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―腐神さまは突然に〜
ん…あ
[睡りの淵にあった白すずの意識に、淡い紫色の霞がかかる。
若木のような瑞々しい腹筋をなぞり上げられて吐息を漏らした]
ふ、 ぅ …ン?
[鼻へ、額へ触れる軽い愛撫に、微熱が灯る。重い瞼の上を唇が掠めた。
ぞくりと走る快楽、未だ覚醒しきらぬ意識のまましなやかに背を撓らせる。
夢と現の狭間、
優しく蹂躙してくる男を遮るように伸ばされた手は、容易く囚われて柔らかなベッドに縫い止められる]
ゃ ふ だ、れ
…っぁ
[気持ち悦いところを弄る舌の感触に、寝ぼけたままの制止の声は甘く甘く響きを変える。
膝を曲げシーツに爪先で皺寄せた両の下肢は、やがてくったりと力を抜き。領域を侵してくる男を受け入れるように自ら開かれた*]
『キターーーー!』
[と、このようなシーンの妄想余裕です。
あるいはさらにこの後やってきたオレ君とのくんずほぐれつまで想像を膨らませてはいたけれど。
そう、キャサリンちゃんは鼻息も荒くこの天啓プロットをメモりながら、でも今から修羅場なので!本来の原稿進めないと死しか待っていないので!
『大変、閉め切りが近いわ! いつもは先送りできたけど、今度は本当の本当に本当!』
そっと鼻血と血涙を鼻セレブでおさえながら、部屋の中の猫ズを締め出しにかかったことでしょう**]
ったく…暑くて仕方ねえんだけど。
お前等のせいで追い出されただろうが。
これ枕代わりに貰っとくな。
[近付くと、鼻筋から瞼を一舐め。
次いで耳孔にも舌を捻じ込んだ後、薄い耳をかぷりと噛んだ]
いいや、何言ってんだお前のせいだろ
俺と鈴むんだけの時はごしゅじん何も言わなかったしむしろ何だか嬉しそうだ……
……ッ、ちょ、やめろ、よ
[鈴むんに次いで自分にまでオレの舌が伸びてきたなら、軽く身を竦めて舐められた鼻や噛まれた耳朶を抑えながら、じりじりと距離を取ってその場から逃げだしただろう
僕のせいじゃな…あれ、僕のせいなの?
[ヴェスパがオレのせいだって言うからそうなのかと納得することにした]
暑い?
うんうん、毛がみっしりだもんねぇ
[鼻筋を舐める舌のザラつきに目を細め、瞼を横切った軟体が耳を犯せば、
短く息を詰めた]
んっ… 、いたいー
[噛まれた耳をパタパタ、嫌がる素振りの一方で、
誘うように首筋を晒す形へと首を傾げる]
床下ー…暗くて涼しくて、ベッドはないけど快適だよお
にゃ、逃げた。
[ヴェスパにも親愛と八当たりの矛盾したスキンシップを
図り掛けたところで敢え無く逃亡を許してしまった]
こんな時だけ素早い。
[ぺしたんと尻尾で床を叩いてリベンジを誓った後、
もう一度鈴むんに向き直り、今度は無防備に晒された首筋に
舌を這わせた]
だってお前が俺誘ったんだろ?
[まだ真犯人の自覚の無い鈴むんに、やはりお前が悪いと言い切って
鈴むんの味を確かめる様に頬や口元、喉仏にざらりとした舌を
何度も往復させる]
そう、俺暑いの苦手なんだよ。
[だが引っ付くのは好き、と矛盾と共に鈴むんを腕の中に抱き寄せた。
単純計算でも倍の体重。
大体他の猫達もすっぽり腕の中に収めてしまえる体躯で、
今は鈴むんを収めて暑いくせに熱を楽しむ様に頬を寄せた]
ま、特別に添い寝位で許してやらん事も無いぜ?
[まだいつものスキンシップからちょっと踏み込もうか
どうしようか悩むところ。
鈴むんの反応を楽しむ様に、ごろごろと喉を鳴らして
耳の裏や後頭部や首筋への毛繕いに暫し勤しむ事に**]
…ちゃんと捕まえておかないから、逃げられるんだよ
[くす、と笑みを零した黒鈴は、近付いてくるオレを見上げる眠たげな目に溶けて消えた。まだ昼だもの。
首筋へ食らいつく明るい茶の髪に指を絡め、喉仏を快に震わせる。
口元を舐めていく舌には柔く噛み付いて、少しだけ絡め合わせて遊んだ]
誘ったっけ…?
ねぇ、僕 ひっつくと冷たいの?
[抱き込まれた腕の中で、ぽやぽやと笑いながら。
大柄なオレの胸板の厚みを掌で確かめるように撫でた]
添い寝で許してくれるんだ?
そしたら、寝ようか。なんだかいくら寝たって寝たりないもの〜
[寝言めいた抑揚の声には控えめな欲が滲む。
耳の裏を触られると僅かに息を詰めたけど、ぞわぞわしたものをやり過ごせば続く毛繕いには心地良さげに目を細めた。
されるままに暫し、うっとり尻尾を揺らして]
短毛だからそんなに、汚れ、ないよぉ
オレの方が…ねぇ毛玉って出来ないの?脇の下とか〜
[するりと頭を潜り込ませて、大きなサイベリアンの脇に鼻先を突っ込む。
短く柔らかい被毛を掻き分けて舌を這わせた**]
[炎天下の下で生温い果肉。
ずぶずぶになったそれを、
口移しのようにシューロの口に流し込もうとする。
くちゃくちゃ。
くちゃくちゃ。]
捕まえておかないと、ってこんな風に?
[鈴むんの揶揄
距離を更に縮めようと、抱きしめる腕の力を少しばかり強めて]
身体冷たかったら病気だろ。
[ひっついても涼しくないと断言する割に離れる素振りは見せず、
悪戯に過ぎた舌を同じく戯れの様に絡め噛まれると、楽しむ様に
目を細めた後、鈴むんの香りを移す様に自分の手を一舐め]
どう? 鈴むんの匂い移った?
[爪を引込めた人差し指を一本、鈴むんの口元に持っていく途中で]
枕決定な。
[添い寝を許した上に、毛繕いの舌にも気持ち良さそうな鈴むんの
表情にすっかり油断した大型種。
不意に脇に潜り込まれて悲鳴をあげた]
ちょっ、んあっぅ。
[大きな身体と体重は相手を抑え込むのは得意だが、
ターゲットがでかい分、懐に潜り込まれた場合の回避が難しい。
懐に抱き込んだのは俺だが予期せぬ行動に、くすぐったさ半分、
ちょっと隠すのを止めようかと思って来た欲の半分を
刺激されて不本意な声を上げてしまった]
毛玉なんて、ないっ、ん。
[急いで引き剥がしに掛かろうと頭を軽く叩いては見たが
効果はいかに]
[まだ若かった故のちょっとした失敗(自称)、
キャサリンちゃんの中では、あまりの痛みと衝撃で戦意喪失したボス猫を組み敷いてアレやコレや、という黒鈴むん爆誕伝説の第一作になったとかならなかったとか]
ないのぉ?
ほんと?
[オレの脇の窪みをまさぐって舌先であちこち掻き分ける。確かにない。
毛玉を見つけたらたぶん毟りたくてうずうずしたはずなので良かった。
頭を軽く叩かれて、少し顎を引いて上目に見上げ、そのままたっぷりとした胸毛に頬を擦り付けた]
ここも僕の匂い〜
[マーキングぐりぐり。
空腹と喉の渇きと欲情と眠気と、鈴むんの中では似たような欲求となって混じりあう。
枕になる前にお水飲む必要もあるよね、と、キッチンへ向かって歩き出そうか]
[鈴むんの伝説は風の噂で裏ボスになったと言う話しか知らず。
こいつは案外凄いヤツだと勝手に思っていたのだが、
残念ながら長く覚えておくはずもなく、巨体の俺に立ち向かう姿に
漸く思い出す始末]
うなぁん。
擽ったいって。
何マーキングしてんだよ。
[ひとしきり脇を探って落ち着いたかと思うと
胸に頬を寄せられた。
ふわり漂う鈴むんの香りは慣れ親しんだ物で、
裏ボスと呼ばれる程怖くないじゃん、と一安心。
撫でた頭にかぷりと甘噛みと舌でお返しをした後]
そうだそうだ。腹も減ったぞ。
[水を要求する鈴むんに、俺もと同調してキッチンへ**]
― 嫉妬から始まる恋の予感?
[ベッドに悠々と寝そべる姿に最初は苛立ちしかなかった。
無防備なその肢体を排除しようと伸ばした腕。しかし、触れた途端に零れた吐息にぞくりと、違う欲が湧いてきて]
……ふうん、ここが、いいのか?
[そろりと、快楽を呼び寄せるように舌を這わせる。
まだ起きるなよ、と抗う腕をそっと縫い止めてイイ所を探りながら好き勝手に舐めたり吸めて、やがて抵抗が弱まると押さえていた腕を解放し、今度は両手で胸や腹をまさぐっていく]
……いいこだ
[従順な様子にニヤりと笑う。
さぞやいい夢を見ていることだろう。素直に快感を訴える喉音や、何かを求めるように蠢く唇に顔を寄せてぺろりと舐め、宙をさまよう腕を肩に乗せるように誘導し、求められるがまま、唇を貪ろうと覆いかぶさり――]
『弟みたいな存在の、妖艶な寝姿に欲情しちゃった?』
『これはヴェスパの本気クルー?』
『ていうか寝てる時にしか手を出せないってこいつやっぱヘタレだわ』
[目を覚ました鈴むんの猫パンチに硬直するヴェスパを見て、キャサリンは自分のキャラ設定にぶれがないことを確認すると脳内でめくるめく妄想をノートに記した]
……すまない
[目を覚ましたことで自身の行いに罪悪感を覚えたか。伸ばしていた腕もひっこめて
……ん、――……
[横並びで上下さかさまに寝そべり、仕掛けられたお返しにと互いの尻尾を愛撫して肉づきのいい太腿を撫でる。
そのまま本格的にシックスナインの体勢で互いのものを口に含んだり顔を擦り寄せるなどして、ゆるりとした眠気に襲われるまで穏やかな情交は*続いただろう*]
―夢の続きは妄走列車
ヴェスパなら、いいんだぁ
家族だもん
[起きた時は誰だかわからず思わず手を出してしまったけど、相手が綺麗なアップルグリーンだったから。
ころころ擦り寄って、見上げた顔に微笑んだ]
…ん、にゅ
[寝そべって咥えた先端がピクンと暴れる。
元とすっかり形の変わるまで唾液を含ませて、丹念に舐めしゃぶった。自分のも口に含まれていて、ざわり伝う変な感覚に腰を揺らす。
青灰の太腿を枕にゆるりとした眠気に浸る。口寂しい腔内にヴェスパを誘って、求めるのは夢の続き。
母の乳房ではなく、夢うつつに嬲られて体を開くその先を追いかけて、ヴェスパの下腹をまさぐりながらすぴすぴと鼻から息を漏らした]
[『そう、キスのところからもっぺんやり直しよ!』
『ここ夢ヲチパートだから何でも出来るわ…ゴクリ。目隠しプレイとかどうよゴフォ』
『残念系美人のヘタレ攻め、イイ…! ご飯が進むぅ憧れるぅ』
一瞬も永遠の夢の泡沫、
すぐに肉球を突つかれて目を覚ますシーン
[笑って言いさした唇に、ダイの歯で穿たれ、ずぶずぶになった果肉が押し込まれた。
無理強いと親密さの境目が曖昧になって、視界が滲む。
溢れた雫が首筋を伝った。
その生暖かい感触に戦慄く。]
…ん、 ぐ
んぁ… (ごくり)
[くちゃくちゃと舌が蠢く音を間近に聞きながら、口腔を満たした青臭さを呑み込んだ。
じわりと身体を浸す熱を感じる。]
乱暴な… でも、 美味しい。 ダイの味がする。
零れてるの、舐めてくれるかい?
もっと、くちゃくちゃして。
わたしも、ずぶずぶしてあげるよ。
[ダイに腕を投げかけて、さらなる濡れ場に誘った。**]
酔ってね〜ぞぉ〜〜〜
[元から抜けているネジがもっと抜けるだけである]
おれの〜 あじは〜
キウイ じゃ ねっ ぞ
ん〜
[甘やかな声色ににへらと笑う。
ギャグキャラ、まさかのエロ!?でもそれも美味しいかもっ。
などとある意味新境地に達しそうなキャサリンの妄想はさておき]
ぜんぶ〜 くわね〜〜〜と だめ〜
[口元に零れた果肉を、ねっとりと舐め取る。
肌から伝わる汗と混じって、複雑な味がする]
うめ ぇ
[飲み込みかけて、やっぱりやめる。
もう一度、ざらついた舌でシューロの唇をなぞった]
[『なんでそこで寝ちゃうの!』とがっかりしたのはほんの一瞬。今こそ腐女子の補完スキルが試される時ですね解りますわかりますともォ!]
そうか、家族だもんな
[血も繋がっていないし、鈴むんがいいと言うなら。
顔にあてられた肉球が剥がれて、今度こそと口づけを交わそうか。
ほんのささいな戯れから始まった、互いのものを高め合う行為に普段声を上げないヴェスパの喉が気持ち良さを隠しきれずにごろごろ鳴る]
――……ぁ、そこ、きもちいい…
["黒すず"には物足りないかもしれないような、たどたどしい舌の動き。とにかく丹念に舌を這わせてあむあむと柔く口に含む。白すずで良かったね、というのは飼い主目線]
……で、出る、よッ――
[先に根を上げたのはヴェスパの方。遅れて鈴むんも熱を解放して、余韻に浸る頃]
[現れた第三の男、オレにこれはどちらかを獲りあう流れ?それとも3P……という期待は、半端な鳴き声と押し合いのちヴェスパがそそくさと逃げ出してしまって妄想叶わず。]
『オレには頭があがらないらしい』『ついでに3Pの相手をできるようなテクと根性はない。やっぱりヘタレ』と設定メモに追記された模様。困った時は夢ヲチ、とも]*
− 二匹が仲良くしてるベッドでの話 −
[当猫達は単に気持ち良い寝心地を探しているだけで、それに
混ぜてくれと顔を出した構図なのだが]
『はっ!? もしかしてオレは間男? 間男?』
『ううん。もしかしたらこいつは俺のだって言う奴?』
『もしかしたら、お前ら二人とも俺のものだって言う奴?』
『俺様攻め? 俺様攻め?
興味本位で青姦覗いて襲われるって言うパターンも!?』
[修羅場と言うものが近くなるとご主人の脳内も修羅場になる事を
猫達は知らない]
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