や時代劇――過去の時代の人が活躍する話が好きだからな。 自然とこうなっていた。
[未来には縮緬問屋のご隠居や旗本に扮した将軍家の人々が活躍する話がある、と添えようか。
性質的にも合っていたのだろう。 今の性格に不自由はあまり感じていないので、恐らくこのままだとも思う。]**
(69) 2016/05/23(Mon) 02時半頃
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[>>70考えた後に、紡がれた秋の家の場所。 それはやはり過去の区分ではあったが、少女には現代の県名もすぐに分かり。]
あぁ、それなら分かるかもしれない。 戻った後に探してみるとしよう。
[そう言うと、教えてくれた礼を添えた。]
(108) 2016/05/23(Mon) 23時頃
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随分昔の事だし、由緒正しい、というわけじゃないぞ。
[>>71先祖が何を思って退魔師へと職を変えたのかは分からない。 血を脈々と伝えていく中で、星に乗っ取られ、堕ちた者はいるのだろうか。 帰ったら父に聞いてみようかと思いながら。]
ん、それは…。 ごっこ遊びの影響かもしれないな。 子供はよくやるだろう、そういうの。 あたしは男の子達と一緒に外を駆け回っていたから。
[ごっこ遊びの延長でちゃんばらをしていたとか。 当然、お付きの者よりも、自ら戦う方を好んでいたのだが。 負けん気が強かったから、それで同い年の幼馴染を泣かしたのも今となっては懐かしい思い出だ。
まぁ、その分同い年の少女の好むお洒落や人形遊びの話には全く乗れなかったのだが。]
(109) 2016/05/23(Mon) 23時頃
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[>>77誠と同時、少女は接近する木霊に気付く。 此方を窺う木霊は、やがてアキ――の持っている鈴カステラに向かって飛んできた。]
…!
[少女は誠の邪魔をせぬよう見守りつつ、木刀を中段に構える。 >>80鋭い音。 木霊に一撃を当てる事に成功した木彫りの人形は、しっかりと木霊を捕えた。]
おぉ、お手柄だな。誠。
[少女は純粋に賞賛の言葉を紡ぐ。 誠はそのまま少女の元に木霊を連れて行き、アキが追いかけるのを見送った。]
(110) 2016/05/23(Mon) 23時頃
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…さて、あたしももう一度挑戦してみるとするかな。
[言いながら、木刀を握り直す。
そんな頃、アキ達の向かったのとは逆側の参道で声が上がる。 妖達も捕り物に参加しているのだろうか。 そう思いながら。]
そっちか。
[少女は音の方角をしっかりと見定めると軽やかに駆け出した。]*
(111) 2016/05/23(Mon) 23時頃
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[人垣が出来ている方へ少女は進む。 はやし立てる声やどよめきに、うっかり巻き込まれでもしたのか悲鳴が上がる。 妖達の合間を縫って中心に向かおうとした少女に、的屋と思しき一つ目の妖が声を掛けてきた。]
『おぉい、姉ちゃん。危ないぞ。 木霊が飛び回って、屋台のものが散乱しているんだ。引っかけると怪我するぞ。』
あたしはそれを捕えに来たんだ。
[威勢のいい言葉に周囲にいた妖怪が口笛を鳴らす。 店主と思しき妖は後頭部に口のある女性の姿をしていた。 自力で捕まえようとしたのか、藍染の着物が粉で汚れてしまっている。]
『誰でもいいから捕まえておくれ。捕まえてくれた者には店のお好み焼きをタダで食べさせてあげるからさ。』
(117) 2016/05/23(Mon) 23時半頃
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それは本当か。
[少女は俄然やる気になった。]
…さて、
[身軽に動く木霊に対して、どう動くべきか。 人垣の中心に立ち、木刀を手にしながら少女は考える。 少女が操るのは蛇の形をした雷。 蛇――くちなわ。]
ふむ。 やってみるか。
[咄嗟の思い付きを形にするべく、少女は木刀を媒介に雷の形を練り上げる。]
(118) 2016/05/23(Mon) 23時半頃
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――若雷。
[‘若’は生命の瑞々しい活力を意味する言葉。 雷は稲妻とも呼ばれ、光は稲穂を育てると考えられてきた。
生まれたばかりである故に、自在に形を変えるやわいひかり。 それはそう、しなやかな縄のように。 木霊を捕えれば、絡みついて動けなくさせるだろう。
――上手くいけばの話だが。]
(119) 2016/05/23(Mon) 23時半頃
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[恐らく、荒らしてしまったのは副産物的なものだろうが、 屋台を荒らしていた木霊が少女の方に向かって跳ねる。]
いい度胸だ。
[少女は木刀の切っ先を木霊に向けた。]
(121) 2016/05/23(Mon) 23時半頃
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アカリは、撓る若雷は、木霊を捕えられるか。15
2016/05/23(Mon) 23時半頃
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[若雷――もとい蛇の形をした雷が木霊に襲い掛かり、ぐるりと巻き付く。 ぱりり、と音がしたが、出力は落としたので身体が痺れる程度だろう。]
…よし!
[野次馬の歓声。 妖達は少女が木霊を捕まえる事が出来るかどうか賭けをしていたが、それは知らず。
少女は思わずガッツポーズをした。]
(123) 2016/05/23(Mon) 23時半頃
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『ありがとうね、お嬢ちゃん…!』
[少女に出店の主が駆け寄ってきた。 右手を掴まれたかと思えば、激しく上下に振られる。 それには驚いて目を丸くしたが、喜ばれているらしいと知れば、悪い気にはならなかった。]
い、いや、その。 どう致しまして。
『今から急いで店を綺麗にするから、ちょっと待っていておくれ。 美味しいお好み焼きをご馳走してあげるからね!』
あぁ、大きいので頼む。
[一先ずは、木霊を引き渡しに行こうと。 蛇の形をした雷を連れて、少女の元へと向かう。*]
(126) 2016/05/23(Mon) 23時半頃
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[雷の蛇を引き連れて歩く姿は、少し人目を引いた。 けれど色々なものが集まる祭りであるが故、絡まれる事はなく。 すれ違った妖に蛇遣いかと問われたが、そこは否定しておいた。]
『そこな人。賽子で遊んでいきませんか。』 『お面はいらんかね。三つ首でも安心の三枚セット!』 『今なら玉蜀黍が焼きたてだよー。』
[客引きの声を聞きながらも、目的を果たそうと歩を進める。]
…誠、とアキ?
[>>133知り合いの声が耳に入った気がすれば、周囲を見渡し。 前方に誠に先導されている形のアキの姿を見つければ、ひらりと左手を振った。]
(135) 2016/05/24(Tue) 01時頃
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[>>137手を振り返したアキ達と合流する。 蛇は木霊を戒めたまま。 共に喜んでくれるのには表情を緩め、素直にありがとう、と返す。]
いや、あたしも木霊を捕まえに行ってしまったからな。
[遅くなった、との言葉には緩く首を振ってみせる。 けれど続いた言葉には瞠目して]
……ナイフ投げか、切断マジックでもやる心算か? 先ずはコインでも…と、琥珀は昔の人だったか。
[彼には馴染みのない言葉を紡ぎ、少女は訝し気に首を捻る。 手で指し示された先には当人達はおらず。
ぬいぐるみに穴が開いたら琥珀はどうなるのだろう、と想像してみたが、別のものに宿り直すのかもしれない、と。]
(141) 2016/05/24(Tue) 01時半頃
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